charlesberryの日記: 失われた…年とか 8
日記 by
charlesberry
ここ数年、先進国経済が低迷しているのは、
グローバリズム至上主義が元凶だと思う。
実際、日本だけでなくアメリカや欧州でも同様の問題に直面してる。
単純作業は機械にとって代わり、少し知能が要る仕事はインドや中国、
先進国の人間はさらに高度なことができないといけない。
でも、実際はそれが全員できるわけではない。
アメリカも最近「アメリカンドリーム」が無くなったと嘆いているらしい。
結局さ、グローバリズムって本当に公平にやればアナキズムと一緒なの。
たまたまグローバリズムから守られてたのが公務員や既得権益を持った人たち
だったってだけ。だから勝ち組と呼ばれる。
固有名詞「グローバリズム」だけ、なにか違うと思う (スコア:1)
一見「グローバリズム」のように見えるが、実はそういう問題じゃなく全く別の何かだと思う。「機械化」とか「機械の高度化」とかそんな感じ。
とあるが、要る「知能」レベルは徐々に上がり続けているわけで、それを押し上げているのは
というこの「機械」の部分なわけだ。
実は「グローバリズム」という「地球上の何処か」に仕事を移動するというのは、あまり本質的じゃないと思う。
.
国際競争にさらされにくいサービスとかで考えると判りやすい。
たとえば床屋。神奈川県の場合、普通の床屋は大抵3500円ぐらいだ。インドで100円だったとしても誰もインドの床屋に行こうとは思わない。移動コストが金額的にも高いし、時間もかかる。インドから床屋さんを連れてきても、日本で仕事をするとなったら(生活費とかもあるから)同じサービスなら3500円になってしまうだろう。
しかし、1000円カットが出てきた。洗髪の代わりに「掃除機」で髪を吸いとり、ヒゲソリなどのサービスは一切しない事でコストダウンを図っている。回転を早くする事で、時間辺りの収益は3500円を取っている普通の床屋よりも上にする。
ここで重要なのは、床屋の従来のサービスの大半が「手作業」で行われているのに対して、1000円カットは「機械化」で対抗していることだ。これはどうみても「グローバリズム」とは関係ない。
.
昔、熟練職人と呼ばれる人たちのうち、「速さ」とか「生産量」方向に特化した人たちが、CAMなどの自動加工機械の前に敗れ、「精度」とか「難易度」のような方向に特化した人たちだけが生き残っているのと同じことじゃないかと思うんだ。で、その中間ぐらいの「微妙な」レベルのものが一時期「安い職人」とか「今でいう派遣」に流れたのと同じく、インドとか中国に流れているだけなんじゃないか、と。そのレベルの加工職人はその後、機械に完全に駆逐されちゃったのと同様、インドや中国に流れている仕事も、ごく一時的な問題でしか無いと思う。
ただ、この現象を何と言ったのか、その名前が…そもそもついているのか? というのはあるけど
fjの教祖様
Re:固有名詞「グローバリズム」だけ、なにか違うと思う (スコア:1)
>その中間ぐらいの「微妙な」レベルのものが一時期「安い職人」とか「今でいう派遣」に流れたのと同じく、インドとか中国に流れているだけなんじゃないか、と。
まさにその点が言いたかったのですが、異なるところも。
日本だけに限って言えば、インドや中国という投げ先が無ければ今でも
その類のそこそこの仕事は誰かがやっていたでしょう。
他の方のコメントでもありましたが、これが「仕事の遊び」の部分です。
インドや中国も時がたては現在の日本と同様のことがおき、
そこそこの仕事がアフリカ?に投げられるようになるのでしょう。
この一連の流れが、グローバル化という概念によって後押しされている
ことは確かです。経済誌やコンサルタントがこの言葉で国内企業の
コスト減を図るために外注を促進したことは事実ですから。
「グローバリズム」という本質なんて本当はどうでもいいんです。
概念というか一般受けするイメージだけで人が動けば、それで十分。
価値の均質化というよりは、労働力の均質化というイメージですかね。
Re: (スコア:0)
Re:固有名詞「グローバリズム」だけ、なにか違うと思う (スコア:1)
…合理化っていうのとはちょっと違う。
合理化って言うのは「既存のテクノロジーを既存の使い方をするだけ」で、純粋に余計な手順・手間を省くというものだから。掃除機を「切った髪の毛の除去」に使うのは「既存のテクノロジー」ではあるけれど「既存の使い方」とはちょっとちがうと思うんだ。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
グローバリズムが齎した影響は「仕事の移動」ではなくて「均質化」ではないだろうか。以前なら不揃いな物を整合させる為の「社会や経済の遊び」が沢山必要だった。でも価値観が均質化されてしまうと「社会や経済の遊び」が必要なくなって来て雇用が失われてしまう。その縮退スパイラルが、失われた…の正体だと思う。
Re:固有名詞「グローバリズム」だけ、なにか違うと思う (スコア:1)
それは絶対違う。
それが本当なら、日本は孤立しているはずだ。なにしろ、海外製品の大半は日本人の品質感覚からすると「ゴミ」レベルで、外資系企業のサポート部隊は日々
「どうやったらこれ、直させることができるかなぁ」
「どう考えても、俺達がソースコード読んで直したほうが早いよなぁ」
「つーか、俺達が作ったほうが日本人うけするよなぁ、日本以外の国で売れない価格になるけど」
と七転八倒しているのだから。
「均質化」…特に「価値観の均質化」はまったくもって嘘だ。それは 「フラット化する世界 [geocities.jp]」という本で喧伝されすぎた誤りに過ぎない。実際には
「世界中がアメリカ人の価値観を理解して、それに合わせ始めた」
ということに過ぎない。ちなみに、この本に対する反論の入門書としてお薦めなのは「コークの味は国ごとに違うべきか [geocities.jp]」だろう。
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
この感覚がいつまでも残るとは限らないと言うこと。七転八倒できると言うことは、まだ「社会や経済の遊び」が許されている分野なのでしょう。また、日本人が最後まで手放さない価値観もあるでしょう。でも、
「均質化で遊びが必要なくなって来て雇用が失われた事が、失われた…の正体」と言う意見の反論にはなっていない。
合わせ始めた事と雇用が失われる事は矛盾しない。むしろ強い因果関係を感じる。
Re:固有名詞「グローバリズム」だけ、なにか違うと思う (スコア:1)
「均質化」が起こっているというのは嘘だ(単に世界中に「アメリカ向け」のサービスが動き始めているのに過ぎない)、という立派な証拠になっているのだから、十分反論になっているでしょう。
fjの教祖様