ニュージーランド(NZ)にはキンメペンギン(名前の由来はこの写真の方がよく分かる)というNZでしか見られないペンギンがいるが,このペンギンは世界中に5千羽しかいない最も稀少なペンギンとされている.
BirdLifeという,日本野鳥の会とも協力関係にある団体のニュースで,そのペンギンが棲息する地域の一つオンタゴ半島と北オンタゴで雛の80%が死亡する病気が発生し,原因の解明が急がれているらしい.
NZの保全局(Department of Conservation, 自然環境だけでなく,観光資源となるものの保全を担当するようだ)の調査では.原因はその一種が人でジフテリアを起こすコリネ菌の一種ではないかと考えられている.
もともとニュージーランド南島およびスチュワート島のペンギンは外来の肉食性動物による補食やや生息地の現象によって絶滅が危惧されていたところに更に絶滅のプレッシャーを与えるような事態になっているようだ.
幸いなことに成鳥は影響を受けなかったようで,接触可能な雛には抗生物質を与えているとのこと.
弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家