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Gartner曰く「2015年までにIT関連の労働時間はIT化で25%削減される」 92

ストーリー by hylom
Harder-Better-Faster-Stronger 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

GartnerがIT関連の将来予測「Gartner Predicts 2011」をまとめた。IT関連の将来について50以上の「予測」がまとめられているとのことで、重要な展望についてはZDNetにて紹介されている。

全体的には「企業によるIT関連の支出は増え、IT部門は新たな収益を生む」という論調であるが、興味深い予測もある。たとえば「2015年までに、G20各国の基幹インフラはサイバー攻撃により混乱し損害を受ける」「2015年までに、ITサービスに関連する労働時間はツールおよび自動化によって25%削減される」「2015年までに、オンラインの「友人」の10%は「人以外」になる」などだ。

「IT化で労働時間削減」というのは長らく言われていたが、実際に削減された例は少なくないような気がする。2015年にはITはどう使われているのだろうか。

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  • 本当に減るの? (スコア:4, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2010年12月13日 21時07分 (#1873356)
    削減すべき25%の労働をIT化するために、現状より仕事が25%増えたりして。
    • Re:本当に減るの? (スコア:5, すばらしい洞察)

      by firewheel (31280) on 2010年12月13日 22時28分 (#1873397)

      たとえば、

      仕事は25%削減。
      給与は30%削減。
      人員は40%削減。

      だったらどうする?

      不景気になって仕事は減ったけど、派遣や契約社員を全員切って
      忙しくなった職場は多いんじゃないかな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      増えるのは、いいことだと思うんだけど。
      失業率が下がるかもしれないし。

    • by Anonymous Coward
      25%へって、4人に1人が解雇されます。
      1人当りの労働時間は変わらないので、安心してください。
  • 日本の場合 (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年12月13日 21時10分 (#1873358)

    「IT化で労働者数が25%削減される」
    以外の未来が思い浮かばないなあ。

    • Re:日本の場合 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2010年12月14日 10時41分 (#1873523)

      昔携わった案件では、システム導入前には4人体制で月平均20時間ほど残業してた業務が、導入後には2人体制で残業もなくなったな。
      余った人員のひとりは異動で他部署に、もうひとりは同一部内の他業務に回っていった。
      ま、市役所だったから人余りはあり得んのだけどな。泥臭い仕事が最後まで残ってるから。

      親コメント
    • by digoh (17917) on 2010年12月13日 21時15分 (#1873362) 日記

      まっさきに同じことを思いました。
      コストが下がれば減るのは労働時間ではなく人だよねーって。

      >「2015年までに、G20各国の基幹インフラはサイバー攻撃により混乱し損害を受ける」

      なんか「(いつか)各国で震度6の地震が起こる!」って予言みたいな話ですよね。

      >「2015年までに、ITサービスに関連する労働時間はツールおよび自動化によって25%削減される」

      あぁ、申告可能な残業時間がツールによって自動的に削減……。

      >「2015年までに、オンラインの「友人」の10%は「人以外」になる」

      「ひとでなし」って奴でしょうか?

      「「嫁」が「人以外」」って人なら大勢居そうですが(笑)。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        > 「ひとでなし」って奴でしょうか?
        >「「嫁」が「人以外」」って人なら大勢居そうですが(笑)。
        本人:「魔法使い」→「妖精さん」
        嫁:もとより二次元
        #それなんて俺?
    • by Anonymous Coward

      すでに

      「2015年までに、オンラインの「友人」の10%は「人以外」になる」

      は達成されているような希ガス。
      え?違う?嫁?

    • by Anonymous Coward
      > 「IT化で労働者数が25%削減される」

      日本語だからね。 主語と述語だけにしてみると、文章が短くなって、とても意味がはっきりするんだね。
      小学校の国語でみんな習ってるはずだよね 英語だと主語、動詞って習ったんだね。
      「IT化は労働者を25%削減する」て意味になるのかなwww
  • 労使の誤解 (スコア:4, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年12月13日 22時14分 (#1873390)

    労働者は、現状の給料+昇給分のままで25%仕事が減ると思い込んでいるが、
    使用者側は25%減った労働分まで給料を払おうとは思っていない。どっちかって
    言えばどさくさに紛れて30%、40%と削ろうと思っている。

