さすがに,苦しくなっているのだが,続ける。あとすこし。
先日,免責が認定されて,ベンチャーとしては,終止符が打たれた。免責で得られた教訓としては,「会計士と弁護士はプロを雇え」というところか。
免責第一報を同僚に伝えたところ「よかったね。ほっとした」という感想をもらった。なんだかんだで,みな心配していたのだ。
さて。私がやりのこしているところをとりあえず,整理しておきたいと思う。というか,まだまとまんないのである。
1.2ちゃんねるが果たした役割は?
免責後,「くそスレ」呼ばわりしてたひとがいたが,あれはないだろうと思う。同じく「殿,殿・・・」とやってるのも,同様。あんたら,勝ち組に入れさえすればいいのか。
傍から見れば,嘘と誹謗と恫喝で凝り固まっていた2ちゃんねるだが,そもそもこの日記を書く理由になったくろさわ氏の記事を読むと,2ちゃんねるに対して誤りを指摘しつつも,肯定的に評価している印象を持った。いったい,それは何か?
もひとつ気になるのは最初に,あのタイミングでスレ立てしたのは誰か? …ってことなのだが。まあ,これは永遠に明らかにならないのかもしれない。2.OHPA-ML,出資者ML,予約者MLが果たせなかった理由は?
これは,たぶん1の再評価とも絡むんだけど,これらMLがなぜ監視機能を上手く果たせなかったのか。あるいは,外部の協力を集められなかった理由とは何か。などなど……
3.オープンソース・プロジェクトとしての再評価
これまで私は,基本的にベンチャーとしての評価しかしてこなかったように思う。では,オープンソース/ハード的にはどうだったのだろう?
じつのところ,そんなに悪い部類には,入らないような気がするのだ。第一にサバイバルできたオープンソースプロジェクトというのは,とても少ないから,失敗したことを過大に悪く評価する必要はないと思う。それより,たとえば派生プロジェクトの数などで評価してはどうか。残しているのは,こんなところだと思う。
基本的なところは,以前に書いた日記でほぼ完結しているので,つけくわえることはない。4.緊急追加! モルフィー企画はベンチャーではなかった?
現在,コメントで進行中のネタ。ベンチャーでなかったんだったら,なんだったんだろうね。
--
参考:
以前に書いた日記(MorphyWiki読者向け)
モンキービジネスの罠にご用心!(コメント読者向け)
集団思考の八つの兆候 (2ちゃんスレ読者向け。くそスレ判定に・・・ おい。)
開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
そもそもベンチャーではない (スコア:1)
上記スレにあるとおり事業計画の面(低リスクで利益は出ない)から見てもそうだし、技術的な面で考えても、枯れた従来技術(それどころかディスコンの部品を必要とする!)を組み合わせたシロモノであったのは確かで、出来て当然というものでした。こんな事業に食指が動くベンチャーキャピタルなどあるわけない。
事業が失敗した理由は、社長さんの経営手腕がゼロに等しく、また経営のモラルも持ち合わせていなかったコトにあるでしょう。 なんたって税理士がつくった財務表を勝手に改竄して、しかも財務表の意味を理解してないで改竄したためバレるなんて噴飯物の事件をおこしてます。経営者として最低の部類なのは確かです。
SS1氏が考えるベンチャーとはいったいどのようなものかわかりませんが、世間一般に言われている用法とはだいぶかけ離れているように見受けられます。 詐欺師一歩手前の山師が聞こえのいいことをペラペラ話し、金を集めた末に破産してドロンって定義だったりするのでしょうか? そりゃマジメにベンチャービジネスやってる方々に失礼です。
私は,器の大きさの問題だと思うが。 (スコア:1)
「詐欺師一歩手前の山師が聞こえのいいことをペラペラ話し、金を集めた末に破産してドロンって定義だったりするのでしょうか? 」
倒産したどのベンチャーも似たようなものでしたよ。dekainoさんは,倒産情報などは読んだことがあっても,中から見たことって,無かったんだろうなと思います。おそらく,今回が初めての経験だったのではないでしょうか?
あのように「ずさんな経営」で破綻するのは,ベンチャーとして最もありがちなパターンだと思います。納得できないかもしれませんが。また,合資会社という形式は,ベンチャーキャピタリストが持ち株会社を作るときに使う,ごく一般的な手法です。
ですがまあ・・・ たとえば,現実のベンチャー起業家と比較してみてください。
たとえば,西和彦と比べてみてはいかがでしょう。
それから,孫正義と比べてみるのはいかがですか?
あなたの言う定義は,上記の二人にもそっくりそのままあてはまると思いますし。ベンチャー起業家として本質的な資質の違いはないと,私は考えています。あるのは「器の大きさの違い」だけでしょう。
半歩譲って「あれは,ベンチャーゴッコだった」というご意見なら同意できますが,ゴッコ遊びでもビジネスは,ビジネスです。私の意見は変わりません。
ええと。ところで,dekainoさんは出資者,あるいは予約者だったのかな?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
SS1さんの定義するベンチャービジネスって変です (スコア:1)
ところがモルフィー企画は、100%順調に事業がすすんでも儲けが出ない計画でしたね。
成功する確率は少なくないが、あたればでかい。これがベンチャー企業ですね。このあたればでかいって夢すら提供できなかったモルフィー企画はベンチャーとはなりえないんですよ
それから
> また,合資会社という形式は,ベンチャーキャピタリストが
> 持ち株会社を作るときに使う,ごく一般的な手法です。
これと、モルフィー企画が合資会社なのと何も関係ないでしょう?
何が言いたいのか全然わかりません。
佐川氏がベンチャーキャピタリストだったとでもいうのでしょうか?
ベンチャーキャピタリストとしての西とか孫は知ってますけど、彼らがベンチャー企業家、つまりベンチャーキャピタリストから出資を受けて設立したベンチャー企業を経営したことなんかありましたっけ?
私は寡聞にして知りません。
西も孫も自己資本で小さい会社を育てて、ある程度信用を得てから銀行その他から金を集めたと認識してます。信用を得ている=失敗の確率が低い ですから、彼らはベンチャー起業家だったとは言えないですよね。
やはりSS1氏は、巷のベンチャービジネスを馬鹿にしてる人だったんですね
山師が始めた事業=ベンチャー ではないんですよ
「ベンチャーの定義」は多様ですから・・・ (スコア:1)
あなたや,モルフィースレの名無しさんのいう「ベンチャー企業」というのは,おそらく典型的なIPOベンチャーを指しておられるのだとおもいます。ですから,定款や事業計画がその定義に当てはまらないことで,「モルフィー企画は,典型的なIPOベンチャーではなかった」とおっしゃることは,別にかまいません。そのとおりです。
ただし,スタートアップ時の事業計画は,教科書的なくらい,ベンチャー起業のルールに則ったものでした。ですから,ユニークなシードマネーの作り方とあわせて,あれをベンチャービジネスと呼ぶことは,なんら問題がないと,私は考えています。
また「このあたればでかいって夢すら提供できなかった」というのは,正しくない見方でしょう。夢を提供できたからこそ,出資者や予約者が多量に現れたのですから。もちろん,提供できたのは夢だけですが。
話しを戻しますが,私とdekainoさんの「ベンチャーの定義」には,かなりの開きがあるようですので,ここではベンチャーという言葉を使わず「起業家」としての,彼と,孫氏と西氏を比較してみてください。
やはり,異なるのは器量の大きさだけなんじゃありませんか?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
ベンチャー以前にビジネスではない (スコア:1)
モルフィー企画は、利潤の追求を目的としていないから、そもそもビジネスではないです。本当はNPO組織としたかったが手続きが面倒だったので便宜的に合資会社としたと佐川氏本人も言ってるわけです。
2chに、ご近所同士でつくった共同購入の会って例えがありましたが、コレはイイ線いってると思います。これはビジネスではない。もちろんベンチャーなんて概念とは無縁です。
当初から、リスクなんかない/あっても非常に少ない(台湾メーカがもっと安くクローンを作ってしまうかも?)と言ってたわけで、どこから見てもベンチャーではないんです。少なくとも活動開始時点で佐川氏本人にリスクが高い事業である自覚はまったくなかったと断言します。
というか、SS1氏以外にモルフィー企画をベンチャーと勘違いしている人は見たことありません。
いったいどうしてモルフィー企画のことをベンチャーと思えてしまうのですか? 謎です。
教科書の名前を教えてください (スコア:1)
> スタートアップ時の事業計画は,教科書的なくらい,
> ベンチャー起業のルールに則ったものでした。
いったい何と言う教科書にそのようなルールが書かれているのですか? モルフィー企画の事業計画には売上と利益のロードマップすら示されていなかったんですよ。これらを示さない事業計画がベンチャー企業のルールに則っているとはとても考えられません。そもそも、株式会社でない時点で教科書的なベンチャー企業ではないでしょう。
> ユニークなシードマネーの作り方とあわせて,あれを
> ベンチャービジネスと呼ぶことは,なんら問題がないと,
> 私は考えています。
モルフィー企画の資本金の集めるスタイルって生協(COOP)の焼き直しだと私は思ってます。資金を募る意図も、出資者へのコミット内容も、生協とほとんど同じですよね。これユニークなんですか?
