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こういった規制がまかり通ると、家の前で写真をとったり、町内会のお祭りの写真を撮っても、ブログに載っけた時点でアウト、にならない?
うちの近くの住宅団地の例では、トラックもバスもまず通らない、立ち止まって家屋を注視する人がいれば目立つし、ましてや脚立の上で写真機を構えて塀の上から撮っていればあきらかに不審者として見られるような、純然たる住宅地です。
これ、とっても重要なポイントだと思ってます。 GSVにせよLVにせよ「家を見ている者を家から見ることはできない」という視線の非対称性をもっているので、世界中に「土地カンのある者」をむやみやたらと増殖させてしまいます。これによって犯罪発生時の捜査対象が広がり、一般市民が安全上の不利益をこうむることになるでしょう。 一方で、住宅地を公開することのメリットは少なく、利害得失を考えると市民の安全を脅かしてまで公開することに妥当性はないでしょうね。
それに、GSVで地域の「セキュリティホール」が必要以上に明らかになることによって、住民がいちいち費用負担してそこを修正しなければならなくなります。また、セキュリティホールとなりうるような街区が街並みとして魅力的であったりすることも少なくないわけで、文化的な面でも不要なダメージを受ける可能性があります。 ※「セキュリティホールを放置しておくのが悪い」とかいう原理主義者の反論がありそうですが、パッチ当てるのとは訳が違いますから。念のため。
プライバシーとか肖像権の問題は、Googleと被侵害者当事者限りの問題にされてしまうし、価値観の対立になってしまって収拾がつかなくなるので、防犯という公益性の観点から論じる方が得策と個人的には思ってます。
それを不快に思う人が少なからずいるから。
女性のスカートの下を覗いたら相手にどんな損害が発生するのでしょう?
ちと極端ですが、基本的にこれと一緒のような気がします。たぶん、理屈じゃないんでしょう。
あと、仮に「公道上で何を撮影しようと自由」だとしても、それを公開することはまた別の問題です。しかもただ公開するだけではなくて地理情報とひも付けしての公開です。特定の場所について、そこに行って撮影する自由がそこに行って見る自由の延長だとしても(そうかどうかは知りませんが)、地理情報とひも付けして公開することは世界中の人にその場所を見せることになるわけですよね。今までだって不特定の通行人に見られていたから同じ、ではないと思います。
見られる側としては、今まで通行人はあってもそうそう取り立てて注視されることもなかったしどんな人が通っているのかある程度把握できたのが、じろじろ見ながら通る透明人間が何人いるかわからない状態に変化した、そんな違いでしょう。気にしない人には意味のない違いでしょうが、私は不快に思う感覚に共感できます。女性がパンツ見られて不快に思う感覚はわかりませんが。
誰もリンクしないので紹介しますが。どこにコメントしたものか迷いましたが、議論している辺りの尻に。
グーグル「ストリートビュー」 「町並みくっきり」の功罪 [mainichi.jp]には以下のように書かれています。
通りを歩く人や沿道の建物も映っているため、米国ではプライバシー侵害訴訟が起き、カナダでは行政の中止命令が出て、サービスがストップしている。海外ではオーストラリア、フランス、イタリアでも実施しているが、フランスとイタリアはプライバシー保護の観点から、公開しているのは両国を通過する人気の自転車競技「ツール・ド・フランス」のルートに限っており、一般の住宅地などは公開していないという。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > グーグルだって客商売である [itmedia.co.jp]とかそのリンク先の弁護士落合洋司氏のユーザーの懸念に回答 ストリートビューはオプト・アウトがベスト、グーグル [hatena.ne.jp]などを見ると、法律に違犯してないんだから街並みを撮影してネットに載せるのには何の問題もない、神経質すぎるというほど単純ではないと思います。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > グーグルだって客商売である(続き) [itmedia.co.jp]の最後に書かれたことがすべてかなーと。
#個人の意見のない人の意見の紹介です。
#自分は例の法務担当者のコメントにドン引き。「駄目だこいつ」と思ったクチ。
人を集めるために多くの人にとって便利なサービスを提供しますってスタンスだから、一部の人が問題視するんなら個別に話を聞きますけどそれは自己申告でよろしく、という対応になる。なんせ騒いでる人はそもそもGoogleを利用すらしない人がほとんど。 だから、Googleは別にそれで困らないし、サービスそのものの利便性をきちんと確保しておけば、そのうち慣れて拒否反応も減るだろうという認識なんじゃないかなぁ。
紹介したリンク先は読んでいただけましたか? 読んだという前提でその上に意見を重ねたいと思うのですが。落合氏 [hatena.ne.jp]から。
日本における法的問題が論じられているのに、どう見ても日本法に詳しいとは思えない米国の法務担当者がやってきて、ピントのずれた昔話をした上で、これがベストではないか、などと言っているようでは、今後、起き得る訴訟等への対応は大丈夫なのかと、他人事ながら心配になってきます。 例えば、不要自転車を集めて有効活用する目的で、あちらこちらに置いてある自転車を、所有や占有が放棄されているかどうかわからないものも含め一切合財トラックに積んで運び去り、「返してほしい人は言ってくれ」などと呼びかけるような「オプト・アウト」方式をとれば、いくら、その方法がベストであり現実的で効率的な方法を模索している、などと言い張っても、窃盗罪で検挙される可能性がかなり高いでしょう。ストリートビューがやっていることには、それと本質的に変わらない面があると思います。 ストリートビューには、他人に対する権利侵害を不可避なものと知った上で敢えてサービスを提供しておいて、後から文句を言わせて是正させるという、インターネットにおけるサービス提供にありがちな、粗雑、横着な性格があって、そこを厳しく突っ込まれれば厳しい局面に追い込まれる、という弱点を抱えています。 訴訟が起きてもたいした数ではなく、儲けに儲けた金を使って適当に対処すれば良い、やったもの勝ちだ、くらいに考えているのではないかと思いますが、インターネットの世界で、他と隔絶した巨大な社会的権力が誕生した場合、いかに危険な存在になるか、ということをまざまざと見せつけている、という側面は指摘できるように思います。
