介抱強盗にやられた。
10月4日未明のこと。会社の宴会の帰り,最終電車で池袋で下ろされた。あとはタクシーで帰るしかないのだが,睡眠不足もあり池袋東口で酔いつぶれてしまう。午前2時。酔いつぶれた私に,ロンゲとチャパツの二人組みの若者が呼びかけている。
「おに~さん。おサイフどこ?」
とかなんとか。それで目が覚めると二人が立ち上がり離れていく。見ていた人が,
「何か持っていったよ,追いかけないと」・・・え?
ギャーッス! サイフが無いッス! いつもヒモで繋いでいたサイフが,ナイフで切られて,ヒモから先がすっぱりとなくなっているのだ。で。あわてて,追いかけたのだが・・・・
相手はナイフを持つ二人組みである。冷静に考えれば,追いかけるのはバカげた行為だった。本来は「ドロボー」とかなんとか大声を出すとか,声をかけてくれた人を証人として確保するとか,そういうことをすべきだったのだが。
ポーターのサイフに,クレジットカード,キャッシュカード,スイカ,パスネット,テレカ,未決済の領収書,免許証,現金・・・ しめて,5万円以上の損害であった。
さて,本題のスイカである。
私のスイカはスイカ定期にしてあるが,すでに定期は期限切れになってる。チャージは9000円あった。再発行の手続きのため,JRの始発をまった。
1.スイカの停止
スイカの停止処理は,改札脇の端末から行うことができる。駅員さんに頼むと,申請用紙を渡してくれる。申請事由に,壊損,紛失はあったが盗難は無かった。よく読むと,停止までに失われたチャージ金は返済しないとかの免責同意書になってたりする。端末だが,ここから停止処理ができるようになるのが,朝5時からとのことで,いったん自宅最寄のJR駅まで帰り,それから再度申請する。スイカ定期は,住所,氏名,電話,定期区間などの情報から,情報を検索する。検索に成功したら,デポジットを確認して停止処理を行い,「整理券」と書かれたレシートを貰う。再発行してくれるのは,その翌日なんである。あと,有効な定期の時は,そのときの切符代の証明ももらっておくことになるはず。
2.スイカの再発行
翌日,ミドリの窓口で整理券を渡して再発行をお願いする。再発行の手数料が1000円プラスのデポジットが500円である。このとき身分を証明するものが必要なのだが,免許はスイカと一緒に盗まれてる。これは健康保険証で代用する。3.スイカの確認
再発行すると,駅員さんがカード型のビューワ-でチャージ残高を見せてくれる。ちょうどカード型電卓サイズのコンパクトなもので,それを重ねるだけでスイカの中身を読み取れるようだ。スイカ定期はIDが追跡可能で,かつ個人情報とむすびつけられているため,こういう使いかたができるわけだが,残りのハイカ,テレカ,パスネットは,もちろん回収不能である。
きみなら。どっちを使う?
#居酒屋でネタにしてたら何人かに聞かれたんだけど,犯人はたぶん「日本人」です。
目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
武器 (スコア:1)
自宅をつきとめて、犯人が寝ている最中に火をつけてもよいです。
これが最もエレガントな方法かも。 紐はケブラーのショックコードにしておきましょう。
私が鍵を繋いでいるコードは対加重650kgです。
普通の刃物で切ろうとすると、刃物の方が壊れます。
それをループ状にしてあります。
かつ外れないけれどもすぐに外せる特殊な繋ぎ方をしています。
しかも武器として使える微妙な長さにしてあります。
いざとなったらそれだけで充分に人を瞬殺できます。
武器はなくても良いのですが、持っておくと何かと便利です。
刃物もほぼ常に隠し持っていますが。
雨が降りそうなときであれば、長い傘を棍のように持ちます。
仕事のときはアタッシュケースを武器兼防具にします。
名刺入れにもカード型投げナイフを入れておきます。
紙切れ一枚でも相手の死角を作り出すことができます。
武器や防具に転用できる日常品はとても便利です。
そこまでしているのは私くらいしかいませんが。
外で酔いつぶれることも決してありません。
気配は常にほとんど殺しているのですが
ヤバげな雰囲気が出てしまうこともあるようです。
服にこだわると目立つので、逆に狙われにくくなります。
Re:武器 (スコア:1)
どう考えても,犯人より証人でした。
追いかけて捕捉するには,状況判断をあと3秒早くしなくちゃなりませんが。はっきりいって不可能。相手は話し掛けながら揺さぶる役と,サイフを抜き取る役を分けてるくらいのプロだから,被害にあった時点で負けてるのだ。だから,そのとき「犯人をつかまえるのは無理」と冷静に判断できていれば,犯人を追いかけることで証人を見失ったりはしなかった。
どうして,そんな判断ミスをしたかといえば・・・ まだ,状況が掴めてないときに「追いかけなきゃ」って指示されたのが状況判断に入っちゃったからなんだよね。私には,それが一番めげたよ。