むしろSS1氏のモルフィー企画をベンチャーとみなす考え方が大変ユニークだと私は思います。私は賛同はできませんけど。
Re:教科書の名前を教えてください (スコア:1)
モルフィー企画 ベンチャー [google.co.jp]・・・ うーん。たしかに少ない。
あなたの定義では,アスキーもソフトバンクもベンチャーでは無かったようですから,もう特にいうことはありません。あなたの根拠は「佐川氏本人も言ってる」とのことですし・・・ 彼の言葉を信じるのは,あなたの自由です。私は彼の発言をほとんど無視しているので,彼の発言を信じていらっしゃるなら,おそらく平行線のままでしょう。
教科書は放送大学教材の『ベンチャー企業論』を読んでみてください。そこで疑問があれば,著者にメールで質問してみればよいと思います。
NPOと生協については・・・,とりあえず,生活協同組合法と特定非営利活動促進法を読んでみてください。そこに書かれている理念や運営方法に,モルフィー企画と共通する部分はないとおもいます。
話しを戻して。
私がモルフィー企画をベンチャーとして評価するのは・・・ この言い方がいけないのかな。評価には良い評価も悪い評価もあります。私がベンチャーとして・・・ というのは,評価の軸をベンチャーとしての是非に置く。という意味です。他に適切な評価軸は無いと思いますし。
悪い評価があんまりないのが,あなたにとって問題なのかもしれませんが。あれだけすごいと・・・ まあ,とくに話すネタが無いと言うだけの話しです。見たまんまですし。みなさんがやってくれてますし。
どっちかというと,あれを「ベンチャーではない」と否定することに,どんな意義があるのか知りたいですね。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
ベンチャー企業論ですね (スコア:1)
佐川氏のいうことは完全無視だそうですが、モルフィー企画は人的会社で佐川氏と一体ですから、彼の言うことを完全に無視したら見えるものも見えなくなると思いますよ。確かに彼には虚言癖があると思いますけど、嘘を嘘と見抜く眼力があれば問題ないと思います。
さて、モルフィー企画の発起人のひとりのKTR氏もSOFTware Design 2000年 5月号 [osdn.jp]の記事でモルフィー企画はベンチャーではないと明言しています。彼のいうことも無視しますか?
客観的事実だけを列挙します
1. 少なくとも、モルフィー企画の設立にかかわった人々はベンチャーではないと認識していました。(低リスクノーリターンであると明言)
2. そして彼らのいうことを信じた人が出資または予約したわけです。(残念ながら後に裏切られることになるわけですが…)
3. また外形的に見てもモルフィー企画は人的会社(合資会社)であり、ベンチャーたりえません。
このように1,2,3と三拍子そろってモルフィー企画はベンチャーではないという事実を示していますが、それでもSS1氏はベンチャーだと強弁するのでしょうか??
まさか、設立してから日が浅い、小規模の企業はすべからくベンチャー企業だって思ってるわけではないでしょう? (念のためこの定義は明確に誤りです)
私がベンチャー企業を評価するのに使うクライテリアを用いて、モルフィー企画を評価してくれって言われたら、「モルフィー企画はベンチャー企業ではないから、評価不能です」って答えをする以外ないです。なんでSS1氏はベンチャー企業ではないものをベンチャー企業として評価できるのですか??
> どっちかというと,あれを「ベンチャーではない」と否定することに,どんな意義があるのか知りたいですね。
ベンチャーではないものをベンチャーでないと言うのは特に意味はないのです。なぜSS1氏がモルフィー企画をベンチャーと思うのか、それが私には不思議に思え非常に興味をそそったのです。そこでまず間違いを指摘し、なぜそのように考えたのかコメントをつけて質問しただけなのです。
残念ながら、いまだSS1氏の特異な思考プロセスを明らかにするには至っていません。
ところで、わざわざgoogleで検索しヒット数が少ないのを確認しただけでそれ以上見てないのですか? ヒットしたページをチェックすると、まったく文脈的につながってない状態でたまたまモルフィー企画とベンチャーが出てきただけというページがほとんどですね。唯一 doctor_d氏が/.Jにモルフィー企画をベンチャー企業だと認識してる書き込みを1件だけ確認しました。コレ私にとって2人目です。
さて少なくともSS1氏の考えが少数派であることは認識できたと思います。もちろん一般には少数だから間違いということはありません(今回の命題は明らかに間違いですが)。それでも何かメジャーな考え方とは違う点があるはずです。私はソレが知りたいのです。
いったいなぜSS1氏はモルフィー企画をベンチャーだと思うのですか? SS1氏が考えるベンチャーの定義を具体的に教えてください。
BBQモデルねえ・・・ (スコア:1)
dekainoさんは,だから,ベンチャーではない。とおっしゃりたいようですが,面白いビジネスモデルを提唱するのは,逆にベンチャーであったことを証明するようなものでしょう。
起業家がビジネスリスクを過小に評価するのは,ありがちな話しです。それをもって,ベンチャーでは無いという主張は無理があります。
というより,そういった「甘いリスク予想」が破綻の原因だったんではありませんか?
つづきは,本を読んでからゆっくりとどうぞ。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
BBQモデルはビジネスモデルではない (スコア:1)
KTR氏の記事を読んで、BBQモデルはビジネスモデルだとか、モルフィー企画がベンチャーだったことの証明になるとか、そこまで曲解してしまうとは、SS1氏の読解力には驚きました。はっきりいって爽快感さえ感じています。
どうやらSS1氏には、書かれてもいない都合がいい文が見え、書かれている都合が悪い文は見えないという特殊能力が備わっているようですね。
SS1氏にとって面白ければ、それはベンチャーだという理屈も素晴らしいすね。街を歩いていたらいきなり清家先生に出会って
清家先生「お おなた金星人だね 間違いない
でかいの「いや、私は地球生まれの地球育ちの地球人です。両親も地球人ですが…
清家先生「いやいや あなたの顔は面白い それが金星人の証拠だ
なんて話しかけられたくらいの衝撃を感じます。ナイスです。
まぁ清家先生は自分の意見がユニークでほとんどの人に支持されてないことを自覚していますからまだマシですけど。
どうもいくら文献を提示してもSS1氏の誤りを正すのは無理なようです。これが馬鹿の壁 [amazon.co.jp]ってやつなんでしょうね。宗教や政治や伝統ある慣習などの話に馬鹿の壁を感じたことはよくあるのですが、まさか経済の話で馬鹿の壁にぶつかるとは思いませんでした。非常にいい勉強になったと思います。
それでも他の読者のために一応反論しておきます。
> 起業家がビジネスリスクを過小に評価するのは,ありがちな話しです。それをもって,ベンチャーでは無いという主張は無理があります。
KTR氏の記事には、リスクを避けるため新しいことにはチャレンジしない、つまりベンチャーがやるようなことはしないと書いてあるんです。モルフィー企画が破綻したのは、新技術のリスクのせいではなく、社長さんが見かけ以上に無能だったというリスクのせいですね。このリスクはどの企業にもある話で、ベンチャー特有の話ではありません。
「ベンチャー企業論」届くのを楽しみにしています。でもちょっと不安になってきました。実はこの教科書には真っ当なことが書かれているだけなのかもしれないと。モルフィー企画をベンチャー企業だとする定義をこの教科書から読み取るにはSS1氏の特殊能力が不可欠だったりしないかって危惧しはじめてます。
モンキービジネス (スコア:1)
記事の内容は真っ当だし面白いんですけど、私にはモルフィー企画には何の関連も見出せませんでした。
Re:モンキービジネス (スコア:1)
私が言った「典型的なIPOベンチャー」の解説のかわりです。
さすがに,追いつけない読者も多そうだと思ったので。
いい参考文献でしょ。
じゃまた。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
オヤジ脳に念仏 (スコア:1)
バザールでもシシケバブでも,どんなモデルでもビジネスに適用すれば,ビジネスモデルですが・・・ まあ,そんなことは,どうでもいいことです。私にとっては。「モルフィー企画はベンチャー企業だった」かどうかは,どうでもいいことだからです。はじめに言ったように私はベンチャーを評価の軸に使っているだけですから。
ともかく,dekainoさんは「モルフィー企画はベンチャー企業では無い!!!!!」と,おっしゃりたいわけですから,それを否定するつもりもありません。しかし,あなたの考える「ベンチャーの定義」は,トンデモを持ち出さないと論破できないくらいですから,もうすこし勉強したほうが良いでしょう。トンデモを指摘するのにトンデモを引用するなんて,定義が再帰してます。
とくに,破綻の理由の説明が「社長が無能だったから」というのでは,どうしようもありません。それでは,居酒屋でグチるサラリーマンと変わりがないでしょう。たぶん,あなたのように考える人が「(有能な)俺なら成功できる」と考えて,これからも,第二,第三のモルフィー企画を立ち上げてくれることになるんだろうなぁと,諦観いたしました。
その時のためにも,今回のような破綻事例を参考にして,『ベンチャー企業論』を勉強しておくことをお勧めします。疑問があったら,そっちの著者に訊いてね。じゃ。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
IPOベンチャーの解説?? (スコア:1)
「IPOベンチャー」って株式公開(IPO)で出資者に利益を還元するタイプのベンチャー企業のことでいいんですよね?
