体操はやっぱり6-3-3が効いたのね。1ミスが命取りっていうのはシビアだ。
Cassiniが土星に衛星を2つ発見。彗星の数の見積もりに関わるのか。
日本科学技術ジャーナリスト会議によって、科学ジャーナリズムのガイドブックを目指してまとめられた本。
科学ジャーナリズム、科学ジャーナリストが必要な理由は明快。"あらゆることに科学技術が関わっているからには、それを伝えたり批評したりするジャーナリスト側にも科学に対する素養が必要"。その通り。どころか、"ジャーナリストであれば科学的な教養が必須"というのに大賛成。
ところどころ、
誰が江戸に幕府を開いたかを知らないのは常識に欠けると恥じる人でも、物体の得る加速度は加えられた力に比例することを明確に述べたのがだれかを知らなくたって、まったく恥じない。
2章 科学は市民にうまく伝えられているか p18
を始めとする怨嗟がちょっと見え隠れしたりもするが。
"ジャーナリストはサラリーマン化してはならない"、"ジャーナリストならばウェブサイトを立ち上げよう"などの自らに向けた苦言もある。
#正確に言うと自らに向けているわけではない。
しかし、この本にある推計が正しければ(正しくない理由なんてないが)、日本における科学ジャーナリストの人数はプロ野球の登録選手数よりも少ないことになる。科学が文化となっていないところでは、それだけの人数しか必要ないということなんだろうか。しかし、科学がこれだけ細分化している現在、今日の/.Jの記事を見るまでもなく、この人数で足りるわけがない。
であれば、科学を文化として認識させる必要がある。誰が? 研究者と教育者とジャーナリストだが…うーむ。bootstrapとなるべきなのはなんなんだろう。
#ウェブサイトを立ち上げよう…っていうか、最近の状況だとサイトを立ち上げなくたって書けるところはいっぱいあるし。
ソースを見ろ -- ある4桁UID
・・・・ にゃぁ (スコア:0)
にゃぁ [srad.jp]、にゃぁ [srad.jp]、にゃぁ [srad.jp]
# ・・・・ しくしく
Re:・・・・ にゃぁ (スコア:1)
結局、新聞が誰を対象として記事を書いているか、という話に帰着されるようです。
件の記事を書いた記者が中身をよくわかっていなかったというのは、おそらくそうなんでしょう。でも、それを許しているのはやっぱり読者なんですよ。
y_tambeさんの解説のようなものが、もっとたくさん出てくるような文化がなければならないんです。
#ダメなものを叩くことも必要ですが、叩いてるだけじゃダメだと思います。
そういうところで、"科学記事の充実度を新聞を選ぶ基準の一つにする"とか、"良質な科学番組の視聴率をあげる"とか、"啓蒙書をベストセラーにする"とか、誰にでもできることがいろいろあると思うんです。一人では無理かもしれませんが。
mod up程度でも、y_tambeさんに"ありがとう"っていう気持ちが伝わってればいいなぁ、と思います。今回は私がしたわけではないですが。
#コメントをつけた方が良いんですかね、こういうのって。
Re:科学者の社会的役割 (スコア:0)
y_tambe氏のコメント [srad.jp]です。
こういう部分は、それこそ一人一人の考え方に関する事なので、
この方のように考えて下さる方が増えるとありがたいな、と思います。
スラッシュドットは、他のメディアがきちんと存在を認めているサイトです。
数字で見えているよりも多分強い、と思います。
ここでは、科学記事が商業メディアよりも強い事さえ有り得ます。
なぜなら、記者よりも正確な知識を持った人達が沢山いるから。
私が某新聞の関係者なら、
ここで「やはり新聞の科学記事は当てにならない」
と書か
Re:科学者の社会的役割 (スコア:1)
> 数字で見えているよりも多分強い、と思います。
> ここでは、科学記事が商業メディアよりも強い事さえ有り得ます。
> なぜなら、記者よりも正確な知識を持った人達が沢山いるから。
それがセクションを作ってもらいたかった理由の一つなんです。
ただ、例えばはてなアンテナでのサイエンス・セクションの登録数が5つ [hatena.ne.jp]、というのを見るになんとも。マック・セクション [hatena.ne.jp]は69なのに…。
> そしてそういうサイトが存在する事が、
> 既存のメディアへの圧力なのだと私は思っています。
そうですね。現在行なわれていることへの批判がメディアの役割の一つであるように、既存のメディアへの圧力だって必要です。
ただ、こと科学に関して/.Jの影響力が大きいかどうかはまだまだ疑問です。
でも、大きくあってほしいし、そうなっていってほしいと思います。
> # 私では記事を書くには力不足なのだけれども
そんなことを言ったら、私なんて…。
でも、ここではわかっている誰かが補足してくれることを期待できますから。
それに甘えていてはいけませんけどね。