日本における法的問題が論じられているのに、どう見ても日本法に詳しいとは思えない米国の法務担当者がやってきて、ピントのずれた昔話をした上で、これがベストではないか、などと言っているようでは、今後、起き得る訴訟等への対応は大丈夫なのかと、他人事ながら心配になってきます。
例えば、不要自転車を集めて有効活用する目的で、あちらこちらに置いてある自転車を、所有や占有が放棄されているかどうかわからないものも含め一切合財トラックに積んで運び去り、「返してほしい人は言ってくれ」などと呼びかけるような「オプト・アウト」方式をとれば、いくら、その方法がベストであり現実的で効率的な方法を模索している、などと言い張っても、窃盗罪で検挙される可能性がかなり高いでしょう。ストリートビューがやっていることには、それと本質的に変わらない面があると思います。
ストリートビューには、他人に対する権利侵害を不可避なものと知った上で敢えてサービスを提供しておいて、後から文句を言わせて是正させるという、インターネットにおけるサービス提供にありがちな、粗雑、横着な性格があって、そこを厳しく突っ込まれれば厳しい局面に追い込まれる、という弱点を抱えています。
訴訟が起きてもたいした数ではなく、儲けに儲けた金を使って適当に対処すれば良い、やったもの勝ちだ、くらいに考えているのではないかと思いますが、インターネットの世界で、他と隔絶した巨大な社会的権力が誕生した場合、いかに危険な存在になるか、ということをまざまざと見せつけている、という側面は指摘できるように思います。
そんでもって、栗原氏 [itmedia.co.jp]。
では、自分はストリートビューに対してどう思っているのかというと、この種のサービスの有効性については否定しがたいと思います。GPS携帯などと組み合わせればめちゃくちゃ便利なサービスが実現できるでしょう。著作権問題を理由としてYouTubeをつぶすべきではないのと同様に、プライバシーの問題を理由としてストリートビューをつぶすべきではないと考えます。 結局、グーグルはもっと真面目にやれということだと思います。真面目にやるとは、プライバシー問題が生じないようにテクノロジー的・運用的に最善の努力を図る、グーグルカー運転者に(私道内に入らないなどの)教育をしっかりやる、事前のPRを行う、お客様相談電話窓口を設ける、日本国民に対して説得力のある説明ができる広報担当者を用意するなどです。「お客様相談電話窓口を設ける」などはグーグルの企業文化的にはあり得ないことかもしれませんが、奇しくも創業10周年を迎えたグーグルも、そろそろ「大人の会社」になるべきタイミングではないかと思います。
では、自分はストリートビューに対してどう思っているのかというと、この種のサービスの有効性については否定しがたいと思います。GPS携帯などと組み合わせればめちゃくちゃ便利なサービスが実現できるでしょう。著作権問題を理由としてYouTubeをつぶすべきではないのと同様に、プライバシーの問題を理由としてストリートビューをつぶすべきではないと考えます。
結局、グーグルはもっと真面目にやれということだと思います。真面目にやるとは、プライバシー問題が生じないようにテクノロジー的・運用的に最善の努力を図る、グーグルカー運転者に(私道内に入らないなどの)教育をしっかりやる、事前のPRを行う、お客様相談電話窓口を設ける、日本国民に対して説得力のある説明ができる広報担当者を用意するなどです。「お客様相談電話窓口を設ける」などはグーグルの企業文化的にはあり得ないことかもしれませんが、奇しくも創業10周年を迎えたグーグルも、そろそろ「大人の会社」になるべきタイミングではないかと思います。
落合氏は今回の意見書についてもこちら [hatena.ne.jp]で以下のように書いています。
私自身は、インターネット上のサービスを安易に法規制の対象にすることは一貫して反対する立場ですが、上記のような意見書が出てきているという背景には、軽視しがたいものを感じますね。
ここまでは人の意見のコピペです。で、ここからは蛇足的に私の意見を二つほど。目新しいものはないことは自覚しています。同じようなことは誰かが既に言っているでしょう。
その一。自分で撮影してそれをネットで公開して問題があったら削除してくれというオプトアウト方式はどうなのよ? 自分で撮影してから公開しているということは「自分では問題ないと思うけど、問題があったら教えてね」ということでしょう。YouTubeのような勝手に人が公開するシステムと違い、今回は公開する前にグーグルが公開すべきか判断できる時間があるわけです。で、この「自分では問題ないと思うけど」というグーグルの判断が、全然信用できない状況だと思います。ナンバープレートやラブホ前や塀の上から人の庭を撮影しておいて「これはまずい」と判断できなかった――言い方は悪いけどそのくらい馬鹿だった――という点が、「自主規制できないなら法で規制するしかないな」となるわけで。オプトアウトの連絡窓口がどうとかいう以前に、黙って公開しちゃった点がまずい。さらに法務担当者のコメントは、ほとんど泣き寝入りを期待しているようにも受け取れるわけで、そこもまずい。規制される前に自分でもっと判断しろよと言いたくなります。
その二。カナダやフランス、イタリアでは公開前に規制されたって話だけど、日本では事前の交渉はどうなってたの? 海外で、サービスインの前に行政側がかぎつけて待ったをかけたのか、グーグル側が許可を求めてそこに待ったがかかったのかよく分からないのですが、サービスに問題があることを知らなかったとはもういえない状況で、その上でやっちゃったら、すでに立場的には不利なんじゃないかなあ。問題はないと思ったなんて言えないでしょう。「でも便利でしょ?」って言い分も分かるけど、なんで日本では――アメリカと同様に――ドカンと公開しちゃったのか、引っかかるものがあります。事後だけど、町田市のように動いた点はカナダを連想し、興味深いといえます。
そういう事例があったことを新聞に通報しよう。朝日とか募集してるよ。
9月27日朝刊より
自分に関する映像がどのように公開されていたか、どう感じたかを編集部までお寄せください。郵送は〒104-8011(あて先不要)朝日新聞be編集グループ、メールは be@asahi.com。表書きや件名に「ストリートビュー関連」と記入、連絡先を明記してください。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
撮るだけなら是非してほしい (スコア:4, すばらしい洞察)
こういう情報は時とともに減る価値と時とともに増える価値をあわせもつもので、
50年後には思わぬ学術的価値が生まれていたりすることは確実です。
50年もたてばアメリカの軍事機密だって公開されます。
50年前のプライバシーなんて笑って許せるようなものになっているような気がしませんか?
まぁ50年後の社会やGoogleがどうなってるかなんて分かりませんけどね。
でもこれ・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:でもこれ・・・ (スコア:5, 参考になる)
この場合はブログとか報道とかは大丈夫ということになります。
求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
せめて「県道まで」とか「バス通り」とか「商業地域」とか、撮影場所についてはっきりした区分があればよかったのに。うちの近くでも、住宅団地の敷地(いちおう公道ではあるが)が余さず撮影されていて驚きました。あれを許容する理由は思いつかない。
Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
当然のように「許容する理由は思いつかない」と言われても、意見になってないような
Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:5, すばらしい洞察)
グーグルがやっているのは、
民家の外観や表札や、通常覗かれない塀の内側のようすや、人物やクルマ等を密かに撮影し、
その写真を住所および地図と強力にひもづける形で無断でデータベースに格納し、
無断で公衆送信可能化して不特定多数がいつでも利用できる状態にし、
自社サイトへのユーザの誘導を図る、という行為です。
つまり実際のところ、それが公道からかどうかなんてのは本質ではない。「私有地だと問答無用でアウト」だというだけの話であって、「公道からならOK」ではない。
うちの近くの住宅団地の例では、トラックもバスもまず通らない、立ち止まって家屋を注視する人がいれば目立つし、ましてや脚立の上で写真機を構えて塀の上から撮っていればあきらかに不審者として見られるような、純然たる住宅地です。商店もほとんどなく、「待ち合わせに有用」などというケースはまず想定できません。メリット(利便性)とデメリット(プライバシーや防犯上の問題)とのバランスを考慮するなら、バランス以前、デメリットのみ。
実施規模が尋常でないところがまた困る。こういう例が、全国で一体何件あるのか。ちょっとやそっとの数ではないように思いますが、当事者が声を上げようにも、ことはプライバシーなので、「うちも覗かれた」とアピールすること自体が被害を大きくしてしまう。
ストリートビューの話になると、ゼンリンの住宅地図を引き合いに出す人がいますが、それは違うなと感じます。
あの手の住宅地図では、確かに表札のデータまで記載されています。しかし写真は掲載されていないので、家の外観や人物が描写されることはありません。クルマの車種やナンバーが特定されることもない。
そしてそもそも、入手・閲覧するためのハードルがたいへん高いので、誰でもが思いついたときにすぐ閲覧したり、ほらここ、と不特定多数に示して見せることのできるものではない。また製作者の著作物保護の姿勢によって、市中に複製が蔓延することもありませんでした。これらの点でストリートビューとは質的にかなり異なっているので、安易に前例として引いたり、同一視するのは間違いだと思います。
Re:Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
これ、とっても重要なポイントだと思ってます。
GSVにせよLVにせよ「家を見ている者を家から見ることはできない」という視線の非対称性をもっているので、世界中に「土地カンのある者」をむやみやたらと増殖させてしまいます。これによって犯罪発生時の捜査対象が広がり、一般市民が安全上の不利益をこうむることになるでしょう。
一方で、住宅地を公開することのメリットは少なく、利害得失を考えると市民の安全を脅かしてまで公開することに妥当性はないでしょうね。
それに、GSVで地域の「セキュリティホール」が必要以上に明らかになることによって、住民がいちいち費用負担してそこを修正しなければならなくなります。また、セキュリティホールとなりうるような街区が街並みとして魅力的であったりすることも少なくないわけで、文化的な面でも不要なダメージを受ける可能性があります。
※「セキュリティホールを放置しておくのが悪い」とかいう原理主義者の反論がありそうですが、パッチ当てるのとは訳が違いますから。念のため。
プライバシーとか肖像権の問題は、Googleと被侵害者当事者限りの問題にされてしまうし、価値観の対立になってしまって収拾がつかなくなるので、防犯という公益性の観点から論じる方が得策と個人的には思ってます。
Re:Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
規制されると致命的だろうけど
当のgoogleは規制されても、楽しいキャンプの途中で蚊にさされたよう
なもんだろうな。
Re:Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:3, 興味深い)
GSVによってリスクが増大しているといいますが、それは果たしてどれほどでしょうか?