私には、モンキービジネスにご用心 [atmarkit.co.jp]が「IPOベンチャー」の解説に役立つ参考文献とは思えません。
最初のザ・クライテリアは、ベンチャーキャピタリストが主題の記事で、直接ベンチャー企業そのものの解説になってませんし、モンキービジネスにご用心も、IPOを目指す企業にたかる悪徳ブローカーが主題で、IPOベンチャーの解説になってませんね。しかもコレ狙われる企業がベンチャーか否かすら関係ない話ですよ。IPOを目指す未公開企業であればベンチャーでなくても成立する話ですね。
たとえば、江戸時代から続く老舗の温泉旅館が今まで未公開会社として手堅く利益を出してきていた。建物が老朽化して建て替えたいけど銀行は融資してくれそうもないので、株式公開して資金調達して建て替えよう。なんてケースもモンキーが狙う対象になるわけでしょ。企業がベンチャーかどうかは関係なく、IPOしたいマインドを持ってればいいわけ。
まぁ、今のご時世 そこそこ利益を出してる未公開会社で、IPOを目指す企業はベンチャー企業が多いってことなんでしょうけど、ベンチャー企業以外にも当てはまる話では、ベンチャー企業の解説としては不適格だと思います。
この議論で重要なのは、ベンチャー企業と非ベンチャー企業との違いは何かということですから。
SS1氏がこの参考文献からどんなことを読み取ったか一般人にはわかりようもないことなので、参考文献を紹介するなんて手を抜かないで、SS1氏自身の言葉でベンチャー企業なり「IPOベンチャー」の解説や定義をしていただけると助かります。
類似例を挙げただけです (スコア:1)
そんな「つくればあるねー」なんて小学生みたいなこと言わなくてもいいのに…
BBQモデルにはどうやってお金儲けするかについてまったく述べられてないので、ビジネスモデルではありません。BBQモデルとビジネスモデルの間には大きなギャップがあります。
このギャップをがんばって埋めて、お金儲けができるモデルを作ったとしても(これがビジネスへの適用)、それは埋めたギャップの部分が主で、BBQモデルの部分が従の、「BBQモデルを活用したビジネスモデル」となるだけです。そのビジネスモデルが実在したとしても、オリジナルのBBQモデルはビジネスモデルになるわけではありません。
私が指摘してるのは、KTR氏の記事を読んで、そこに書かれているBBQモデルをビジネスモデルだと思ってしまう、SS1氏の書かれていないことが見える特殊能力の存在です。それについてビジネスに適用すればビジネスモデルだなんて言われても何の反論にもならないでしょう
> しかし,あなたの考える「ベンチャーの定義」は,トンデモを持ち出さないと論破できないくらいですから,もうすこし勉強したほうが良いでしょう。トンデモを指摘するのにトンデモを引用するなんて,定義が再帰してます。
この文の意味がよくわからないです。
私は論破したつもりはないです。むしろトンデモさん相手には論破は無理だってサジを投げたんですけど。そして、トンデモさんを指摘するのに、別の有名なトンデモさんの例を引用して、ロジックが同じであることを示したんです。つまり類似例を挙げただけです。
この文脈では厳密にトンデモさんを定義することを目的としてないので、類似例を出すだけで問題ないでしょう。辞書の語句の定義もよく再帰してますよね。
私は、モルフィー企画が破綻した理由を分析するつもりはないです。SS1氏の意図するところはそこですか? 少なくともモルフィー企画をベンチャー企業とみなす時点で分析の出発点が間違ってますよ。ベンチャーでないものをベンチャーの評価軸で分析して何か意味がある結果がえられるのか、私にはとても疑問に思えます。
要は、用語をキッチリ定義せずに「そんなことはどうでもいいことです」なんて言ってる人が出した分析結果なんて誰も信用しないよってことです。
ところで、私は同人、特に成果物を頒布するタイプの同人活動にはまったく興味ないので、非ビジネスであるモルフィー企画のようなことをやるつもりは毛頭ありません。ご安心ください。
そもそも有能じゃないですしね(佐川さんほど無能でもないですけど)。
Re:IPOベンチャーの解説???? (スコア:1)
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
類例ね・・・ (スコア:1)
ベンチャーとは・・・ って,定義文を読んだだけで理解できるのかな? 私はそうは思えません。類例でよければ,すでに第二次ベンチャーブームの雄である,ソフトバンクやアスキーを例示していますが,あなたは「ソもアもモのような山師では無い!」と即座に否定されてらっしゃる。そういう人に定義文を示してもしかたなかろう,と私は思います。くりかえしますが,正しい定義を知りたければ『ベンチャー企業論』をお読みになられてください。単位を取れとはいいませんので。話しはそれからです。
しかしまあ・・・ はじめから平行線になることは明らかでしたが,話してみるものですね。こちらは,「モルフィー企画はベンチャーではない!」というのを単純に,そこまで呼べるようなシロモノじゃない,とか,そういう程度問題だけを言っているものと理解していたのですが,そうじゃなくて「そもそもベンチャーではない,ベンチャーとして評価分析することも間違いだ」ということだとは思いませんでした。実際に。
「じゃ,アレっていったい何なの?」 と当然こちらは思うわけですが,dekainoさんの話しを伺って,なんとなくイメージがつかめてきました。それは,かなり興味深いテーゼと思えます。ベンチャーではない… バーベキューでもない… 生協… ともちょっとちがう。
一つ確認したいのですが。dekainoさんは,ウォッチャーとのことですけれども,いつごろから,どのあたりをウォッチされていたのでしょうか? ん~~と,つまり。あなたのご意見は,どのMLまたはスレを代表されてるのかなぁ,ということが気になって。やはり,2ちゃんにスレ立ってからですか?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
あれ? ハード屋さんなの? (スコア:1)
あなたはハード屋さんなんですか? もしくは,お知りあいにハード屋さんがいらっしゃるのかな?
それにしても,とてもお詳しいですね。 ・・・ついでに財務も。
dekainoさんは「非ビジネスであるモルフィー企画のようなことをやるつもりは毛頭ありません。」とはいうものの,プロジェクト成功後はハイエナOKの,親の総どりなんだし,食指を動かされるハード屋さんは,けっこう多いんじゃないでしょうか。
私が前の日記で紹介した先行事例のハード屋さんも,ちゃっかりと起業,独立して,今も活動されてますし。(*1)
なんていうのかな・・・ たぶん。あなたと同じく多くの人がそうなんじゃないかとおもいますが。「俺なら出来る・・・ けれど絶対やらない」というのが,大半ではないかと思います。だから,その大抵の人が絶対にやらないことを「やっちゃった」ことに対して,私は一定の評価を与えているわけです。たとえそれが,実は無知に由来するものだったと,あとからわかったしても。です。
---
*1
先行事例は自己資本で起業されてますので,「ちゃっかり」という
いいかたは,本当はとても失礼な発言でした。深くお詫びします。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:類例ね・・・ (スコア:1)
比喩(metaphor)じゃなくて例(example)なんですけどね。日本語だとどっちも「たとえ」だけど別物です。これらを混同するところや今までやり取りした経緯を考えると、SS1氏は論理的思考をするリテラシーがちょっと弱いのかなって印象を持ちました。
定義を示せば、普通に論理的思考が出来る人なら理解できますよ。あわせて例を挙げればもっといいでしょう。帰納と演繹ってご存知ありませんか?
> 類例でよければ,すでに第二次ベンチャーブームの雄である,
> ソフトバンクやアスキーを例示していますが,あなたは
> 「ソもアもモのような山師では無い!」と即座に否定されてらっしゃる。
こんなこといった覚えはありません。私が言ったのは
> ベンチャーキャピタリストとしての西とか孫は知ってますけど、
> 彼らがベンチャー企業家、つまりベンチャーキャピタリストから
> 出資を受けて設立したベンチャー企業を経営したことなんか
> ありましたっけ?
