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8033 story

Linux 2.4 に SATA ドライバをバックポート 31

ストーリー by yoosee
まだまだ現役 部門より

yosshy 曰く、 "KernelTrap より。LKML に流れたアナウンスによると、2.6 系カーネルの Serial ATA ドライバ(libata)が Linux 2.4.27-pre1 にバックポートされた模様。Linux 2.6 が安定版としてリリースされている現在、Linux 2.6 の機能を Linux 2.4 にバックポートする事への批判もあるが、選択肢が増える事はユーザにとって悪い話ではないだろう。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by oltio (3848) on 2004年04月25日 15時34分 (#537955) 日記
    そもそも今回バックポートされた libata は、Serial ATA
    コントローラを SCSI コントローラに見せかけるドライバ
    です。むしろ、「そうか今までSATA使えなかったのか」と
    勘違いする人を増しているこの記事の方が問題ではないか。

    #パフォーマンスに差があるかもしれないので今計測中…
    • by oltio (3848) on 2004年04月25日 16時05分 (#537966) 日記
      さらにそもそも、libata の作者であるところの Jeff Garzik
      本人が、継続的に 2.4 系と 2.6 系の両方をメンテナンスして
      いるのでこれを「バックポート」と言っていいものかどうか、
      ちょっと気になるんですが。
      親コメント
  • by nabepyu (9623) on 2004年04月25日 0時27分 (#537743)
    「オープンソースの定めたAPIから逸脱すると、孤立無援の不利な立場に身を置くことになる」
    と批判したとあるが、よくわかりません。
    今回のケースではドライバが増えたってだけではないのでしょうか?
    理由としてはSerial ATAのみをサポートするチップセットの存在があるってことですよね?
    • by Anonymous Coward on 2004年04月25日 1時58分 (#537801)
      リンク先の文章は本来バラバラのコメントを列挙しているようにしか見えませんが、かなりの想像を交えて書くと、以下のような気分ってことではないかと思うのですが....

      Serial ATA用ドライバは2.6用だったはずなのに、それを2.4にポートしちゃうと、従来の2.4と厳密な意味での互換性が保証できなくなるんじゃないの?例えば、今回のSerial ATAのドライバにセキュリティホールになるバグがあったらどうすんのよ?

      ま、楽しくプログラム書いてるだけの奴とか、何も考えてないユーザにとっては良いことかもしれないけど、2.4を公式にサポートし続けてる立場の者のことも考えろよなぁ。こっちは2.4に関しては今後はセキュリティ関係以外のメンテナンスはしたくないんだよ!余計な手間が増える可能性があるような変更は勘弁してくれよなぁ....

      #気持ちはわかるが、それを耐えてこそのLinuxのサポート業務だと思うぞ!がんばれSuse!!
      親コメント
    • by Mc.N (3705) on 2004年04月25日 1時40分 (#537790) 日記
      私は暗に Red Hat Linux 9 でバックポートした NPTL の批判なのかな、と邪推しました(今更だけど)。NPTL を実装するためだけに 2.4/2.6 とで別々に開発するのは手間じゃないのか、トカ。もしくは 2.4 base は捨てて、とっとと 2.6 base にしましょ、ってことが言いたいだけなのかも。

      Linus さんは、バックポートに肯定的のようです(参考:Linus Torvalds Backporting Is A Good Thing [slashdot.org])。
      --
      Mc.N
      親コメント
    • Re:わからないです (スコア:2, すばらしい洞察)

      by Anal Cunt (16343) on 2004年04月25日 1時46分 (#537794) 日記
      今回のケースに対してというよりバックポーティングそのものに対しての批判ですね。
      SUSEからするとRed Hatみたいな独自のバックポーティングがうざったいってことなんじゃないでしょうか。
      総本家がやる分にはそれが標準になるから孤立することもないだろうし。
      トーバルズ氏はバックポーティングを支持してる [itmedia.co.jp]ので無問題な気がします。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        ユーザーランドはともかく、カーネルに対してRedHatやらSuSEといった
        私企業が自分の目論見の下に「フォーク」させていくのは問題がある
        ような。極論、RedHatのみ有効のカーネルとか将来できかねませんから。
        ちょっち極論なのでAC。
    • by Anonymous Coward on 2004年04月25日 3時56分 (#537832)
      #もはやSATAからはオフトピですが。

      批判の記事はSATAとは独立の記事のはずなので、直接SATAのバックポートのことを批判してはないです。
      リンク先のSuSEの批判の記事は原文を適当に要約してしまっているので前後関係がすっぽりと抜け落ちてしまっています。原文 [internetnews.com]を読むことをお勧めします。 訳文に対応する内容を補完すると次のような感じになると思います。
      • Linux Kernelがある時点でforkしないのはなぜか→オープンソースで定義したAPIからforkしてしまうと、(あまり積極的にコミットしてもらえなくなるので)孤立してしまうから。
      • Linux Kernel 2.6を使用する他に、Linux kernelの2.4にパッチを当ててメンテナンスする方法もあるが、みんながkernel 2.6に注力し出すと(2.4のメンテナンスは)おもしろくなくなるのでだれも手を貸してくれなくなる。結果として、旧バージョンのメンテナンスは大変になっていくので得策ではない。
      2番目の主張により、バックポートはforkと同じく大変なので、RedHatのやり方は上手くないんじゃないの?ということを主張しているように見えます。

