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15032 story

HyperCardがiWorkファミリーとして復活 15

ストーリー by Acanthopanax
HyperCardがオトナになった 部門より

targz 曰く、

カード型データベースを模した開発環境である HyperCard が、登場 20 周年を機に Mac OS X にも対応し、iWork ファミリーの1つとしてバンドルされることになった。HyperCard の作者は Bill Atkinson であるが、名前は John Sculley が考えたもののため、Sculley 嫌いの Jobs がお蔵入りさせていたと言われる。ところが、Sculley と Jobs が和解することとなり、復活が果された。

(つづく...)

(注:エイプリルフール)

HyperCard は、かつて Macitosh にバンドルされていたソフトである。カード型データーベース的な見た目と、オブジェクト指向のスクリプト言語 HyperTalk を持つ開発環境で、初心者にも習得しやすいものであった。ハイパーリンクの機能を搭載しており、現在の WWW のインターフェースを先取りしたソフトでもあった。その後、Macintosh へのバンドルは、スクリプト機能を隠した Lite 版、開発機能を削除した Player 版へと徐々に変更され、Mac OS 9 が登場する頃には姿を消した。

iWork 版 HyperCard はインターフェースを大幅に変更しており、Keynote や Pages に類似したものとなっている。内蔵言語は AppleScript に一本化された。当然ながら、フルカラー対応で、iLife との連携も行える。保存形式は、デフォルトの「HyperCard バンドル」の他、Flash、XHML+CSS+JavaScript への書き出しも行える。ただし、旧来の「HyperCard スタック」を読み込んだときは、Flash などへの変換はできない。

今や写真家に転向した Atkinson 氏は今でも HyperCard を愛用しているそうだが、新 HyperCard は気に入ってもらえるのだろうか。

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