パスワードを忘れた? アカウント作成
288671 journal

argonの日記: 値引きのしくみ 15

日記 by argon

とても分かりやすいグルーポンの仕組み
http://blog.livedoor.jp/yumemigachi_salon/archives/51660345.html

【グルーポンで買った場合】
             50%OFF             表記上価格
┏━━┳━━━━┳━━━━━┓──────────────────┐
┃原価┃店の利益┃グルーポン┃ 架空料金設定            │
┗━━┻━━━━┻━━━━━┛──────────────────┘
 
【普通に買った場合】
             通常価格
┏━━━━━━━┳━━━━━┓
┃原価     ┃店の利益 ┃
┗━━━━━━━┻━━━━━┛

5分でわかるグルーポンの仕組みと抜け道
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-830.html

別に日本だけでなく各国で問題になっていますが、定価の詐称です。

これは通常定価5,000で販売しているお寿司のコースを、グルーポン客専用のコースを作り『定価そのものを水増し』しておくという方法。

いつもの5,000円のコースに2品くらい追加して15,000円という定価をつければ良いというとても単純で分かりやすい方法。

上記の絵に倣って描いてみます。

【通常商品】
        通常価格
┏━━━━━┳━━━━━┓
┃原価   ┃店の利益 ┃
┗━━━━━┻━━━━━┛
 
【グルーポン専用商品】
                       33%OFF       表記上価格
┏━━━━━━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━┓───────────┐
┃原価    ┃店の利益┃グルーポン      ┃水増し分       │
┗━━━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━┛───────────┘

販売実績のない価格に対しての割引表示は景品表示法違反ですが、店頭に用意すれば誰も買わないだけで法令問題を回避できます。
飲食店だとクーポン使わないメニューの方が安いことが知られないように定期的にメニューを刷新すればよいでしょう。

クーポン使ったお客はよい商品を安く購入したつもりで満足。
お店はお客も増えてちゃんと利益もあって満足。
クーポン屋もよい商品を紹介して利益があって満足。

みんな幸せになれます。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 自店でお客に出す標準品に比べてgrouponに流す商品の原価を安く、粗利益(ですよね?)も商品あたり低くなる。
    商品の質・量の両方またはどっちかを下げているのだろう。grouponに注力すればするほど商品当たりの粗利益が落ちるのだろう。
    売り上げが伸びなくて落ちて困っている店には飛びつきたくなるような魔法の杖に見えるのでしょうね。
    客の信頼を損なって既存の粗利益の確保も数こなさないとままならないだろうに。
    • WindVoice さんの日記 [slashdot.jp] についての okky さんのコメントにあるように、クーポンのメリットとリスクを理解してもらって運用すればいいのにそれができないのは、クーポン屋の説明不足や品質検査不十分という商品管理上の問題だと思います。

      • 事実確認はしていないけど。
        とあるtweet経由で示されたURIを読んだところ、クーポン屋の営業はメリットだけを語ってリスクには言及していなくて
        商売している店ならそんなの自分で判断すればいいのにという言外の含み(行間を読め)的な電話トークらしいんですけどね。
        クーポン屋に頼る店側もしっかり自分で考えない店を切り盛りしている商売人かどうか。退路を見極めるのは難しい。
      • そのokkyのコメントは...間違ってはいないけど結論のための状況設定になってて的外れなんだよなぁ...。

        # 以前にもどこかで書いた気がするが...
        こういう「安いけど予定数が出る需要」に向いてるわかりやすい業種が航空券みたいなハコもの。500円バスなんかもそう。
        (原価と営業管理費まで含めた)費用がほぼ固定なので、採算ラインより上の部分は売上が全部営業利益になる。って奴。
        ついでに言えば正規料金の部分が採算ライン割ってても空席はロスなので全部埋める事に意味がある。

        飲食店やメーカー、小売でもハコの部分(営業管理費)はあるのでこういう需要には意味がある。
        この場合は原価が変動費なので採算ラインより上の部分は売上総利益(粗利)が営業利益になる。