      個人的には、自社のやり方の(品質面などでの)優位性を強調するための議論で、具体的な事例に即しているわけではないと思っているのですが。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >2番目の主張により、バックポートはforkと同じく大変なので、RedHatのやり方は上手くないんじゃないの?ということを主張しているように見えます。

        (今はそうでもないだろうが)昔は実質いろんなforkがごろごろしていたPPC linuxを使っていた身からすると、「なにバカなこと言ってん
        • by kei_sun (15123) on 2004年04月25日 11時27分 (#537903) 日記
          (今はそうでもないだろうが)昔は実質いろんなforkがごろごろしていたPPC linuxを使っていた身からすると、「なにバカなこと言ってんの?」という感想しか持てないです。

          私は2.0~2.1のころLinuxPPCを追いかけていましたが、その繁雑さにしばらくして止めました。

          #そのforkがあったからこそ発展できたわけだし>PPC linux

          私の目には努力の重複、無駄にしか見えませんでした。これは複数のlinuxPPC同士だけでなく、メインになかなか統合されなかったi386以外のアーキテクチャーの実装者の苦労を見た感想です。

          #いろんなアーキテクチャーに対応しているといいながら、x86しか見てないのかねぇ>バカCTO

          これはLinus、というかLinuxの(少なくとも以前は)公式の立場だったのでは?

          特定のアーキテクチャーに特化するという立場が悪いとは全く考えませんが、この場合の批判はちょっと的外れのように思います。
          SUSE LinuxはRed Hatに比べて多機種対応をしっかりやっているからこそ、バックポートに伴う作業の大変さを分かっているのでしょう。

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        • こういうコメントに「買いかぶり」がつくあたり、
          モデレーションの意義を理解していない奴が多いように思う。

          モデレーションは、コメントの「正しい」「間違っている」
          「同意できる」「同意できない」とは関係なく、
          議論を発展させるためにあるんだよ。

          …と、メタ議論はこのくらいにしておいて、

          >#そのforkがあ
    • by Anonymous Coward on 2004年04月25日 5時57分 (#537844)
      すっかり憶測になりますが、
      1)SuSEとしてはLinux界の主流をさっさと2.6系列に持って行きたい。
      2)2.4の頃と比べてもその移行が遅いという現状がある。
      3)2.6の「売り」であるSerialATAドライバとかが2.4でもホイホイ使えると、流れはますます滞る。

      ということなのだろうと。

      さらに極論になるけど、
      これまでのエンドユーザーにとって、kernelのアップデートに対する期待は、
      「使える機器が増える」ことへの期待が大きかっただろうと。(少なくとも俺はそうだった)
      ところが2.4系列でもって、クライアント用途のドライバはだいたい出揃ってしまった。
      なので巷のLinuxユーザーで、「ドライバ期待」の連中は、
      もはや2.6へのアップデートの必要性を感じていないかもしれない。
      となると次世代技術であるSerialATAとか、おいしい餌をぶらさげて、
      とにかく2.6主流に持って行かないと人材の分散とかが起こって、
      Linuxというソフトウェアとそのコミュニティ自体によくない。
      と、そういう読み方は確かにあるかもなあ。
      親コメント
  • by jtakano (13491) on 2004年04月25日 8時55分 (#537868)
    Linuxなんでしょ。
    新バージョンへの移行を強要するような行為(批判)は
    MSやAplleとたいして変わらん。

    ディストリビュータは営利目的なので、その通りということなのかな?

    だとすればLinuxの価値は半減だな。

    #自分が信念を持って使っていればいいだけなんだけどね。
    • by arkas (10211) on 2004年04月25日 10時05分 (#537878) 日記
      別に大物が「批判」したぐらいでその「自由」は損われないと思います。
      貴方が彼等に代わって自分の理想の2.4カーネルを作成し、配布する事だって
      可能なんですから。

      「自由」には誰でも意見を言う「自由」が含まれていると思いますよ。
      もちろん、対立意見があれば、それは口に出さなければいけない。
      (リーナスさんも既に対立意見を出しているみたいですね)
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      • 同意なんですけど、でも、元コメントの言いたい事も、ある意味分からないではないです。

        選択は、必然的に比較を含むし、オープンソースソフトウェアって言う、それをあまり感じない(感じなくて済む)「物」は、むしろ「物」の中では例外的な方かも知れません。

        自由は、その圧力のなさ故に停滞につながる事もあるし、こういう批判も刺激として考えれば、良いものなのかも知れません。常に頭の隅に入れておくには悪くない事だと思っています。微妙ですけど。

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        • 書き方が悪かったです。

          比較>絶対的、経済的な比較

          (最初の)選択は個人の問題ですけど、その選択が集まると、経済的な(選択の)根拠も考慮する必要が出る、と言う事なので絶対的(他の人が持つ物との比較)と経済的とは近いですけど。

          オープンソース擁護を見ていると、この辺りのフォローが甘いと普段思います。だから安心できない人がいるのかも、と思う事も。

          うわ、激しくおふとぴ。

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    • Linus Torvaldsのバックポートに関するコメントが何日か前の
      本家のストーリー [slashdot.org]で紹介されてます。
      Linusはバックポートを歓迎してるみたいですね。
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  • by Anonymous Coward on 2004年04月24日 23時56分 (#537724)
    そもそもSATA ドライバってなんなんですか? ここから議論をスタートさせましょ。
typodupeerror

Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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