ここんとこずっと日本で仕事をしている中国人のAさんは、優秀なソフトウエア技術者である。
ある日、Aさんは日本人と打ち合わせ中にホワイトボードを使って図を書き説明しようとした。
ところが急に日本式の漢字が出てこなくなってしまった。
ちょっと慌てたAさんは咄嗟に母国語の漢字(日本語で書こうとした熟語とは単語も字体も違う)で書こうとしたのだが
「最近PCに頼りっきりで漢字が出てこない!」
もっと慌てたAさんは日本語を表音文字であるところのひらがなで書こうとしたのだが、もうこれは全然でてこなくなってしまった。
結局英語で書きましたとさ。
日本人は最悪片仮名平仮名でごまかすことができるけど、中国人が漢字忘れてPCの支援を受けられないと何も書けなくなることを初めて実感を持って理解できました。
やっぱたまには手で書かないとダメだ、字は。私も練習しとこう。
社内打ち合わせだったからいいけど、客の前であれやっちゃったら3日は立ち直れないな私。
目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond