akiraani (24305) の日記

2005 年 05 月 01 日
午前 03:17

続・尼崎の電車事故の話

 今日、現役JR西日本職員の知人と顔を合わせる機会があった。自然と話題は例の事故の話になったのだが、実にえぐい話を聞かされることになった。

 えぐい、といってもJRの管理体制が~とかではない。事故の後の乗客の態度である。
 ちょっとでもオーバーランすると偏執的にメモをとったりするのはまだいい方で、たいした理由もなく関係のない路線の職員に当たり散らす殺気だった乗客がたくさんいるとのこと。
 知人本人も「人殺し」と殴りかかられたりしたらしいが、中には線路や階段に突き飛ばされたりと、本気でしゃれにならないことをする客が複数居るという。もはや暴行を通り越して殺人未遂、重犯罪者だ。
 おかげで、乗務員見習いがあらかた辞めてしまったりと業務にかなりの支障をきたしているとのこと。

 原因が調査中のうちからあおるような報道が繰り返され、被害の大きさがクローズアップされる一方で、事故後にあったはずの関係者の尽力や取り組み等がほとんど報道されない。
 メディアがわかりやすい悪者像を作り出すことに躍起になれば、これくらいのことが簡単にできてしまう。つまりはそういうことなのだろう。
 私個人がそういうった三面記事をあまり信用してないということもあるが、事故についての報道はまともな科学知識があればでたらめであることがすぐに見抜けた。それでもなおこの状況である。メディアの力は怖い、と感じざるを得なかった。

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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

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