    つまり来るのは収入が減る未来ですよ。資産を今のうちに蓄えるしか無いですね。

  • 0.0001% (スコア:3, 参考になる)

    by NOBAX (21937) on 2010年12月13日 21時18分 (#1873365)
    2015年の予測を2015年まで覚えていて検証する人の割合
  • by Anonymous Coward on 2010年12月13日 21時10分 (#1873359)

    T/O

    • by greentea (17971) on 2010年12月14日 0時24分 (#1873444) 日記

      機械を使う、という重大な仕事は機械に取られ、機械に使われる仕事ばかりが増えていくのではないかと。

      --
      1を聞いて0を知れ!
      親コメント
    • 同意。
      高度成長期のころだったか洗濯機とか炊飯器とか冷蔵庫とか食器乾燥機とか
      そんなのが普及し始めたころ「これで主婦は家事から解放されてナントカカントカ」
      って言われてた時代があったんすよ。

      今どうです?自由になった時間、結局パートに出てヒイヒイ働いているだけ。
      家事はもう女性のものではないけど男だって家事から解放された分サービス
      残業してるだけでしょ。

      空いた時間が睡眠とか余暇に使えるほど世の中甘くない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2010年12月14日 15時55分 (#1873656)

        しかし、もっと長いレンジで見ると仕事に占有される時間は減ってますよ。産業革命の頃や女工哀史の頃と比べると。

        それに
        > 自由になった時間、結局パートに出てヒイヒイ働いているだけ。

        これって自由に使える時間が増えたことは事実で、その余暇を「もっといい暮らしをしたい」という欲求のために使っているわけですよ。なんのために働くかといえばいい家に住むため、とか、子どもにいい教育をとか。そういうことに労働力を振り分けることができたのは「家事から解放された」からです。

        解放された後自分の余暇に使うか、(例えば)子どものために使うかの選択ができるようになるだけでも幸せでしょう?家事から解放されなかったときには子どもに「ごめんね、うちが貧乏で大学に行かせられずに」としか言えなかったわけですから。

        だから勝手に「削減された時間分、別の仕事が増える」なんて机上の空論でしかなく、「削減された時間分」はどう使ってもいい。余暇に使っても、別の仕事を入れても。睡眠に使ってもいいよ、入ってくる収入だけで生活することにすれば。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2010年12月14日 22時49分 (#1873846)
          > もっと長いレンジで見ると仕事に占有される時間は減ってますよ。産業革命の頃や女工哀史の頃と比べると。

          そのレンジ、ちっとも長くないから(笑い)
          産業革命以前は、現実的には日中にしか仕事ができなかったので、
          仕事に占有される時間はもっと少なかったんですよ。

          女工哀史のように長時間働かせるコトが可能になったのは、
          その作業を強要できる照明や機材が発明された後のことです。

          もちろん、国や地域によって実態の違いは大きいのですし、
          家事労働(水汲みとかね)という賃金にならない重労働も沢山ありましたが、
          他人に使われるために自分の時間を費やすという意味の仕事は
          産業革命後に劇的に長時間化したのです。

          産業革命勃興期のフランスなどでは、建設労働者をいかにして
          昼前から働かせるか、日暮まで働かせるか、酔いつぶれていない状態で出勤させるか
          が使用側の問題となっていたくらいで、1日の実労働は4時間を切っています。

          > 自由に使える時間が増えたことは事実で、その余暇を「もっといい暮らしをしたい」という欲求のために使っているわけですよ。
          > なんのために働くかといえばいい家に住むため、とか、子どもにいい教育をとか。
          > そういうことに労働力を振り分けることができたのは「家事から解放された」からです。

          これも現実を見ていません。
          家事労働が家電などで軽減されるのと平行して、給与所得は相対的に減額されています。
          意外に思うでしょうけど、高度成長期以前は農業・林業従事者など零細自営業ともいうべき業態が多数を占めていて、月給をもらえる給与所得者は2割にも満たないエリート層だったのです。
          こうした時代の給与所得者たちは、「お手伝いさん・家政婦」という使用人を雇えたので、
          もともと「家事労働による時間の減少」はありませんし、家電製品が導入されたからといって、
          家事に費やす時間が増えたりもしてません。

          高度成長とともに、地方から「金の卵」と呼ばれた若年層が都市の給与所得者になりましたが、
          彼らの給与は相対的に低く、既婚夫人が「生活費のための労働」に出るしかなかったんです。
          そして、そのために家事労働を軽減するための製品需要が喚起されたんです。
          洗濯機を買うのは、それでラクができるコトだけではなかったんです。
          それを使わないと洗濯モノが処理できないくらい、労働に追われたということです。

