環境 : ツンドラの炭素貯蔵は満タン[Nature Japan:要登録]
論文内容と記事表題がずれている様な希ガス。
温暖化すれば、亜寒帯域の植物が活性化してそれがCO2のシンクになるのでは、という期待もされますが実際にはそうはならなさそうだ、という研究のようです。
記事からは実験内容がよく分からないのですが、アラスカでツンドラにおける肥沃化実験(温暖化のシミュレーション?)を行ったところ、炭素は逆に純損失したそうです。
植物の生産量は上がったが、深い土壌からのCおよびNの損失(どういう過程の損失?温暖化⇒土壌が緩んで流出?植物によって養分が奪われた?)が上回ったようです。
そういえば、「温暖化すればオビ川流域などロシアの大平原が亜熱帯化して大穀倉地帯になるから食糧問題は解決する」なんて戯言もあったように思いますが。
まあ、実際は穀倉地帯になる前に土壌成分が流出してしまうと思いますけどね。
アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者