Xen と Lguest が Linux カーネルにマージされる 21
ストーリー by mhatta
2つで十分ですよ 部門より
2つで十分ですよ 部門より
yosshy 曰く、
KernelTrap より。 Linus Torvalds が管理する Linux カーネルのオリジナルツリーに Xen 対応コード(現時点では DomU のみ、Xen 本体は除く)と Lguest がマージされたようだ。
Xen は大学プロジェクトから派生し、Red Hat や SUSE に採用され、単独でも商用として成功しつつある VMM。一方、Lguest は Rusty Russell が個人でここ1年程で開発した Linux ベースの小さな VMM。2つの VMM 対応がオリジナルカーネルにマージされた事により、Linux の VMM 化の方向性が決定されたと言えそうだ。
ITmediaの記事 (スコア:2, 参考になる)
チーフアーキテクトへのインタビュー記事 [nikkeibp.co.jp]がIT media に出てますね。
将来的にはサーバマシンのみならず、携帯電話にも仮想化機能が実装されるという話もでてるけど
そんなに仮想化ってメリットがあるのかな?
仮想化のメリット (スコア:2, 興味深い)
携帯電話の場合は分からないのですが, サーバの場合なら論理的なホストと物理的なホストを分離することによる運用の柔軟性が第一でしょうね.
例えば新しいサービスを立ち上げる際に既存のホスト上の仮想マシンで構築し, システム負荷が上がったら別のホストを用意して移行するなんてことが比較的簡単に行えますから. 障害対応なんかの場合でも, あらかじめ仮想マシンのコピーを別ホストに用意しておいて, 障害時には短時間で切り替えるなんてこともできるので, 比較的簡単にホットスタンバイに近い効果を得ることもできます.
あとXenだと仮想マシン上で異なるカーネルを動かすことができるので, 評価目的で使うのにも便利でしょう.
最後にちょっと毛色は異なりますが, FreeBSDのjailなんかですとゲストの挙動をホスト環境側から容易に監視・制御できるので, 物理的に独立したマシンよりも監査がしやすいというのもあります.
いずれにせよクライアントで使う場合を含めて, 管理・運用上のメリットと考えたほうがよいと思います.
Re:仮想化のメリット (スコア:1)
仮想マシンイメージのコピーだと、セッションは切れちゃうし、動的なデータは保存されないし、使える場面が限られてしまいます。たとえば、更新頻度の低いウェブサーバとか。
ところで、 そのメリットは大きいと思いますが、それを「第一」とまで言うと賛成できかねます。
Re:仮想化のメリット (スコア:1)
そんな環境がXenでも簡単に構築できるようになったら便利ですよね。
-- yuno
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
>そんなに仮想化ってメリットがあるのかな?
サーバマシンでは、2,3個の環境を
1つのマシン上で構築するとコンパクトで助かります。
実際には、メモリやディスクI/Oが飽和してしまうので
これくらいが限界です。。。。
ハイエンドでは、私は使わず開発環境レベルまでですが
実際に使っている人もいるのでしょうかね?
携帯電話の仮想化は、サーバよりもメリットがあるような気がします。
複数キャリアのサービスを1台で受けてくれるような
そんな端末が出てくれないかなぁ、と。
Re:ITmediaの記事 (スコア:1)
データセンターでのサーバ収容密度を上げる方法としては、ブレードサーバ [e-words.jp]を使うという方法もあるのですが、収容面積(体積)あたりの消費電力は上がってしまいます(同数のサーバを非ブレードサーバで構築するよりは、総消費電力は下がりますが)。
さらに、収容面積あたりの想定される消費電力を基にしてデータセンターの電源設備や空調設備を設計しますから、ブレード前提でない設計を行ったデータセンターでは、電力不足や空調能力不足に陥ります。
もっとも、仮想化技術を用いた場合でも、今まで平均稼動率が低いサーバばかりだったのが、平均稼働率が高いサーバばかりになってしまえば収容面積(体積)あたりの消費電力も総消費電力も上がってはしまいますが、設計条件の範囲内に納まるはずです。
Re:ITmediaの記事 (スコア:1)
あと、レンタルサーバでXenを使っている例 [google.co.jp]はたくさんあるみたいですね。
本気でハイエンドに使おうとなると、SANやiSCSIを使ったり、いろいろ難しいことを考えなきゃいけなくなるんでしょうけど、live migrationを使えたり、仮想化しておけば障害復旧時・クラスタメンバ増設時などにハードウェアの互換性にあまり頭を悩ませる必要がなかったりするので、かなりメリットがあるような気がしてます。
#お願いだから、そーゆー仕事を取ってきてくれ>弊社営業。
メリットはあると思いますが、サーバ以上にリソースの制限の強い携帯電話では、仮想化した上に、複数のDomUを同時に動かすような余裕はないと思います。
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
「とか昔は言ってたなぁ。今となっては笑い話だが」と言うことになるだけかと。
今の携帯電話は、一昔前のPCよりもはるかにパワフルです。
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
重たい処理でしたけど、なんとか携帯の上で動かすような技術が開発され、みんな携帯電話の上に
載ってきたのですよ。
現在どれだけリソースを必要とするから無理とかいう見方は、テクノロジーの世界では足元を救われるもとです。
重要なのは、それがユーザーの気を引くような(つまりユーザーがそれに金を払ってくれる)サービスを提供できるものになるか?
その答えがYESならば、数々の障害を乗り越えるための開発が行われ、実現に向けての道が開かれるのです。
仮想環境なんて今まで乗り越えてきたものに比べれば、かわいいものでしょう。
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
携帯の仮想化は(もしあるとすれば)出荷時に仮想マシンを選択することで同一のハードウェアで複数のキャリアに対応する(海外含む)という方向に進むんではないかな。これなら、ガラパゴスとか言われる国内のハードウェアベンダにも多少商機が出てくるし。
# そんなのでNOKIAに対抗できるのかはまた別の話。
Re:ITmediaの記事 (スコア:1)
機能を作りこむ中の人が仮想化できませんよう。
1台の携帯に3台分(のお金と時間と人)!とかなったら、もう…。
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
もちろん人間のほうも仮想化している人を使うんです。
人間のほうは多重人格症という名前ですでに昔から運用が行われています。
Re:ITmediaの記事 (スコア:1)
Re:ITmediaの記事 (スコア:0)
仮想マシンを使う事で、機器間、機種間の違いを吸収しようという戦略の元に開発が始まったんです。
仮想マシンというコンセプトから、NCだとかJava RingだとかJava Cardだとか、いろんなものが生まれました。
少なくとも10年以上前から仮想化のメリットは謳われていたのですよ。
やっと時代が追いついてきた訳です。
Re:ITmediaの記事 (スコア:2)
追い付いてきたのは時代では無く,ハードウェアの性能だと思います.
Re:ITmediaの記事 (スコア:1)
仮想化のメリットと言うなら、メインフレームでは30年以上の歴史があるわけですし。
言語レベルの仮想化というなら、USCD P-System [threedee.com]なんてものも... あ、P-SystemってOSなのか。誤解してた。
Feature kill Puppy! ( by Rusty Russel @ OLS 2007 ) (スコア:1)
つまり、Linux版「生類憐みの令」が発動すると…。
Rusty 綱吉と呼んであげないと…
# あの Beagle 犬の子犬達がかわいいので、それでもいいかな…
fjの教祖様
次はcoLinuxパッチのマージ希望。 (スコア:0)