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o_nomuraの日記: ゲゲゲ

日記 by o_nomura
小松和彦らが中心となって作成された「怪異・妖怪伝承データベース」が公開された。

小松和彦の著作は俺も学生時代に読んで、かなり影響を受けた民俗学者だ。小松和彦の本を読むまで、俺にとって日本の民俗学は柳田国男と折口信夫のイメージが強かったので、小松和彦の著作は新鮮だったし、面白かった。

ところで、俺がいつも気になるのは「妖怪」の話になると、必ず水木しげるの話が出てくることだ。/.jの「怪異。妖怪伝承データベース」のトピックスでも、当然のように何故、水木しげるの功績を取り上げないのか? というような投稿が出てくる。
確かに水木しげるの仕事は大したものだとは思うけど、民俗学で扱う妖怪と水木しげるの妖怪とをごちゃ混ぜにするのはどうかと素朴に思う。

/.jの投稿で水木しげるの妖怪に関する仕事は民俗学の仕事として評価できるというのがあったけれど、俺には疑問だ。俺は水木しげるの著作を殆ど読んだことがないから、俺の勝手な思い込みかもしれないけれど、水木しげるの興味は妖怪そのものにあって、その妖怪に対する語り口や地域・文化的な文脈は副次的なもののように思えるのだなぁ。いわば、水木しげるの仕事は妖怪に対する博物学であって、それはやっぱり民俗学の手法とは違うと俺は思うのだ。

民俗学というのは人間とその社会が対象であって、妖怪というのは切り口なのだな。

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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