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日記

aitoの日記: VR学会 9月18日午後「プロによる表現、アマによる表現」

日記 by aito

次に各パネリストのポジショントーク。
○藤山 晃太郎(江戸古典奇術手妻師)
おなじみ手妻師。実物を見るとちょっと印象違うなあ。最初にニコ動に投稿した各種動画(回ってみたとか)の紹介。SAMURAI MMD+Oculus Riftの話題。

○真鍋 大度(株式会社ライゾマティクス)
ボストンから遠隔参加。こちらのスライドが向こうから見えなくてちょっとプレゼンに苦労していた。Perfumeのモーションデータをオープンソース配布するプロジェクトの説明。配布のためのGithubプロジェクトページ。2次創作例(なぜか色違いミク3人、ダンボ―みたいなのや8頭身ピカチュウ、トルーパー、ガンダムなどが躍る動画)。

○チェン ドミニク(株式会社ディヴィデュアル/クリエイティブコモンズ)
日本でのクリエイティブコモンズの活動をしておられる方。最初にクリエイティブコモンズの紹介。CCライセンスのネットレーベル楽曲のコンピレーション。それ以外のCCライセンス化された作品の紹介。同人マーク。
会社の活動の話。タイプトレース道。Gitのようなソフトウェア管理の考え方が文化に与えうる影響。

○後藤 真孝(独立行政法人 産業技術総合研究所)
相変わらずのテンション。後藤さんのは講演じゃなくて演説だな。VocaListenerの紹介。HRP-4C未夢。「南極点のピアピア動画」の紹介。OngaCRESTプロジェクト。類似度の可視化。「一億総クリエータ時代」に向けて、盗作疑惑を受けないための「類似度」「ありがち度」の計測。芸術作品での「参照」の文化。

○上野 佳奈子(明治大学/CREST聴空間共有プロジェクト)
建築音響の話。演奏者にとってコンサートホール(とその音響効果)も演奏の一部。演奏音によって音響空間を知り、それを演奏にフィードバックすることも身体能力の一部。音と空間の相互作用。単に音を出してそれを聞くだけでは音楽は完結しない。バーチャル音空間共有のためのCRESTプロジェクトの紹介。96チャンネルのマイク・スピーカを備えた小型のチャンバー(音響樽)を使って音空間の遠隔共有をする。
話者の「実在感」の評価。実際の話者とマウスシミュレータから出た話声を聞いた時の生体反応の計測。
ライブ感の価値。お笑い芸人のコントの立体音響収録と再生。評価は2分していて、テレビのような2チャンネルステレオの音の方が「自然」だと感じる人もいる。

続いてディスカッション。書き起こしが難しいので話題だけ。
・オンラインとライブでどう違うか。
後藤さんの「動画共有サイトは最終的にどこまで共有するのか。バンド幅が増えるほどプロには有用だがアマには不利。そのようなものの製作補助ができることが重要。アマが創作可能な環境がなければブレイクしない」という意見が面白かった。
・江戸時代の未来予想。「プロとアマの差がなくなる」という予想が書いてある。文化が成熟するとそうなっていくのか。「プロ」と「アマ」の差はどこにあるのか。
いろいろな議論があったが、個人的にはなんかしっくりこなかったなあ。
・身体表現とプロ性。テクノロジーの影響。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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