ですよ。
SS1氏の脳内では当然の論理的帰着としてこれから 「ソもアもモのような山師では無い!」につながったんでしょうが、他人には理論の飛躍にしか見えません。
西和彦氏とアスキーについて私が認識してることを説明しましょう。アスキー社はベンチャー企業ではなく出版社です。
西氏は工学社の業界初のマイコン専門誌I/Oの創刊にスタッフとして関わり、その後独立してアスキーを設立、月刊アスキーを創刊します。雑誌の出版なんて新規技術も新規ビジネスモデルでもないですからこれはベンチャービジネスではないですね。専門誌としてもI/O誌の後追いでどこにも新規性はないです。
アスキーの雑誌は成功し、西氏には比較的自由になる資金ができました。彼はそれを自分の目で将来性があると思う事業に、社内ベンチャー事業(たとえばMSの日本代理店業務など)の設立または社外の独立系ベンチャー事業への投資という形で、投資しました。そしてそれも成功してますます会社は大きくなりました。
ここでの西氏の役割はベンチャー起業ではなくて、ベンチャーへの投資、つまりベンチャーキャピタリストなんですよ。私が上の引用文で言ってるのはそのことです。ここで、ベンチャー起業家と言えるのは、ここでは社内ベンチャー事業の現場の責任者(事業部長?)とか、社外ベンチャー企業の社長ですね。
ベンチャーブームの歴史は不勉強でよく知らないのですが、アスキーの株式が店頭上場され、大手ベンチャーキャピタルからがんがん投資されたことは知っています。これは、ベンチャービジネスのよしあしを見極める目がないが豊富な資金を持つ大手機関投資家と、ベンチャービジネスを見る目はあるが自由になる資金が少ない西氏の利害が一致して、大手機関投資家がアスキーに資金を投入し、西氏が見極めたベンチャー事業にその資金を投資するという構図です。
つまり、映画制作で言えば(これは比喩ですよ!)、西氏の役割はディレクター(監督)ではなくてプロデューサーですね。ベンチャー起業家ってのはふつうディレクターに当たる人を指す言葉じゃないんですか?
孫正義氏のソフトバンクも私は出版業がメインの会社で、孫氏も西氏と同様ベンチャーキャピタリストとしての役割で活躍している人だと認識しています。
さて、佐川氏とモルフィー企画と話に戻りましょう。佐川氏は上の文脈で言うベンチャーキャピタリストのようなことはしていません。またまた映画制作でたとえると(比喩だよ!)、佐川氏はディレクター(監督)です。まぁモルフィー企画はベンチャーでもビジネスでもないですから、映画制作といっても同人の自主制作映画って形になります。
佐川氏を西氏や孫氏と比較しても、プロデューサーとディレクターを比較するようなもので、全然意味のないことなんです。器の大きさの違い(笑)とは違う異質のものなんですよ。余談ですが、佐川氏の器の大きさは相当のものだと思ってますよ。あれだけの不正行為を平然としてできる肝っ玉には脱帽です。
さて最後の確認への返事です。
> 一つ確認したいのですが。dekainoさんは,ウォッチャーとのことですけれども,いつごろから,どのあたりをウォッチされていたのでしょうか?
2002年の6月頃からですね。見てた範囲はohpa-MLとか2chとかIRCとかwikiとか公式サイトです。また、2chスレを代表する意見なんて幻想でしょう。そんなものは存在しません。
Re:あれ? ハード屋さんなの? (スコア:1)
開発とビジネスとの間には大きいギャップがありますから。要件を満たすものを開発するのはやればできる話だが、それを金儲けまで持って行くのは大変な話ですよ。
> プロジェクト成功後はハイエナOKの,親の総どりなんだし
これ 意味不明です。どういう意味なんだろう?
少なくとも、モルフィー企画では出資金1000万弱のうち、佐川氏の出資分は数パーセントなので、会社資産の持分のそれだけです。会社を解散するときも資産を現金に換算して出資比率に按分して配当するものです。いくら社長とはいえ、会社の資産を勝手にネコババしたら横領という犯罪ですよ。
取らぬ狸の皮算用をしてみますか・・・ (スコア:1)
ふむ。合法的にハイエナすることは,いくらでも可能です。また,「勝手に」とdekainoさんはおっしゃいますが,それ以前に無限責任者にはフリーハンドが手渡されていますから,背任行為以外は,そもそも好き勝手に出来る前提になっています。それに「成功したら」という前提ですから,彼がきちんとした説明さえできれば,ネコババと呼ばれずに正当な利益として自分の物にすることが出来ただろうと思います。
で・・・・ まず成功するとどうなるか? というイメージがないんだろうな。
もう無いんで,困っちゃうんですが。公式ホームページにあった,開発計画をもとに事業計画を引くと,当初の計画が明らかになります。結果論で言えば「取らぬ狸の皮算用」ですが,少なくとも彼らの狙っていたところは明らかになると思います。
創業第1期:千万弱の出資金で,合資会社を設立。出資金を基に初号機を開発。年内に千台弱を販売。一台辺り1万円程度の利益を取って,この時点で出資金の回収が完了します。
第2期:四半期毎に約千台を出荷。その利益で次世代機を開発。
第3期:・・・ここからは推測になりますが,それまでのDOSベースではなく,純粋にLinuxベースのマシンになったろうと思います。つまり,SHARP SL-C700と市場を分け合った可能性もあります。
とまあ,このようになる。とても困難だとは思いますが,不可能な計画とはいえない。で,注目して欲しいのは第2期の年商。確実に3億を超えます。おそらく,年商が1億を超えることが確実になった時点で,合資会社を株式に転換する議題が持ち上がったはずです。税法上のメリットもあります。また,dekainoさんの要求する,事業計画もこの時点で初めて公表されるでしょう。
あとは,株式に転換するときに,モンキービジネスの要領で,自分に有利な条件をねじ込んでしまえば良い。この時点でハイエナの総どりが完成します。
もちろん,これらは「モルフィー企画がベンチャーだったら・・・」という前提に立った上での仮説ですから。dekainoさんの言うとおりに,「ベンチャーじゃなかった」というのが正しければ,もちろん何の意味もありません。
まあ,口では「ローリスク,ローリターン」と言っていたのかもしれませんが,当初の開発計画からみて「ハイリスク,ハイリターン」の典型的なベンチャーをしていたと,私は認識しているわけです。ビジネスとしてモルフィー企画に付き合っていた方々は,ベンチャーとしての失敗が確定した,第一期の出荷が不可能になった時点で,全員,撤退されていますし。
・・・で,その時点で,そういう話しは「無かったこと」にされたんではないでしょうか。私はそう思いますがね。
#ところで,「企業」といったら,どの規模からのやつのことですか? 厳密には従業員1人でも「企業」なんですけど・・・
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
定義論は,おしまいにしませんか? (スコア:1)
私の定義では,アスキー,ソフトバンク,モルフィー企画が含まれ,あなたの定義では含まれない。それで,かまわないんじゃないでしょうか。あなたの定義では,たぶん,個人起業家(アントレプレナー)に分類されるものが,私の定義には多く含まれている。そういうことだと思います。
定義論は,もう,おしまいにしましょう。
さて。dekainoさんの参照情報の開示,ありがとうございます。私の場合はスラッシュドットの最初の記事で確認して,2chと各mlは,基本的に無視。主に公式ページで発表されたこと,それからwiki本体は無視で,そこから参照されてる,個人の作成したサイトとメディアの取り上げた記事を基本にしています。で,以前の日記にあるように,1年目に何があったのか以外の情報は,意図的に遮断するように注意していました。そもそも彼が弁護士を伴ってメディアに登場した時点で,完全に終わってましたし。それ以降のことは,あえて目をつぶることにしたわけです。
あなたの意見形成には ohpa-mlおよび2chでの意見が反映されているのは明らかですから,私の立場から言えば,双方を代表する意見といっていいのでしょう。実際そこでは「ベンチャーだった」というひとは,ほとんどいなかったんですよね。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
取らぬ狸の皮算用通りいったら、会社は名誉解散してた (スコア:1)
いくらモルフィー企画が利益を上げても、資産を増やしても、97%は出資者のものですしね。役員報酬もらうって手があるけど、佐川氏にそんなつもりはなかったようですね。
最後に、従業員がいなくても企業ですよ。必ず人を雇わないといけないなんてルールはないです。
…きっと従業員の定義を間違えて思い込んでいるんだろうなぁ
Re:取らぬ狸の皮算用通りいったら、会社は名誉解散し (スコア:1)
あ,もともと私は「ベンチャー」と企業をつけずに話していたところを名無しさんが「ベンチャー*企業*ではない!」と言い換えていたので,どういうイメージなのかと。で,「企業に雇われた電子技術エンジニアです。」というのですから,従業員一名以上の会社に勤められてるってことですよね。あなた,そういう意味で言ったの?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:取らぬ狸の皮算用通りいったら、会社は名誉解散し (スコア:1)
そりゃ無理目でしょ。代金と出資金を相殺するって約束だったんだから。そして会社を清算するための同意書も事前集めていました。出資者に製品を渡して会社を清算しなかったら、どんな優秀な税理士でも申告書書けないですよ。優秀な弁護士ozakitが逃げ道をふさいでたんですよ
> あ,もともと私は「ベンチャー」と企業をつけずに話していたところを名無しさんが「ベンチャー*企業*ではない!」と言い換えていたので,どういうイメージなのかと。
企業とは金儲けを目的とした組織のことです。
モルフィー企画はベンチャーでもないし、厳密な意味での企業でもないです。外形的には企業の形式をとってますが脱法的なものですね。日本で手っ取り早く法人格を取るには企業を装うのが早道ですから。
Re:定義論は,おしまいにしませんか? (スコア:1)
今からでもいいから自分の言葉で「ベンチャー」の定義を示してください。それをする能力がないなら論理的思考リテラシーが乏しい人間だとみなすしかないです。特に「あえて無視」なんて堂々と思考停止を宣言する人間を私は軽蔑します。
> 実際そこでは「ベンチャーだった」というひとは,ほとんどいなかったんですよね。
「そこでは」なんて限定しなくても、SS1さん自身がぐーぐって「ベンチャーだった」って人が、絶望的なほど存在しないことを確認したんじゃないですか? 見たくないものは見えないってのはやめた方がいいですよ。
同じトンデモさんでも、自分の意見がかなりマイナーなことを自覚してる清家先生の方がはるからマシです。
企業研究所 (スコア:1)
ご指摘いただいたような、企業が持つ研究所の成果から社内ベンチャー事業をはじめたり、分社化してベンチャー企業を設立するのはよくあります。
IBMも日立製作所も新日鉄も、企業研究所を持ち、多くの成果をあげ、そこからベンチャーをおこしています。だからといってIBMや日立製作所や新日鉄の(現在の)社長のことをベンチャー起業家とは言わないでしょって話ですね。
ベンチャー起業家と言えるのは、社内ベンチャー事業組織のトップや分社化したベンチャー法人のトップでしょ。
Re:企業研究所 (スコア:1)
ソフトバンクも初期のPCソフト流通業を立ち上げようとしてた頃まではベンチャーだったと思います。
ただなかなか採算に乗らなくて、結局出版業(これは非ベンチャー事業)に転向したと私は認識してます。雑誌出版事業が確立した後は、出版が本業、ソフト流通は社内ベンチャー事業って感じでしょう。
リアル・ベンチャー,一種のベンチャー,アントレプレ (スコア:1)
私は以前の日記にも書いた通り,「
モルフィー企画は一種のベンチャー
」として理解している。で,ベンチャーは,もう終わったからやらない。と今回の日記には書いた。で,それを蒸し返されるわけですので,本来はつきあう必要は無いと感じていました。
dekainoさんは,それにたいして,
「モルフィー企画は,ベンチャー企業では無い! -- (1)
名無しさんもそういっている。 -- (2)
そもそもビジネスですら無い。 -- (3)
SS1以外にベンチャーという奴はいない。 -- (4)」
というのが主張の基本・・・ で,あってるかな?
