原文:Mozilla Firefox 1.1 Delayed, Renamed to 1.5 -- Thursday July 21st, 2005
ZDNet UK が報じるところによると、Mozilla Firefox の次期メジャーアップデートが延期され、1.1 としてではなく Firefox 1.5 として公開されるとのこと。同アップグレードは 9 月のリリースを目標にしている。
水曜日に Firefox Roadmap が主幹エンジニアである Ben Goodger によってアップデートされた。同ロードマップでは、ますます非現実的になりつつある 1.1 リリースを目指すことを止め、9 月の 1.5 リリースへと計画を変更している。Firefox 1.5 Beta は 8 月の公開を目標にしている。
ZDNet の記事では Mozilla Europe 総裁である Tristan Nitot からのコメントが取り上げられており、そのなかで彼は、Firefox の次期メジャーバージョンは、当初の計画よりも多くの新機能を搭載することになると説明している。「私たちがこれまで成し遂げてきたものは当初の計画よりも良いものなので、1.1 と呼ぶのではなく、1.5 という名称がふさわしいと考えるようになった」とのこと。新しいソフトウェアアップデート機構 や 改良された拡張機能システム といった機能は、もともと次期リリースには含まれる予定のものではなかった。さらに、Firefox 1.0 ブランチが作成されて以来、Gecko にも多くの拡張が施されており、Scalable Vector Graphics といったテクノロジもサポートするようになっている。
Mozilla Developer News ブログには、1.5 へのバージョン昇格についての投稿 が掲載されている。その中で、この方針変更は Mozilla Thunderbird にも当てはまるとしている (Thunderbird Roadmap はまだ更新されていない)。同投稿はまた、1.1 が却下されたのではなく、単に番号付けが変更されたのだと強調している (今日早く Slashdot が Firefox 1.1 Scrapped (Firefox 1.1 は廃棄) と題する記事を掲載した)。先のブログ投稿では、Deer Park というコードネームは維持されると述べている。
Firefox Roadmap はまた、Firefox 1.5 以降の 2 つのバージョンに関して暫定的なスケジュールを掲載している。Firefox 2.0 (バージョン番号変更前は 1.5 として扱われていた) のコードネームである Ocho は、2006 年の第 1 四半期をリリース目標にしており、Firefox 3.0 は同年の第 3 四半期に予定されている。以前、これら Deer Park 後の 2 つのメジャーリリースは、大まかに 2006 年のリリースとされていただけだった。日付がある程度明確になったものの、2.0 および 3.0 に向けた計画は、依然として初期段階にあると理解した方が良いだろう。
同ロードマップはまた、Firefox 1.5 Beta を指すにあたって 1.4 という数字を用いている。Asa Dotzler は 1.1 から 1.5 への変更に関する投稿 を掲載しているが、この中で、1.4 は内部向けのバージョン番号としてのみ用いられ、ユーザが目にするブランド名は Firefox 1.5 Beta になると説明している。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