ターゲットに対する明確な犯意があって計画を立てているのであれば
下見ぐらいはするでしょうしGSVがなくたって現地で車の中から写真ぐらい取るでしょう。
「狙われたらおしまい」なのはGSVの有無にかかわりません。
ではGSVによって犯罪がよりカジュアルになって閾値が下がっているかというと、それもまた疑問です。
対象の洗い出しはゼンリンの地図でもできるでしょうし、あっちなら氏名も載ってます。
車の盗難に関してはディーラーから新車販売情報が漏れているんじゃないかという黒い噂もあるぐらいです。
失礼ながら、あなたのGSVに対する不安は新たなサービスに対するアレルギー反応ではありませんか?
本当にGSVによってもたらされる具体的な危険性を考えた上で主張されていますか?
もし仮に根本のロジックが「嫌だから嫌、なぜなら嫌だから」であれば、どれだけ個別の問題点を
並べ立てようともそれは単に理由のための理由であり、こっちが否定しようとも
また新たな理由を考え出してくるだけかなあとおもいますので、賽の河原の石積み的なむなしさを感じますが。
願わくば論点の洗い出しをば。
Re:Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:2, 興味深い)
>もし仮に根本のロジックが「嫌だから嫌、なぜなら嫌だから」であれば
結局、それに尽きる気がします。「嫌だから嫌」は人の行動原理として十分だろうと。
見る側として面白そうなネタはあれこれ思いつくんですが、 そのどれもがどうにも見られる側には迷惑そうなんですよね。 そもそも、見られたい人は自分からブログなりで晒すわけで。
そうじゃない、「能動的に晒してない物を見られて、見られた側が嬉しい事例」って有るんでしょうか? 私がぱっと思いつくのは、「プライドが高く能動的に見せびらかすのはかっこ悪くて出来ないけど、内心みんなに見て貰いたいと思ってる」みたいなツンデレ風ぐらいです。 今ひとつ無いんだとすると「見せたくない」「うるさい。面白いから見せろ」ではちょっと乱暴かと。
あと、個人的には、早々に検索と組み合わされるに違いないと信じており、 その辺が、新たなサービスへのアレルギーの原因です。 自動で顔やらナンバープレートやらを認識してぼかしをかけられるかと言ってますし、 GSV+キーワードで画像検索、なんて、いかにもgoogleが好きそうな技術じゃないですか。 そうじゃなくても、ある程度のプログラミングの技術が有れば、 今でもそこそこの物なら自前で実装できそうですし。
で、検索されることを想定せずに設計した庭が検索対象になることに漠然とした不安を禁じ得ません。 機械検索って時に想像以上に強力な事があるので、 何が起こるか分からんうちは我が家は検索対象に入れて欲しくないのです。
かつて、「プリンタの機種名 『設定項目名』」でgoogle検索すると、「余所様の同機種の設定用ウェブインターフェイスそのもの」がずらーっと並ぶってな話もありましたし。 迂闊にプリンタにグローバルアドレスを振ってあるとgoogleクロールの対象になってしまうという、 プリンタ設計者にも、プリンタ所有者にも、多分googleにも想定外の事例です。 リンクを辿ってくとユーザ名とパスワードがデフォルトのままで、余所様のプリンタを勝手に使い放題(違法)、とかいう。
以下、理由のための理由に相当する個別の問題点になりますが、 「薔薇の美しい庭」なんかで検索した奴らが我が家のガーデンに殺到する風景なんて 考えただけで卒倒しそうですし、「立派な庭石」を目当てに窃盗団がクレーン車で乗り付けてくるんじゃ無かろうか、とか、 愛犬を失ったマダムが哀しみのあまり「この写真と似た感じの白いイヌ」で検索かけてうちのジョンを突き止めやしないだろうか、とか、全部妄想ですが。
Re:Googleがやっていること/Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
なるほど。
結論がここになってしまうとそれ以上の発展は見込めなさそうですね。残念。
「嫌だから嫌」vs「いいじゃん減るもんじゃなし」の対立。
まるで女子高生とエロオヤジのようです。
>「立派な庭石」を目当てに窃盗団がクレーン車で乗り付けてくるんじゃ無かろうか、とか、
> 愛犬を失ったマダムが哀しみのあまり「この写真と似た感じの白いイヌ」で検索かけてうちのジョンを突き止めやしないだろうか
大丈夫、心配ないですよ。要望が多ければ
「被害の多い窃盗団+この付近」「連れ去られたうちのジョン+その後」
できっと検索できるようになります。
もしかすると終了したヤフオクへのリンクと納入先の韓国料理店が表示されるかもしれませんが・・・。
でも、きっとそしてそのうちgoogle様が全ての電柱に360度ライブカメラつけてくれるようになって
24時間レコーディングしみんなに公開し、世の中の出来事を完全にトラック可能に。
犯罪行為は完全に追跡され、犯罪履歴は永遠にDB化され末代までも検索される美しい未来がっっ!!
出かけるとき鍵を閉めなくても大丈夫、物が盗まれても平気、全部追跡。フルディスクロージャ。
google様の生み出す「光」を嫌がるのはこそこそした卑劣な犯罪者だけ!ラブホテルで不倫してるインモラル野郎だけ!!
世の中を便利にするテクノロジー万歳!!人を幸せにするIT万歳!!google様万歳!!ウェルカムビッグブラザー!!
# ・・・まあ妄想ですが。
Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:2, 興味深い)
で、許容できない理由は?
Re:求めているのは検討/Re:でもこれ・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
本家アメリカのワシントンDCは全域ストリートビューで見れないのに、
内閣総理大臣官邸や防衛省が世界中から丸見えとい現状は日本人として明らかにマズイ。
反対に (スコア:4, すばらしい洞察)
是とするなら、グーグルの車載カメラ程度の高さから映る光景を無差別に撮影するのはOKということですよね。たまたま人に見られては困る場面が映りこんでも盗撮ではなく偶発的な事故ですから。
#逆にすべてを否とするのもドライブレコーダーや監視カメラなどがグレーゾーンになるのでダメですが。
Re:反対に (スコア:2, 参考になる)
無粋を承知でコメントアウト行に反応。
全てを法律上で否とすると、それらはグレーゾーンではなく完全な黒になります。
それがこの問題の手出ししにくいところです。
線引きが難しいというより、線引きそのもののデメリットが大きすぎるのです。
だから線引きをするな、というわけでもありませんが、冷静な評価は必要です。
ストビュー賛成派、反対派、双方ともにね。
Re:反対に (スコア:3, 興味深い)
どうも最近は「グレーゾーン」という言葉を,「カジュアルな違法行為」「本当は違法なんだけど,これくらいは見逃してくれるよね,きっと」みたいな意味で使ってる人が増えてきているようです.
某SNSでも見たケースでは,明らかに違法と指摘されたものを「グレーゾーンということらしいですね」とか言い出すので唖然としました.おそらく,グレーゾーンとは違法行為を正当化するためのもっともらしい言葉だと勘違いしているのでしょう.
Re:反対に (スコア:2, すばらしい洞察)
署名スパムがウザい?アカウント作って非表示に設定すればスッキリさ。
Re:でもこれ・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
webで不特定多数に公開する、という事の重大さが分かってますか?
何枚か焼き増しして知人に配る、と同じレベルで考えてませんかね。
Re:でもこれ・・・ (スコア:1, 興味深い)
と言うか、実はすでに「肖像権」あたりでは拡大解釈してクレームする人が増えていて、
町撮り派のサンデーカメラマンには困った事態になりつつあるので。
ネットで不特定多数に公開することが容易になっている、と言うのも踏まえた上で、
公共物、風景以外に撮影できるものが減ってきているのが現状だと認識しています。
Re:でもこれ・・・ (スコア:1, 興味深い)
これまでは小規模で細々だったため放置されてた犯罪が、
絨毯爆撃のごとく大々的に展開されたため
ついに問題が問題として認知されるに至った、ということ。
犯罪とは法を犯すことではないよ。
新たな犯罪の手法が明らかになったなら、
当然それに対する法を整備する必要がある。
Re:でもこれ・・・ (スコア:1)
でもそれは法の穴であり規制されるべきである」と。
そういった主張はわかりました。
ではGSVによってどういった損害が生じているのですか?
なぜ規制されるべきなのですか?
そのあたりがあいまいだと思います。
本来、公道上で何を撮影しようと自由であり、それによって万一何らかの
損害が生じた場合も既存の法律ですべてカバーできるはずです。
GSVで下見されて泥棒に入られた->窃盗罪
顔のボカシが薄かったせいで名指しで2chで不細工と笑われた->侮辱罪
Re:でもこれ・・・ (スコア:3, 興味深い)
なぜ規制されるべきなのですか?
それを不快に思う人が少なからずいるから。
女性のスカートの下を覗いたら相手にどんな損害が発生するのでしょう?
ちと極端ですが、基本的にこれと一緒のような気がします。たぶん、理屈じゃないんでしょう。
あと、仮に「公道上で何を撮影しようと自由」だとしても、それを公開することはまた別の問題です。しかもただ公開するだけではなくて地理情報とひも付けしての公開です。特定の場所について、そこに行って撮影する自由がそこに行って見る自由の延長だとしても(そうかどうかは知りませんが)、地理情報とひも付けして公開することは世界中の人にその場所を見せることになるわけですよね。今までだって不特定の通行人に見られていたから同じ、ではないと思います。
見られる側としては、今まで通行人はあってもそうそう取り立てて注視されることもなかったしどんな人が通っているのかある程度把握できたのが、じろじろ見ながら通る透明人間が何人いるかわからない状態に変化した、そんな違いでしょう。気にしない人には意味のない違いでしょうが、私は不快に思う感覚に共感できます。女性がパンツ見られて不快に思う感覚はわかりませんが。
Jubilee
Re:でもこれ・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:でもこれ・・・ (スコア:2, 興味深い)
誰もリンクしないので紹介しますが。どこにコメントしたものか迷いましたが、議論している辺りの尻に。
グーグル「ストリートビュー」 「町並みくっきり」の功罪 [mainichi.jp]には以下のように書かれています。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > グーグルだって客商売である [itmedia.co.jp]とかそのリンク先の弁護士落合洋司氏のユーザーの懸念に回答 ストリートビューはオプト・アウトがベスト、グーグル [hatena.ne.jp]などを見ると、法律に違犯してないんだから街並みを撮影してネットに載せるのには何の問題もない、神経質すぎるというほど単純ではないと思います。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > グーグルだって客商売である(続き) [itmedia.co.jp]の最後に書かれたことがすべてかなーと。
#個人の意見のない人の意見の紹介です。
#自分は例の法務担当者のコメントにドン引き。「駄目だこいつ」と思ったクチ。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:でもこれ・・・ (スコア:3, 興味深い)