ベンチャーの定義とは?
「ベンチャー」という言葉の定義を示せとはおっしゃいますが,私は仕様書を書いているわけではない,よって,私がベンチャーという言葉をどのように使っているか,その文脈から,私の考えるベンチャーの意味を理解すればよい。もちろん,それが間違っているという意見はあるでしょうが,それは「正しい定義」対して,私の使いかたの誤りを示せばよい話しで,私が「正しい定義」を再定義する必要を認めません。私の使っているソースは示したのですから,それに基づいて反論すれば良い。『ベンチャー企業論』は,もう届いたのかな?
これまでのdekainoさんのコメントを見ると,本物のベンチャー以外はベンチャーとして認めない,といっているようにみえます。私の場合は,そうした本物を指すとき「リアル・ベンチャー」と言い換えるようにしています。が,この種のリアル・ベンチャーだと主張しているわけではないです。そのため以前の日記でも「一種のベンチャーだった」という言い方をしています。
よって,
「モルフィー企画は,ベンチャー企業では無い! -- (1)
については,あなたの定義はリアル・ベンチャーを指しているのですから,そのとおり。リアル・ベンチャーではない,ということです。が,一般にはアントレプレナーを含むより広い意味で使われていることも,ご存知のとおりだと思います。
そこで,佐川氏のリーダーとしての資質を評価するとき,『伽藍とバザール』に登場するような,オープンソース界のリーダーと比較する,という方法論もありますが,それよりは,起業家としての西氏や孫氏の資質と比較するほうが,より共通するところが多く,意味のある評価になる。と考えているわけです。
あなたは,否定できれば,それでかまわないのかもしれませんが,それでは,モルフィー企画の是非を問うには,何ら資するところの無い話しになってしまいます。
沈黙=2chの意見に同意ではない
これまで「モルフィー企画はベンチャーである」という主張が無かったからといって,皆が「モルフィー企画はベンチャーでは無い」という意見に賛成している。という根拠にはなりません。それは単に「ウザい煽り」に嫌気しているだけ。との見方も出来ます。ようするに,それは何の主張にもなりえません。
そもそもあれだけ,「理想と現実」あるいは「言ってることと,やってること」に乖離があれば,様々な見方が登場するのが本来なら自然な状態だろうと思います。
名無しさんもそういっている。 -- (2)
SS1以外にベンチャーという奴はいない。 -- (4)」
というのは,2chや,ohpaが,そういう議論の出来ない状態になっているのだろう,と理解しています。
モルフィー企画は,ビジネスじゃ無かった
もちろん,あれがビジネスでは無いと立証できれば,ベンチャーでも無いでしょう。ですが,本当にビジネスでなければ,破産者の出る理由もなくなります。あれだけの金を動かしていて,「ビジネスでは無い」というのは,社会通念を無視した強引過ぎる主張であると思います。
あえて無視する理由
私が知りたいのは事実だけです。伝聞や風聞は,ミスリードの原因でしか無いでしょう。そんなものは,「あえて無視する」しかありません。ひとことで言えば,私は「嘘を嘘と見抜ける」などと,能天気なことは考えない。というだけです。間違った情報を基に論理を組み立てれば間違った結論を引き出しかねません。これは,情報リテラシーとしての基本だと考えています。
・・ああ。昼休みすぎちゃった。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
仮定の話しなら・・・ なんでも言えちゃうんで (スコア:1)
上場企業は別として,会社の定款と業務内容にズレがあるのは,めずらしい話しではないです。税務上の申告は,実態に即した内容であれば,税務署からのおとがめは無いと思います。事前の委任状は,ようするに解散時期についての白紙委任状だし。それにUSB-IOという実績もある。
また,仮に成功していれば,彼以外のスタッフも残っているだろうし,いったん流れが決まってしまうと反論は出そうにない,おまけに,この仮定では2chのスレも立っていないはず・・・ あとは,ozakitの胸先三寸ですが,彼のクライアントが無限責任者なら何の障害にもならない。
・・・・なんとも,空しくなる話しで申し訳ない。やめときます。
dekainoさんの「企業を装った脱法的な法人格だった」という説には,予約者に対してそのような事前のアナウンスがあったわけでもないようですので,同意できませんが,要するに何だったのか? という説明は伺いたいですね。可能なら。宗教法人とかですか?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
ディスコミュニケーション (スコア:1)
>「モルフィー企画は,ベンチャー企業では無い! -- (1)
> 名無しさんもそういっている。 -- (2)
> そもそもビジネスですら無い。 -- (3)
> SS1以外にベンチャーという奴はいない。 -- (4)」
>というのが主張の基本・・・ で,あってるかな?
いや違いますね
「モルフィー企画は,ベンチャー企業では無い! -- (1)
当事者がそう言っている。 -- (2')
名無しさんもそういっている。 -- (2)
そもそもビジネスですら無い。 -- (3)
SS1以外にベンチャーという奴はいない。 -- (4)」
アレ、佐川氏やKTR氏の言うことは一切信じないんでしたっけ?
でも、一次情報を自分から切り捨てて何が得られるのでしょう?
ベンチャーの俺様定義とは?
> 私がベンチャーという言葉をどのように使っているか,その文脈から,私の考えるベンチャーの意味を理解すればよい。
SS1氏は何様のつもり? 辞書と違う意味で言葉を使いたいなら、まずその定義を明らかにしてから始めるのは、人に読ませることを目的とした文章なら当然のことでしょう。そうでなきゃ通じるものも通じないですよ。別に仕様書に限った話ではない。
> 私の場合は,そうした本物を指すとき「リアル・ベンチャー」と言い換えるようにしています。
それより、偽物を指すときに「俺定義・ベンチャー」と言い換えた方がよろしいかと思います。
沈黙=SS1氏の意見に同意ではない
当事者がそう言っている。 -- (2')
名無しさんもそういっている。 -- (2)
SS1以外にベンチャーという奴はいない。 -- (4)
こうするとだいぶ印象が違ってきますね。(2)は余計かも…
ところで、世論が自分の願望とは違っている理由を『それは単に「ウザい煽り」に嫌気しているだけ。との見方も出来ます』などと、何か別の見えない力のせいにするのは、トンデモさんの思考法のひとつ「陰謀論」といわれるものです。「ニャントロ星人」や「ユダヤの秘密結社」のせいにするのと変わりません。
説得力ないのでやめた方がいいですよ。
社会通念では動かす金額とビジネスは無関係
ビジネスの辞書的語義は金儲けのことです。それと違う意味で「ビジネス」を使うなら、あらかじめ定義してください。
> 本当にビジネスでなければ,破産者の出る理由もなくなります。
?? 意味がよくわかりません。ビジネスに関係なく破産してる人なんていくらでもいますよ。
自宅として家を買った(単なる消費活動)ところ、ローンが返せなくなって個人破産した人は、ビジネスに関係ないですよ。
目的が金儲けだろうと、そうでなかろうと、キャッシュフローがショートすれば、破産するんですよ。
> あれだけの金を動かしていて,「ビジネスでは無い」というのは,社会通念を無視した強引過ぎる主張であると思います。
また無茶な主張をしますね。いくら巨額の金を動かしても金儲けじゃないものはビジネスではありませんよ。
たとえば、政府とか地方自治体は巨額の予算を組みますが、これらの組織がやってることはビジネスですか?
