[2012-01-15 11:45追記: リスト項目に対応する日記へのリンクを付けました。これ以降は追記通知なしにリンクを追加していく予定]

そのうちC11の新機能をまとめたサイトとかできそうだけど、自分の勉強も兼ねてつらつらとここで書いてみる。
誤訳珍訳どんとこい。とはいえ、誤解している部分に対してのツッコミは歓迎。

その1と銘打ったけど、続けるかどうかは気分次第。

■ 新機能概要
基本的にISO/IEC 9899:2011 Foreword. 6段落目のリストの訳。適当に意訳したり端折ったり補足してたりします。

• 条件付き機能 (conditional (optional) features)。今まで必須だったものが必須でなくなっている例もあり。単に必須ではないだけではなく、サポートされているかどうかがマクロで分かるようになっている。
• マルチスレッド関連規格。メモリ順序化のモデル、アトミックオブジェクト、TLS (thread local storage) の規格も含む。
• 浮動小数点数の性質を表すマクロの追加。
• アライメント関連規格。
• ユニコード文字・文字列。
• type-generic式。(型ジェネリック式とか訳せばいいのかな？)
• static assertion。
• 匿名構造体、匿名共用体。C++から。
• returnしない関数。
• 複素数を作るマクロ。
• 排他的アクセスするファイルオープン。
• gets消えました。
• 関数追加: aligned_alloc、at_quick_exit、quick_exit
• (conditional) 境界チェックインターフェース
• (conditional) 解析しやすさに関するサポート

次からは上記の順ではなく、説明しやすかったり興味を持ったりした順に書いていくつもり。