ページ内ジャンプ:

アレゲなニュースと雑談サイト

Oliverによる 2003年09月20日 17時50分の掲載
約束してしまった部門より。

Anonymous Coward曰く、"「固定料金のIP携帯電話」というストーリーを覚えておいでだろうか。
「携帯にアダプターをさすだけで携帯がIP電話化し、どこにいくらかけても月額固定4500円!」夢のような不思議なサービスをぶち上げた「ジャパンメディアネットワーク(JM-NET)」。/.-Jにストーリーとして掲載されただけでなく、当時さまざまなメディアで取り上げられた。ところが、この「サービス」はその後大変な変遷をたどることになったのである。
この、メディアで報道されはじめた頃(2002年末頃)からJM-NET親会社「大盛工業」の株価は急騰しはじめた。当初は30円前後の額面割れ銘柄であったのが、なんと一時期100円超にまで数倍という値幅で上昇したのだ。
しかし/.-J掲載当時から既に「仕組みがわからない」「ありえない」などの意見が出ていたように、2003年3月、TBSニュースの森NEWS23などで「この技術は不可能である(疑問が残る)」と報道。それを受けJM-NETはTBSを提訴、親会社大盛工業もJM-NETをフォローする内容の発表を大々的に行い、TBS対JM-NET全面対決の情勢となった。"

"当時JM-NETの言い分はこうだった。「TBS報道の疑惑を払拭するため、公開技術立証デモンストレーションを行います。」しかしこのデモは何の証明にもならない小手先の誤魔化し(のようなデモ)であることが判明(ただの台湾からの国際電話だった)、さらに混沌とした情勢に。
そんな中、JM-NETは「4月サービスイン」の予定を「8月25日サービスインに延期」と発表。サービスの”謎”は、8月25日まで持ち越されることとなった。
そして運命の8月25日。JM-NETからOEM供給を受け「アダプター」の販売を行う(という触れ込みの)TTM-COMが、その代理店にアダプターを配布したことが明らかになった。そう、それが、あの、噂の「携帯を定額にするアダプター」である!早速このアダプターを入手して調べてみると、これがなんと既存の海外コールバックサービス用オートダイアラを大量に買ってきて、上からシールを貼り付けただけのものと判明する。もちろんこれは「IP電話」ではないし、そしてこれでは「定額サービス」なんて無理。使われれば使われるほど赤字額が拡大してしまう商品だ。なんでそんなものまで用意しなければならなかったのだろう…?
そう、謎の鍵はおそらく「株」。冒頭でも紹介したように、親会社の株価は一時期不自然な動きをしていた。そしてそれだけではなく、実は第三者割り当てや新株発行に関してもかなり不自然な状況になっていたのである。(発行済株式数が異常に増加している。つまりは新株がものすごい勢いで発行され、市場に流れているのである)
これは「新技術のベンチャー企業」に見せかけた、大型の経済詐欺事件ではないのか…?誰もがそう思うようになってきたこのタイミングで、ついにその親会社「大盛工業」が9月19日、IP携帯電話開発事業からの撤退[PDF]を発表した。
まだ、完全に全貌が明らかになったわけではない。JM-NETが「嘘をついていた」と確定したわけでもない。が、今後一気に展開する可能性が高いこの事案。初期に一度取り上げた(取り上げてしまった)/.-Jのみんなも、注視してみてはいかがだろうか。ここで取り上げなかった事もたくさんあります。さらに詳しくはまとめサイトを追ってください。[JM-NETモブデム事件] [関西インターネットプレス関連記事] [JMmobdemのあれこれ]"

関連ストーリー

この議論は賞味期限が過ぎたので、保存されている。 新たにコメントを書くことはできない。
表示オプション しきい値:
  • Anonymous Coward : 2003年09月20日 18時01分 (#400952)
    まだ、完全に全貌が明らかになったわけではない。JM-NETが「嘘をついていた」と確定したわけでもない。
    といわれても、これだけ状況証拠があったら、冤罪を疑う気にすらなれない・・・。
    とりあえず、会社関係者で株の売買をしてた人間は、全員一回事情聴取するべし。

    #AirH'にノートPC繋げてIP電話~とか言ってみるテスト
    • Re:んで、 (スコア:5, 興味深い)

      Anonymous Coward : 2003年09月20日 22時45分 (#401081)
      >TBSが提訴されたまではいいけど、そのあとどうなったの?

