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iPhone商標侵害でCiscoがAppleを提訴 123

ストーリー by yourCat
見切り発車で衝突事故 部門より

yaizawa 曰く、

INTERNET Watchの記事によると,昨日発表されたiPhoneがCisco社の商標を侵害しているとして提訴したそうです. iPhoneの噂が出た際にもCisco LinksysのiPhoneとの名称の衝突が心配されましたが,現実のものとなってしまったようです.

CNETの記事が詳しい。

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  • もうめんどくさいから (スコア:5, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年01月11日 16時56分 (#1090008)
    iNewtonでいいよ
  • by AnomalousCoward (32957) on 2007年01月11日 18時02分 (#1090064) 日記
    タレコミ記事でもリンクされているCNET [cnet.com]の記事によると
    連邦法の下では、商標に関する訴訟に敗れた者は、対象となる製品の販売により得た利益のすべてを没収され、マーク、ラベル、パッケージを破棄するよう命じられる可能性がある。
    と、知的財産権法は民法709条の不法行為責任に基づく損害賠償請求よりも
    損害賠償額の算定が厳しいみたいですね。(不法行為は逸失利益のみ)
    家電メーカーに華麗な転身を遂げたいアップル様としてはここで意地張ってリスクを取るのはきついんじゃないかな。

    ところで日本の商標法によると
    (差止請求権)
    第三十六条  商標権者又は専用使用権者は、自己の商標権又は専用使用権を侵害する者又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。
    2  商標権者又は専用使用権者は、前項の規定による請求をするに際し、侵害の行為を組成した物の廃棄、侵害の行為に供した設備の除却その他の侵害の予防に必要な行為を請求することができる。
    (損害の額の推定等)
    第三十八条  
    2  商標権者又は専用使用権者が故意又は過失により自己の商標権又は専用使用権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為により利益を受けているときは、その利益の額は、商標権者又は専用使用権者が受けた損害の額と推定する。の鑑定、相当な損害額の認定、秘密保持命令、秘密保持命令の取消し及び訴訟記録の閲覧等
    こんな似たような規定がありますが、これが米国商標法と対応しているのかな?

    ちなみに日本ではアップル様がiPhoneの商標を取っていらっしゃる [ncipi.go.jp]ようなのでID
    (210) 【出願番号】 商願2006-86904
       【商標(検索用)】 iPhone
    (541) 【標準文字商標】 iPhone
    (561) 【称呼】 アイフォン
       【氏名又は名称】 アップル コンピューター インコーポレーテッド

    #やっぱ手元の工業所有権法逐条解説だけじゃ解らないもんだなあ
    --
    ごめんなさい。
    • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時20分 (#1090071)
      >【称呼】 アイフォン

      「イホン」や「イフォネ」等は、(商標の防衛的な意味では)取得してないんですね。
      ITUNESに関しては「アイチューンズ」「イツネス」「イトゥネス」「イチューンズ」と申請したのに。
      親コメント
    • 今の状況は、発表だけで発売していないので、利益は0ですので、実質問題はない状態と考えて良いのかな?
      発売は6月としているので、それまでに和解できなければ、名前を変えれば良いだけでしょう。何でこんなに騒いでいるのか、逆に不思議ですね。

      iPhoneは、携帯電話にOS Xを採用している事が5年進んでいると言っているのですから、ジョブスも名前が重要とは考えていなくて、名前にはこだわっていないのではないかと思いますね。
      もし、名前にこだわっているのならば、法的に完全にクリアにしてから発表するでしょう。たしか、iPodの時は、そうでしたよね。
      今回は、法的に解決していない状態でiPhoneと発表したということは、名前を変えれば良いと思っている可能性が高いと思います。別に、aPhoneでもiPodPhoneでもPodPhoneでも変わらないでしょう。いっそ、vistaPhoneにしてみるとか。
      親コメント
  • iTV(仮)→Apple TVなら (スコア:3, すばらしい洞察)

    by nonta2005 (31048) on 2007年01月11日 17時05分 (#1090016)
    Apple Phoneじゃ駄目なんだろうか。
    やけにこだわるねぇ
  • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 17時36分 (#1090039)
    正直サッパリわかりません。

    iPhone発表前夜までにCiscoはAppleに契約書を送っているので、条件はほとんど合意に近いところにあったのではないかと思います。
    ところがAppleはiPhoneを発表した上で契約を拒絶です。

