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12935 story

Linux-NTFS βリリース 88

ストーリー by GetSet
求む、人柱 部門より

掲載が遅れたが、fatよさらば曰く、"本家記事によると、Linux-NTFS projectはLinuxにおいてNTFS(32bit、little-endian)の読み書きをサポートするドライバのベータ版を公開したとのこと(Linux-NTFS-devのMLアーカイブ:ベータ版ソースtgzへのリンクあり)。
tarに入っていたREADMEによると、暗号化されたファイルへのアクセス、圧縮されたファイルの書き込み、ファイルの所有者とアクセス権限の変更は出来ない。これは、Knoppix 3.4が採用した Captive NTFSとは異なり、ntfs.sys等を利用しないもの。Knoppix 5.0で採用されたNTFS読み書きドライバがこれでしょうか?(ITProの記事5.0.1日本語版公開時の/.Jストーリー)。"

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  • by Anonymous Coward on 2006年07月16日 22時03分 (#979671)
    リンク先を見ると、導入にはfuse [sourceforge.net]が必要なようです。
    それにntfs-3g-20070714-BATA.tgz(日付が変?)をmake installして、あっさりNTFSをマウントできました。

    特に指定もせずNTFSをmountすると、こんな感じです。

    # ntfs-3g /dev/hda1 /mnt/ntfs

    # mount
    /dev/fuse on /mnt/ntfs type fuse (rw,nosuid,nodev,noatime,default_permissions,allow_other)

    このときのログが
    ntfs-3g[17321]: Version 2006-07-14-BETA
    ntfs-3g[17321]: Mounted /dev/hda1 (Read-Write, label "", NTFS 3.1)

    環境はPlamo-4.2 + kernel-2.6.17。

    一応ファイルの新規作成と書き込みはできてますが、vfat並に気軽に使えるのかどうかは、WinとLinuxをひっきりなしに切り替えないと分らないだろうな(beta版だし)。

    • おお、Wonderful!
      俺も人柱になりたいけど、やっぱ怖いよなぁ。

      良く理解してないんだけど、ユーザーモードって事はブートは出来ないんかな?
      /bootだけext3にすれば動くとか?

      もしOKなら、マルチブート環境で相互のドライブにアクセスできるし、幸せになれる人も多いでしょうね。

      #Linuxでデフラグってのは微妙だけどね。
      --
      今に満足をしているってのは、上を目指さない理由にはならない。
      まだ少しでも探求心が残っているなら今すぐubuntuを試してみよう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年07月17日 5時26分 (#979767)
        まずGRUBはNTFSをサポートしていないようなのでLILOを使う必要があるでしょう。カーネルはNTFSの圧縮ファイルシステムで圧縮してはいけません。カーネルの位置が変わるとまずいのでパーティションをデフラグをしてもいけません。LILOにファイルシステムは関係ないのでこれで理論的にはNTFS上のカーネルをロードできると思います。

        次に、ルートパーティションがNTFS上にあるのだとすればinitrdにLinux-NTFSを動かすために必要な全てのものを詰め込む必要があるでしょう。こちらも理論的には不可能ではないと思います。

        しかし、それでもおそらくNTFS上でLinuxは茨の道です。
        まず、スペシャルファイル(デバイス、パイプ、ソケットなど)を置けるかどうか非常にギモンです。さらに、パーミッション設定ができないと用心深いソフトウェアはうまく動いてくれないことがあります。

        個人的にはNTFSを使ったデュアルブート環境での共有は部分的な(ホームディレクトリ等)ディレクトリに限って使うのがよいかと思います。
        親コメント
        • 質問 (スコア:2, 興味深い)

          by yosshy (3545) on 2006年07月17日 11時17分 (#979812) 日記
          参考までに教えてください。
          FUSE 上のファイルシステムを LILO で使えるとは想像し憎いのですが、実際に試されました?

          # 出来たなら出来たで素晴らしい事です。
          親コメント
          • Re:質問 (スコア:3, 参考になる)

            by bero (5057) on 2006年07月17日 15時46分 (#979876) 日記
            LILOのブートローダは如何なるファイルシステムも理解しません
            LILOのインストーラ/設定プログラムがあらかじめファイルシステムを解析してファイルのセクタ位置を求めてブートローダと一緒に書き込んでおいて、LILOブートローダは単にセクタから読み込むだけです。

            したがってFUSE上のファイルシステムであろうと、例えばinitrdでfuseのuserland側のプログラムが起動するようにしておけば、(kernelとinitrdは物理セクタ指定で読み込めるので)理論上は利用できるはずです。

            とはいえ、そのためには前述のようにインストーラがファイルシステムを解する必要があるので、NTFSに対応している必要がありますが。
            親コメント
            • Re:質問 (スコア:2, 参考になる)

              by Anonymous Coward on 2006年07月17日 18時20分 (#979967)
              LILOを使ってブートするためにはブート対象のファイルが
              バイトストリームであって,かつ,セクタの中身を並べる
              とそのバイトストリームが再生できる場合に限られる

