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1383 story

Linux World C&D 開催さる 11

ストーリー by wakatono
ちょっと寂しかったな 部門より

Futaro 曰く,"行って来ました。LinuxWorld。新宿NSビルのホールでしたが、RedHatいない。ぷらっとホームいない。インプレスいない。IBMいない。次の春のLinuxWorldは東京ビッグサイトということだが、まさか、東京ビッグサイトの会議室だけでやる、なんていうんじゃあるまいなぁ。面白いプロダクトはあまりなかったし。ホント寂しかった展示会でした。"

オレも行ってきた。それも2日間。1日目については、Futaroと同じような所感しか持てなかった。2日目に会場の一角に現れたsid ベースの PS2 Linux をはじめとするアレゲマシンや、ThinkGeek が、その不安を多少なりども吹き飛ばしてくれた。折しもその日は Debian Conference の日。Debian Conference の会場は NS ビルとは離れていたものの、Conference 会場風景の中継を NS ビルでやってたり、一部がアレゲに盛り上がっていたようにも見える。春と秋では展示会場の規模にも差があったし、今回の LW だけを取ってみても1日目と2日目ではこういった差があったわけだが、はたして /.-J の読者のみんなはどう思ったかな?

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  • by gori (3642) on 2001年10月27日 16時08分 (#33088)
    ane氏も書いていますが、ちょっと気になったのは、LinuxのライセンスとしてLinusの意見をさかんに取り上げていたこと。
    カーネルだけを相手にしているとも思えないので、どうせならもっとRHSの考えも勉強してほしかった。
    参考になったのは、GPLと職務著作との関係。
    給料もらって職務上行われる著作は、雇用者に属するので、雇用者が勝手にGPLのソフトを改変したからといって雇用者にGPLで公開することを強制できないということ。このばあい、雇用者がGPLのソフトウェアを使用することをあらかじめ認識していないと、勝手にGPLのソースを使ったプログラマが責任を問われかねない。
  • by ane (1266) on 2001年10月27日 14時51分 (#33081)
     このセッション、久保田氏がなにをいうか興味津々で聴講したり、変なこと言うものならつっこみを入れようと勇んで参加した人もいたと思う。
     結論から言って、とてもまともな講演だった。著作権法をベースにcopyleftが著作権をベースに権利主張していることを挙げて、著作権の第一条「この法律は・・・著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする」とあるので、「より良いソフトウェアを生み出すことを目的としているオープンソースの考え方は、この趣旨に合致している。」と述べていました。
     講演のなかで、StallmanとLinusがごっちゃになった感がなきにしもあらずでしたが、著作権と「使用許諾書」で主張される著作者の意図(ライセンス)の区別を再三主張されていました。GNUは著作権にもとづき、GPLというライセンス(使用方法)を著作者が主張している著作物の一種であり、著作権法になんら矛盾しないものとのこと。
     そういう意味で、講演にお聞きしたときも、ACCSとしてももっとオープンソース、Linuxを推進してもいいと思う、とまでおっしゃていました。
  • 確かに普通の講演でした。
    ただ、講演のタイトルが「Linuxとライセンス」なのに、
    著作権とライセンス全般の話がメインで、
    Linux(GPLライセンス)との関係で突っ込んだ話がなかったのは
    残念でした。
    時間の関係もあるのでしょうが、法律解説を省いて
    重要な個所だけ重点的に解説があればよかったのでは。
  • by goodlife (5595) on 2001年10月27日 18時14分 (#33095) 日記
    あれれ違うんじゃないかと思うような表現も一時的にはありましたが、話が進むうちにフォローがあったり、法的に明確でないことはちゃんと断ってたり、質問で突っ込まれて対話すると意味が通じたり、で最終的には大きな問題はなかったと思います。著作権の話は混みいった話になりがちなのでしかたないんでしょう。

    専門家らしい感じの人でしたね。ぼくの印象では、JASRAC の人や日本著作権センターの人が書いた本も読んでみるとだいたいまとも(一部の企業弁護士とかに較べて、法の限界や過去の判例の認識について偏っていない)なので、前トピの煽りはちょっと行き過ぎてると思った…。最近はどうかわかりませんが、半田博士の本も結構リベラル(?)でしたよ。

    ちなみに、久保田氏が講演の最初で挙手を求めてアンケートしたんですが、 著作権法を読んだことのある人はパラパラで、GPLを読んだことのある人のほうがかなり多かった。ちょっとヘンじゃないかと思ったのはぼくだけでしょうか。GPLだけ読んで意味わかるのかな?

  • by Anonymous Coward on 2001年10月27日 18時26分 (#33097)

    >どうせならもっとRHSの考え

    # RHS って RedHatSoftware ですか ?
    GNU のリーダー Richard Stallman の login name は rms ですけど... ?

    で、業務による開発と GPL の件は、単に、
    「クローズドにしたいものに、GPL しか選べないソフトウェアを使ってはいけない」
    ということと、
    「プログラマが私的に GPL なプログラムをいぢり始める時は、『業務』でないことをはっきりさせとかないといけない」
    っていう別々の話で、ある作業が『業務』か否か、ってのは GPL とは関係ない話の筈です。
    (GNU 自身、法的に問題にならないように disclaimer を明記するように要求しています。GPL の付属部分How to Apply These Terms to Your New Programsを参照のこと。)

