ふと気がついたのだが、「くろんぼ」。
当時は「黒奴」にふりがなで「くろんぼ」となっている。
こりゃあ、黒奴隷・・?
「黒奴」で検索すると青空文庫で、当時のテキストに使われているのがわかる。
これまで、「くろんぼ」って言えば「黒ん坊」(これもまずいか?)の意味だと思ってきたし、「そういう意味だから差別的な意味はない」って説明する人もいたような気がする。でも違うじゃないか。
「くろんぼ」のひらがな表記しか使っていない現代人はどうしてそれが悪いのか(差別意識をその字面からはまったく受けない)、言葉狩りのように感じるかも。
当時の世代も、時代が変わるにつれ、そういう言葉に後ろめたさを感じはじめるだろう。
ある時点で、やめよう、って誰かが言ったらまぁたいていやめるだろうね。
現代においては「くろんぼ」は「黒ん坊」の意味になっているから使ってかまわんのだ、という意見もあるかもしれないが、「黒奴」に「くろんぼ」ってふりかながあるのを見てからは使う気はなくなったな。他人に強制はしないけど。
そういうものを見てしまったから、差別的な語だと認識してしまった(だから使えない)。これひとつ知るまではイノセントだったってことか?
むだにNGワードリストを増やしただけかもしれん。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家