政府の一部である財務省の為替市場介入はビジネスですか?
アルゼンチンの例にあるように政府だって破産しますよ。日本の地方自治体も破産して財政再建団体に転落したところがありましたね。
政党は? 宗教団体は? 労働組合は? これらの組織は、巨額の資金を動かしますけどビジネスといえますか?
社会通念上、金儲けを目的としない活動はビジネスとは呼ばないのです。
あえて無視する理由
どう言い訳しようと、あえて無視することを思考停止と呼びます。思考停止は、情報リテラシーを欠く証拠です。私は思考停止するひとを軽蔑します。
Re:仮定の話しなら・・・ なんでも言えちゃうんで (スコア:1)
まったく信じないのも、あえて無視するのも自由ですけど
Re:仮定の話しなら・・・ なんでも言えちゃうんで (スコア:1)
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:ディスコミュニケーション (スコア:1)
2.当事者が言ってた,ではなく,利害関係者が言っていたというべきでしょう。彼らの利害からすれば,ベンチャーでは無いほうが,都合が良いのは確かです。それをもって,証言として採用するには根拠が不足しています。またKTR氏の執筆した記事についていえば,レトリックとして理解することも可能です。また名無しさんの発言を援用して,多数派工作をするのも止めたほうがよいと思います。あなたと名無しさんと名無しさんと・・・名無しさんで合せて何人になるんでしょう? あまり違いが無いのでは?
3.商法に則って商行為を行っていたのであれば,それはビジネスです。逆に質問しますが,モルフィー企画は,政府ですか,宗教団体ですか,NPOですか,それとも労働組合ですか? 予約者は,押し貸しした債権者ですか,それとも寄付行為をした信者ですか? あなたの言う例示は「ニャントロ星人」のごとく下らないものばかりです。
4.モルフィー企画は,OHPAでは無い。これまでのdekainoさんのコメントで,私は,dekainoさんがOHPAとモルフィー企画を一体のものとして,理解しているように感じました。たとえばOHPAの話なら「NPOのようなもの」という考えかたもアリだと思います。ですが,OHPAはモルフィー企画の破綻の責任を引き受けていませんし,モルフィー企画は,OHPAの方針とは独立して行動しているように思います。ようするに,OHPAとモルフィー企画は別のもの,一体ではないと考えるべきでしょう。ですから,「OHPAがベンチャービジネスでは無い」あるいは,「OHPAの主催するモルフィーワン・プロジェクトがベンチャービジネスではない」,というのは確かにそのとおりであると同意できますが,モルフィー企画が行ったビジネスについて,ベンチャービジネスとして批判/評価してはならない理由にはならないと思います。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
Re:ディスコミュニケーション (スコア:1)
ディスコミュニケーションは社会学でコミュニケーションが不可能な状態を示す言葉です。相互不理解とか相互不能とも訳されます。もう一般に通じる言葉かなと思ってましたが、まだまだ普及してないようですね。
三省堂新語辞典にもまだ載ってない [goo.ne.jp]ようですね。こんなくだらない新語 [goo.ne.jp]は載ってるのに…
Re:ディスコミュニケーション (スコア:1)
つまり、以前の日記で使っている「ベンチャー」はすべて「プチ・ベンチャー」というSS1氏独自の用語に置き換えて読むべしってことですか? ならば納得です。ただし「ベンチャー」のままになってると紛らわしく誤解をまねくのですべて「俺定義のプチ・ベンチャー」に置換しておくのが望ましいでしょう。
2について
利害者関係者だから信用できないとは、会社設立直前に出資予定者に対して開かれた説明会で、佐川氏が嘘をついて出資予定者達を騙した可能性があると言うことですか?
それ、本当なら詐欺と言う犯罪ですよ。ひどいこと言いますね。
民法の概念に信義則というものがあって、説明会のような場で嘘をついたらかなりまずい立場になることは、弁護士の卵のozakit氏ならよくわかっていたはずです。とてもリスクをおかして嘘をつくとは考えられません。佐川氏は本気ですぐにMorphyOneを製造できると信じきっていたし、ベンチャーをやる気はなかったのです。
仮に佐川氏が嘘をついていたとして、がんばって利益を追求しても佐川氏の取り分はその利益の3%しかないんですよ。役員報酬として金を引っ張ることも可能でしょうが、所信表明で報酬ゼロをうたっているのにそんなことしたら、背任罪となる可能性すらあります。いったい何の得があるんです? 損ばっかりですね。
またKTR氏の記事をどう見てもレトリックなんかないですよ。「ベンチャーではない」と断言してるのをどうやって逆の意味に取れるのか、まさにトンデモ能力の真骨頂ですね。
3について
商法の商行為ならすべてビジネスなのか、それははげしく疑問ですね。
非営利の生活協同組合の物販事業も商法の商行為ですが、生協もビジネスをやっていることになりますか?
公益法人の収益事業も商法の商行為ですが、おみくじ売ってる神社やチャリティーやってる教会もビジネスをやっているということになりますか?
過疎の村で民間バス会社が路線バスから撤退したため、村が村営バスとして事業を受け継ぎました。当然赤字前提であり、税金で補填しています。この村営バス事業も商法の商行為ですが、村はビジネスをやっているのですか?
かなーり、無理があります。ビジネスとはあくまでも金儲けを目的とした活動です。それ以外をビジネスとはいいません。
商法の商行為の定義とは、その行為が民法の適用となるか民法の特別法である商法の適用となるか、区別するためのものであり、直接ビジネスとは関係ない概念です。たしかにほとんどのビジネスは商法の商行為になりますが、商法の商行為だけどビジネスではないこともあるし、商法の商行為にあたらないがビジネスであることもあります。
そもそも商法を定義に持ち出したら、海外のビジネスをどうやって定義するのですか? 日本の商法は海外には適用されませんよ。
商法のいう商行為を論じたければ、わざわざビジネスなんて言い換えせずに、商法の商行為と直接かかないと誤解をまねくだけです。
モルフィー企画は、外形は営利企業だが実態はビジネスを目的としていない脱法的な法人格です。それ以上でもそれ以下でもありません。
ところで例示が「ニャントロ星人」のようだとは、動く金額が大きければビジネスという珍説について、反例を例示したということがSS1氏には理解できなかったということですか?
4について
私も、ohpaとモルフィー企画を別物だと思っています。ohpaにはメーリングリスト以外に実体がありません。末期にはだれが代表者なのかすら不明になっていました。ML=ohpaという認識でよいでしょう。
モルフィー企画は
1. 利益を目的としていない→ビジネスではない
2. 新規技術を避け、あえて枯れた技術を用いる→冒険マインドの欠如
3. 会社清算が前提→成長マインドの欠如
これらの理由で、ベンチャー企業ではないと私は思います。当事者である発起人と出資者の双方も、同じ認識だったと思われます。
ベンチャーとして批判/評価するのは自由ですが、意味のある結果が得られるとは思えません。特に事実が得られるとは決して思えません。
批判/評価の演習がしたいなら、モルフィー企画をモデルとした架空のM社(仮称)を想定して、思考実験したらどうでしょう? というか、以前の日記でやったのはそういう作業ですよね。架空の存在に実在企業と同じ名前を使うから、誤解されたってことなんでしょう??
嘘を嘘と見抜けると信じてる人 (スコア:1)
いやはや・・・ 「嘘を嘘と見抜けると信じてる人」と話し合うのは難しいものだと思いました。もちろん私は「嘘を嘘と見抜けると信じていない人」ですから,言った事と行ったことを慎重に区別していくしか,物事を見極める方法は無いと考えています。だから,たとえばくろさわ氏のように,「自分のやったことだけ」が書かれている場合は,新事実として受け止めることができるわけです。
佐川氏の場合は,言ったことと行ったことには,かなりの乖離があり,その言動を事実として受け止めることはできません。となれば,彼がやったことだけを参考に論理を組み立てるしかありません。それが「モルフィー企画はベンチャーである」という私の見方ともつながっています。ですから,ベンチャーでは無いという事実を示していただければ,私はいつでも自説を撤回するつもりです。
あなたの場合は,ちょうどその反対です。はじめに「モルフィー企画はベンチャーではない!」という「真理」があり,それを証明するためなら,第二次ベンチャーブームが無かったことになってもかまわないし,皆に嘘つきと思われている佐川氏の発言を利用することも厭わない。以前にも言ったように,その考えかたは興味深いものですが,あなたは言葉の定義を振り回すだけで,なんら事実を示そうとされない。もちろんあなたは相手が佐川氏であっても「嘘を嘘と見抜けると信じている人」ですから,それでも困らないわけですが,私は困ります。そもそもあなたは,バランスシートの誤りを見抜いたことはあっても,佐川氏の嘘を見抜いたことはないでしょう。ようするにあなたは,「嘘を嘘と見抜けると思い込んでいる人」のように私からは見えます。あなたのような人が「2ちゃんねる」を利用されていることが,不幸のはじまりなのかもしれませんね。
さて。あなたの「ビジネスの定義」論は無視して,ベンチャーでなければ,何だったのか? という話に戻すと,あなたの説は,おそらく「消費者団体だった」というのが,一番近いのではないかと思います。違いますか?