    もしCiscoが土壇場で受け入れがたい条件を提示してきていたのなら(例えば値段が高すぎるとか)、とりあえず別の名前で発表するとか、発表を延期するとか、という手を取ればいいわけです。
    ところがiPhoneという名前で発表してしまったので、もう簡単には後には引けないでしょうし、そうなると足元見られてさらに条件を釣り上げられる可能性もあります。
    つまり、Ciscoの条件を受け入れられないのにiPhoneという名前で見切り発車するメリットは全然ないように思います。

    いったいAppleは何がしたいんでしょう?
    • Re:何がしたいのか (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2007年01月11日 17時50分 (#1090053)
      話題づくり?
      ではないですね。そんなことをするまでもなく発表前から話題でしたから。

      むしろ、「Jobsのわがまま」のほうがあたっているような。
      「ほかの名前ではだめだ。どうしてもiPhoneでいく!」
      社内に彼を止められるものはいなかった。
      結果、予想通り大問題に発展。

      どこかでみたと思ったら、某電話会社とそっくりな構図ではないか。
      #だから発表会場に孫がいたのか?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時29分 (#1090080)
        んー

        Cnetの記事を信じれば
        > Chandler氏によると両社は検討事項を2、3点だけ残し、8日の20時に打ち合わせを終えたという。そして翌9日、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏はMacworldで講演し、「iPhone」を発表した。
        > Chandler氏は「製品発表前に条件に合意してもらわなければならないことを示してきた」と述べ、「許可なく名称が使用されることはないと信じていた。大企業が、自分に権利のない名称を使って新製品を発表するなんて、驚くよりほかない」と続けた。

        とあって、交渉それ自体はしてきたし、Mac World直前に合意寸前まで来ていたのに、なんでかその合意が固まる前に発表されちゃったから、Ciscoが怒った、というのが今回の構図でしょう。なので、「この名前で行く」ということ自体に障壁はほとんどなかったのではないかと。まあ、担当者が連絡のミスをした、というしょぼい理由もありそうだけど、Ciscoにしたって、Mac Worldの開催を知らなかったということもなさそうだし(さすがに、アップル側がそれくらいの日程を持って話を進めるでしょう)、下手すると、わざとCiscoが混乱するように仕組んだ、なんてゲスの勘ぐりも出来そうでゲス。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 19時17分 (#1090120)
          交渉はしてきたのは事実だけど、合意寸前というのは想像に過ぎない。

          全く違うジャンルの商品同士であれば、同じ商品名でも合意を取れた
          可能性は高いが、類似商品で同じ商品名を使うための許諾合意となると
          かなり困難な条件になったんだと思う。

          Ciscoがこれ以上は譲れないラインで条件を提示した。
          次の日、AppleがiPhoneという商品名で発表した。
          CiscoはAppleが最終案に同意して、最終案にサインをしたものが
          この後に届くのだろうと思っていた。
          遅いので問い合わせてみると、最終案を拒否すると口頭で回答。
          それに怒ったCiscoが提訴ということだろう。

          これも想像に過ぎないが、ニュースから得られる情報を組み立てる限り、
          こちらのほうが辻褄が合う。

          Appleの広報担当者の「Ciscoが挑戦的な態度をとっても我々が有利だ」
          「携帯電話でiPhoneを使うのは我々が最初だから、Ciscoの商標侵害はない」
          という開き直り発言を読む限り、合意する意思はさらさらなかったとしか
          思えない。
          少なくとも担当者の連絡ミス、というのは絶対あり得ない。

          これはもう、iPodにウイルスを入れて販売したのに Windowsがウイルスに
          耐性がないと開き直り責任転嫁発表したのと同じレベルの困ったちゃん
          だとしか考えられない。