          > 家事から解放されなかったときには子どもに
          > 「ごめんね、うちが貧乏で大学に行かせられずに」としか言えなかったわけですから。

          家事から解放された層では「義務教育以上」を望むか否かで選択肢が狭められていました。
          大学ではなく、高校に進学できるかどうかという問題でした。

          そして、「高校くらい出ていないと、マトモな給料がもらえない」というもう一つの現実がありました。中卒で地方から出てきた「金の卵」たちが直面したのは、学歴がなければ昇給しないという企業システムだったのです。
          「子供をいい学校にやりたい」というのは家事から解放されたという余裕で選択するものではありません。「生活苦を解消するための手段」として選択されるのです。

          この構図が崩れ、大学や高校に進学しても、まともな給与がもらえる環境が少なくなった
          2000年以降、低所得層での進学意欲や学習意欲が落ちていることもこれで説明できます。
          進学しても生活苦を脱するコトに期待が持てないからです。
          親コメント
    • by Anonymous Coward

      普通に考えればそれしかないし、そのこと自体は何もネガティブな話でもないよね。
      仕事のめんどくさい所が自動化できた分もっといろんな仕事が出来るようになるし有難いと思う。

  • by Anonymous Coward on 2010年12月13日 21時56分 (#1873383)

    過去にそんな妄想がありました。
    あの時は25%どころか全部無くなるまで言われた気がするのですが、
    全く無くなる気配がありません。

  • MicrosoftとAdobeのアップデートがなければ5%は削減できるだろう。
  • SIの仕事は仕事全体からITで自動化できる部分を取り去った分だけだ。つまり...敢えて言おう!残りカスであると!
    仕事全体をITで提供する仕事は儲かるが、残りカスはそれほど儲からない。これがSIとITの違い。

  • >オンラインの「友人」の10%は「人以外」になる」
    これで友達がいないゲーマーも安心だな、微妙にむなしいけど

    しかし今でもスラドなんかスクリプトかよってくらい同じ論争が延々と繰り返されてるけどね
    ゲーム機・アニメ・児童ポルノ規制・政治あたりは特に
    実はすでに30%くらい「人以外」だったりして
  • ITによって労働時間が25%削減できたのなら、その成果を経営者及び管理職に強くアピールして、
    その分の賃上げ交渉に臨むべきだと思います。
    技術者にとっての作業効率化・労働時間削減は、営業が新規契約を獲得したのと同じことです。

    --
    一人以外は全員敗者
    それでもあきらめるより熱くなれ
  • この手の予言というか妄言を見ても「またか」としか思えないですね

    #一つでも的中した予言があるのか気になりますが
  • 少なくない!? (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2010年12月13日 22時49分 (#1873406)

    >「IT化で労働時間削減」というのは長らく言われていたが、
    >実際に削減された例は少なくないような気がする。

    これ間違ってません?

    「実際に削減された例は少ないような気がする。」

    でしょう?

  • by Anonymous Coward on 2010年12月13日 21時12分 (#1873360)

    一人当たりの労働時間は確かに25%削減される可能性が高い。
    だが労働者一人当たりの労働時間は短縮されないだろう。
    何故なら短縮された25%はこれから増える失業者の割合だからだ。

    • by Anonymous Coward

      行政が本気で対応すれば防げる問題だけどね。

      具体的に言うと、教育+福利厚生コストを上回る差を所得課税でつけて、8時間働く奴を4人雇うより、4時間働く奴を8人雇う方が安くなるようにすればいい。ついでに60歳以上の所得税率の傾斜をもっときつくした方がいい。若い奴はなんだかんだ言って金を使うから稼いでも問題ないが、老人の高額所得は難易度を上げるべき。

      • 世代でカテゴライズすると選挙で負ける一方ですよ。若者人口は少ないんですから。
        昔みたいに所得と資産でカテゴライズしないと。
        プロレタリアート独裁!

  • by Anonymous Coward on 2010年12月13日 22時06分 (#1873387)
    ゲーム機やPC単体上のや、恋人、嫁はカウントされないんですね^^;
  • by Anonymous Coward on 2010年12月13日 23時14分 (#1873412)

    現状で10時間かかる仕事がIT化で7時間半で終わるようになったら
    残りの2時間半に別の仕事を入れられます。
    同じ給料貰うためにやらねばならぬ仕事量は永遠に増え続けます。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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