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日記

aruto250の日記: 嫌々ながらオタクの財布を狙っているのかも

日記 by aruto250

少なくとも10年は前から言われていることではありますが、本当にオタ向けビジネスが増えた、というか、もはや定着しきった感がありますね。猫も杓子もオタク向けマーケティングというか。世間一般の消費者が自分のニーズを意識するようになったのに加えて、ニーズに合った買い物しかしなくなってきたもんだから、広く売れる商品が作りにくいし、そもそも消費者の細やかなニーズにまで踏み込み、かつ広範囲の消費者をカバーするようなデータがあるのかというと、そんなもの誰も持ってないから、商品がどれだけ売れるのかの予測も立ちにくい。さらに加えて、昨今の企業は確実に売れるものにしか投資しようとしない傾向も強まっている(どこの会社も、投資的案件の審議における利益計画の評価が年々厳しくなっていたりしますよね?)。だもんだから、何か商品の企画を立てようとしても、「売れるという確実なアテもついていないモノなんかに金を出せない(アテが外れるのは織り込み済みだが、最初から「確実なアテ」もないようなものは論外)」となる。
そこで利用しやすいのがオタク市場なわけです。何せもやもやとしたニーズしか見えない一般の市場と違って、オタク市場には「かわいいキャラクター」というものに対する明確なニーズがあるから、投資審議において「この市場をターゲットにすればアテが外れにくいですよ」と主張しやすく、またその市場の消費者の性向も分かりやすく分析され、しかも金払いが良いことが知られているため、「高い売れ行きが見込めます(この企画は失敗しにくいです)」と言いやすいわけですよ。いや実際にはオタクのニーズの細やかさは他の市場より上だとしても、疎い(偉い)人にとっては区別がつかないために、他の市場では見られない、位相の揃った扱いやすいニーズのように認識されているだけなんだろうけども。かくして、世の中にはオタクの財布を狙った商品が溢れることになる、と。言ってみれば選択と集中というやつで、まったく賢い経営判断以外の何物でもない。
現在のオタク市場が萌え一色なのを苦々しく思っていたり、バカにされているだけだと思っている人々は少なくないと思いますが、作ったり売ったりする方だって、今の状態は本意ではないのではないかと思うわけです。ただ、冒険を許さない、手堅い回収が見込める商品しか許さないという、ある意味オタク市場とはかけ離れたところにあるような、頭が固くて臆病な経営判断が、今のオタク市場の隆盛の一因となっているんだろうなと。まあ誰しも不確実な投資は怖いし、最小の労力で効率よく利益を得たいですから、誰にも非難できるもんではありませんけど、面白くない話です。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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