        どっちにしても、共同購入クーポンは採算ラインより上の余剰分を穴埋めするのが本来の使い方であって、食品で言えばコンビニとかに弁当出してる所みたいにハコに近い所とかが余剰能力を使うのに向いてる。二重価格やありえない低品質はただの邪道。

        ...もっとも「安い」だけを理由にする顧客は願い下げるのが吉だけどね。
        提供する価値と受け取る価値の種類が違うからこそ取り引きには意味があるんであって、そんな顧客相手じゃカネの奪い合いにしかならん。

        • あとは、真面目にやる前提で超零細な業種とか店舗が、ニッチな商品やサービスについて先に予約を集める&前払いしてもらう系の使いかたなら、役に立つかなーとか思うんだけど。
          実質クーポンではないけど、規定数にならないとスタートしない&規定数以上はできないを有効活用とか、事前にある程度お客さんからお金もらわないと動けないタイプにはいいかな。

          ただ、現在あきらかに適切に運用はできてないっぽいよね。
          # 出店や出品状況知らんけども...事件を聞くにねぇ。

          --
          M-FalconSky (暑いか寒い)
        • こういう「安いけど予定数が出る需要」に向いてるわかりやすい業種が航空券みたいなハコもの。500円バスなんかもそう。

          でも、そういう「安定してロスが発生しうる」場合は、自社で割引プランを立てるよね。究極的には「飛行機におけるエコノミークラス」自体が、元来そういうものだし。長期安定的に発生する、予測されたリスクなんだから、なにもグルーポンに利益を分配する理由はない。

          だからグルーポンのようなビジネスって、一時的な需給ギャップ以外には使えないはずなんですよ。それも「限定合理性」が理由で発生する需給ギャップ分ぐらいしか合理的に食い込める…つまり「三方良し」で収まるケースって存在しない。

          で、それを一時的な需給ギャップ以外に使おうとすれば、当然どこかを歪めて強引にギャップを作らないと成立しない。歪めた場所が、詐欺と呼ばれる場所になる。

          「客」と「グルーポン」との関連性の部分でギャップを作っちゃうとグルーポンがただの詐欺師になるので、それはやらない。「客」と「店舗」との間で、存在しない供給力があるかのように主張すると「おせち詐欺」になる。「店舗」と「グルーポン」の間で、存在しない供給力ギャップがあるかのように見せようとすると「価格詐欺」になる。

          .

          この手の「ギャップを探してそこから利益を上げる」のは金融市場のクオンツとか、結構アチラコチラに存在する。「虚業」と言われるものは全部そう。問題はこの手のギャップは

          1) 市場全体が加速すると、1つ1つのギャップは小さくなる。
          2) 市場全体が加速すると、ギャップの数は多くなる。
          3) ギャップのトータルサイズは市場全体の規模に比例する。つまり「ギャップ密度」は一定。
          4) ギャップはいつか必ず埋まる。誰も利益をあげなくたって、市場は自律調節する。

          という4つの性質がある事。このため「ギャップを探して利潤を上げる」会社は、大きくなっても数が増えても破綻する。しかし、自社の規模を大きくしなくても他社が規模を大きくすれば市場はどうせ破綻する。しかも自重する会社程、利益があげられなくて最初に破綻する。

          結果この手の市場は、詐欺だろうがなんだろうがヤッたもんがちの「嘘つきと山師の集まり」になる。これが「虚業」と言われるビジネスモデルが共通で持っている性質。

          少し前にあった「エンロン事件」における「アーサー・アンダーセン」がヤッたことと、グルーポンが今やっていることは本質的に同じ、と考えれば判りやすい。エンロンは大きかったから大問題になったけれど、あの裏でどれぐらい多くの帳簿操作があった/ある事やら…

          .

          というわけで。こんなのは大昔から存在する、「最初は良かれと思って作ったビジネスを、大きくしたら詐欺になった」という典型例で、状況に合わせた説明どころか、判っている人は最初の一手を見た途端に落ちまで読めるようなものでしかありませんが?

