kinneko (277) の日記
ドネーションで自由なフォントを作る...
途中まで書いたのだけど、やっぱコミュニティベースかつ寄付
でやり切る自信がないので、没にしてしまをう...
各文字ベースでドネーション取ったら面白いと思ったのだけど。
1文字1k円なので自分の名前の文字を指定して寄付するとかね。
Web サイトで文字を検索するとそこからドネーションできて、
その文字についての寄付者の一覧が出るとか。その文字につい
て一定以上の寄付が集まったらワリカンになって安くなるとか。
オーナーになれる人数は限定したほうがドネーションが集まり
やすいかな。んで、寄付者が少ない文字では、文字オーナーに
なりやすいとか。書体増やす時には、新しいオーナーを募集し
て資金を確保するとか。
名刺やサイトに文字のオーナーだと入れられる権利付けるとか。
工賃が安そうなペーパーベースで作ってもらって、データ化は
コミュニティベースでぼちぼちやるのもありかも。
ドネーションシステムの開発と決済システムを無償で提供して
くれるところないかしらん。
法人のスポンサーはフォントのオーナーにはなれない事にして、
システムや事務局、運営費用のスポンサーになってもらうとい
うのは必要かも。
ドメインは、freefont.jp でしょうね。
って、まだ空いているので、誰も取らないでね(^^;。
# つーか、実施するパワーのある人は取ってもいいよん。
実決済はしなくてもドネーション予定だけ集めてみるのも面白
いかもしれませぬな。はたしてどのくらい集まるのかわかると
現実味が出て来るやもしれぬし。
以下見積りを依頼するためのメール書きかけ。
宛先は、naouzuki at ybb.ne.jp。
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Web サイトを拝見しました。
Linux や BSD系 OS などでは、これまで自由に利用ができる
とされていたフォントのオリジナルがメーカー製品のビットマッ
プフォントのデッドコピーであることがわかり、それを起源とす
るアウトラインフォントなども利用が難しくなっています。再配
付が自由にできるフォントセットの開発が急がれるところです。
しかしながら、フォントセットのデザインは多くのノウハウと時
間を必要とするもので、素人の地道な努力で完成度の高いものを
作るのは困難です。
わたし自身は、フォントをデザインするセンスも時間もないので、
寄付によって、自由に再配付可能なフォントが作れないかと考え
ています。
以下のような構成を考えていますが、まず、寄付で実現可能な金
額であるかという調査を行うことにしました。
・PC のスクリーン上での利用を主とし、印刷にも耐えるアウト
ラインフォント
・癖のない明朝体とゴシック体の各1書体。
・低解像度表示用のビットマップデータを含む(8,9,10,11,12の
うちいくつか)。
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あとはメモ
7k 文字の内訳を質問すること。
配付ライセンスは GPL とする。
(全面的な委託でも契約面で権利はどうなる? 割高になる?)。
開発費用の捻出は寄付によるものであるので、いくつかのレベ
ルを設定し、段階的に発注を行う。
JIS X 0208 における、
・1~47区
各種記号、算用数字、ラテンアルファベット、ひらがな、
カタカナ、ギリシアアルファベット、キリルアリファベット、
罫線素片、第一水準漢字
・48区~84区
第二水準漢字
常用漢字 1945字(教育漢字 1006文字)
「常用漢字表」にない表外字の印刷標準字体1022字
(22字は含まれた?)
人名用漢字 285字
TLゴシック常用漢字版 2,719文字
Adobe Japan 1-4 準拠(15,444文字)
Adobe Japan 1-3 準拠(9,354文字)
JIS漢字集合の内訳
JIS漢字集合 6,355
第一水準漢字 2,965
常用漢字 1,945
教育漢字 1,006
939
人名用漢字 245
775
第二水準漢字 3,390
人名用漢字 40
3,350
そこまでまとめているなら… (スコア:1)
のはどうなのでしょうか?
質の良いグリフをデザインするというのは、素人の手には負える
ものではないので、美大のデザイン課 (タイポグラフィ) などと
ジョイントする必要もあるでしょう。
そのプロジェクトで生成され、公開されるであろう各種の技術
情報が、派生的に新たなフォントを創り出すきっかけとなる
可能性も充分にありそうな気がします。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:1)
フォントは、全面的にプロによる外部委託で作ることを想定して
いるので、お金とそれを集める方法が中心テーマになります。
フォントはデータなので、IPA での募集にひっかかりそうな項目
はなかったような。プログラム開発とかはありますけど。それに
全面外部委託で特にマネージメントすら必要ないので、こんな企
画は通らない気も。あっても、各ディストリビューション向けに
パッケージングするくらい? 検収作業はしんきくさいものになり
そうだし...
IPA 的には、プログラムによるグリフの自動生成の研究とかなら
通るかもしれないけど、フォントデータを作るだけでは無理じゃ
ないかな。
デスクトップ系プロジェクトとの抱き合わせとかなら可能かもし
れないですが。
あとは、2書体ふつーにやったら14ヵ月で管理費込みで2千万く
らいになってしまいます。そんな金額が出るものもないような。
受託するための実績もないしね(^^;。
フォントを作る段取りだけなら、そんなに時間は取られないと思
うのだけど、本業と両立できるかっていうとそれも難しいかもし
れないですし、本業の中ではやれそうもないですし...
