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306440 journal

WindVoiceの日記: 帰宅困難(?)の夜のこと 4

日記 by WindVoice

帰宅困難(?)の夜

3/11
14:46 三陸沖で、M8.8の地震(3/13昼に気象庁によりM9.0に訂正、世界観測史上で5番目の規模)
15:06 三陸沖で、M7.0の地震
15:15 茨城県沖でM7.4の地震
16:29 三陸沖で、M6.6の地震が発生しました。これは震度5以上のものだけで、3/11だけで84回の地震が記録されています(WeatherNewsより)。

私の職場は港区の慶応大学のそばにあり、自宅は羽田です。東北地方太平洋沖地震の夜、私は徒歩で帰宅することになりました。ようやく時間が取れましたので記憶が薄れないうちに(そして冷静になった頭で)記録を残しておこうかと思います。

遠方に住まいがあり徒歩が不可能と判断した人は職場に泊まることになりました。私ほか数名が川崎方面へ18:40に出発しました。花粉症の季節ですが、呼吸を楽にするためマスクを外すか、マスクをするかで迷いましたが、マスクをする判断としました(この判断はおそらく正解と振り返ります)。この時点では歩かなければならない距離は不明(というか意識しないように心がけた)でしたが、今Mapionキョリ測で計ってみると11.5kmほどのようです。漠然とした知識から、おそらく徒歩が可能だろうと判断しました。

まず、第一京浜を南下。周囲は人が多く、互いにぶつからないよう注意が必要でしたが、押し合いになるほどではありません。多くの人が暗くなり過ぎないように話題を選びながら歩いていました。私の周辺では、取り乱している人は見かけませんでした。普段は路上駐車のある路肩も、歩いている人がたくさんいました。第一京浜は車がまったく動かない状態で、タクシーも散見されましたが、乗客は乗っていないものが多数でした。品川駅高輪口前の交番では「港区に勤めていて、職場に宿泊可能な方は職場にとどまることをお勧めします、JRと京急線は今晩は動かない見通しです」との放送がされていました(これは事実でした)。

道々の交差点には警察官が立って交通整理をしていました。人の流れは指示がなければ止まりがたく、赤信号でもなんとなくそのまま渡ってしまうような雰囲気でした。自転車やバイクは二人乗りをしているものがほとんどだったので、おそらくは知り合いや見知らぬ人との二人乗りであったのだろうと推測されます。この状態では、バイクと自転車が最も機動力を発揮していました。長いブーツを履いた女性が、どこかから入手した(あるいは持っていた?)スニーカーに履き替える姿も見ました。適切な判断だと思います。

道ばたにあるラーメン屋は、概ね満席でした。臨時休業している店舗もありました。「トイレあります」と張り紙している店舗も見かけました。コンビニはほぼ食糧はない状態でした。自販機は、売り切れになっているものはほとんど無く、リポビタンDだけが売り切れ(笑)で、ホットドリンクの類はまだありました。困った様子の人には声を掛け合うなどの光景があちこちで見られ、多くの人が冷静で助け合いの精神を持っている、ということを実感しました。

見た範囲で、建物が傷んだりガラスが割れているところはなく、一ヶ所だけ、立体駐車場の一階部分で水漏れと思われる音がしている建物の前をとおりました。

私は夕食をとっていませんでしたが、バックの中にカントリーマァムとカロリーメイトに水がありましたので、さしあたりはそれで間に合わせることにしました。私は今年の初めから加圧トレーニングを始めていましたので、自分が想像していたよりも順調に歩けていることを実感しました。

大森町駅の近くの大きな分かれ道で、私は産業道路へ進路をとりましたが、多くの人は引き続き第一京浜を南下してゆきました。私は分かれ道からさらに1時間ほどで帰宅することができました。この日の万歩計は、自己ベストの25000歩を記録しました。普段は8000~10000歩くらいです。

自宅は震度5弱と思われますが、大きな被害はありませんでした。電気ガス水道は、最初注意深く使いましたが、特に問題は見られませんでした。立てかけてあった鍋蓋が倒れたりした程度で、心配していた液晶モニターや本棚は無事でした。

夜、心配だったのでTVを小さな音を出したまま寝たのですが、これは失敗でした。情報は少ない割りに同じ刺激的な映像が繰り返し流されるので、ある種刷り込まれるように恐ろしくなってしまいます。TVは一通りの情報をつかんだら、消すべきだという教訓を得ました。

緊急地震速報は、夜間も何度も発生しました。必ずしも大きな地震が発生していなくても速報が行われていました。ニュースによれば、同時多発的に余震が発生するため、また被災地域で計測器に異常が発生したため、普段どおりの予報ができない場合があるという報道でした。WeatherNewsの緊急地震速報は広域の警告を出しすぎるので、この日はログインしないことにしました。携帯電話の地震速報がもっともちょうど良い程度に感じました。

常備薬に「救心」を持っているのですが、緊張や恐怖をなかなか処理できない人には、役に立つと思います。私は性格的に少し弱いと自覚しているのですが、息苦しいように感じた場合に、少し楽になります。今回も数回服用しました。これで間に合わないようなら、病院を受診すべきと思います。救心は薬局の棚には並んでいないので、薬剤師さんに在庫していないか確認してください。一般の薬としては少し高価ですが、登山家の間でも使われる歴史ある強心剤ですし、かさばらないので携帯可能です。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • やはり神奈川方向に進む幹線道路は車が動いていませんでしたか。246もそうでした。
    特に、パーキングから出てくる車とかが幹線道路に入ろうとしてかなり長い間スタックしている、というのが目立ちました。

    やはり、交通量に対してい多摩川を渡る橋が少なすぎるのがネックの1つ目でしょうか。
    # 首都高とか東名は封鎖されちゃうから、勘定に入れられないんだよね。

    --
    fjの教祖様
    • お疲れ様です。歩くか会社に泊まるかは迷ったのですが、結局誰かは休まないと交代要員が続かなくなる職場なので、歩くことにしました。翌朝は電車が復旧していたのが救いでした。翌朝も徒歩で(自転車など持っていないので)出社だとすると相当な負担だったと思います。

      私たち徒歩組みは、「とにかく前進はしている」とポジティブになれますが、車に乗っている人はストレスがたまったと思います。青信号になっても、一台も交差点を通過できないような状態でした。何が原因だったのかは良くわかりません。歩いているときは、神奈川県方面の停電が原因だろうかと思っていましたが、結論はでていません。

      --
      人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
  • by messier42 (36151) on 2011年03月13日 13時58分 (#1917156) ホームページ 日記

    >今Mapionキョリ測で計ってみると11.5kmほどのようです
    現在冬で良かったかもです。人によって違うと思いますが、
    以前、夏の日中に10km歩いたら5km時点でバテてバスで帰った記憶が。
    冬ならどうでもないのですが…

    • by WindVoice (14680) on 2011年03月13日 16時24分 (#1917216) 日記

      おっしゃるとおり。夏だったら、少なくとも道端の自販機に商品が残っているようなことは無かったでしょう。そんな場合に備えて会社の引き出しに飲み物と軽食を置いておこうと考えています。

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      人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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