人を集めるために多くの人にとって便利なサービスを提供しますってスタンスだから、一部の人が問題視するんなら個別に話を聞きますけどそれは自己申告でよろしく、という対応になる。なんせ騒いでる人はそもそもGoogleを利用すらしない人がほとんど。
だから、Googleは別にそれで困らないし、サービスそのものの利便性をきちんと確保しておけば、そのうち慣れて拒否反応も減るだろうという認識なんじゃないかなぁ。
#実際、数年後にはすっかり風化して、今騒いでる人も大半がなんとなく受け入れちゃってる気がする。
#Googleにかぎらず、大衆に撒き餌巻いて成立してる広告メディア(テレビ業界とか)でもよくある話という気がするけど。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:でもこれ・・・ (スコア:2, 参考になる)
紹介したリンク先は読んでいただけましたか? 読んだという前提でその上に意見を重ねたいと思うのですが。落合氏 [hatena.ne.jp]から。
そんでもって、栗原氏 [itmedia.co.jp]。
落合氏は今回の意見書についてもこちら [hatena.ne.jp]で以下のように書いています。
ここまでは人の意見のコピペです。で、ここからは蛇足的に私の意見を二つほど。目新しいものはないことは自覚しています。同じようなことは誰かが既に言っているでしょう。
その一。自分で撮影してそれをネットで公開して問題があったら削除してくれというオプトアウト方式はどうなのよ? 自分で撮影してから公開しているということは「自分では問題ないと思うけど、問題があったら教えてね」ということでしょう。YouTubeのような勝手に人が公開するシステムと違い、今回は公開する前にグーグルが公開すべきか判断できる時間があるわけです。で、この「自分では問題ないと思うけど」というグーグルの判断が、全然信用できない状況だと思います。ナンバープレートやラブホ前や塀の上から人の庭を撮影しておいて「これはまずい」と判断できなかった――言い方は悪いけどそのくらい馬鹿だった――という点が、「自主規制できないなら法で規制するしかないな」となるわけで。オプトアウトの連絡窓口がどうとかいう以前に、黙って公開しちゃった点がまずい。さらに法務担当者のコメントは、ほとんど泣き寝入りを期待しているようにも受け取れるわけで、そこもまずい。規制される前に自分でもっと判断しろよと言いたくなります。
その二。カナダやフランス、イタリアでは公開前に規制されたって話だけど、日本では事前の交渉はどうなってたの? 海外で、サービスインの前に行政側がかぎつけて待ったをかけたのか、グーグル側が許可を求めてそこに待ったがかかったのかよく分からないのですが、サービスに問題があることを知らなかったとはもういえない状況で、その上でやっちゃったら、すでに立場的には不利なんじゃないかなあ。問題はないと思ったなんて言えないでしょう。「でも便利でしょ?」って言い分も分かるけど、なんで日本では――アメリカと同様に――ドカンと公開しちゃったのか、引っかかるものがあります。事後だけど、町田市のように動いた点はカナダを連想し、興味深いといえます。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:でもこれ・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
webで写真や動画等を公開する場合、そのデータ内に個人特定可能な情報が含まれていた場合、
その人に無断で不特定多数に公開する、ってのが問題なんだよ
公開された後に申し出れば消します、じゃねぇんだよ
googleのデータベースから消えれば全てが無かったことになるとでも思うか?
#リアルにリセットボタンでも付いてるのか最近の若い奴は
Re:でもこれ・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
ついでに、より具体的な既に出てる実害というなら、googleの主張「全ての日本人はgoogleに撮影されたかどうか自分でチェックの上、文句があるなら申し出よ」は、本来必要無かった仕事を一方的にそこに住む全ての人に押しつけてます。
「googleの広告収益のためのデータベースのチェックを、googleから金貰ってるわけでもないのに何故私がやらにゃならん」という憤りです。 と、言いつつ、google mapsも使い倒してるので、「その無料で使い倒してる分の税金だ」と言われると私個人の事例としては主張しづらくはあるんですが。
Re:でもこれ・・・ (スコア:2, 参考になる)
>本来、公道上で何を撮影しようと自由であり、それによって万一何らかの
>損害が生じた場合も既存の法律ですべてカバーできるはずです。
たしかにそう、とも思うんですが、
ただ、この前 GSV を見ていて、たまたま、街中の人気の少ない通りで女児
が一人で帰宅(or登校)している写真を見つけたのですが、さすがにこうい
うのはちょっと…。
Google 的にはその写真、顔をぼかしていればいいんだろうかと。
そりゃ、対象者に万一何かあっても「既存の法律ですべてカバーできるはず」
ではあるけど、何かあってからカバーされても遅いと思うし、一企業の純然
たる利益のために、関係ない市民のリスクが一方的に上昇するのは、決して
良くないことだと思います。
こういった例から、GSV 撮影は既存の法律に完全に触れるわけではないが、
知らない間に勝手に被写体とされ、正確な位置情報とともにネットで公開さ
れた対象者の一部にとっては十分「迷惑行為」ではあると私は思いますので、
自治体によってはなんらかの防止条例を作らざるを得ない、というのも理解
できます。
Re:でもこれ・・・ (スコア:4, すばらしい洞察)
自宅の写真をGSVに載せてくれと頼んだ覚えはないのですが?
>当人の意思にかかわらず積極的に向こうからかかわってこようとするスパムと
当人の意志に拘らず勝手に写真を撮って公開するGSVは同列です。
他所は見たいけど (スコア:3, すばらしい洞察)
大型車の視点で見える風景が、その場に行かなければ見えないことと、遠隔地からみれることの間にある
差について慎重に熟慮検討する必要があると思います。
航空写真ならばどうだとか。
表札についても、名前の入った地図は従来から発行されていると思いますが。
(販売先制限とかになったんでしたっけ?)