もともとの発祥の母体はユーザーフォーラムですから,これは,まあ一種の消費者団体だったといってもさしつかえないでしょう。そして,それからOHPAとして分離したのは,ユーザーフォーラムからは「ビジネスをやってる」と理解されたからでしょう。ただし,分離した側は,あなたのように「それは誤解だ」と考えているのかもしれません。だから,「ビジネスではない」という言説にもこだわりがあるのかもしれませんね。
さて,分離独立した彼らは消費者団体として,「自分で自分のためのハードを作ろう」とチャレンジします。まあ,消費者団体が自分で有機農業を始めるようなものです。年の初めに作付けが完了して,秋の収穫の前に予約も取る。ところが,果実は実りませんでした。予約した人たちはカンカンです。「金返せ!」の大合唱。そこへもってきて,あなたはこういうわけですね。「いや,これはビジネスじゃないんです」と。そんなことを言うのは,その消費者団体のメンバーだけなんじゃないかと思います。
彼らに「ベンチャービジネスをやっている」という自覚が無かったのなら,ひき肉にされてしまうのもいたしかたのないことだったのかもしれません。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
信じてる人,信じていない人 (スコア:1)
たとえばDOSブート疑惑,つうのがあったそうですけど,公式ページを見ると「DOSプートに成功しました」とは一度も書かれていません。その事情がどうあれ,公式ページでは発表されなかった,ということは事実として取り扱うことができます。
それから登記簿謄本,あれに嘘を書くなんて考えられませんよね。もちろん,嘘がかかれていることが無いとはいえませんが,それで騙されても,私の責任には当たらないでしょう。ようするに事実として取り扱えます。
また両方を付き合わせて,公式ページに本社所在地を公表しなかった非常識な行為も,事実として扱えると思います。
くろさわ氏が自身のページで書いたこと。彼の住所については登記簿から確認しています。また,推測を混ぜたり伝聞を加えたりせずに事実のみを記述する,独特の書き方をしています。ひとことでいって,あのタイミングで公表すれば,裁判の証人として呼ばれることも意識していたと思います。よって,DOSのCFブートに成功したことも事実として取り扱えるでしょう。
じゃあ,なぜそれを公式ページは発表しなかったのか? ということに興味が湧いてくるでしょうけれども,その答えは,大抵の場合「真相」という奴で,事実ではありません。だから,私はこれはわからないこととして,事実として取り扱わないことにしています。
本当に事実だけが知りたいときは,こうやって事実だけを一つ一つ掘り起こしていくしかないだろうと思います。
メディアの話は,メディアや記事の内容にもよりますが,嘘を書けば訴えられたり,信用を失ったりしますよね。よって,報道された事実として取り扱うことができます。
基本的に人間てのは,公表されるメディアの種類と立場によって,内容のいいかげんさというものも変わってくるものです。2chに匿名で書くときより,ペンネームで日記を書くとき。日記よりスラッシュドットのタレコミを署名で書くとき。もちろん,それより実名で自分に責任の降りかかる事実を書く人の方が,より信用できるというものです。
ようするに,私は自分の日記より信用の出来る情報をもとに,いいかげんな文章を日記で書いている,というだけの話です。匿名の話は,匿名のままでしか取り扱えないだろうと思います。名無しさんの言葉を信じて,dekaino氏のようなことをすれば赤っ恥をかくだけだし,もちろん,そんな誤読の責任まで私が取ったりはしません。dekaino氏が定義論に流れるのも,要するに自分の発言に責任を取りたくないからでしょう。人間なんて誰でもそんなものです。あとは,これまでの発言から,読者が信用度を評価すればいい。
最後に。佐川氏に騙されたと思っている人に読んでもらうには,彼の発言を根拠にしたのでは,信用されないだろうと思います。ようするに彼の話なんて嘘だろうと本当だろうと,私には使えない話というだけのことです。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
新珍説は無し? (スコア:1)
> もちろん私は「嘘を嘘と見抜けると信じていない人」
あらあら 、SS1氏は人間不信に陥ってるってカミングアウトですか? それは難儀ですねえ。日常生活に支障がありませんか?
私は完璧ではないにしろ嘘かそうでないか判断して生きてますよ。たまにはその場限りの嘘に騙されることがあるかもしれないけど、後で嘘だったとたいていの場合気がつきます。長い間、嘘をつき続けるのは大変難しく、すぐボロが出るものです。1年以上バレない嘘って芸術的かもしれない。
さてSS1氏は佐川さんの説明が嘘だったといいたいらしい。(あの場で嘘をつくのは、虚偽の内容を登記するのと同程度にありえない話だと思いますがね)
1. 佐川氏は利益を目的とせず清算を前提にした会社を設立すると説明した。
2. 出資者は言葉を信じて出資した。
3. 合資会社モルフィー企画で、いくら利益を上げても、佐川氏には3%しか利益が還元されない構造だった。
4. 説明に反した行動をとれば、出資者にとがめられ背任罪となる可能性があった。
SS1氏は上についても否認するんでしょうか? こんな悪条件でビジネスが目的だったとはとうてい考えられません。普通ならビジネスやるなら個人事業としてやるか別会社を設立するでしょ。
私には、事実を裏付ける資料や、事実を推測する論理を示すことしかできませんが、これでは納得いただけないでしょうか?
> はじめに「モルフィー企画はベンチャーではない!」という「真理」があり
真理ではないですよ。通説だといってるだけです。異論があればちゃんと耳を傾けます。説得力があれば自説を改めます。だからSS1氏の日記にコメントをつけてその真意は何か問うたのです。その結果、まともな文章もかけない思考停止バリバリのトンデモさんが出てきてガッカリしましたけど。
> それを証明するためなら,第二次ベンチャーブームが無かったことになってもかまわないし,
そんなこと言ってないんですけど。SS1氏の脳内では当然の論理的帰結なんでしょうけど、外から見たら飛躍した論理です。
> 皆に嘘つきと思われている佐川氏の発言を利用することも厭わない。
佐川さんは嘘つき村の住人じゃないんだから、常に嘘をつくわけじゃないですよ。特に、自分に得するどころかむしろ損になるような嘘をわざわざつくはずがない。
> 不幸のはじまりなのかもしれませんね。
SS1氏の不幸はSS1氏自身がひきよせていると私は思います。人間不信や思考停止を改めることから始めましょうよ。人生損してますよ。
> さて。あなたの「ビジネスの定義」論は無視して
また思考停止ですか。
> ベンチャーでなければ,何だったのか? という話に戻すと,あなたの説は,おそらく「消費者団体だった」というのが,一番近いのではないかと思います。違いますか?
違います。あえて言えば、モルフィー企画は「法人化した同人サークル」です。
それ以降のSS1氏の妄想の暴走にはついていけませんが、ひとつだけ気になることがあります。
> 予約した人たちはカンカンです。「金返せ!」の大合唱。
> そこへもってきて,あなたはこういうわけですね。「いや,これはビジネスじゃないんです」と。
これ全然意味不明です。まぁSS1氏の妄想ですから意味が通ってなくても不思議はないのかもしれませんけど、なんで「金返せ」に対して「ビジネスではない」と応じるんですか?? モルフィー企画がビジネスしていたか否かと、金を返せって要求は何の関係もないでしょ。まさかビジネスでなければ、金を返さなくてよい!? または罪が軽くなる!? そんなバカな話があるわけない。
昔どこかで似たような話を聞いた覚えがあると思って、検索したらありました。
あさりよしとお氏の言う「社会不適格者」 [asahi-net.or.jp]ですな。これにソックリだ。はじめてこの文を読んだときは、世の中、理解不能なほどバカな人がいるもんだなぁって思ったものでした。もしかしてSS1氏はこれらの人と同類なのでしょうか?
ちなみに、私はohpaのシンパでも何でもありませんよ。ただウォッチするためにMLに加入してただけです。その時期も2002年とかなり後です。ウォッチ開始時期は以前に伝えたはずなのですが?
ああ、人間不信のせいで信じられなかったってことか…
ベンチャービジネス・ゴッコでしょ? (スコア:1)
あなたは,非営利だからビジネスではない,と主張されますが。私はあさり氏と同じく「いくら目的に「非営利」をうたったとしても、社会通念上はイベントという「商売」をやっているのだという事だ。 」と考えてます。商売=ビジネスです。
かれらがやっていたのは,どんなにヘタレな同人ゴッコだったとしても,現実にはビジネスです。
妄想でも言ってみるものですね。あなたのベンチャーでもなく,ビジネスでもない何かってのが,おかげでわかってきました。
「モルフィー企画は「法人化した同人サークル」です。 」
ほほう。なるほどね。で,それは何?
