ここのところ、Slashcodeに多くの手が加えられている。sourceforge.jpのスラッシュドットジャパン・プロジェクトやSlashdotjp-Dev MLに逐次アナウンスがあるのだが、これらを見ている人は多くないようだ。しかも、変更毎にアナウンスがあるので、リアルタイムで追いかけていなければ分かりにくい。そこで、最近の重要な変更点をまとめて紹介しようと思う。/.Jユーザーの利便となれば幸いだ。

• 日記と議論のタイトル同期: 日記のコメントを有効にすると、日記タイトルと同じ議論が作られる。日記のタイトルを変更しても議論のタイトルは変更されなかった。仕様だと思っていたらバグだったらしく、同期するようになった。わざと違うタイトルをつけて遊べなくなったのはちょっと残念？
• 議論の賞味期限が30日間に: 古い記事の議論を見ると「この議論は保存されているものです． 新たにコメントをつけることはできません」と出る事を知っている人は多いだろう。経験上、2年弱ほど前までコメントをつけられると分かっていたが、これが30日間になった。2年弱だったのは設定ミスだったようだ。保存されるとはダイナミックからスタティックに移行する事なので、M1もできなくなる。これで、やたらと古い議論にコメントやM1をされて不愉快な思いをすることはなくなる。
• 作った議論のリセット: comments.plから作った議論は、賞味期限が過ぎるとリセットされる。元々そうだったようだが、2年という長い賞味期限のせいでわたしはまったく気づかなかった。確かに2002年12月29日に作った『タレコミ者データ消失を検証する』がリセットされていた。DB上のレコードを他の議論に割り振って、リソースの有効活用を図っているためだという。これを、断り書きを入れて注意を促すようになった。
• 健忘症のプレビューを修正 : コメントやタレコミでは、プレビューするとスコア:+1ボーナス使用やIDログインでのACタレコミが初期化されてしまったのを、直前の指定を引き継ぐように変更。
• 最低M2数: M1が公正と判断されるのに必要な最低M2数が一度増やされた。これは不具合があって元に戻された。しかし、わたしはいずれ正式に採用される可能性が高いと思っている。「メタモデレーションするコメントがありません」というエラー画面は、本来出るべきではない。M2対象がないのなら「今日もメタモデレートしてますか？」などと聞くべきではない。M2対象数のチェックをM2画面で行っているために起きた実装ミスである。こんな実装ミスをするのは、これが「ほとんど起こりえない事態」だと認識されたためだろう。つまりSlashcode 2.2開発時には既に、本家では常に潤沢に承認待ちのM1があったと予想できる。/.Jではそもそもコメント数が本家よりずっと少なく、このためM1が不足している。そこで最低M2数を増やしてバランスを取ろうとするだろう。

「こういうことはもっと分かりやすいところに書くべきだ」との批判もあるだろう。それについては近日中にこの日記で扱う予定なので、しばし待ってほしい。

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