ここで注目すべきは、

add -cjk_width and corresponding resource cjkWidth (patch by Jungshik Shin ＜jshin@mailaps.org＞).

だろう。CVS 版 XTerm は最近 EUC-JP などをサポートしているが、系線文字や記号やギリシャ文字やロシア文字が半角になってしまうので、使いづらかった。それを解決するために、Set Character Width Proposal などが提案されているが、いつになったら実現するのか、そもそも実現可能なのか、まあいってみれば Markus によるアジア人の放置プレイ状態となっていた。

ところが Jungshik Shin さんはやってくれました。こんな便利な機能をこっそりと入れ込んでしまうなんて、すばらしい!

マニュアルページによれば、

Set the cjkWidth resource to ``true''. When turned on, characters with East Asian Ambiguous (A) category in UTR 11 have a column width of 2. Othrwise, they have a column width of 1. This may be useful for some legacy CJK text terminal-based programs assuming box drawings and others to have a column width of 2. The default is ``false''

とのこと。