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kinneko (277) の日記

2003 年 10 月 01 日
午後 09:13

ドネーションで自由なフォントを作る...

途中まで書いたのだけど、やっぱコミュニティベースかつ寄付
でやり切る自信がないので、没にしてしまをう...

各文字ベースでドネーション取ったら面白いと思ったのだけど。
1文字1k円なので自分の名前の文字を指定して寄付するとかね。
Web サイトで文字を検索するとそこからドネーションできて、
その文字についての寄付者の一覧が出るとか。その文字につい
て一定以上の寄付が集まったらワリカンになって安くなるとか。
オーナーになれる人数は限定したほうがドネーションが集まり
やすいかな。んで、寄付者が少ない文字では、文字オーナーに
なりやすいとか。書体増やす時には、新しいオーナーを募集し
て資金を確保するとか。
名刺やサイトに文字のオーナーだと入れられる権利付けるとか。
工賃が安そうなペーパーベースで作ってもらって、データ化は
コミュニティベースでぼちぼちやるのもありかも。

ドネーションシステムの開発と決済システムを無償で提供して
くれるところないかしらん。

法人のスポンサーはフォントのオーナーにはなれない事にして、
システムや事務局、運営費用のスポンサーになってもらうとい
うのは必要かも。

ドメインは、freefont.jp でしょうね。
って、まだ空いているので、誰も取らないでね(^^;。
# つーか、実施するパワーのある人は取ってもいいよん。
実決済はしなくてもドネーション予定だけ集めてみるのも面白
いかもしれませぬな。はたしてどのくらい集まるのかわかると
現実味が出て来るやもしれぬし。

以下見積りを依頼するためのメール書きかけ。
宛先は、naouzuki at ybb.ne.jp。
---
Web サイトを拝見しました。
Linux や BSD系 OS などでは、これまで自由に利用ができる
とされていたフォントのオリジナルがメーカー製品のビットマッ
プフォントのデッドコピーであることがわかり、それを起源とす
るアウトラインフォントなども利用が難しくなっています。再配
付が自由にできるフォントセットの開発が急がれるところです。
しかしながら、フォントセットのデザインは多くのノウハウと時
間を必要とするもので、素人の地道な努力で完成度の高いものを
作るのは困難です。

わたし自身は、フォントをデザインするセンスも時間もないので、
寄付によって、自由に再配付可能なフォントが作れないかと考え
ています。
以下のような構成を考えていますが、まず、寄付で実現可能な金
額であるかという調査を行うことにしました。

・PC のスクリーン上での利用を主とし、印刷にも耐えるアウト
    ラインフォント
・癖のない明朝体とゴシック体の各1書体。
・低解像度表示用のビットマップデータを含む(8,9,10,11,12の
    うちいくつか)。

---
あとはメモ

7k 文字の内訳を質問すること。
配付ライセンスは GPL とする。
(全面的な委託でも契約面で権利はどうなる? 割高になる?)。
開発費用の捻出は寄付によるものであるので、いくつかのレベ
ルを設定し、段階的に発注を行う。

JIS X 0208 における、
・1~47区
    各種記号、算用数字、ラテンアルファベット、ひらがな、
    カタカナ、ギリシアアルファベット、キリルアリファベット、
    罫線素片、第一水準漢字
・48区~84区
    第二水準漢字

常用漢字 1945字(教育漢字 1006文字)
「常用漢字表」にない表外字の印刷標準字体1022字
(22字は含まれた?)
人名用漢字 285字
TLゴシック常用漢字版 2,719文字
Adobe Japan 1-4 準拠(15,444文字)
Adobe Japan 1-3 準拠(9,354文字)

JIS漢字集合の内訳
JIS漢字集合 6,355
第一水準漢字 2,965
                      常用漢字 1,945
                              教育漢字 1,006
                                                          939
                      人名用漢字 245
                                                          775
第二水準漢字 3,390
人名用漢字 40
                                                      3,350

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  • もうちょっと突っ込んで IPA のプロジェクトにしてみるという
    のはどうなのでしょうか?