      今まで公判が何回かあったようですが、

      ・「8月25日にサービスインしますので、その時にすべて明らかになります」とか言っていたらしい

      ・そして8月25日に近くなってきたところで、JM-NETはWebなどの資料からごっそり(Mobdemについて)「IP携帯電話」との記述を削除

      ・で、8月25日に(TTMから)出てきたものはコールバックアダプタ。

      …と、この段階で対TBS訴訟は敗訴確定なわけですが(TBSの報道は間違ってなかったわけですから)
      注目の8/25後最初の公判(9/4 10:30~ @東京地方裁判所626号法廷)は

      ・JM-NET側の申し入れにより延期

      という結果となっております(笑)


      493 名前:nemo ◆8447kE/g6o [] 投稿日:03/09/04 18:18 ID:lYV6xGP8
      基本的にJMNは訴訟を取り下げるつもりみたいよ。これは複数の情報筋か
      ら聞いた。ただ民事訴訟法上、取り下げにはTBSの同意が必要になる。取
      り下げに同意する条件として、TBS側は謝罪文の掲載を求めているんだな。

      きょうの公判で合意を再確認して弁論を終結するはずだったんだけど、
      当日になってJMNが態度を翻したようだ。謝罪文は当然ネットに流れるか
      ら、JMNのウソが代理店や大盛の株主にばれてしまう。そこで当日ごねて
      弁論期日を先送りした。体のよい時間稼ぎだね。

      たぶんJMNは、訴訟取り下げの情報を否定するだろう。10月までこの手で
      ごまかし続ける気かも知れんな(笑

      http://ex.2ch.net/test/read.cgi/net/1061852817/493 [2ch.net]
    • 4個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • tux (14291) : 2003年09月20日 18時43分 (#400973)
    7月のワイヤレスジャパンでもブースを出して大々的にデモをやってました。
    馬鹿馬鹿しいので見もしなかったけど通りすがりにパンフ渡されてしまった。
    コンパニオンも知らずに片棒担がされてかわいそうだと思いましたよ。

    mobcom [zdnet.co.jp]はどうするのかな?
    これはやって出来ないこともないけど。
    (商売になるとも思えないけど)
  • Anonymous Coward : 2003年09月20日 18時32分 (#400969)
    トップページに健康食品のコーナーがある通信関連会社のページなんて始めて見たよ。
  • nackey (3237) : 2003年09月20日 19時09分 (#400988)
    どんぶり(勘定)工業だよなぁ…(笑)。
    株式売却先を選定中とあるけど、こんなのの株を買ってくれるところってまともじゃないような気がするが。
  • Anonymous Coward : 2003年09月21日 0時43分 (#401167)
    一応ブロック図みたいのが載ったプレスリリースが来てたけど、どうみてもブロック図に納得できなかったので掲載しなかったんだよね、これ。
  • Re:ここって (スコア:2, おもしろおかしい)

    Anonymous Coward : 2003年09月20日 19時11分 (#400990)
    それは「M'tel」(モッテル)じゃないかと。
    いや、こちらも大変アレなんですが。

    ちなみに、ワイヤレスジャパン会場で
    モッテルな会社の名刺を胸につけた人が、JM-NETな人に
    「サービス開始できるのか?(゚Д゚#)ゴルァ!!」と
    詰め寄っていたという目撃談もあります。

    はたから見ていると
    「どっちもどっち…」
    という大変なんというか香ばしい光景だったみたいですが。
    • ワイヤレスジャパン会場で モッテルな会社の名刺を胸につけた人が、JM-NETな人に 「本当に出来るんですか?怪しいですね?」と詰め寄っている姿を 目撃&デジカム撮影しました。 しかし、あまりのおもしろさに、撮影どころではなく、画面は使い物にならないと思いますが、モッテルな人の名刺のアップと会話は撮れていると思います。 何度思い出しても楽しい風景でした。モッテルな人が、何度も私に「怪しいですよね!」と同意を求めるのも ステキでした。私は「そう、そう、怪しいですよね」と言いながら心の中で「おたくも・・・」とつぶやいていました。

