okdt (17) の日記

2002 年 10 月 21 日
午後 12:58

いい音は空気を洗う。

先日、近況報告を兼ねて往年の師匠に連絡をとった。師はわたしをITの中でも研究の世界へいざなった御仁だ。20代は研究開発の時代をご一緒させていただいた。ひさびさにメールでチャット状態になり、ご健在ぶりをお聞きしてうれしく思った。この師匠はG.M.ワインバーグの「ライトついてますか」を22,3の私に読ませてくれた人で、そういう意味では現在にいたるまで影響は大きい。

で、「お祝い、なにがいい?」とありがたいお言葉。相変わらず秀逸なアイテムを12個も提示してくださり、結局Knuthさんのきわめてすばらしい著作をお願いすることに。(新婚に関係もなければ必要もない罠)しかし、そのenumには、見過ごすにはあまりにも魅力的なアイテムがあった。

その中に含まれていたのが、「加藤晴之さんの紙筒スピーカー」。昨年あたりから試作品が持ち上がり、今年の春に発売された逸品。リアルタイムでいつもウォッチしていたはずの日刊イトイ新聞にしっかり特別コーナーがあった。試作品が作られてから、販売されるようになるまでのいきさつがつづられている。

このスピーカー、なにがすごいかって、その再現性。もう他のスピーカーに戻れないそうな。音楽がないと空気に色が無いと考えるわたしには、高音キンキンとか、低音ズンズンより、生っぽさがとても大事。もうあたかもそこにプレイヤーがいるかのような再現性だとのこと。ラファロとかジャコとか聞くとたまらんらしい。ということはきっと、ゴメスとかロン・カーターとかもやばいのだろう。意外と宇多田ひかるとかも聞いちゃうかも(笑

それだけもりあげておいて、師匠は「もう、ないかも」と。そのWEBサイトには「カタログハウス」で扱っているとのこと、土日はフリーダイヤルがつながらないので、つい先ほど電話で問い合わせてみた。すると、なんと在庫があり、しかも10日程度で送られてくるとの事。おかげでサウンドシアターセットを買わなくてよくなっちゃうかも!

ということで、関心のある人は早速買っちゃうか、試聴会レポートをマテ。

追伸:ちなみに、コメントでHata-Pが言及しているBOSE製 Wave Radioはすでに持っている。東京に引っ越してきたタイミングで神戸は舞子のマリンピアのBOSEファクトリーストアで少し安い値段で買ったような気がする。BLACKの/CDモデルで、やはりかなりいい。スピーカーの部分のメリットを引き出したいので、AUXにミキサーをつないだ。それで我が家ではMDもテレビもスカパーも外部出力にWave Radioを選択できるのだ。これは、かなりいいっす。へたなラジカセの音に戻れない。これホント。でも、ホームシアターキットへの希望をかき消すことはできなかった模様。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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