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kazekiriの日記: Slashcode

日記 by kazekiri

CmdrTaco引退について書こうかと思いましたが、順調であれば明日にSlashcodeのアップデートが行われるので、日米でのSlashcodeの開発について書いておきます。

SlashcodeはSlashdot.orgを動かすために書かれています。Slashcodeは一般的な感覚でのリリースというものはありません。過去にはあったように見えるかもしれませんが、彼らが何となくtar ballを作っていたというだけで、誰もそれが動くということを知りません。実際、ほとんどの場合、まともに動作することはありませんでした、Slashcodeの本当のリリースはSlashdot.orgで動いているコードであり、それは常にunstableで、作りかけの機能などがあちこちにある状態になっています。 stableなコードというものは、どこにも存在していません。

最近数年間はマシですが、過去に突然サイトが機能がしなくなっていたりしていたのは、まあ、そのような開発方針を取っていたことが大きいでしょう。元々は CmdrTacoが一人で適当に作っていたサイトであり、いろいろな要望をアドホックにサイトに直接取り入れていったという歴史的経緯があるので、それが彼らには普通なのかもしれません。

本家Slashdot.orgではそれで大きな問題はないわけですが、Slashdot.JPでは非常に困ることになります。仕様書は存在せず、ロードマップは開発チームのメンバーの頭の中にあり、 安定リリースがないので動かないコードしか手に入らず、国際化は基本的に考慮していないという状態のコードを何とかして動かすことになります。

これまでのSlashdot.JPのアップデートでは、まず適当な日に(単なるカタマリという意味で)リリースされているSlashcodeを拾い、それを何とかして動かないものを動かし、日本語化を施して、アップデートしていたわけですが、これでは日本でアップデートが完了した頃には、本家のほうがかなりの変更が進んでしまい、常に遅れを取るという状況になっていました。また、少ない開発リソースにも関わらず、他に誰も使っていないコードを使い続けるというリスクを追うことにもなっていました。

今回のアップデートではこの状況を完全に打破し、この10年間で初めてほぼ完全に本家に追いつくことになります。 基本的に現在のSlashdot.orgで動いているコードを常に追いかけて、バグの修正と日本側での変更を被せていくという流れで作業しています。本家では、この1,2ヶ月の間にも多くの修正が追加され、バグも噴出しているのですが、日本側ではそれに追従しながらもなるべく致命的なバグが出ないように作業を続けています。

明日、順調にアップデートが完了するのかは何とも言えないところですが、順調に完了したとしても、ちょっと??となるところが出てくるかと思います。日本語化の不具合もあるはずですが、大体は本家側でリアルタイムに進行中のものがいろいろ出てくるでしょう。しかしながら、これでやっと本家側と共同でバグや仕様変更に対処できるようになります。

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