          --
          fjの教祖様
          • 所詮隙間でしかないってのは当然だろう。自社で割引プランを立てているのもその通り。例自体がそうだ。だがそこは抽象的に需要を挙げてる段落だ。「安定ロスがあるから自社で割り引く」話は何の意味も持たない。誰が割り引き販売するかってのは話題にはしてないんだよ。

            前のコメントで例に出したような、B2Cやってない業者が余剰を売ってB2Cするのに販売代行してもらって利益を食わせるのには何の問題もないだろ?「何に対してどんな需要があるのか」というマーケティングの話なんだから、そこは誰が儲けるかって話じゃないんだよ。

            で、ここからが本題。

            最初から余剰生産力と言っておろうが。余剰が一時的なのは当然だろ。
            もっとも「一時的」の意味が違う。変動なんて常に発生してるし集めれば安定するだろ?
            んで、その変動こそがこの手のビジネスモデルにおけるマーケットのサイズになる。

            あのコメントがおかしいのは「そもそも存在していなかった供給能力をヘッジ」と「存在しない余剰生産能力」が突然登場してそれがマーケット否定に結論付けてる点。この個別のケースとビジネスモデル(余剰生産力と安くなったら買うという余剰需要が常にと言える程存在する)を混同してるだろ。

            そもそも、このケースでは100売って500請けるというバカやったので「余剰がない」のは当然で、それ自体が既に原因を完全に説明しちゃってるじゃないか。それは一過性や季節性云々は無関係だろ?ましてや全体としての余剰の有無とは関係ない。もしグルーポンが100買って500売って500ネジ込んだり能力もないのに500請けたりしたんならそれ自体が問題なんであって、それは余剰のマッチングというモデル自体の問題じゃない。違う?

            • 違う?

              うむ。それはクオンツが陥る問題と同じ問題について「問題ない」と言っている。実際には「問題はある」。

              .

              余剰マッチングビジネスは、「余剰を消す」ビジネスです。「大きな」「長期間に渡って存在する」余剰は簡単に見つけることができるので、「自社内で」解決できてしまう。何も外注に出す必要はない。故にクーポン会社というのは「小さな」or「短期間で消滅する」余剰を食べるしか無い。

              クーポン会社の規模が小さく、かつ数が少ない間はこれで全然問題ない。しかし、やがて規模は大きくなり、数も増え、なおかつ投資家からはもっと早く成長しろという圧力がかかる。そのためには「より小さな」「より短期間で消滅する」余剰を探し出して、そこから利益を吸い上げなくちゃいけない。

              クオンツはムーアの法則にある程度助けられて、より高速にギャップを見つけることができた。とは言っても結局ギャップの取り合いになるけどね。でも、クーポン会社はそうはいかない。「供給過剰」を見つけ出す計算機プログラムは未だ存在しない。人間が歩きまわって見つけるしか無い。でも、そうやって見つけた余剰から得られる収益は(小さな余剰も相手にしなくてはいけない上に、人間が見つけられる余剰の数には限界があるから)、営業マンの数というコストに対してどんどん小さくなる。もちろん、競争が激化すればクーポン会社の取り分を下げていく価格競争に陥る。これまた利益が小さくなる。

              で、最後に。これはあくまでも「限定合理性」に基づく商売。つまり供給側と需要側に知識ギャップがあるから発生するビジネス。供給側の「デフォルトの」提供内容が需要側に伝わっていないために一時的に発生している余剰を使うわけだから、「需要側への情報提供」が十分早くなり、クーポン会社が余剰を仕入れる隙がなくなったら、ビジネスとして終わる。
              従来の広告業は単価が高すぎて「情報提供速度向上」には使えなかったが、最近はGoogleのお陰で大幅に下がってきている。つまりクーポン会社が使える「余剰」の性質はどんどん「より小さい」or「より短期間」側にシフトしているわけで…いずれ「コストと売上がトントン」な世界にまで収束してしまう。つまりビジネスターゲットが「大きくなる」可能性はない(順当な範囲でのみ商売するならばと言う意味であって、詐欺を働いていいなら別ですが)。

              .