    質の良いグリフをデザインするというのは、素人の手には負える
    ものではないので、美大のデザイン課 (タイポグラフィ) などと
    ジョイントする必要もあるでしょう。

    そのプロジェクトで生成され、公開されるであろう各種の技術
    情報が、派生的に新たなフォントを創り出すきっかけとなる
    可能性も充分にありそうな気がします。
    --
    --- Toshiboumi bugbird Ohta
    • 思ったより反応ないですね(^^;。

      フォントは、全面的にプロによる外部委託で作ることを想定して
      いるので、お金とそれを集める方法が中心テーマになります。

      フォントはデータなので、IPA での募集にひっかかりそうな項目
      はなかったような。プログラム開発とかはありますけど。それに
      全面外部委託で特にマネージメントすら必要ないので、こんな企
      画は通らない気も。あっても、各ディストリビューション向けに
      パッケージングするくらい? 検収作業はしんきくさいものになり
      そうだし...
      IPA 的には、プログラムによるグリフの自動生成の研究とかなら
      通るかもしれないけど、フォントデータを作るだけでは無理じゃ
      ないかな。
      デスクトップ系プロジェクトとの抱き合わせとかなら可能かもし
      れないですが。

      あとは、2書体ふつーにやったら14ヵ月で管理費込みで2千万く
      らいになってしまいます。そんな金額が出るものもないような。
      受託するための実績もないしね(^^;。

      フォントを作る段取りだけなら、そんなに時間は取られないと思
      うのだけど、本業と両立できるかっていうとそれも難しいかもし
      れないですし、本業の中ではやれそうもないですし...

      なので、ドネーションで段階的にやって、コミュニティからの参
      加型にすればできるのかもしれないなという案でした。
      親コメント
      • > フォントは、全面的にプロによる外部委託で作ることを想定して
        > いるので、お金とそれを集める方法が中心テーマになります。

          むぅ。フリーでオープンにするということになると、はたして
        プロ側が通常の OEM 位の金額で受託してくれますかしらん。

          …で、アマチュアではなく、かつまたそう云う縛りが無い学校
          (アレゲ方面とは普段あまり縁がない) と共同で開発するのは
        ありじゃないかなぁと、考えたわけです。

          また、プロポーションのルールとか、いろいろな know ware が
        タイポグラフィにはあるわけで、そうした情報がオープンになる
        魅力もあるんじゃないかと期待したいわけです。IPA の最近の
        公募は IT の普及に寄与するプロジェクトを期待しているので、
        方向性はそんなに外してはいないと思うのですがね。

          理想を言えば、どなたかタイポグラフィの方面で実績のある方
        が PM になって動くということになれば、IPA のドネーション
        の下で動くプロジェクトとして成立する可能性もあるのでは
        ないかと思っているのですが…。
        --
        --- Toshiboumi bugbird Ohta
        親コメント
        • パッケージバンドルの OEM なら数年前でもいくつか書体入
          って1箱つあたり100円程度だったんですが、それだと自由
          には使えないわけです。無償配付で再許諾付きライセンス
          では売ってくれる所はないのではないかな。

          なので、このための書体を作ってしまおうという事なのです。

          以前にここの日記にも書いていますが、とりあえず、データ
          入構で1文字千円くらいなのところは見つけてあります。実
          績もあるプロの方のようです。
          データはおそらくベジェのアウトラインだけになりそうな感
          じですので、コンバートは必要だとは思いますが、そのへん
          もまったく知らないので(^^;。

          IPA ってのは、方向的には違っていないとは思うのですが、
          公募されているものには該当するプロジェクトがないようで
          す。

          デザイン学校では、タイポグラフィはやるのでしょうが、国
          内には専門でやっている方も少ないようですので、フォント
          セットのデザインレベルで教育を行っているところってある
          のでしょうか?
          親コメント
          • > デザイン学校では、タイポグラフィはやるのでしょうが、国
            > 内には専門でやっている方も少ないようですので、フォント
            > セットのデザインレベルで教育を行っているところってある
            > のでしょうか?

