原文：More Security Flaws in Firefox Than IE This Year -- Saturday July 30th, 2005

dazzle 曰く：「 Computer Weekly が報じるところによると、今年見つかった Firefox の欠陥件数は Internet Explorer の欠陥数よりも多かった とのこと。」

英国に本拠を置く IT 業界誌による同報告が述べるところによると、「今年は、Microsoft の Internet Explorer よりも Firefox により多くの欠陥が見つかっている。」この統計情報の情報源は明らかにしていないものの、同報告は Secunia といったセキュリティアドバイザリサービスからのデータに拠っているようだ。2005 Secunia vulnerability report for Firefox 1.x 【訳注：Firefox 1.x に関する 2005年 Secunia 脆弱性報告】 では、今年 Firefox に見つかったセキュリティ欠陥は 17 件で、一方の 2005 Secunia vulnerability report for Internet Explorer 6.x 【訳注：Internet Explorer 6.x に関する 2005年 Secunia 脆弱性報告】 ではわずか 9 件が報告されているのみだ。ただし IE には修正が施されていない脆弱性が多く、すべてのセキュリティ欠陥が同じ程度に深刻なものではないということも注意しなければならない。

Mozilla 製品には Internet Explorer よりもより多くのセキュリティ脆弱性があると報じられたのは、これが初めてではない。3月には Symantec が Internet Security Threat Report Volume VII 【訳注：インターネットのセキュリティへの脅威関する報告 VII】 （同報告書をダウンロードするには個人情報を提供しなければならない） を公開し、2004年後半の状況を報告している。同報告は次のように述べている。「ブラウザに影響する脆弱性の発見は増加傾向にあり、この期間に報告された Mozilla の脆弱性は Microsoft Internet Explorer の脆弱性よりも多い ... 2004年 7月 1日から 12月 31日までの間、Symantec は Microsoft Internet Explorer に影響する脆弱性を 13 件報告しているが、この件数は、同期間中に Mozilla 製品で報告された 21 件と比較して、明らかに少ない。Opera では 6 権の脆弱性が報告されており、Safari では報告されていない。」（この抜書きは 4 月の 3 ページ目：Langa Letter: The Pros And Cons Of Firefox 【訳注：Langa による報告：Firefox への賛否両論】 に収められている。）