車両のナンバープレートや人の顔や表札が読み取れないような処置はもっときちんとするべきだとは思いますが、
なんかキモチワルイから一律禁止にしてしまえ…にならないことを願うだけです。
問題は画像だけじゃなくて… (スコア:3, すばらしい洞察)
ラブホに入る瞬間、公園でのキスの瞬間、日常の景色なら気づかずに終わる瞬間や目を避ける瞬間を無分別に切り取って無断でアップするのはやはり好ましく無いと思う。もし人間がじっくり撮影するなら遠慮しておくべき瞬間は撮影しないし、アップもしないのでは無いか。
ストリートビューではそれを機械的に行うからそうした配慮の無い画像がアップされて、その点が反感を買ってしまうひとつの部分なのだろう。人間的な配慮が行き届かないことを補償するために自動ぼかしなんかをやっているのだけど、その精度のあまりの低さは見た人なら誰でも思うところだし。
蛇足だけど、昔大学院で画像処理と認知系の研究をやってたので、アノ手の技術が如何に未熟でペテンかということはとても良くわかる。うちの近所なんかは顔とか車のナンバーとかはっきり写っていて、自動のぼかしが効いてない画像も実際たくさんあるし、実用に供するレベルでは全く無いな。やりたいのなら人間が手で一枚一枚、血の通う画像を撮影してやるべきなんじゃないかと思う。
Re:問題は画像だけじゃなくて… (スコア:4, 興味深い)
あとは、複数回走って、複数の写真で同一の部分だけを合成するような技術とかあればいいのですかね。最低三回走ればなんとかなるんじゃないかと思うのですが。
# 技術用語があっている自信が無いです。
Re:問題は画像だけじゃなくて… (スコア:3, 興味深い)
ND400という光量を1/400にするフィルタをつけるとこんな写真 [kenko-tokina.co.jp]が撮れます。
> 作例のシャッタースピード
> フィルター使用時:32秒 フィルター未使用:1/15秒
ですから、時間をかけさえすれば技術的には可能です。
周囲360度を見渡す画像を取得する必要があるのでカメラの台数は増やす必要がある
でしょうが、それでも技術的には十分可能でしょうね。
カネが余っている [srad.jp]ようだからそうすればよかったのにねえ。
こういう条件なら許容できる? (スコア:3, 興味深い)
こういう条件を付ければ許容できるかなー というのを考えてみた。
1.撮影の事前告知
前もって撮影するエリアの人々に告知する
新聞折り込み、ポストへの投げ込み、町内会等の掲示板への掲示 ・・・ぐらいはお願いしたい。
もちろんネットでも調べられるように。
事前に住所を登録しておくと、その地域を撮影する場合メールが来る、とかいうサービスもいいかも
2.事後の確認をサポート
どこかに数台のPCと担当者を準備して、地元の人が(PCを持っていなくても、ネットにつなげなくても)
「どんな風に撮れたのか?見えるのか?」を確認できるようにする。
その場での削除要請や、ボカシ追加、公開される方法についての質問も受け付ける。
ex.
「8月1日〜10日に撮影されたエリアは、9月10日11日の両日、市民センター小ホールで確認できます。」など
少なくともこのぐらいは押さえておいてほしいかな。
近隣の道路&住宅外観を使ってロケした映画だって、事前告知とか事後の案内(まあ映画の宣伝だけど)はしてましたよ。
#ま、たたき台になれば
##袋だたきは勘弁してね
みの3号
〜愚か者にも三分の理〜
!なるほど!と言うことは今度の選挙は… (スコア:4, おもしろおかしい)
そして選挙カーが全ての路地を通っていない、それは立候補者が俺たちをないがしろにしている証拠だ、と主張する連中が現れて…。
fjの教祖様
パンドラの箱 (スコア:3, すばらしい洞察)
社会的な影響については、深く考えられてはいなかったんだと思います。
小規模な衝突で、よりよい形にすすめば便利なものになったんだろうけど、
Googleがその大きすぎる影響力で実現してしまったために問題点が噴出しているん
でしょう。今回の件は明らかにGoogleの失策というか暴走だと思う。
こういう事態になった原因のひとつとして、現在のGoogleの性質があると思います。
表に出てくる部分を見る限りではGoogleの営業なんかの非技術部門にはまともな人材が
集まってこないようになっているように見えます。社内の体制が、成長においついて
ないためにすごくゆがんでしまっているんじゃないでしょうか。
今回のことはGoogleがとうとう地雷を踏んでしまったということで、
Googleがソフトバンクと同様に叩かれる時代が本格的にやってきたように見えます。
Re:パンドラの箱 (スコア:3, 興味深い)
ただ、失策を意識しつつも意図的にやっているようにも思えます。
日本人固有の反発とかって、いい加減届いているはずなのに、対応に変化があるようには思えません。
私からみると、非技術部門の脆弱さというよりも、したたかさを感じます。
やろうと思えばできることをやらずに私道に踏み込んでも撮り続ける [takagi-hiromitsu.jp]という背景には、
完全に違法になってしまう前に、多少手荒な手を使おうがとにかく撮り終えて、
ストリートビューという世界を完成させることが重要とみているような気がします。
完成してしまえばあとは微調整をすればなんとでもなる、と。
「言われてから直せばいいという基本方針」など倫理が欠けているように思えます。
法と金のグレーゾーンをプロが見切ってひた走る、その辺はソフトバンクにも共通してますね。。
これが失策になるかどうかは、よくも悪くも、ストリートビューの社会的意義を
誰がいつどう評価するかにかかっている気がします。
そこに自信を持っているんじゃないですかね。
経営トップとそれにアドバイスをしている人たちは。