          親コメント
        • Re:何がしたいのか (スコア:2, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2007年01月11日 23時32分 (#1090290)
          重要なことは、製品の発表までに確実に契約締結を(実務作業も含めて完全に)完了していることであって、なんとなく合意の雰囲気を形成することではない。
          したがって、製品発表の前日の時点で
          >検討事項を2、3点だけ残し、8日の20時に打ち合わせを終えた
          ということは、これはもうこの時点で交渉決裂ということである。
          仮に大筋での合意があったとすると、トラブル発生の可能性を残して交渉を打ち切るだろうか?
          実務レベルの些細な内容であれば、それこそ担当者に徹夜させてでも契約締結を間に合わせるはずである。
          しかしそれはなかった。なぜか?
          それはつまり、残された”検討事項”とは、そのような短時間で合意に至るような内容でもないし、ましてや担当者レベルの事務作業でもなかったということだ。
          逆に言えば、残された数点の検討事項こそが双方の主張の核心部分であり、根本的な意見の相違点だったということである。
          Cisco社が(Apple側のサインを求めて)送付していたといわれる文書も、恐らくは合意文書ではなく最後通牒の文書だったのだろう。
          (「合意するなら当方の要求を呑み、直ちにこの文書にサインして返送しろ。さもなくば、iPhoneの名称の使用は一切認めない。」と)

          つまり、事の真相はこうだ。
          Apple社、Cisco社とも、相互に歩み寄る可能性を見出すこともできず、交渉は決裂して終わった。
          Cisco社は「Apple社はiPhoneという名称を使うことを断念しただろう」と思いつつも、Apple社がどのような製品名で発表するのかを注視していた。
          一方Apple社は「強行して争いになっても勝つのは我々だ」と考えていた。そしてiPhoneを発表した。
          Cisico社は、あらかじめ準備しておいた訴状を提出し、提訴した。
          そういうこと。(たぶん)
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  • by kimura (2954) on 2007年01月12日 3時19分 (#1090378)
    きっと最終的にはAppleが発売前に何か別の名称に変更するんでしょ? でも,世間ではすでに "iPhone" という名前は知れ渡っちゃってるから,通称としては iPhone と呼ばれそうだし, Apple もその線を狙ったんじゃないかという気がするけどね. Ciscoにすればゲリラ的に名前を乗っ取られたわけで,いい迷惑だよなぁ.

    #"The Artist Formerly Known As Prince"とか改名したって,世間じゃ「改名した Prince」って呼ばれてたのと同じっつーか.;-)
  • じゃあ iPhoneやめて (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時53分 (#1090101)
    !Phone
    でどうよ。
  • アイホン (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年01月11日 17時27分 (#1090028)
    こいつ [aiphone.co.jp]は大丈夫?
  • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 17時51分 (#1090054)
    Cisco製品の存在を知ってて発表するってことは、VoIPハンドセットと携帯電話はまったく異なる分野だから被っても問題なしって踏んだんだろう。
    それが正しいかどうかは、私は知らんがね。
    • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時01分 (#1090063)
      Apple vs Appleの裁判で、「Appleという名前で音楽関連事業をしない」
      という約束を破った上で訴訟を起こされても、「iTMSは音楽関連ではない」
      というヘリクツを言ってみたら勝っちゃった。

      「iPhoneはVoIP電話機じゃなくて携帯電話だから問題ない」
      というのと似てるよね。

      こうなってくると、Appleって「ひさしを借りて母屋を乗っ取る会社」と
      認識していいんじゃないかな。

      こうなってくるとCiscoには頑張ってもらって和解などせず、Appleが
      iPhoneという商品名を絶対使えないようにして欲しいと思う。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時22分 (#1090072)
        http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20340507,00.htm [cnet.com]

        から引用

        Ciscoが提示していた条件のなかには、Cisco傘下のLinksysが提供するインターネットテレフォニー製品とApple製携帯電話の技術的な相互運用性を確保するというものがあった。


        こういうの詳しく無いけど、素人目に見ると、商標を盾にAppleのブランドにちゃっかり
        相乗りしようとしてたんだからどっちもどっちじゃね?w
        親コメント
        • Re:商標の適用範囲は? (スコア:3, すばらしい洞察)

          by QwertyZZZ (8195) on 2007年01月11日 18時38分 (#1090084) 日記
          企業としては当然じゃないかと。

