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15833 story

Microsoft、GPLv3に縛られないと明言 21

ストーリー by kazekiri
認めないけど配布 部門より

backslashdot 曰く、

ITmediaの記事によれば、MicrosoftがNovell等各社と交わした特許協力契約において、GPLv3に影響されるものではなく、NovellがSUSE LinuxにGPLv3コードを含めてきたとしてもMicrosoftは拘束されないと主張しているとのことである。また、この問題に関する法的議論を避けるために、MicrosoftはGPLv3の下でライセンスされるあらゆるコードのサポートとアップデートをカバーしないということだ。GPLv3のプロダクトが増えてくれば、Novellは間違いなくSUSEにGPLv3コードを含めてくると思われるが、今後はGPLv3の浸透次第で変わってくるということだろうか。

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  • by Anonymous Coward on 2007年07月06日 17時22分 (#1185626)
    むしろ、一般のプロダクト(フリーソフトウェア)がどれだけv2から移行するかってとこからして問題じゃない? 対MSだけで先走ったりすると、かえって孤立するのでは?

    MSは単に先手を打ったのかもしれん。様子を見てまた対応を変えるだけだろうから、この宣言自体に大して意味があるとは思えん。

  • by Anonymous Coward on 2007年07月06日 17時31分 (#1185632)
    大抵ライセンス条項にこう書いてありませんか?

    This program is free software; you can redistribute it and/or
    modify it under the terms of the GNU General Public License
    as published by the Free Software Foundation; either version 2
    of the License, or (at your option) any later version.

    放っておいてもGPLV3適用になるのでは?

    >>NovellがSUSE LinuxにGPLv3コードを含めてきたとしてもMicrosoftは拘束されないと主張しているとのことである。
    という事は既に含まれている…と。

    私の解釈は間違い?

    • by TomTNG (9459) on 2007年07月06日 18時17分 (#1185661)
      This program is free software; you can redistribute it and/or
      modify it under the terms of the GNU General Public License
      as published by the Free Software Foundation; either version 2
      of the License, or (at your option) any later version.


      「GPLV2(もしくは再配布者が望むならそれ以降のバージョン)で、再配布出来るよ」
      と書いてあるのではないでしょうか?

      つまり、既存のGPLV2ソフトウェアが勝手にGPLV3に変換することは無いのではないでしょうか?

      (わたしのつたない英語力で引用英文を読んだ感じではそう読める気が...)
      親コメント
      • 大意としては多分間違いないと思います。

        逆に考えると、GPL v2で通すか、v3を適用するかは、元配布者ではなく再配付者それぞれに委任される訳で

        かなり面白いことが起きそうですね。
        例えば同一のソースコード(GPL v2 or (at your option) laterなもの)からビルドした成果物を配布する場合に、片方はv2で配布して、もう片方がv3で配布したら
        …果して、v3で再配布されたものを受け取った側がv2での再配布物しかサポートしないとしたベンダーの配布するOS上でv3ビルドな物を動かした場合、"AT YOUR OWN RISK"と言うことでケリが付きますかね
        …特にデータセンタのサーバOSがMS的な姿勢なベンダのもので、v3で再配布された方にアドバンテージがあるのでローカルインストールして、時間が経ったら障害が出て顧客に損害を与えた場合、ベンダ側が「v3なソフトをインストールした時点でOS全てがサポート外になるから調査責任はインストールしたユーザにあり、したがって弊社は一切感知しない」と言う主張をしたとしても、ユーザ側であるデータセンタ業者が黙っているとは思えないのですが…そもそもの障害の原因が元のOSベンダ配布物にあるのか、後からインストールしたソフトにあるのか、それとも双方の相性の問題なのか。と言うあたりを調べるのを放棄したり、後からインストールした物が問題を起こした。と主張して再現実験してみたらベンダ配布側に不具合があったとしたら
        …ベンダ側の賠償責任とかは重くなるだろうし、それ以前にベンダの評判が落ちまくるのは確実な訳で…顧客にカスタマイズしないでくれ。アカウントを持つユーザにもサーブレットやスクリプトを入れさせるな。と言うのと同義になる場合も少なくないのを考えると。ですが(´Д`)y-~
        親コメント
        • by gunjoiro (17962) on 2007年07月07日 2時02分 (#1185822)

