sakura (154) の日記

2004 年 04 月 30 日
午後 09:43

奥多摩散策

昨日(29日)は、先週シールドマッスィーンを見に行った悪友と二人で奥多摩へ。
目的は「温泉」!(笑)。あたしは例のごとく連休中はばりばり仕事のため、悲しい
事に、この木金土の3連休ぐらいしか周りの人間と休みの合う時はないのです。
そんで、「木曜日は祝日だし、奥多摩に遊びに行くかー」という事になった
というわけです。

と、前置きはおいといて、本題。集合は9時に中央線の立川駅。あたしの家からは、
東武東上線で武蔵野線に出ていくコースだけど、1時間ちょいぐらいで到着。意外
に早く着きました。立川までの武蔵野線の車窓からは富士山もくっきり。ほんとに
いい天気で、なんだかわくわくしてきました。

立川駅で無事悪友と合流。これから青梅線の終点、奥多摩を目指します。まずは
青梅行きの電車に飛び乗り、青梅駅まで。外の風景もそれっぽくなってきました
よ~。そして青梅駅到着。ここから奥多摩駅までは展望列車の「四季彩」を利用
する予定だったので、10時ちょい発のそれが来るまでしばし休憩。しっかし結構
この駅で降りる人がいて、なんだかゴールデンウィークな気分。

そしてホームで待っていたら・・・きましたー。四季彩。無事に先頭車両の多摩川
方向の席をゲトし、風景を楽しみつつ奥多摩まで。でも、最初に青梅からががーっ
と人が乗って来たけど、途中の駅でばらばらと降りて行く乗客多数。後で知った
事だけど、どうやら途中の駅には登山・トレッキングスポットがいろいろとある
らしい・・・。しまいの奥多摩駅じゃぁもうガラガラでした。まぁそんな意外な
現象にも遭遇して驚いたりしましたけど、車窓の風景はよかったですー。やっぱり
生まれが田舎なもんで、山とか川の風景には激しく萌えます。

そして奥多摩駅到着ー。まず悪友が向かった先は観光案内所。ここ2年で3カ国、
合計3ヶ月ほど海外漂流旅行をしてきた彼に言わせると、観光案内所は上手く利用
すべしとの事で、観光マップやら割引券やらのお役立ちグッズをいろいろと持って
来ました。うむ、なかなか使える香具師だ(笑

とりあえず向かおうとしたところは、「日原鍾乳洞」。丁度、観光客満載で、いか
にも「もうすぐ出ますよー」と言っているようなバスが駅前に止まっていたので
こいつに乗っていきます。途中の道はかなり曲がりくねっていて、バスはゆらゆら。
道幅もせまくて、対向車とすれ違うたびに急停車。立ったままだし、乗り心地も
良くはなかったけど、景色はさらに山の中の風景になってきました。正午頃の強い
日差しを照り返す新緑が目にいたいぐらい。というかですね、この深い谷とか、
ここは本当に東京なのか?というかんぢ。今頃、東京の正反対の場所では、同人誌を
巡って手に汗握る戦いが繰り広げられているんだなーと思いながら、一人で変な
方向で感動していました(笑

そしてバスは終点のバス停に到着。ほんとは鍾乳洞前にもバス停があるけど、平日
以外は止まらないそうで、ここから先は徒歩になります。でも、ここの集落の風景
とか、ほんとに萌える!斜面に取り付けられた細い道路。その脇に立ち並ぶ低層の
民家。動かなくなって20年は経とうかと言うぐらいの古いジュースの自動販売機。
耳を澄ませば鳥の鳴き声と、谷の下を流れる川の音だけ。こういう風景、あたしは
かなり萌えるんですよね!・・・未だになんでこういうのに萌えるのかは不思議な
んだけど(笑

隔離された、まさに東京の秘境と言えるような所を歩く事数十分、ようやく鍾乳洞
近くまで来ました。ここに売店があったので、とりあえず腹ごしらえをする事に。
あたしが食べたのは、山菜そばと味噌田楽。いやー、自然のまっただ中で食べる
と美味さが違いますなー。

