kaho (2741)の日記

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RNAでつくるジグゾーパズル

kaho による 2004年12月25日 21時11分 の日記 (#271754)

Science Blogのレイアウトが新しくなっていた.画像が少なくなってすっきりとして好印象.
これまで提供していなかったRSSもおいてくれているのでFireFoxで見る時にありがたい.
SafariはTiger待ちなのだが,最近RSS巡回も多くなってきてOS XにもRSSリーダーを導入しようかという気分になっているところ.

そのScience BlogからRNAでジグゾーパズルをという記事.
これは先週のScienceに載った論文についてなのだが,この論文に載っている写真がなかなか面白い.

Science Blogの記事では「楽しそうにやってるなあ」くらいのことしか分からないし,きっと本人たちも実用性はとりあえず言ってみても実際のところは楽しいからやっているのだと思うが,図が気に入ったので論文も読んでみるつもり.

RNAつながりでいうと,唾液を使って口内癌診断という記事も.
唾液から遺伝子の発現パターンを観測してそれでがんの診断をするというものだが,RNAを使った実験をやったことのある人間にとってはちょっと驚きの内容だ.
RNAはDNAと比べても不安定で,それは物理的な安定性もあるが,熱的に安定なRNA分解酵素(RNase)がこの研究で使われている唾液などに多く含まれているからであって,RNAの実験ではRNase非常に気を使う.
しかしその唾液をつかってRNAの発現量を安定して観測して診断を行おうというのだからよく安定した観測ができるものだ.
直ちにRNaseをとめる技術を持っているかららしいのだが,それでも最初のサンプルのRNAの量が個人でかなり違いそうな気がするだけに,何だか不思議な気がする.

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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