          その理屈は間違っています。GPLv2 or any later versionのソースコードからビルドした成果物を配布者がGPLv2を選択して配布しても、GPLv3を選択して配布しても、その成果物はGPLv2 or any later versionのままです。だから例えば、

          • A氏:GPLv2 or any later versionのソースコードからビルドした成果物をGPLv3で配布
          • B氏:A氏から受け取った成果物をGPLv2で配布

          ということも可能です。なぜならばライセンスは著作権を背景に成り立っているからです。ソースコードからビルドして配布するだけの人は著作権を持たないので、ライセンスを変更することはできません。

          • C氏:GPLv2 or any later versionのソースコードを改変してGPLv2(or any later versionなし)で配布

          上記の場合にはC氏から受け取ったソースコード(およびそこから派生する著作物)はGPLv2で配布しなければなりません。もちろんC氏から受け取ったソースコードからC氏の改変を取り除いたならば、それはC氏のライセンスを守る必要がなくなるので元のライセンス(GPLv2 or any later version)に従ってGPLv3でも配布できます。

          親コメント
          • ライセンス中のGPLv2 or any later versionという文面自体が、
            自分が著作権を持たなくても、ライセンスをGPLv3に変更して
            再配付する権利を与えているのではないですか?

            もっとも、ライセンス以外に変更がない状態での再配付なら、
            元々のオリジナルバージョンを手に入れたら
            GPLv2 or any later versionのままですが。
            --
            1を聞いて0を知れ!
            親コメント
            • This program is free software; you can redistribute it and/or
              modify it under the terms of the GNU General Public License
              as published by the Free Software Foundation; either version 2
              of the License, or (at your option) any later version.

              上記の文を「ライセンスを変更できる」とは解釈できません。「GPLv2 or any later version」はデュアルライセンスと同様に配布する者がいずれかのライセンスを選択して、その選択した条件の下で配布できるというだけです。

              先に説明したC氏の事例でも元の部分(C氏が改変していない部分)のライセンスの変更は起こっていません。だからC氏の改変を取り除くことでGPLv2 or any later versionに戻ります。

              LGPGv2.1は少し事情が異なり、3項にGPLへのライセンス変更について明言されています。

              親コメント
      • ソフトウエアは勝手に変換しないし、
        インディアンは餅つかない。
    • by Anonymous Coward on 2007年07月06日 17時51分 (#1185646)

      それは v3 も適用できるようになる(at your option)だけで、 v2 を選んで利用することができますから、まだ問題はありません。

      公式FAQの該当項目 [gnu.org]をお読みください。 (うちではうまくコード判別してくれませんが、 EUC-JP です)

      親コメント
    • それはそのソフトを受け取った側が選択できる、って事だから 「GPLv2 の方が良いなあ」と思う人に対して自動的に GPLv3 が効力を持つわけじゃないと思う。
      プロジェクトをフォークして、そっちでは GPLv3 or later ってライセンスを採用する事は(原理的には)出来ると思うけど、この場合マイクロソフトがそんなことするわけないしね。
      親コメント
    • > 放っておいてもGPLV3適用になるのでは?

      any later version を適用するのは at your option なのだから、
      放っておいたら V3 適用はされない。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月07日 0時47分 (#1185801)
    逆になんでわざわざ宣言しないとGPL v3に縛られる、ってことになるんでしょうか?
    NovellのSuseユーザに対して、MicrosoftがSuse Linuxに起因する特許トラブルを回避する、というもので、GPLとは関係ない話だと思っていたんですが・・・
  • by Anonymous Coward on 2007年07月07日 11時26分 (#1185896)
    > NovellがSUSE LinuxにGPLv3コードを含めてきたとしてもMicrosoftは拘束されない

    素人考えだけど、GPLv3が法的に無効でないかぎり、そんなことはできないと思うんだけど。
  • by Anonymous Coward on 2007年07月07日 21時00分 (#1186049)
    GPLにちょっと手を入れてMSGPLを作成し
    GPLはマイクロソフトが広めたオープンソースの思想です
    程度のことは言い始めるに違いない

    なにせインターネットはマイクロソフトが広めましたからねw
  • タイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!
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