              つまり、余剰マッチングビジネスって最初から一過性。金鉱を掘り当てた山師と同じレベルの収益性しか無い。永続性がないんですよ(永続性と言っても本当に永久に存続できる必要はありませんが、たとえば30年とか40年とかぐらいは続く必要がある)。

              ビジネスモデルって言うのは「そこそこの永続性」があるから意味があるのであって、そうじゃないものは「ビジネス」とは呼べません。

              最初から一過性のものだ、と判っている人達が集まって、
              「サッと実行して、サッとたたむ」
              のであれば問題はありませんが、それはどっちかというと投機だよね。

              --
              fjの教祖様
              • >余剰マッチングビジネスは、「余剰を消す」ビジネスです。
                だから?新事業なんて見えないパズルの空きピースを埋めるピースを作るようなもんだろ。
                それとも既存事業で既に埋め尽くされてる領域にネジ込むようなのだけが新事業だとでも?

                >「小さな」or「短期間で消滅する」余剰を食べるしか無い
                本当に君は人のコメントを読まないよな。
                そんな事は元コメントで「マーケットのサイズ」に言及しているあたりに書いてある。
                小さくて短時間で消滅する需要でも、かき集めればそれなりの大きさになるし安定もするってのがキモだろうが。

                >しかし、やがて規模は大きくなり...いずれ「コストと売上がトントン」な世界にまで収束してしまう
                マーケットサイズまでしか事業が成長できないのはあまりにも、本当にあまりにも自明なんだが、他に何か言う事ある?それと、そもそもマーケットサイズが拡大するような事業ってそんなに多くはないよ。拡大するように見えるものは供給者には同じに見えても実際には違うマーケットだったり掘り起こされてない部分が掘り起こされてたり、他のマーケットを食ってたりするんだが、拡大と言えるのは最後だけ。

                >ビジネスモデルって言うのは「そこそこの永続性」があるから意味があるのであって、そうじゃないものは「ビジネス」とは呼べません。
                余剰能力を自前で売れる会社は結構限られている。少なくともある程度の営業力がないとできない。そもそも変動を自前で吸収すると事業の価値自体を毀損する場合も少なくないので誰もが余剰をそのまま売れるというわけじゃない。だから当然そういう余剰は残る。

                なので、
                >「サッと実行して、サッとたたむ」
                なんて必要はぜーんぜんない。
                マーケットサイズを見誤って無茶な投資してれば回収できないのは当然だが、そんなのは経営をしくじっただけ。
                ビジネスモデル自体とは無関係。モデルと実装を混同してないか?

        • こういう「安いけど予定数が出る需要」に向いてるわかりやすい業種が航空券みたいなハコもの。500円バスなんかもそう。
          (原価と営業管理費まで含めた)費用がほぼ固定なので、採算ラインより上の部分は売上が全部営業利益になる。って奴。
          ついでに言えば正規料金の部分が採算ライン割ってても空席はロスなので全部埋める事に意味がある。

          当日キャンセル待ち限定の搭乗券を別枠で売るようなものですか。
          ホテルの空き室も同じですね。

  • 関連ストーリー。

    制限時間内に買い手が共同購入者を集める米国発のネットサービスが日本でも始まる [slashdot.jp]。もうちょっとまともな商売になる余地もあったと思うんだけど、「悪貨が駆逐余裕でした」という感じですね。

    --
    LIVE-GON(リベゴン)
  • by Anonymous Coward on 2011年01月09日 0時55分 (#1885387)

    > しかし、それがかえってグルーポン自体がもう少しきちっとした対応をしない限り、実はかなり多くの問題を抱える事になります。
    日本語でおk

typodupeerror

開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー

読み込み中...