SS1 (6823) の日記

2003 年 10 月 07 日
午後 08:35

RFID::スイカでアリスを追いかけて

JAXA

介抱強盗にやられた。

10月4日未明のこと。会社の宴会の帰り,最終電車で池袋で下ろされた。あとはタクシーで帰るしかないのだが,睡眠不足もあり池袋東口で酔いつぶれてしまう。午前2時。酔いつぶれた私に,ロンゲとチャパツの二人組みの若者が呼びかけている。

「おに~さん。おサイフどこ?」

とかなんとか。それで目が覚めると二人が立ち上がり離れていく。見ていた人が,

「何か持っていったよ,追いかけないと」・・・え?

ギャーッス! サイフが無いッス! いつもヒモで繋いでいたサイフが,ナイフで切られて,ヒモから先がすっぱりとなくなっているのだ。で。あわてて,追いかけたのだが・・・・

相手はナイフを持つ二人組みである。冷静に考えれば,追いかけるのはバカげた行為だった。本来は「ドロボー」とかなんとか大声を出すとか,声をかけてくれた人を証人として確保するとか,そういうことをすべきだったのだが。

ポーターのサイフに,クレジットカード,キャッシュカード,スイカ,パスネット,テレカ,未決済の領収書,免許証,現金・・・ しめて,5万円以上の損害であった。

さて,本題のスイカである。

私のスイカはスイカ定期にしてあるが,すでに定期は期限切れになってる。チャージは9000円あった。再発行の手続きのため,JRの始発をまった。

1.スイカの停止
スイカの停止処理は,改札脇の端末から行うことができる。駅員さんに頼むと,申請用紙を渡してくれる。申請事由に,壊損,紛失はあったが盗難は無かった。よく読むと,停止までに失われたチャージ金は返済しないとかの免責同意書になってたりする。

端末だが,ここから停止処理ができるようになるのが,朝5時からとのことで,いったん自宅最寄のJR駅まで帰り,それから再度申請する。スイカ定期は,住所,氏名,電話,定期区間などの情報から,情報を検索する。検索に成功したら,デポジットを確認して停止処理を行い,「整理券」と書かれたレシートを貰う。再発行してくれるのは,その翌日なんである。あと,有効な定期の時は,そのときの切符代の証明ももらっておくことになるはず。

2.スイカの再発行
翌日,ミドリの窓口で整理券を渡して再発行をお願いする。再発行の手数料が1000円プラスのデポジットが500円である。このとき身分を証明するものが必要なのだが,免許はスイカと一緒に盗まれてる。これは健康保険証で代用する。

3.スイカの確認
再発行すると,駅員さんがカード型のビューワ-でチャージ残高を見せてくれる。ちょうどカード型電卓サイズのコンパクトなもので,それを重ねるだけでスイカの中身を読み取れるようだ。

スイカ定期はIDが追跡可能で,かつ個人情報とむすびつけられているため,こういう使いかたができるわけだが,残りのハイカ,テレカ,パスネットは,もちろん回収不能である。

きみなら。どっちを使う?

#居酒屋でネタにしてたら何人かに聞かれたんだけど,犯人はたぶん「日本人」です。

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