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tmkzrの日記: 今回の人災事故の原因は日本社会の「後進性」にあります。 18

日記 by tmkzr

今回の人災事故の原因は日本社会の「後進性」にあります。

(1)日本の科学技術には、明治の昔から海外依存の体質があります。 世界に遅れて開国した日本がとった道です。 電力で言えば、火力発電や水力発電は欧米に学んで導入しました。 原子力発電も同じ「後進」の道をとりました。 {技術の輸入}→{下請けへの丸投げ}→{失敗の隠蔽} というパターンが定着して来ました。 しかし、これでは優秀な人材の養成は困難です。

(中略)

原発事故は未だ収拾の道筋もよく見えない状況ですが、 既に、原発廃絶論や、脱原発志向の論調が社会に広がりつつあります。 このままで原子力発電を継続することは危険極まりないことです。 しかし原発をやめてしまうことは慎重に議論すべきでありましょう。 先ず、過去半世紀の原子力開発と行政の反省が必要であると強く感じます。

アルスの会Webより。 アルス(ars)とは「ART=芸術、技術」の語源となるラテン語である。 トップページの「「科学と社会」の接点:福島原発事故を機に考える」 より引用した。 これは、私の大学の恩師である中井浩二先生の言である。

「アルスタウンミーティング シリーズ2011」原子力平和利用: 過去の総括と次世代への提言 と題して物理学者の観点から今回の事故にいたるまでの、 日本の原子力平和利用の歴史を振り返り、なにが悪かったのかを議論するそうだ。 基本的に誰でも無料で参加できるそうなので、ここに宣伝しておく。 皆偉い科学者であるが、現役を退いた方々なので、ある意味自由な議論が期待できる。 第一回目は7/23に東大本郷キャンパスで開かれる。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • アルス(ars)とは (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年06月21日 14時16分 (#1973847)
    アルル、ルルー、シェゾ じゃなかったのか!!
  • ただし、その「後進性」は科学技術よりも、社会的な側面に強く出ていると思う。

    さんざん非難しておいて、石原慎太郎を都知事に選出し直しちゃうし、そうしておいて石原がまた右翼発言をするとこれまた叩く、とか。
    # 叩くぐらいなら選ぶなよ。

    もっと極端に言えば「菅直人」を叩くくせに、あれよりましな人材がいない現政治状況とか。

    .

    そもそもがそういう「民度の低さ」というか「民衆の記憶力の悪さ」というか、「瞬間的な極端さ」というか、「論理的思考力の無さ」というか…そういうものが、日本の民主主義がまともに動作していない証拠でもあり、それが「下請け丸投げ、投げた側丸儲け」という体質にもつながる。

    # 投げられた側が100%被害者かというとそういう事はなくて、何かあった時に Primary に殴られるというリスクを
    # 「丸投げした側」にヘッジしてもらっている、と考えることができる。一種の寄りかかり体質 兼 保険。
    # これは「何かあった時の国民の反応の極端さ」と「喉元過ぎれば熱さ忘れる」的な挙動からすれば
    # 妥当な戦略になってしまう。

    .

    「他の国に比べてどうか」というのは、反論になっていない。「ほかにも後進国がある」としても、もっと極論して「地球上には後進国しかない」としても、話は何も変わらないからだ。仮に「地球上には後進国しかない」としてもそれは、いくばくかの個人は優れていても総体としての人間のレベルは「後進」レベルであり、判断決定権を与えるに足る存在ではない、という事にすぎない。

    そんな阿呆集団に民主主義は役者不足だ。
    儒教的観点から、私が専制君主になってやるっ!! と言うのは、まさにこの「後進性」の話と同じ。

    --
    fjの教祖様
    • 判断が実質的に不可能であり、 ある種の博打を繰り返しているだけだとしても、 自分の判断に責任が負えるのは最終的には自分だけです。

      同じように民衆全体の政治の方向性を定め、その利益や被害を被り、 その責任が負えるのは民衆全体だけであると思います。 そういった意味で、日本の民主主義というのは、 民衆全体が民衆全体を辱めているという可能性はあるでしょうが、 基本的にはそういう権利が民衆全体にはある、と私は思います。

      そしてその権利があなたには無いのです。 というか、民衆の信託を得ていない限り、いかなる個人にも存在しないのです。 マジレスするとそうなります。

      • 自分の判断に責任が負えるのは最終的には自分だけです。

        そんな責任をちゃんと自覚しているようには到底見えませんが?
        「お前が悪い―」と叫んでばかりいるじゃないですか。

        普通「最後の責任は自分で持つ」場合は、中途状態においては短絡的に騒がないよね。

        --
        fjの教祖様
        • 究極的には、自覚しているかどうかは問題ではありません。

          重要なのは「お前が悪いー」となったときに、 「よーく考えたらその責任は自分だった」という構造になっていることと、 その「お前」が本当に暴走しているときに、ちゃんと権力の座から 引きずり下ろす機構が備わっていることです。

          歴史を学ぶ限り、独占的な権力というものは必ず腐敗します。 専制国家は、たまたま現代に少数しか存在しないのではなく、 どれも自壊するまで暴走している、と私は解釈しています。 つまりシステムとしては安定的ではないのが、専制国家であると、私は思います。 かといって今後も現在の民主主義が安定的に存在するかどうかはわかりませんが、 現状あるシステムとしては、民主主義+資本主義が一番マシであると、私は考えています。

      • >基本的にはそういう権利が民衆全体にはある、

        そんな幻想もあるかもしれんが、少なくとも日本にはない。
        選挙で政治の方向性が決まっても、世論が事あるごとにいちゃもんをつけている国だもの。

    • 儒教的観点から、私が専制君主になってやるっ!!