だいたい,そいつが犯人の仲間で見張り役でなかったという証拠はどこにある。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
ソーシャルセキュリティ (スコア:1)
アタッシュケースや帽子も伊達ではないのです。 このような犯罪では証人は役に立ちません。
実際、被害届は出したけれど、検挙されたとはまだ聞いていませんから。 10秒ほど早くしておかなければなりません。
トレイサーを近づけてしまった時点で失敗でしたね。
こちらが先に気付かないと瞬時対応できません。
常にその気でいれば充分に可能です。
以前に別所で.mjt氏 [srad.jp]と論争して
(後で「やりすぎました」と謝りました)
私の経験、行動パターンなどを示したことがあるのですが
[(1) [hatena.ne.jp]:(2) [hatena.ne.jp]:(3) [hatena.ne.jp]:(4) [hatena.ne.jp]:(5) [hatena.ne.jp]]
背後を取られることを嫌い、周囲の状況や接近者を把握しています。
知らない場所は予めフロア配置や非難経路などを調べます。
過去の日記で書いたことは、作り事ではなく事実なのです。
この日記の日は、待ち合わせ時間の三時間以上前に到着して、
駅構内の全配置、待ち合わせ場所への全ルート、
そこからの退避ルート、その後に想定した場所の下調べをしました。
私一人であればそこまではしませんでしたけれど。
また過去の経験にしたがって、財布も複数に分散しています。
捨てて構わないものと一万円くらいだけの財布をメインにしています。
そして、あえてジーンズの後ポケットに入れたりします。
金銭目当ての強盗が簡単に取り易いように。
取った後は逃走優先で、余計な危害を加える暇はないので。
重要なカード類などは分けて隠しきってあります。
こういったことをIDで書くから、
ますます身元を明かせなくなってしまいます。
Re:ソーシャルセキュリティ (スコア:1)
まるで「相互確証破壊」な自衛戦略というか・・・ ジャンプの表紙裏の広告ページみたいっつうか。私には参考ならんし。
ソーシャルセキュリティってタイトルに引き寄せると,警察に犯罪をなるたけ正確に認知させておくのは大事です。プロファイルがまとまって,初めて彼らは動けるんだし。とくに相手がプロの場合は。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:ソーシャルセキュリティ (スコア:1)
# 今の「困った具合」が判ってもらえそう。
週刊少年コミック誌はもう読んでいないので
ジャンプの広告ページがよく判らないのですけれど、
どんな代物なのですか。
相手はプロではなくド素人です。
私を狙うほどに。
仕事場でもコメントを見て、試してみました。
今日も帰宅時間が遅くて繁華街を通ってきたのですが、
殺気を放ってみたらポン引きが見事なまでに声をかけなくなりました。
また、アベック達も手をつないだり離れすぎたりしていて、
「危ないな」と思いました。
もし私が襲撃者ならば一撃で倒せるような位置関係でした。
私は自分一人のときは自分を守りますが、
「連れ」がいるときには自分を楯にしてでも「連れ」を守ります。
付かず離れずの距離に自分を置きます。
シークレットサービスになりきります。
そうでなければ「男」でないでしょう?
本題に戻って、警察に認知させても、
個別な事件の解決にはほとんどつながりません。
ただ、犯罪統計数が増えることで対応されるかも、
という長期的な考えはあるかもしれません。
かなり自己嫌悪 (スコア:1)
「"real"の私」と「JitterboogieというID」を同一視できる人、
私が実際にナイフを隠し持っていることを知っている人
(というか、「日記を読んだなら知ってるでしょ」と見せた)、
警官やSPだらけの場でも気付かせなかったことを知っている人、
私の歩方の意味を説明した人、
私の立ち振る舞いについて説明した人は
まだ一人しかいないのだった。
そしてこれはネット上では示すことが不可能なものだった。
実物を見せれば意味がすぐ判るのだが、
それをすると「IDのもつ匿名性」が失われてしまうものだ。
しかも完全な違法行為だし。
こちら系の話は今後やめておきます。
Re:かなり自己嫌悪 (スコア:1)
コメントだけ見てると,その極端さで「ぜんぜん冷静に見えない・・・」んで,困っちゃったんですが。居酒屋モードなのかなぁとか思ってました。
確かに,ニュアンスの伝わり難いところではあります。こちら系の話はオフライン向きでしたね。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心