              たとえばreiser fsでもtail packing使ってると
              ブートできない

              親コメント
              • Re:質問 (スコア:1, 参考になる)

                by Anonymous Coward on 2006年07月17日 22時23分 (#980130)
                迂闊でした。 たしかにファイルの中身が連続して配置されていない可能性のあるファイルシステムでLILOを使うのはまずいですね。 by LILOでいけるんじゃないかとか言い出したAC
                親コメント
              • by taka2 (14791) on 2006年07月18日 18時01分 (#980576) ホームページ 日記
                いや、「中身が連続して配置されていない可能性のある」のは問題ないというか、「中身を連続して配置することが可能である」で十分です。
                今時、ほとんどのファイルシステムで「中身が連続して配置されない可能性」はあると思います。

                てな話を書いてて、MS-DOS を思い出しました。

                ・MS-DOS のファイルシステム(FAT)は、データを不連続に配置することは可能
                ・起動時に最初に読み込む IO.SYS だけは、クラスタの先頭から連続して配置されていないといけない
                ・SYS コマンドを使うと、システムファイルをちゃんと先頭から連続した配置になるようにコピーしてくれる
                 (単にファイルをコピーしただけでは、ブートローダが認識しない可能性がある)
                といった感じ

                MS-DOS 6.0 あたり(うろ覚え。もしかしたらPC-DOS 7.0 かも)で、IO.SYS が連続じゃなくても良いようになってすごく感動したものです…
                親コメント
          • Re:質問 (スコア:2, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2006年07月17日 15時38分 (#979873)
            実際に試してはいませんねー。うちはデュアルブートではないのでNTFS用意してLILOに入れ換えて、なんてのはさすがに...

            この場合重要なのはFUSEかどうか、ではなくNTFSはローカルのディスク上にある、ということなんです。sshfsやらHTTP-FUSEみたいな類は同じFUSEでも無理でしょう。

            FUSEを通してブートすることなどできません。そもそもブートローダーとはカーネルのファイルシステムの仕組を使うものではありません。GRUBなどは独自のファイルシステムドライバを内包しています。

            で、LILOにはファイルシステムドライバが無く、そもそもファイルシステム無視でディスク上のポジションの情報をもとにカーネルをロードするので、カーネルの置かれたパーティションがどんなファイルシステムでフォーマットされていようと(圧縮とか暗号化とかファイルの中身自体が変化するものはNG)その位置さえわかればロードできる作りになっています。そう、LILOはext2/3でさえ理解していないのです。LILOはファイルシステムの無いカーネルのベタ書きされたディスクからカーネルをロードすることすらできます(フロッピーブート等ではありがちな手段)。

            ユーザ空間のツールの方がNTFS上のカーネルの位置を認識できない可能性はありますが(LILOのコマンドがどういった方法で位置を取得してるかまでは知りません...)、仮にそれがうまくいかなくても、てきとうな場所にカーネルを置いてLILOを設定したあと、NTFSのディスクイメージからカーネルをサルベージして位置を調べ、MBRなりLBRなりファイルなりに入ったLILOの位置情報をこっそり書き換える、といったことは可能です(こちらもフロッピーブートの常套手段)。
            親コメント
        • なるほど。勉強になります。
          徹夜開けとはいえ、パーミッションの事をすっかり忘れてました。(汗

          つー事は、Windows上から物理ext3をsmbmountできるようなソフトを作ればもーかるかもしれませんな。

          あれ?そんなソフトがあったような・・・。
          --
          今に満足をしているってのは、上を目指さない理由にはならない。
          まだ少しでも探求心が残っているなら今すぐubuntuを試してみよう。
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        • NTFSにスペシャルファイルを作成したり、パーミッションを設定することはたぶん可能です。

          というのは、Windows Services for Unix (Interix) で実際にやってるからで、フォーマットがわかれば相互互換も可能でしょう。

          そういえば昔々UMSDOSファイルシステムでは、無理やりFAT上でスペシャルファイルとか作ってましたよねえ。
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  • by Cappuccino (20281) on 2006年07月16日 21時55分 (#979666)
    書き込みが「dangerous」だと強調されてきた「読み込み専用」NTFSドライバからの進展は、書き込みにも(制限付で)対応したということですね。
    暗号化や圧縮、所有者・アクセス権等にはまだ対応してない=NTFSのメリットはあまり活かせてませんが、読み書きできるだけでも大きな大きな進展だと思います。

    WindowsのDLLを流用する形でNTFSに対応するものとは違うので、他のコメントで出てるような「パクリ」とは違うと思いますし、この方がライセンス的にもいいと思います。
    Microsoft側が仕様を公開してくれれば一番いい話ではありますがね。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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