Red HatがKVMを支持し、RHEL搭載へ? 19
ストーリー by kazekiri
保険は重要 部門より
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JonMoo 曰く、
つい数ヶ月前に紹介された仮想化技術のKVMだが、つい先日にLinux Kernel 2.6.20に取り込まれ、さらにRed HatがKVMを支持するという記事(ZDNet)が出ている。このZDNet Japanの記事のタイトルには「RHEL5で搭載へ」と書かれているが、記事中ではRHEL5での搭載に 直接言及する箇所はなく(Fedora 7搭載とは書いてあるが)、逆にXenがRed Hat Enterprise Linux 5の最大の新機能であるという記述があるので、KVMへの力の入れ方は微妙なところである。だが、Xenを開発しているXenSourceがMicrosoftと提携し、NovellとMicrosoftがXenでの仮想化を含む強力な提携を交わしているという構図からすると、Red Hat的にはKVMを 押さえておく必要があるのかもしれない。
もう一つ、おもしろいことに気がついたが、KVMを支えるQumranet社のCTOであるMoshe Bar氏は XenSourceの創業メンバーでありCTOでもあった人物である。なんというか、微妙な愛憎劇を感じさせる。
Moshe Bar (スコア:2, 参考になる)
(openMosixのサイトを見ると今でもプロジェクトリーダーの位置づけのようですが)
ほんの数年前までは「仮想化」といえば複数の物理サーバを「統合」して単一システムイメージに見せるクラスタ化技術を指すことがほとんどだったのですが、今では単一の物理サーバを複数システムに「分割」する完全に逆方向の技術の意味が主流になってしまいました。
くだんのMoshe Bar氏にしてもそうですが、「分割」型の仮想化技術がトレンドになったためにプロジェクトを支える開発者の結構広範なシフトが起こったらしく、「統合」型の仮想化プロジェクトは一昨年の後半あたりからどこも失速状態のようです。(OpenSSI [openssi.org]、Kerrighed [kerrighed.org]、openMosix等)
Re:Moshe Bar (スコア:2, 興味深い)
いや、両方じゃね?
理想郷は、N台分の物理リソースをまとめて、その上でM台の論理システムを動かす。どちらの増減も自由で、完全に独立・透過的に行えるみたいな。
Re:Moshe Bar (スコア:2, 参考になる)
LWP が最小粒度の計算機資源だと考えれば、そのようなものか。
Re:Moshe Bar (スコア:2, 参考になる)
ただ、物理的な機器のの能力が上がってきている現状からすると、全体的にはN≦Mな方向に向かっているのも事実なんじゃないかな。
N≦Mな状況で、Mの中からk台(k≦M、かつおそらくk≦N)でクラスタリング、なんて話にまで発展するのかな?物理的な機器の調達可能性を考えると、たとえN=M=kだったとしても、物理的な機器上に直接OSを載せるより、一旦仮想化層をかましてからOSを載せた方が復旧は楽だよな。
Re:Moshe Bar (スコア:0)
仮想化層で抽象化した、その上の仮想マシンでクラスタリングってことですか?
#でも現実問題としては、上の層でも、そういうのを持たないとだめなのかな。
#そういうのを仮想化層に全部任せられればいいのに、と思うけど。
Re:Moshe Bar (スコア:1, 興味深い)
>理想郷は、N台分の物理リソースをまとめて、その上でM台の論理システムを動かす。どちらの増減も自由で、完全に独立・透過的に行えるみたいな。
それができると冗長化もかなり楽になるんだよなと夢想する今日この頃。
ノードが1個死んだら他のノードに処理を移すとか、システムレベルでやってくれれば...
#N○9000の冗長化まわりで地獄を見てるAC
#冗長化まわりをミドルレベルで処理するのは止めろ(正直破綻しまくり。N○NとかM○Dとか大丈夫かと)
KVMを支持する理由 (スコア:1, おもしろおかしい)
ビデオモニタ・マウスを買わなくていいようにKVMを取り込むと。
あ、あれ? なんか違ってるような気がする...
Re:KVMを支持する理由 (スコア:1, おもしろおかしい)
s/REHL/RHEL/ ってこと?
QEMU アクセラレータ (スコア:1)
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:3, 参考になる)
一方、QEMUもIntel-VTやAMD-Vが有効なマシンでは、KVMを利用して動作可能ですね。
KVM、Intel-VTやAMD-Vがどうの、というよりは、サポートしているCPU・環境の多さとかがセールスポイントなんじゃなかろうか。
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:1, 興味深い)
そのXenにしても、いわゆるP6アーキテクチャのPentium Pro以降のCPUのみが対象です。
x86系CPUでもPentium以前のものだとだめみたいです。
# 先週末に調べてorzだったばかりなのでAC
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:1, おもしろおかしい)
いや、動かすことそのものが目的であっても全然構わないけれど。
#え?仮想86モード?
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:2, 参考になる)
パラバーチャルでは、ゲストOS側に仮想化用のドライバを組み込む手間が必要ですが、例外をトラップしてハードウェアをエミュレートするよりオーバーヘッドははるかに小さくできます。
%% で調べてみたら C3 はサポートされてなくて orz だった。
の
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:1, おもしろおかしい)
この期に及んでIntel-VT、AMD-Vすら使えない旧世代のCPUでこのテのソフトを走らせようというのがそもそも。
Re:QEMU アクセラレータ (スコア:0)
KVM・・・・ (スコア:1)
(有名どころではATEN [atenjapan.jp]とか、Raritan [raritan.co.jp]とか)
Re:KVM・・・・ (スコア:0)
ググ(全世界)っても、殆どがCPU切替器の方です。
# SunのK Virtual Machineてのもあったが
Re:KVM・・・・ (スコア:0)
http://acronyms.thefreedictionary.com/kvm [thefreedictionary.com]
下衆の勘繰り (スコア:1, すばらしい洞察)
編集者のコメントがキモい。