飯も食ったところで、近くにある神社を参拝した後にいよいよ鍾乳洞へ。ちなみに
例の悪友がもらってきた割引券のおかげで100円安く入場できました。まず鍾乳洞
の入り口に入って気づくのはその涼しさ。どうやらここは年間通して11度らしい。
この外の気温差にもすぐに慣れ、穴にそってどんどん奥へ。途中でいろいろな見
どころがあったけど、やっぱり一番すごかったのは奥にあるでっかい空間。地底に
こんな広いところがあるとは・・・。うーん、自然の神秘です。とにかく圧倒され
て、二人とも「おぉー」とつぶやきながら、しばし立ちつくしてました。先週は
共同溝という人工物の地底にいたけど、やっぱりそれとは迫力が全然違いますね!
で、そこの奥の方には縁結びの神様がいたけど、地底と縁結びの因果関係って
なんなんだろ・・・(笑)。他にも上下立体的に複雑に入り組んでいる洞窟の中を
探検して、さながら何かのゲームのダンジョン攻略(笑)。あとはー、どっかに
ポムじいさんがいそうな気配も!・・・というか、相変わらずこいつら2人には
アニメ化ゲームのネタしかないのかよと突っ込んでくれる易しい人はいないみた
いですね・・・あははは・・・。でも、鍾乳洞初体験のあたしらにとっては、
かなりイイ体験になりました。自然てすごいなぁ・・・とか、ここってほんとに
東京なのかー(2度目)とか。奥多摩に来たら、ここは是非訪れたいスポットです。

鍾乳洞を出て、バスの時間までにまだまだ余裕があったので、道路のもっと先の
方まで散歩。川の下の方まで降りられるところを発見し、2人で川遊び。靴を脱い
で裸足で川の中を歩いたりしたけど、源流近くのせいか水が冷たい~。でも、ほん
と水が澄んでいて、きれいな川でした。こんなきれいな川があるし、ほんとにここ
は東(以下略。3度目)。さらに奥に進むと、舗装道路は行き止まり。ここからは林道
になっていました。地上からちょっと上に上がったところだけど、ここからの山の
眺めは最高!こういう山河の風景を見ていると、あー日本の風土ってこれだよなー
と思いますね。脇を流れる川の途中には流れの急な滝とか、その下にある漆黒の
滝壺とか、もうあふれんばかりの自然の造形が。ここ、本当に東(以下略。4度目)?

途中で林道を引き返して(ここから先は登山道になるみたい)、再びバス停まで戻る
ことに。いやー山の風景に昭和の時代から風景が変わってなさそうな集落とか、
それなのにここが東京であるという事実とか、あたしには激しく萌えるシチュ
エーションを再び堪能。バス停はぎりぎり発車に間に合ったバスに飛び乗り、
また奥多摩駅方面へ移動です。

駅に着き、ここからはいよいよこの旅のもともとの目的だった温泉を目指して移動
です。最初は「もえぎの湯」という、日帰り温泉専用のところに行ったけど、人大
杉だったので、あえなく別のところにすることに。で、向かった先は「三河屋」と
いう老舗温泉宿。観光案内所でもらった紙には、ここも日帰り入浴ができるとの
ことだったので、電話で確認の上そちらに移動~。途中、吊り橋渡ったり、河原の
キャンプ場を通ったりして歩く事数十分。現地到着。早速お金を払って浴場へ。
先にお客さんが1人いたけど、この通り空いていて、しかも眺望も川に面していて
なかなかよかったりと、こちらにして正解。二人でゆーっくりと温泉を堪能しま
した。てか、この場に及んでも萌え話中心だったのは秘密ね(笑

風呂から上がった後は、とりあえず奥多摩から帰る事に。あたしは疲れてしまっ
て立川までの途中でうとうと寝てしまいました。立川では晩飯を取って解散。
家に着いたのは夜の10時過ぎ。即寝ました(笑

というわけで、今回の奥多摩日帰り旅行は素晴らしかったー。次は奥多摩湖とかも
見てみたいし、登山もしてみたい・・・。東京の萌える街は秋葉原だけじゃない!
そう感じた1日でした(て、秋葉原と対比するなよ・・・

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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