            レタリングなどのカリキュラムの中で、グリフのプロポーション
            についての基礎的な勉強はするはずです (桁や棒の端部はやや
            膨らまさないと安定したプロポーションにならないとか、0 や
              O のような曲線が強いグリフは、直線主体のグリフよりも
            大きめに書かなければならないとか) 。

            …で、私「タイプフェイス」というべきところを「タイポ
            グラフィ」と間違えてコメントしておりました。このコメント
            以前のコメントにつきましては、その様に読み替えていただけ
            ますと、幸いです > 各位殿
            --
            --- Toshiboumi bugbird Ohta
            親コメント
      • /efont/ のかずひこです。
        まことに申し訳ないのですが、この手の活動は、東風フォントの交渉が決着つくまで、もうちょっと待ってもらえないでしょうか。
        また、実際に行動に起こす前に efont ML などに投げかけてくださるほうが、いろんな人が動きやすくなるので、非常に助かります。
        どうぞよろしくお願いします。
        • 了解です。

          というか、納品物についての監査や監修は必要でそれは自分
          ではできないので、経験者にお願いする必要があると思って
          いますので、efont ml には投げるつもりではありましたけど。

          といっても、冒頭にあるように基本的には実現が難しそうな
          ので、日記に書くようなジャストアイディアのみで、具体的
          なアクションを取る予定はないのですが(^^;。

          自由なフォントが必要な人は思ったより多くないのかなと思
          ってたりします。
          親コメント
        • 和田研でフォントの制作に携わった田中先生のところの今の学生さんたちの間で、和田研フォントを改良しようかということが話題にのぼっているようです。まだまだ与太話のレベルっぽいですが。

          それからもうひとつ、ライセンスがGPLになるのは問題ありです。GPLにしてしまうと、PDFにこのフォントのアウトラインを埋め込んで配布した人は

          • 和田研の動きは素晴らしいです。
            ヨタから先へ進むといいですね。
            自動生成とか面白そうです。

            グリフとフォントセットではレイヤー違いなので、
            組み込みには問題ないのでは?
            でないと、紙の出版だって難しくなるし。
            なので、AC 氏の GPL 適用の解釈は間違いではないかと。

            文字部分だけに限っても、デジタルだけど、デッドコピーでは
            ないし、再利用がしにくい状態にはなっている。グリフレベル
            での著作権性は否定されているし。

            それに、文書内容の著作権と、印面表示の権利を混同している
            ような。

            もっと業界的にわかりやすい所では、
            gcc 使ったプログラムは皆 GPL というわけじゃないよね。

            GPL が適切かっていうと、わたしも疑問はあって、別の
            オープンソースライセンスを規定しなくちゃいけないかも
            とは思っています。
            親コメント
          • そうそう、根本的な疑問として、商用利用されたら何が悪いの
            かな? これを元に、より優れた商用フォントセットが出来ても
            いいようにも思うのだけどね。
            フォントセットって、そういう意味では、ライセンスがうるさ
            くなったのは最近のことで、歴史的経緯としてはパブリックド
            メインに近かったような。
            無償で手本が供給されることで、たくさんのフォントが安く生
            まれる可能性ってのも大切にしたい気もする。

            何か新しい字体の母になるのなら、GPL でそれも縛れるのかも。
            これはフォントセットレベルだしね。
            親コメント
            • グリフの著作権は確かに否定されてます。ですので、印刷物になればあとは自由です。

              が、PDFに埋め込まれたフォントデータは著作権法上、プログラムの著作物たる元のフォントの一部を切り出してコピーしたもの、という解釈が成り立ちます。そういうわけでGPLは危ない。

              GCCについては、おそらく、gccが吐いたコンパイル結果は、数値計算ソフトに自作スクリプトを与えて出てきた計算結果同様、GNUの著作権は及ばないでしょうし、たとえ本来なら及ぶとしても、及ぼそうという意図はGNUにはないでしょう。逆に、コンパイルしても、ソースを書いた人の著作権は及びますよね

              • コピーしたもの→コピーし、依然としてプログラムの著作物としての形を保っているもの(アウトライン埋め込みの場合)

                です。ビットマップにしての埋め込みはどっちに転ぶかわかんないけど。

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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