Oliver (4) の日記

2001 年 06 月 29 日
午後 05:28

モデレータになるには

やっと参加者の中からモデレータが現れはじめた。モデレータ権限の配布は本家での長い試行錯誤の末にできたアルゴリズムであって

  1. 当然ながらユーザ登録してログインしてる人
  2. 定期的に/.を読んでいる人 (トップページだけでなくコメントも)
  3. しばらく参加している人 (最新の数千アカウントは対象外)
  4. モデレータになることを承諾した人 (いやならば設定ではずせる)
  5. ポジティブな参加者 (カルマが>0な人、悪いコメントより良いコメントが多い)

という条件を満たす人がモデレータになる資格を持つ。システムは/.にポストされるコメントの総数にあわせて、これらの有資格者にポイントを割り振っていき、一定数に達した人にモデレータ権が与えられる。

モデレータが3日以内に割り与えられたポイントを使い切らなかった場合、それらは他の候補に渡される。すると自分に興味のある記事が来るまで待って、自分が支持する意見をスコアアップする、という悪用がしにくいのだ。

/.-jはもうずっとやってる様な気がするけど、まだ始まって1ヵ月。条件その3をクリアする人が少なくて、これまで参加者がモデレータになることはなかったが、これからグッと増えるだろう。いままでは編集者達がモデレーションしていたのだが、これは不本意。参加者の自治が欲しいのだから。我々編集者達は一度に存在するモデレータの数が増えるにつれ、モデレーションから手を完全に引こう。その方が楽だし (笑)

他にはなかなか類を見ないこのモデレーションシステム。その動機と現在の形になるまでの長い道および仕組みを知りたい人はモデレータガイドランを読むと面白い。これもさっさと邦訳しなきゃ。

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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