なので、ドネーションで段階的にやって、コミュニティからの参
加型にすればできるのかもしれないなという案でした。
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:1)
> いるので、お金とそれを集める方法が中心テーマになります。
むぅ。フリーでオープンにするということになると、はたして
プロ側が通常の OEM 位の金額で受託してくれますかしらん。
…で、アマチュアではなく、かつまたそう云う縛りが無い学校
(アレゲ方面とは普段あまり縁がない) と共同で開発するのは
ありじゃないかなぁと、考えたわけです。
また、プロポーションのルールとか、いろいろな know ware が
タイポグラフィにはあるわけで、そうした情報がオープンになる
魅力もあるんじゃないかと期待したいわけです。IPA の最近の
公募は IT の普及に寄与するプロジェクトを期待しているので、
方向性はそんなに外してはいないと思うのですがね。
理想を言えば、どなたかタイポグラフィの方面で実績のある方
が PM になって動くということになれば、IPA のドネーション
の下で動くプロジェクトとして成立する可能性もあるのでは
ないかと思っているのですが…。
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:1)
って1箱つあたり100円程度だったんですが、それだと自由
には使えないわけです。無償配付で再許諾付きライセンス
では売ってくれる所はないのではないかな。
なので、このための書体を作ってしまおうという事なのです。
以前にここの日記にも書いていますが、とりあえず、データ
入構で1文字千円くらいなのところは見つけてあります。実
績もあるプロの方のようです。
データはおそらくベジェのアウトラインだけになりそうな感
じですので、コンバートは必要だとは思いますが、そのへん
もまったく知らないので(^^;。
IPA ってのは、方向的には違っていないとは思うのですが、
公募されているものには該当するプロジェクトがないようで
す。
デザイン学校では、タイポグラフィはやるのでしょうが、国
内には専門でやっている方も少ないようですので、フォント
セットのデザインレベルで教育を行っているところってある
のでしょうか?
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:1)
> 内には専門でやっている方も少ないようですので、フォント
> セットのデザインレベルで教育を行っているところってある
> のでしょうか?
レタリングなどのカリキュラムの中で、グリフのプロポーション
についての基礎的な勉強はするはずです (桁や棒の端部はやや
膨らまさないと安定したプロポーションにならないとか、0 や
O のような曲線が強いグリフは、直線主体のグリフよりも
大きめに書かなければならないとか) 。
…で、私「タイプフェイス」というべきところを「タイポ
グラフィ」と間違えてコメントしておりました。このコメント
以前のコメントにつきましては、その様に読み替えていただけ
ますと、幸いです > 各位殿
--- Toshiboumi bugbird Ohta
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:0)
まことに申し訳ないのですが、この手の活動は、東風フォントの交渉が決着つくまで、もうちょっと待ってもらえないでしょうか。
また、実際に行動に起こす前に efont ML などに投げかけてくださるほうが、いろんな人が動きやすくなるので、非常に助かります。
どうぞよろしくお願いします。
Re:そこまでまとめているなら… (スコア:1)
というか、納品物についての監査や監修は必要でそれは自分
ではできないので、経験者にお願いする必要があると思って
いますので、efont ml には投げるつもりではありましたけど。
といっても、冒頭にあるように基本的には実現が難しそうな
ので、日記に書くようなジャストアイディアのみで、具体的
なアクションを取る予定はないのですが(^^;。
自由なフォントが必要な人は思ったより多くないのかなと思
ってたりします。
和田研側で動きがあるかも (スコア:0)
それからもうひとつ、ライセンスがGPLになるのは問題ありです。GPLにしてしまうと、PDFにこのフォントのアウトラインを埋め込んで配布した人は
Re:和田研側で動きがあるかも (スコア:1)
ヨタから先へ進むといいですね。
自動生成とか面白そうです。
グリフとフォントセットではレイヤー違いなので、
組み込みには問題ないのでは?
でないと、紙の出版だって難しくなるし。
なので、AC 氏の GPL 適用の解釈は間違いではないかと。
文字部分だけに限っても、デジタルだけど、デッドコピーでは
ないし、再利用がしにくい状態にはなっている。グリフレベル
での著作権性は否定されているし。
それに、文書内容の著作権と、印面表示の権利を混同している
ような。
もっと業界的にわかりやすい所では、
gcc 使ったプログラムは皆 GPL というわけじゃないよね。
GPL が適切かっていうと、わたしも疑問はあって、別の
オープンソースライセンスを規定しなくちゃいけないかも
とは思っています。
Re:和田研側で動きがあるかも (スコア:1)
かな? これを元に、より優れた商用フォントセットが出来ても
いいようにも思うのだけどね。
フォントセットって、そういう意味では、ライセンスがうるさ
くなったのは最近のことで、歴史的経緯としてはパブリックド
メインに近かったような。
無償で手本が供給されることで、たくさんのフォントが安く生
まれる可能性ってのも大切にしたい気もする。
何か新しい字体の母になるのなら、GPL でそれも縛れるのかも。
これはフォントセットレベルだしね。
Re:和田研側で動きがあるかも (スコア:0)
が、PDFに埋め込まれたフォントデータは著作権法上、プログラムの著作物たる元のフォントの一部を切り出してコピーしたもの、という解釈が成り立ちます。そういうわけでGPLは危ない。
GCCについては、おそらく、gccが吐いたコンパイル結果は、数値計算ソフトに自作スクリプトを与えて出てきた計算結果同様、GNUの著作権は及ばないでしょうし、たとえ本来なら及ぶとしても、及ぼそうという意図はGNUにはないでしょう。逆に、コンパイルしても、ソースを書いた人の著作権は及びますよね
Re:和田研側で動きがあるかも (スコア:0)
です。ビットマップにしての埋め込みはどっちに転ぶかわかんないけど。