    それと、「オープンソース」という言葉自体、GPL のキツさ加減が商戦略上マズいと判断した ESR が、GPL の匂いの付いた「フリー」という言葉を避けるべく戦略的に流行らせたものなので、オープンソース == GPL ってのは何か違うと思うです。

    BSD のライセンス (特に、最近の acknowledgement 表示要求が削除された版) や、X の MIT スタイルと呼ばれるライセンスは非常に単純なわけで、GPL は、Linus が GNU 的キツさをロクに考えずに (?) Linux カーネルに採用しちゃっただけで、「オープンソース」の代表として GPL を持ち上げるのはちょっと違うんじゃないかなと思います。

    また、GNU 的にはコンピュータプログラム (ソフトウェア) を、『旧来の』著作権で囲い込むことには『 *反対* 』しているのであって、GPL が著作権法を盾に使うのはレトリックなんです。だからこそ copyleft なんて言ってるんです。
    そこのところは履き違えているように感じました。

    (最初に、著作権法の理念について述べてましたけど、現実の著作権法の内容や運用があれに基づいているかどうか、検討の余地が十分にありますよね :-P 特に ACCS のやってることについては)

    前の記事のとき AC 曰、1998 年の時点では GPL を読んだことがないようだ、とありましたけど、まさにその通りで付け焼き刃でしょう。別に「ちゃんとライセンス読め」ってのは一般論であって、GPL のからみとして期待される話じゃなくて、あの文脈で言ってたことは、「 Linux のディストリビューションに入っているソフトウェアであっても、みんなカーネルと同じ GPL ってわけじゃないです。ちゃんと個々のライセンスを読みましょう」って話の筈です。

    GPL (っていうか GNU) は、現在のパッケージソフトウェアのありかたと本質的には衝突するんで、わかってて意図的に話をズラしてたんだと思います。いや、思いたい。

  • by ukai (23) on 2001年10月27日 13時36分 (#33068) ホームページ
    Debian Conferenceの会場もNSビルでしたよ。A会場。展示会場の向かい側ですね。 会場が違ったのは夜の「でびとーく」の方。
  • vita nuova が出展する予定です というプレスリリースを見たのですが 「何故に Plan 9 Inferno の会社が?」 と素直に思いました。

    # ちなみに何を出展してたんでしょう? > 行った方
    # そういえば オープンソースでライセンスビジネス?
    # セミナーもあったはずですが。

  • by ane (1266) on 2001年10月27日 18時07分 (#33094)
    ごめん。

    そういう意味で、講演にお聞きしたときも、

    →そういう意味で、講演後に(個別に)お聞きしたときも、      

  • Re:Debian Conferenceも (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2001年10月29日 13時10分 (#33575)
    昨日、LW併催のでぶかん行ったんです、でぶかん。
    そしたらなんかスーツのやつがめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
    で、よく見たらなんか皆まじめな顔で、メモとか取ってるんです。
    もうね、アホかと。馬鹿かと。
    お前らな、メモ取りに普段寄りつかない.org系スペースに来てんじゃねーよ、ボケが。
    メモだよ、メモ。
    なんか団体さんもいるし。社内研修ででぶかんか。おめでてーな。
    よーし会社にLinuxを導入してみるかな、とか言ってるの。もう見てらんない。
    お前らな、TシャツやるからとっととOracleセミナーにでも行っとけと。
    でびかんってのはな、もっと内輪であるべきなんだよ。
    熱気と汗でむんむんの中で隣に座った奴といつハック論議が始まってもおかしくない、
    ハックするかハックされるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。Miracleユーザーは、すっこんでろ。
    で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、Debianは難しくてタコ向きじゃないんだよね、とか言ってるんです。
    そこでまたぶち切れですよ。
    あのな、タコなんてきょうび流行んねーんだよ、ボケが。
    得意げな顔して何が、タコ、だ。
    お前は本当にDebianはタコ向きじゃないと思っているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
    お前、タコ、って言いたいだけちゃうんかと。
    でびあん通の俺から言わせてもらえば今、でびるまんの間での最新流行はやっぱり、
    sid、これだね。
    sidで毎日dist-upgrade。これが通の楽しみ方。
    sidってのは開発版で新規パッケージが多めに入ってる。そん代わり安定性は少なめ。これ。
    で、それに毎日dist-upgrade(削除されるものがあっても更新)。これ最強。
    しかしこれをやるとときどきlibcが壊れるという危険も伴う、両刃の剣。
    素人にはお薦めできない。
    まあお前ら素人は、TurboLinux 7でも使ってなさいってこった。
  • by Anonymous Coward on 2001年10月27日 19時11分 (#33103)

     そういう意味で、講演にお聞きしたときも、ACCSとしてももっとオープンソース、Linuxを推進してもいいと思う、とまでおっしゃていました。

    リップサービスとしか思えん。
    なんでかって ?
    だったらなんで、 UCITA に反対表明とかをしないんだ ?
    あの IEEE さえ反対を表明してるんだぞ ? (日本の学界や業界団体は何もしませんね。こういうことには)
    しかも内輪の勉強会は、盛んにやってるのに、どうして一般には UCITA について広報をしないんだ?
    とか考えたら、ね。

  • by Anonymous Coward on 2001年10月27日 20時56分 (#33130)

    ついでですが、ラマダン直前に行われる COMDEX Fall 2001 は、周りはみんな怖くて行けない、ということで出展者、参加者ともども辞退者が多数出ており、今回のNSビルのLinux World Expoなみに寂しくなる可能性が高い、とのことです。

    私もキャンセルしました。

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