今回の調査結果について、テレビ広告出稿主6社にヒアリングしたところ、「リアルタイム視聴が微減であれば、テレビCM優位の方針に変更はない」とする意見が大半だったという。
つまり、HDDビデオの普及によってテレビを見ている総時間は増えているというわけだ。録画再生時間増分の2時間30分のうちの25%、つまり約37分の放送についてはCMを見ていることになり、計算上はリアルタイム視聴時間の20分減少を完全にカバーする。
地域や時間帯の問題もあるし、本当はこんなに単純にはいかないだろうが、ならば広告を打つ側でそれにあわせればよい話でもある。テレビCM優位論に関しては今のところ疑う余地はないだろうということか。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie