2010年6月のTIのニュースリリース：
日本TI、『MSP430バリュー・ライン』16ビットマイコンの超低消費電力性能を活用できる、わずか4.3ドルの新開発キット『LaunchPad』（ローンチパッド）を発表

TIの直販で $4.3、秋葉原の千石電商でもぎりぎり500円台という低価格だったうえに、途中から同梱されているチップがアップグレードされた (→参考) など、お得感のある評価ボードだったが、これが最近になって倍近い価格に値上げされている。
例：ＭＳＰ－ＥＸＰ４３０Ｇ２　ＬａｕｎｃｈＰａｄ(せんごくネット通販、店頭価格で1050円)

これはアベノミクスによる円安の影響…ではなくて、TI自身が 「プロモーション価格を終了したから」、だそうな。
43ohの掲示板より：

TI MCUグループの人が現れて、3月1日にプロモーション価格を終えたと書き込んでいる。
価格アップ後もローコストですよ～とは書いているが、例えば STM32F3 DISCOVERY (秋月電子) のように、Cortex-M4 搭載で1000円を切る評価キットも現れており、16ビットMCUが 32ビットの ARM Cortexより必ずしも安くなってない状態にある。

# まぁ、量産品に乗せるマイコン選定となれば、評価キットじゃなくチップそのものの価格で決めるので、評価キット価格は関係ないが。残念ではある。

(5/24追記)
TI の Processor Wikiのページの中で、以下のような：

2010年当時に、プロモーション価格ではなく永久価格だ、と聞いたとの情報が書かれている。
どっちなんだろうか。よく分からない。