法人化した同人ハード? それはただのプロです。
株式会社コミケット? 彼らは,ビジネスをしています。
法人化したスーフリ? あれは,犯罪集団です。
SF大会の実行委員会? あれだけの金が動けばビジネスです。
そもそも,3%でも利益は利益でしょう。それでも利益を目的としてないとdekainoさんが強弁される理由が,私にはわかりません。また,原始定款も参照ぜずに,定款内容を議論するのは,時間の無駄です。それに定款は社員(出資者)の同意があれば,いつでも変更できます。また,USB-IOという実績も既にある。はじめと状況が変わることは当然あるのだから,改めて説明して同意を取れればいいだけの話です。背任罪などという言葉を持ち出す必要はありません。
彼らがやっていたのは,やはり「ベンチャービジネス ゴッコ」というのが正しいのではありませんか? つうか,割り印オフ前夜は彼がああいう人だなんて,誰も知らないんだから,普通に起業して独立したいんだろうな,と思ってましたが。どこか違うの? で,彼にビジネスやってる自覚がないから,破綻したんでしょ?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
あなた,ハード屋さんなの? (スコア:1)
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
事実に変化は無い (スコア:1)
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
あさり氏の言う「商売」≠ビジネス (スコア:1)
商行為がすべてビジネスではないし、ビジネスがすべて商行為でもないと、前に反例を例示したのにもう忘れてしまったのでしょうか?
忘れたせいで、珍説がまた復活してしまいましたね。
・大きい金を動かせばビジネス → 間違い。大きな額を動かしてもビジネスでない活動もあるし、小額しか動いていないビジネスもある。
ビジネスとは金儲けの活動のことです。
> かれらがやっていたのは、どんなにヘタレな同人ゴッコだったとしても、現実にはビジネスです。
いいえ違います。彼らがやっていたのは同人活動そのもので、商法の商行為ではあるけれど、ビジネスではありません。。
日本にある既存企業でもビジネスをやってないところはたくさんあります。やればやるだけ赤字になる事業を借金まみれになってやってる会社ってよくありますね。それは「商売」(商行為)だが、もうビジネスとはいえません。
> そもそも,3%でも利益は利益でしょう。それでも利益を目的としてないとdekainoさんが強弁される理由が,私にはわかりません。
だって自分でやれば100%自分の利益になるのに、なんでわざわざ97%も損するようなことをするのですか? そのようにSS1氏が強弁される理由が、私にはわかりません。私以外もわからないでしょうね。
> また,原始定款も参照ぜずに,定款内容を議論するのは,時間の無駄です。
え? まさか定款をまだ読んでないのですか。私がURLを示すまで口を開けて待っているということ? ちなみにMLに流された定款案と実際の定款は同じです。
そういう受け身な態度こそがミスリーディングを産むのであって、「あえて無視」のような思考停止はミスリーディングされることを増やしはしても、減らすことはないでしょう。
>それに定款は社員(出資者)の同意があれば,いつでも変更できます。
同意が得られないということです。人は一方的に自分が損する事柄に、任意で同意したりしない(脅迫されれば別ですが)。また史実では1回も変更しないまま破産に至りました。
> また,USB-IOという実績も既にある。
USB-IOを含んだ各種ボードやデバイスの通販は、ビジネスではなかったと私は思っています(豆オーディオを除く)。あれはキャッシャフローの改善をねらっただけでしょう。つまり金策です。そもそも販売価格は、光熱費や家賃などの間接経費を考えれば赤字ですし、人件費を含め利益がでる額まで値上げしたら売れなかったでしょう。
あれは、小売店が資金繰りに詰まって在庫を捨て値でバッタ屋に売るのと同じ行為です。現金残高が減って不安になったので、損を覚悟で部材在庫を現金化したかっただけでしょう。
また史実では、USBIO販売はキャッシャフローの改善には寄与してますが、利益は出ていません。
> 彼らがやっていたのは,やはり「ベンチャービジネス ゴッコ」というのが正しいのではありませんか?
あれれ?「ごっこ」ということは 真似事であって実際は違うという意味です。つまり、SS1氏もモルフィー企画はベンチャービジネスではなかったとようやく認めるということですか?
> つうか,割り印オフ前夜は彼がああいう人だなんて,誰も知らないんだから,普通に起業して独立したいんだろうな,と思ってましたが
出資を考えている者に対して説明会を開催した事実と内容を「あえて無視」した結論がこれですか。おめでたいですね。
Re:あさり氏の言う「商売」≠ビジネス (スコア:1)
ビジネス [goo.ne.jp]... ごめん。もう会話できんわ。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
辞書リテラシ (スコア:1)
これは見出し語によく似た意味、近い意味をもつ言葉(→類例)を列挙するという方法ですが、類例が見出し語と厳密に同一の語義を持つわけではありません(違う言葉なのだから当然)。列挙された言葉の最大公約数的な意味を読み取って解釈しろということです。
つまり、「ビジネス」と「商売」は近い似た意味を持ちますが、まったく同じだといってるわけではないのです。まさか、辞書の読み方まで知らなかったとは存じませんでした。
ところで以下についての返答はいただけないのでしょうか?
> 「ごっこ」ということは 真似事であって実際は違うという意味です。つまり、SS1氏もモルフィー企画はベンチャービジネスではなかったとようやく認めるということですか?
Re:辞書リテラシ (スコア:1)
ところで,『ベンチャー企業論』は届きましたか?
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
通説と社会通念 (スコア:1)
そうですか? 私はできる限り公正に議論しているつもりです。
> 私は『るくるく』の南足君に社会通念を教えようとは思わないので。
『るくるく』って何ですか? googleで検索してみたら、あさりよしとお氏のマンガらしいですね。私は読んだことがないので、何が言いたいのかわかりません。すいません。
私は、完璧ではないですがそこそこ社会通念は知っているつもりですし、少なくともSS1氏よりは正確に社会通念を理解していると確信しています。わざわざSS1氏に社会通念を教わる必要はありませんので、ご安心ください。
そもそも、私が通説を考えたわけではありません。通説とは社会通念から考えられる最も妥当な説のことです。社会通念を元に議論しても、通説が正しいだろうって結果になるのは当然です。まさにトートロジーですね。
私は、なにか特別の根拠を持っていない限り、通説を支持する立場をとっているだけです。
通説と異なる説を立てるには、既存の社会通念にはない根拠、たとえば、新しい事実を裏付ける証拠とか、新しい理論体系とか、新しいパラダイムなどが必要です。
もしそのような根拠があるのなら、ぜひ教えてくださいませんか?
> 回答は,こちら [srad.jp]にあります。
これですか?
> 半歩譲って「あれは,ベンチャーゴッコだった」というご意見なら同意できますが,ゴッコ遊びでもビジネスは,ビジネスです。私の意見は変わりません。
なんか最初のうちのSS1氏って威勢がよかったですね。
SS1氏は「ビジネス」という言葉の定義づけにおいて、ある種の偏見から逃れられないようですから、「ビジネス」という言葉を排して同意案を作ってみました。
1. モルフィー企画はベンチャーではない
2. モルフィー企画は、利益を目的としていないが、商法の商行為にあたる活動はしていた。
SS1氏が半歩譲れば、これに同意できるということでよろしいでしょうか?
さて、ベンチャーではなく非営利である組織を、ベンチャーを評価軸として評価してみて何か意味があるものが得られるのでしょうか? 私は、お医者さんゴッコを医療ミスの評価軸で評価してみるくらいナンセンスだと思います。
P.S. ベンチャー起業論 届きました。ぼちぼち読み始めてます。一番最初の節は「ベンチャー企業とは何か」です。定義論から入るのはサスガというか当然ですよね。
> ただし,スタートアップ時の事業計画は,教科書的なくらい,ベンチャー起業のルールに則ったものでした。ですから,ユニークなシードマネーの作り方とあわせて,あれをベンチャービジネスと呼ぶことは,なんら問題がないと,私は考えています。
はやく、この部分を記述したところまで読み進まないといけませんね。
しかし、件の説明会の詳細を知らなかったSS1氏がどうやって「スタートアップ時の事業計画」を入手したのでしょうか? 謎ですね。
追伸 (スコア:1)
ちなみに税理士先生に確認のメールを出したのは私です
Re:追伸 (スコア:1)
彼が免責までたどりつけたのは,dekainoさんのおかげですね。良いウォッチャーが居てくれたことは,彼にとってもプラスになっただろうと思います。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
FYI: SS1氏があえて無視している情報 (スコア:1)
[ohpa:241] 11/21議事録 ( 共通・文系セッション ) [infoseek.co.jp]
Morphy One開発スケジュール [archive.org]
SS氏があえて無視するのは自由ですが、そのように重要事項について思考停止するような人間が「獲らぬ狸の皮算用」をしても、その結果は信用ならないでしょうね。