ヒーローものゲーム、子供の攻撃性増加の可能性 (読売新聞)
6校の児童592人についての調査結果を分析すると、知的だったり、見た目がかっこよかったり、魅力的な特徴を持つ主人公が登場し、攻撃するゲームでよく遊んでいた児童は、1年後に「敵意」が上昇していた。
「ひどいことをした悪者に報復する」という、暴力を正当化するゲームでよく遊んでいた児童も同様に「敵意」が高くなっていた。
これに対して、攻撃回数が多い、たくさんの人を攻撃するなど、暴力描写の程度が高いゲームで遊んでいる児童の場合は、研究チームの予想とは反対に、むしろ攻撃性が低下していた。
この結果を坂元教授は「かっこいい正義の味方だと、プレーヤーが自己同一視しやすいため」と分析している。
御茶ノ水女子大の坂元章教授は社会科学の人で、日大の森昭雄教授によるかのトンデモ本「ゲーム脳の恐怖」を社会心理学の見地からばっさり斬り捨てた常識人。もっとも、ゲームと人の暴力性との関係については一昨年末から指摘していた為、そんな氏の研究結果とあって、ゲーム脳論議を盛り上げたい読売新聞が早速食いついたわけですなw。
表現の残虐性そのものよりも、操作するキャラクターの特徴 (というより、境遇? もしくはシチュエーション?) などの方が人の攻撃性に与える影響は大きいようであるということで、これは非常に興味深い結果であったといえそうです。具体的な数字を見てみたいなぁ。。。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
俺はこれからお前たちを殴る! (スコア:1)
これって テレビのヒーロー番組にはあてはまらないんですかね. 同じようなシチュエーションや同じようなシーンがあったとして 自分で操作するのは ちと違うってことでしょうか? (さすがに滝沢先生は違うかもしれませんけど:-p)
もしもヒーロー番組でも同様ならば 今頃になって騒いでもなぁって感じがしますが………
それに 仮面ライダーやウルトラマンのゲームってあったりしませんかね?
具体的なゲームのタイトルがしりたいなぁ.
そういえば 小学生の時に ギャバンのアドベンチャーゲームとか作ったことあるんですが さすがに派手な戦闘シーンとかなかったわけですが これで遊んだ友人たちは『敵意』が高まってしまったのだろうか? などと今更心配してみてもしょうがないんですけどね:-p
Re:俺はこれからお前たちを殴る! (スコア:1)
悪名高き「仮面ライダークラブ(@ファミコン)」とか…:P。
「勧善懲悪」ストーリーが良くないってことなのかな?
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:oすずめのおやどはどこじゃろぉ
('>ぴよぴよ
Re:俺はこれからお前たちを殴る! (スコア:1)
勧善懲悪というよりも 暴力を正当化していることがよくないのではないでしょうか? 多分……
でもゲームだけなんでしょうかねぇ.
Re:俺はこれからお前たちを殴る! (スコア:1)
「仮面ライダー倶楽部」は、ちゃんと説明書を読んでいれば、「かっこいいはずのライダーたちが2頭身化され、その逆恨みでショッカーたちをぶっ潰しに行く」という、極めてかっこ悪いストーリーであることが理解できるので、なんら問題ありませんw。
天井に頭ぶつけると一定時間顔が潰れるとか、お茶目なアクション満載のゲームだったよなぁ。。。クリアーするまでひたすら時間がかかるのに、途中セーブができないところもかなーりお茶目 (;_;)/ 。イカデビルがアホみたいに強かったのも相当お茶目 (T-T)/ 。
むらちより/あい/をこめて。
Re:俺はこれからお前たちを殴る! (スコア:1)
一緒に紹介しておいたこちらの記事 [itmedia.co.jp]にて、坂元氏はこの手の研究はゲームに関するものよりも、テレビやインターネットなどといった他のメディアに関するものの方が研究が進んでいるということに触れています。
今回の研究も、恐らくそれら他のメディアに関する研究による経験に基づいたものだと思われます。だからこそ、「主人公の境遇」のような、ゲームに対しては見落としがちな視点を調査対象のなかに含めることもできたのでしょう。
おいらとしては、今回の研究結果は、単純に目に映る描写の過激さよりも、物語の趣旨やその深さといった部分の方が、結局は重要になってきちゃうんではないか、っていう部分を浮かび上がらせてくれたってことなんではないかなぁと思うのです。ゲームやテレビやマンガやネットなど、メディアの種類は一切問わずにね。
ゲームの場合、基本的にはストーリーが存在しなくても遊ぶことは可能なので (もちろん、アドベンチャーゲームのように、ストーリーに大きく依存する形式のものもあるけど)、本来はもっとテーマに深みのある作品だったものが、ゲームになって、ストーリー部分が読み飛ばされちゃったりしたときに、結局は単なる「かっこいいヒーローが敵キャラをばっさばっさとなぎ倒してゆくゲーム」に成り下がっちゃうっていうのが、辛いところだったりするとは思うのですが、だからといって、じゃあストーリー部分のムービーは絶対に読み飛ばせないようにするなんてやったら、プレイするたびに毎回前置きが長くてうざいゲーム扱いされちゃうんだろうなぁなんていう不安もあったりするのですが (^_^; 。
不殺を貫く「るろうに」が主人公のゲームで、間違って敵キャラを殺しちゃうと即ゲームオーバーとかなら、かなりアリかもw。でもそれだって、「殺しさえしなければ何をしてもいい」みたいに捉えられちゃうと、また辛いところだったりするしなぁ。。。
むらちより/あい/をこめて。
以下、独り言 (スコア:1)
オモテで同じネタがタレこまれていますね。タレこみ子さんには坂元氏についてのフォローも参考として含めて欲しかった。。。あんまりにも予想通りに研究の趣旨が理解されていない書き込みの羅列、そしてそれらを持ち上げる恣意的なモデレーションには、正直辟易なのであります。。。
おいらがタレこめばよかったのか? でもこの記事を見つけたのは日帰りスキーに行く前日で、タレこみという気分ではなかったからなぁ (;_;)/ 。
むらちより/あい/をこめて。