よくわかる現代魔法　ガーベージコレクター（桜坂　洋、スーパーダッシュ文庫）

並＋。たらい９個。
同一世界の第２作として、順当なできばえ。
ゲストっぽい少年視点の恋愛物語になっており、それなりに読める。

＊世界観
現代日本が舞台。ただし、魔法使いは存在する。
この世界の中に一定の電気信号を流すことでどこか別の世界の法則を呼び込み、魔法を実行する。
古典魔法は筋肉の運動を通して微弱電流を発生させ、魔法を実行。
現代魔法はコンピュータに実行させる。信号の制御においてコンピュータは古典魔法使いにかなうものではないが、膨大な繰り返し儀式により同等の効果を生むことが可能となる。

＊常連魔法使い
前作と同じ４名。
内訳は
現代魔法のトップレベルの使い手。コンピュータ内の電気信号をプログラムで操り現実に干渉する。前作の主人公の師匠。副業がプログラマ。
古典魔法のトップレベルの使い手。魔法の杖から呪文を引き出し体内の電気信号を操って現実に干渉する。本業が魔女っ娘。悪魔退治。
前作の主人公。古典魔法の初学者で現代魔法の入り口にも立てていない。魔法の制御に未熟で、いかなる魔法を体内で実行しても特定の１種類のものの召喚魔法に変換してしまう特異体質。外見小学生の高校生。
現実の魔法の使い手。２ちゃんねら。いわゆる普通のプログラマだが、前作の主人公からすれば現代の科学技術の使いこなしにおいてウィザードにも等しい。高校生。

ま、次も買うでしょう私。