nakagami (1478) の日記

2003 年 08 月 06 日
午前 03:33

バグ貯金箱

以前の職場では、バグ貯金箱というのが一時期あった。
課長は、これでバグが減らせると思ったようだが、失敗学的にいっても
これは、非常によくない試みだったと思う。
すぐに
・バグをバグと認めない
・バグと仕様の境界にあるものを直したがらない
・バグを隠し、こっそり直す
という症状が現れてきた。

これで、バグが減らせた記憶もないし、うやむやのうちに終ってしまった。
    そもそも、課長は、みんなが、バグを出したくて出しているわけではない
という、基本的なところを、感覚として理解できていなかったと思う。

    そもそも、人によって率は違うものの、誰でもある一定の比率でバグは出る
ものであり、上のようなことをしていると、「プログラミングしたら損」という
ことになってしまう。

    職場にバグ貯金箱のある人達。いますぐやめた方が良いです。

どうしてもバグ貯金箱を作りたいなら、バグを仕込んだ人に払わせるのではなく、
発見した(もしくは直した)場合に、課長や会社が出すようにすればよろしい。

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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