davray (18724) の日記

2003 年 11 月 26 日
午後 09:18

a nit-picker

きょう、電車に乗っていて、見知らぬ人の会話をなにげなく聞いていたら、「あくぢえ」 という言葉が出てきた。
それは 「わるぢえ」 のことではないか、と心の中でつっこんでみた。

以前には、ある会話の流れで 「ごがくのために」 と上司から言われ、 一瞬、〈どこか外国へ留学するのかな?〉 と思ったが、 おそらく 「語学」 ではなく 「後学」 と言いたかったのだと気づいて、ひとりで冷や汗をかいてしまったことがある。

「うろおぼえ」 のことを 「うるおぼえ」 と言っている人に遭遇したことも。



ここでわたしが言いたいのは、「日本語能力が低下している」 とか 「日本語の読み書きが乱れている」 とか、 そんな大それたことを言いたいわけではなく、ひょっとしたら、そんな自分も、 言葉を読み間違えてしゃべっていたりするかも ・・・ ということなのだが。

わたし自身だけかもしれないが、だいたい、学生の時ならいざ知らず、社会人にもなると、 他人の言葉の読み間違えや誤用などは、面と向かってはなかなか指摘しずらい気がする。
よっぽど親しくないと、「それはちがう」 とは言えない。
いや、親しくたって、自信マンマンに言われたりしたら、 ひょっとして、自分の認識のほうが間違っているのかも ・・・ と不安になったりするし。

だから、ちゃんと指摘してくれる人っていうのは、とても貴重な存在なのかもしれない。
その後、もっといい年になってから赤っ恥をかくよりは、その場で言ってくれたほうがよっぽどいい。

わたしも、〈知ったかぶりしやがって〉 と憎まれたり、ムカツカレたりするかもしれないけれど、 これからは、ちゃんと指摘しよう、と、ふと思ってみた。



# そうして、「重箱クン」 とか陰で言われたりするのだろうか。
# いや、指摘するときの言い方次第だよな ・・・ 。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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