Re:パンドラの箱 (スコア:3, 参考になる)
たしかに、来日した副社長のWalker氏は「削除申請された数字は持ち合わせていない」 [ascii.jp]と言っているようなので詳細は届いていないんでしょうが、
同時に「日本では表札の問題、道路の幅の問題などがあるとも聞いている」とのことなので、それなりに報告は行っているんじゃないでしょうか。
「ストリートビューは日本でサービスが始まってまだ数週間だ。インターネットサービスの魅力は、サービスを提供しながら調整ができることだ。」
とも言っている通り、現状の反発は"想定内"という雰囲気じゃないかなぁ・・・
#あんま自信ないけど
Re:パンドラの箱 (スコア:2, 興味深い)
特に広報が言ってる事とやってる事が一致してない。
それが現状一番不味すぎる。
信頼を裏切るのは最もやっちゃ不味い事なのに。
日本でサービスするなら徹底的なリサーチとマーケティングと対応部署の設置が必要だったろうに。
サボったな。
で、一般層への反感買ってそのツケが来てる。
日本企業が同じサービスするなら日本人の好みに合うように(同時に反感とか対応が少なくて済むように)徹底的にチェックする。
それが出来なければ一部の流行だけで終わってしまう。
他にも日本人の独特の距離感をGoogle的思考に汚染された人達が進めてしまった。
今回のケースなら例えば表札ならご近所さんや配達で必要だから見られるのはOKでその他はNGという物もそのまま公開。
垣根はその先はたとえ見えたとしても見えない・見なかったことにする事が必要なのに乗り越えて撮影して公開。
といった「空気」読めないことをやっちゃったのが想像以上に反感買ってるんでしょう。
生の写真ではなくCGで町並みを再現したらどう? (スコア:3, 興味深い)
ロケハンの時に写り込んだ人間やプライバシーに関わるもの、例えば表札なんかは全部フィルタリングして見せないようにする。で、コンピュータ処理の利点として、時刻や季節によって町並みの描写を変えるとか。
・・風景写真が趣味なので、時々、町並みを撮したりしますが、人は写し込まない、個人の住宅はわからないようにするとか気をつけてます。やっぱり知らない人に撮されるのはイヤですからね。
ストリートビューの是非はともかく (スコア:3, すばらしい洞察)
映りこみについては。。。 (スコア:3, すばらしい洞察)
表札や人物が完璧に消しこまれればストリートビューOKって思ってる
ということなんだろうか?
どうもそうは思えないんだが。。。
インターネット怖い (スコア:2, すばらしい洞察)
> 1. インターネットを利用しない国民に、必要な広報活動を行うこと
という意見があるようですが、それを言ったら「雑誌を読まない人」「新聞を読まない人」「点字などの媒体しか利用できない人」という人もいるわけで。確かに、図書館のような公共性が担保されていないなどの問題もありますが、こういうところに、まだ「インターネット怖い」な感じが伺える気がします。100年後から見て「昔の人は、こんなことを言っていたんだよー」みたいな感想を持つ、今の人たちが明治時代を振り返ってとんちんかんな行動を面白がるような事例の一つになりそうです。
Re:インターネット怖い (スコア:3, すばらしい洞察)
については、GSVがオプトアウト方式(文句があったら削除する)をとるからには
「文句をいうべき人」に対しての充分な広報活動くらいしろよな、ってことでしょう。
# 挙句の果てに、ネット使えない人は消費者センターや行政の窓口云々とか言い出すし。
ということで、
> 「インターネット怖い」な感じ
は到底伺えないのですが。
あ、コメント自体が
> とんちんかんな行動
って自爆ネタでしたか?
でしたら、ネタにマジレス失礼。
Re:インターネット怖い (スコア:3, 参考になる)
よくこういった意見があるので、敢えて書きますが、日本のルールを決めるのは日本国民であり、そのルールは不変のものではなく、変えることができます。
なので、それが嫌ならルールを変える努力をすればよい、というのが本当は正しい。
今回のGSVに関しても、プライバシーとかで個々が民事で訴えてなんらかの制限を加えたり、損害賠償を求めることはできるでしょうが、明確かつ包括的にGSV、もしくはGSV的なものを規制する法律は現状ないようです。もし、日本においてそれを制限したいという意見が大多数であるなら、それを規制する法律を作れば良いと思います。
元に戻った削除処理 (スコア:2, 参考になる)
みんなのはどう?
Re:元に戻った削除処理 (スコア:2, 参考になる)
そういう事例があったことを新聞に通報しよう。朝日とか募集してるよ。
9月27日朝刊より
Re:ひとこと (スコア:1)
おっかない街、というイメージですよ。
隣の相模大野とかとえらい違いだ。
#秋葉もちょっと怖かったなあ
Re:地図に写真を組み合わせたサービスを禁止するだけでは不十分 (スコア:2, 興味深い)
結局規制できないのなら、議会は負けの分かったイタチごっこに付き合うことになります。議会にとっては有意な時間の無駄遣いですが、この問題が問題になればなるほど、google検索は利用される回数が増えます。
脱法というより、昔から合法とされているビジネスと区別ができない仕組みでも同じ目的のシステムが達成できることに注意してください。現在のgsvは、多少従来からの慣習を無視している点があります。例えば、監視カメラは「監視カメラ設置中」と書くことによって肖像権の問題を回避したことにしています。しかし、googleにとってこれらの問題を解決することは容易です。これらの問題解決に取り組む姿勢を見せつづけ、イタチごっこをすること自体がgoogleにとってはビジネスとして成立しうるということがポイントです。