kinneko (277) の日記

2001 年 12 月 04 日
午前 11:38

Kondara の木の下で

部内で ROM Linux ほしいと言われたので、私的趣味を兼ねて
WAFER-5823N-300 に si-linux を詰めてみた。
5823 は、Geode300MHz,82559x2,CF スロット付き,3.5inchファクタ
で量産時 $200 少しというおちゃめな板だ。サンプルでも $300 切
っていると思う。個人的には、CS5530 が USB,DMA,発熱で腐ってい
るという所だけ癌。癌というほどではないが、日本語や X を使お
うと思ったら fb 使わないといけないのも嫌。
si-linux の開発環境といえば、普通 debian potato なのだが、た
またま手元に debian の CD がなかったので、Kondara の木の下で
構築してみた。
WAFER-5823 は、デフォルトでは CF は hdd だ。ボード上のジャン
パをショートしてやると hdc になり silinuxbuilder を修正しな
くても使えるようになる。逆ならいいのに。
CF は、日立コントローラーの I-O DATA PCCF-H32MS を使った。
社販で買うよりコジマで買ったほうが安い1880円。購入書類を書く
のも面倒で私物購入なので義理立てはしていないが、ヤマダで2100
円台でシレツな価格競争しているハギワラやアドテックより安かっ
たのでこれにした。
親 (Kondara2.0)、子(si-chroot+apt-getほんとにたくさん)、孫
(si-chroot) な環境で、操作してても結構混乱する(^^;。
子と孫は kernel 2.2.19 に入れ換えた。si-linux では標準の
RT-linux も e2compr も入れていない。
CF 格納と起動はできた。海老原さん提供の silinuxbuilder のお
かげで、こういう事も簡単なのがうれしい。
親 Kondara が kernel 2.4 系なので、子 chroot な kernel
2.2.19 の環境では孫の modules.dep がうまく作れず、CF 起動し
た後に rommode rw して depmod -a してやる必要がある。
それ以外はなかなかいい感じ。
これなら si-linux は debian だからという理由で手を出しかねて
いた人も試せるだろう。
ただ、debian の基本的な知識がある事は楽に作業をする上では必
須だ。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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