ここで問題になるのは、デフォルトとは何か? ということです。私は、原稿用紙に手で書く文章を想定すればいいのではないか、と考えます。
ここでいっているデフォルトというのは、ブラウザのデフォルトスタイルのことではないのでしょうか。そして、一般的にはブロックレベル要素は新しい行から始まるように振舞うよ、と続いているように読めるのですけど。
まあ、そうだと明記はされていないし、違うかもだけど。でも続くDirectionalityのところは、ブラウザとかの話なんですよね。同様に明記とまではなされてないんだけど、技術的な理由というからには。単純にマークアップするだけだったらそんなの関係ないわけだし。
マークアップ前の手書きのテキストにおいて自然に改行される箇所で(最小単位の)ブロックレベル要素が切り替わる、というのが私の主張です。
それはおそらくふつうに文章として成り立つでしょうから、p要素として問題ないように思えてしまいますね。というか、まさにそれが形式段落だと思うのですが。で、僕はそれで問題ないと思ってますが。
でも、段落じゃなげだがどうしようもなくp要素、ということは、わりと往々にしてあるので、文字とか言葉とかいうような単位において汎用的に使える要素だという捉え方をしても、まあ状況に応じてOK、と自分に言い聞かせる場面も。少なくともdiv要素とかにするよかマシと思うし。
ところで、以下の意味がよくわかりません。
もちろんそれは、日本語の形式段落とは異なってきます。なぜなら、形式段落は単なる改行では終了しないからです。
書いているのは日本語なのに、日本語を構成している形式段落の構造によってではなく、別途定める何かの形式段落(英語とか)の構造に基づいて日本語を解釈してマークアップしようということなのでしょうか。
形式段落の始まりは字下げで、終わりは次の字下げの前ですから、ようするに改行ですね。形式段落が終わらない箇所での改行っていうのは、教科書的にいうと、正しくない表記ではないかと思います。
目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
p要素よりdiv要素のほうが良いのかも (スコア:1)
えっと要するに実際のところ、そういう意味では僕の実践は「小節単位でもp要素」という徳保さんの主張に合致していますし、それはそれでOKと思っているわけなのですが、p要素としてあるべきカタチとしては、形式段落くらいの纏まりが必要ではないかと考えますので、p要素ごとでは形式段落くらいの纏まりになるが文意は変わらないというような状態へ、推敲するなりして書き直したりするわけなのです。
というわけで、自分とこのコンテンツなどの範囲ならば、文意を変えない変更は当然問題ないわけで、バンバンやりますけども、業務的にはコンテンツの文言を変更することは容易でない場合が多々ありますので、とてもじゃないけど形式段落ほどのまとまりはなく、小節というか、むしろ単語じゃねえのソレ?とかいう勢いであっても、p要素と意味づけすることになったりするわけでもあるのです。この時、div要素という意味づけでは何の意味づけなんだかサッパリなので、p要素という意味づけを選択するわけです。
しかしまあ、考えようによってはbody要素という意味づけだと思って(つまり本文を構成している何かであるという感じで)、何も括らずにbody要素直下の#PCDATAのままにしておくとか、或いは、それがナイスなのだとすれば、意味をなさないdiv要素をかましてもオッケーっぽいな、とか、今思った(謎)。