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OS Xのcronジョブがパスワードのハッシュを作る 3

ストーリー by yourCat
見ちゃ駄目 部門より

k3c 曰く、 "SecurityFocusの記事によれば、Mac OS Xの現行全てのバージョンにおいて、cronジョブが生成するバックアップファイルに全ユーザーのパスワードのハッシュ値が書かれており、しかもそれがworld-readableになっているとのこと。root権限でchmod -R go-rwx /var/backupsするという回避策も提示されているが、Appleからのパッチはまだ出ていない。"

確かに644になっていて、なかなか気味の悪い話だ。しかしMac OS Xが抱えるコンシューマー・ユーザーはcronやハッシュ値が何の事か分かるだろうか? コンシューマーとUNIXの橋渡し役として、Appleにはこういところに細心の注意をお願いしたい。[Update] chmodのオプションが間違っていた。すまない。

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  • by enhydra (153) on 2002年07月03日 2時10分 (#117842) ホームページ 日記
    /var/backups以下のパーミッションを変えるだけじゃ足りませんね。そもそもこれらのファイルを作成するために使用している/usr/bin/nidump 他NetInfo絡みのコマンドのパーミッションを落とす必要が有ります。
    デフォルトだと誰でも実行できるんで。
    % uname -a
    Darwin titanium 5.5 Darwin Kernel Version 5.5: Thu May 30 14:51:26 PDT 2002; root:xnu/xnu-201.42.3.obj~1/RELEASE_PPC Power Macintosh powerpc
    % ls -l /usr/bin/nidump
    -r-xr-xr-x 1 root wheel 23216 Dec 9 2001 /usr/bin/nidump


    って実はCとかでnetinfo/ni.hをincludeすれば同じ情報が読み出せる罠がまだ有ります。

    デフォルトで閉めてもらえればそれにこしたことは有りませんが、どこぞのFirewall絡みのユーザグループがセキュアなサーバを組むためのチェックリストを作成していたように、Mac OS X向けのそーいうドキュメントが有れば僕的には十分だったりします。
    • by Anonymous Coward on 2002年07月03日 12時43分 (#118088)

      それだけやったところで、netinfoのアクセス関数である ni* 関数群が利用可能なので nidump の同等品ぐらいは すぐに作れちゃう罠
      ここ [nexus.or.jp] に日本語訳まであるときた。

      以前のBSD-Magazineだったかに、NetInfoにアクセスする Rubyの拡張ライブラリを作った人がいるという話があった 記憶があるし、実際 NetInfo の概念さえ理解すればさして 難しいものじゃない。

      少なくとも Mac OS X Server1.0とか1.2だと、特定のプロ パティを読み出し不能にするのに「_shadow_プロパティ名」 というプロパティを作ればよかったのだが(「_writers_プロ パティ名」のプロパティを作ることで、root以外の特定の ユーザーにも書き込みを許す機能と考え方は同じ)、Mac OS X のNetInfoで有効なのかはちょっと分からん。

      親コメント
  • by vm (2527) on 2002年07月03日 13時02分 (#118106) 日記
    何故に今頃に?>Bugtraq
    去年の9月にBugtraqにおいてさえPossible Issue with Netinfo and Mac OS X [securepoint.com]から始まるスレッドが有って、この投稿自体「ガイシュツ」と突っ込まれてたのですが...。

    ってのは置いといて、まずは一点指摘。chmod +Rじゃなくて“-R”ですよね。<タレコミ

    上でenhydraさんが述べてる様に、nidumpも使えるってのはSecureMac.comの記事 [securemac.com]にも載ってますね。他にも沢山あると思いますが。
    他のNetInof関連のコマンドもパスワード情報の閲覧に使えますね。
    自分も含めほとんどのMac OS XユーザーがNetInfoを活用できていない訳だから、NetInof関連コマンドは軒並みパーミッションを変更しちゃってもいーんじゃないかな、と思ってます。
    # まぁそれでもダメなのは、enhydraさんとACさんのおっしゃる通りですが。

    あぁあと、NetInfo Managerって一般ユーザでも起動可能で情報の閲覧だけはできる訳ですが、10.1.4から各ユーザーの“_shadow_passwd”プロパティを見るとハッシュ化されたパスワード情報が見れる様になってしまってる、という指摘が Darwin-Developer MLの投稿 [apple.com]で為されております。
    # 手元で入れたばかりの10.1で追試したら確かに10.1ではパスワード情報は見れません。
    # ですから“_shadow_プロパティ名”は効かないかもです。>ACさん [srad.jp]

    しかし、DarwinfoのDarwin関連MLアーカイブの方が好きだったんですがね...。Appleのはちょっと見にくいです。
typodupeerror

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