          使用権の許可条件ってのは使用権を与える側が決めて良いものですよね。
          で使用する側で選べるのは、条件が気に入らなきゃ使わないって事だけの筈。
          それをAppleが勝手に使用しても同情されるネタって認識はちと変過ぎじゃないかと。

          実際は#1090054さんの言うのが正しいように思います。
          iPhone(Appleの)がVoIPをサポートしないって明示しているのは、そういう処を考えてではないかと。

          #もしかして、サードパーティーアプリを一切考慮しないって言っているのも、勝手にSkypeなんぞ入れられない様に、かもね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward on 2007年01月11日 18時43分 (#1090088)
          > こういうの詳しく無いけど、素人目に見ると、商標を盾にAppleのブランドにちゃっかり
          > 相乗りしようとしてたんだからどっちもどっちじゃね?w

          素人目?
          素人が見てもAppleのブランドに相乗りしようとしていたとはみえない。

          Ciscoが求めていたのは、両製品とも電話機であることから、
          相互運用(通話?)に関する協力体制を確立することと、
          機能的にも類似商品であり、既にCiscoの子会社Linksysが製品として
          販売しているiPhoneと混乱しないように、線引きをきちんとしましょう
          ということなんだよね。

          ただ、これはAppleとしては難しい選択だった。
          本物のiPhoneとの線引きをするために、機能を大幅に制限される可能性が
          あるわけだよ。
          Ciscoがスマートフォンみたいな機能をiPhoneに載せようとすると、
          AppleのiPhoneはその機能が載せられない、あるいは制限されるかもしれない。

          たぶんAppleの社内的にはCiscoの提案には同意しない方向で決定だったのに、
          ジョブズに無理矢理 iPhone という製品名で押し通られたんだろう。

          Appleブランドに相乗りしてもCisco(Linksys)にメリットがあまりない。
          そもそも素人目(っていっても君だけだろうが)で想像できる相乗りって
          どういうものなんだ?
          それはCiscoにとってどんなメリットがあるんだ?

          親コメント
          • by e2718 (23583) on 2007年01月13日 14時03分 (#1091228) 日記
            >素人が見てもAppleのブランドに相乗りしようとしていたとはみえない。

            自分も素人なのだが、、、、、

            iMacの成功を機に、雨後の竹子のように出てきた
            i○○ って製品名(および、i以外にも小文字一字を頭に持ってくる命名法)

            一連の商品に関して、全てが
            appleブランドにただ乗り、とまでは言わないが
            流行物に安易に乗っかる姿勢からは、創造性を感じないし

            そもそも、i○○で片っ端から商標を登録するのもどうかと思うよ

            iMac以前にも、i○○ってあったかも知れないが
            一般消費者に決定的な知名度を与えたのは
            iMacかせいぜいi-モードだけでしょ

            どちらが先かは知らないけど

            そういう意味でただ乗りって表現なら、少しは理解できませんか?
            親コメント
        • by maia (16220) on 2007年01月11日 19時59分 (#1090147) 日記
          VoIPソリューションと「Apple iPhone」の相互運用性って、(素直に考えれば)後者にVoIPを載せろという要求に聞こえる。しかしWi-Fiを通じてのVoIPは、携帯電話会社であるCingularと利害が反する。だから、「Apple iPhone」にいかなるVoIPも載っていない(技術的には簡単だろうに)。まあ、そういう事かと推測。
          親コメント
  • by kgw (29702) on 2007年01月12日 0時57分 (#1090339)
    com.apple.products.iPhone

    こうすればいいんじゃない?
  • by Anonymous Coward on 2007年01月14日 17時03分 (#1091491)
    http://blogs.zdnet.com/Burnette/?p=236 [zdnet.com]
    1999年から2006年まで塩漬けにしていたのが原因。
    2005年11月16日まで、料金の追加で2006年5月16日までに商標使用の
    証拠を提出しなきゃいけないんだけど、2006年5月4日に使ってるよって
    証拠の提出に使ったファイルが既存の製品の箱にiPhoneのシールを貼った
    もの。これが無効であるとAppleが証明出来れば、Ciscoの登録を取り消す
    ことが出来るらしい。
    どこまで正確か分かりませんがね。
typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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