      儒教だったの?初めて知ったよ。

    • by Anonymous Coward

      そんな阿呆集団に民主主義は役者不足だ。
      儒教的観点から、私が専制君主になってやるっ!! と言うのは、まさにこの「後進性」の話と同じ。

      そんな声高に主張されるなら、まず政党作ってその党首になり日本国憲法を改正してください。
      プロテクトモードに移るときにも作法があるでしょうに。

      • そんな声高に主張されるなら、まず政党作ってその党首になり日本国憲法を改正してください。

        そういう事を言うから、民主主義に値しないというのです。
        プロトコルへの依存は偽物を招くのですよ。その典型例がナチス党です。

        --
        fjの教祖様
        • by Anonymous Coward

          プロトコルへの依存は偽物を招くのですよ。その典型例がナチス党です。

          予想通りの回答をありがとう。
          プロトコルの中で生きている我々愚民どもにとっては、相転移が終わるまで感覚を遮断する甘い蜜が必要なのです。それを提供するのは独裁者の勤めです。民衆を酔わせる義務を怠った独裁者は断頭台の露と消えるでしょう。

    • by Anonymous Coward

      そうしておいて石原がまた右翼発言をするとこれまた叩く、とか。

      前から不思議なんですが、叩いてる人と一票を投じた人の集合がなぜ一致すると思うんです?

      • 前から不思議なんですが、叩いてる人と一票を投じた人の集合がなぜ一致すると思うんです?

        それが合致しないためには、「民衆」を「完全にランダムな存在」と仮定できなくちゃいけないからだよ。
        そして、そのような仮定はなんども、なんども、なんども、なんども否定されている。

        --
        fjの教祖様
  • by Anonymous Coward on 2011年06月21日 14時44分 (#1973864)

    全体として言いたいことは判るが、海外の先進性と平均値の分析結果が示されていないのに相対評価でごまかすと言うことは

     今回の人災事故の原因は日本社会の「後進性」にあります。例えば次のような後進的要素です。
    (1)日本の科学技術には、明治の昔から海外依存の体質があります。

    を地で行ってる様なもの。志の高い方の発言として考えると結構根深い物を感じる。

    • やはり先生が作成した日本の研究活力 -研究活力の国際比較- [viva-ars.com]という図をごらんください。これは横軸に100万人あたり論文数、縦軸に平均論文被引用回数を国別にプロットした図ですが、日本は相対的に低い位置にいます。直接海外の先進性を示すものではないかもしれませんが、このような分析もあるということで。
      • by Anonymous Coward

        教えて頂いた資料を拝見しました。

         私が言いたかったのは「海外依存の体質」を問題視しているのに、評価尺度を海外に求めてどうするのと言うことです。例えば「米軍ならこの様に防げた」という分析があって、日本の何処が遅れていたかと言う議論なら絶対的な尺度に変換できるので納得できます。でも元記事や教えて頂いた資料を拝見しても、「どの進歩レベルなら事故を防げたか」と言うことは判りませんでした。それが提示されないのに「後進性」と言う言葉を使われるのは無責任に感じます。

        少し長いですが一番気になる部分を引用させて頂きます。

         今

        • コメント気が付きませんで、返信遅くなってしまってすみません。

          福島原発事故から学ぶこと - 先進科学技術の安全性 [viva-ars.com]より引用します。

          日本は科学技術の先進国であると信じられている。 原子力発電に関しては米(104)・仏(58)・日(54)・露(32)の順で多くの原子力発電所を持っている。 日本は、科学・技術の面で世界のトップレベルに肩を並べていることは間違いないであろう。 しかし、(1)欧米技術の導入に頼る気持ちが抜けない原子力開発の政策、 (2)経済効果のみを求め科学・技術の開発に対して余裕を許さない政治・経済界の姿勢、 (3)後継者の養成を軽視した原子力開発の歴史、などなど、 日本の後進性が福島原発事故の背景にあることを見落とすべきではない。

          この文章を見てもわかると思いますが、 かならずしも評価軸を海外に置いている議論ではないと思いますがいかがでしょうか。

          おそらくACさんが問題にしている点は、先生も同じく問題にしている点だと思います。 先生は「物理原理主義」「物理帝国主義」と呼ばれていた時代の人間で、 それを誇っているきらいがありました (生物物理学、経済物理学などの勃興と興隆を見れば、まだ生きている言葉なのかもしれませんが)。 とにかく先生はそのような、第一原理的な考え方でものを考えるのですが、 先生が批判している点も、ハコだけ海外からもってきて、 自分でものごとを考えなかったではないか、という点、 理念とか、理想がなかった点だと思います。そういう意味では、 「自分でしっかりと考えなくてはいけない」という点ではACさんと先生は一致していると思います。

          「頑なな世論」とはある一面の印象に過ぎず、 それに基づいた発言や「後進性」と言う結論には思考を麻痺させてしまう危険性を感じます。

          このへんは一理あるかもしれませんが、 これ以上Defendするのは私もつらいので、細かいことは会場で直接先生に質問してみてください。 気さくな関西弁のおじいさんです。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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