      ちなみに、最新判のjm-net(モブデム)のパンフレットの版下のコピーを持っています(^-^) 世の中に出るかどうかは不明 はっきりコールバック&1通話は最大6分と書かれています。 あと、この世に出る事のなかったttm(ホーダイクン)アペルバージョンのチラシの版下もあります。

    • 1個のコメント が現在のしきい値以下です。
  • shiraga (14233) : 2003年09月20日 23時31分 (#401117)
    「○○(政治家)は、△△から■■に関する陳情を受けた。その後、○○が殺された」と書いたとして。
    それが事実だとしても、訴訟を起こせるのでしょうか?
    「■■が殺した」とは言ってないわけだし。

    殺した人間が「○○を殺したのは、■■とは無関係だ」と訴えたら面白いけど。
  • 希望と事実の区別がつかない人がよくひっかかってます。
    ~である と ~であるべき(だったらいいなぁ) っての。
    --
    [udon]
  • まったく根拠のない、ただの中傷と区別つけるの大変ですからね。
    管理者は基本的には発言に関して責任を持たなくていいと思います。

    あきらかな中傷に何の対策もしなければ管理責任を問われるでしょうけど。
    --
    [udon]
  • Re:要は (スコア:5, 参考になる)

    Anonymous Coward : 2003年09月21日 11時56分 (#401358)
    >よくある投資詐欺だったってことですね。

    正確には、いくつかのレイヤーがあるみたいです。
    この構造が明らかになるにつれて実は「よくあるショボい詐欺」ではなく、
    非常によく考えられたシステムであることがわかってきました。

    ※以下の内容は、あくまでも状況証拠から推理されたものであり、確認された内容ではありません。

    第1レイヤー:消費者詐欺
     架空の商品の予約を取り、金だけ集金してドロン、という
     非常によくある詐欺です。非常によくあるだけに構造としても
     わかりやすく、発覚すれば摘発もすばやいでしょう。が、この
     レイヤーではそれほど「売り上げ」がありません。

     実はJM-NETは事前予約を受け付けていましたが、予約者に対して
     入金は求めていませんでした。これが、逆に「詐欺じゃないよ」という
     主張の隠れ蓑になっています。
     その一方で、TTMコミュニケーション(OEM販売先)はある程度の「予約金」を
     集めています。TTMが「シール貼っただけ」の商品なんてアホなものまでを
     準備してリリースしようとしたのはこのあたりにも理由があるみたいです。
     全体的に、こういった上位層というか表面に出るレイヤーはTTMが担当している
     模様です。その理由は後述。

    第2レイヤー:代理店詐欺
     JM-NET,TTMともに代理店を募集していますが、ここでもやはり「架空の商材」を
     前提にした代理店詐欺が構成されています。が、JM-NETはここでもやはり
     「商品の準備ができていないので、代理店の加盟金を取っていない」
     つまり詐欺であればそんなことはしない、という隠れ蓑にしています。
     そう、ここでも実際の集金団体は(表面上完全な別会社である)TTM。
     TTMでは結構高額な代理店加盟金を集金しています。そしてここがまた
     ひとつのポイントなのですが、代理店の契約はあくまでも「TTM取り扱いの
     商品」に対する代理店契約であって、JM-NETのMobdemがポシャった場合は
     あくまでもJM-NETの責任、JM-NETの責任で商品が用意できなかっただけ
     だから、代理店はかわりにTTMの他の商材を売ってください、うちの
     責任じゃないから詐欺じゃないよ、というような構造になっているのです。
     ※JM-NETは代理店加盟金を取っていないかわりに、他の会社への出資を
      求めているという噂もありますが未確認です

    第3レイヤー:インサイダーの共犯巻き込みと株価操作による利益
     ここから先が実際の「この一件での売り上げ」を構成する本丸です。
     この「架空の夢の商品」を大々的にぶち上げ宣伝することで、親会社である
     大盛工業の株価の吊り上げにかかります。この時、上位の代理店に対して
     「大盛工業の株価が上がる」という「独り言」を聞かせ、株を買うよう
     内々に指示をします。
     ここで高値で株を売り抜けることで多額の差益を得ます。それと同時に、代理店に対して
     正確に「売り時」の指示をすることで、代理店に対してもまとまった額の利益を得させ、
     「少々のことでは文句を言わない(儲かったんだから)」ように仕立てます。
     もちろん下手したらモロにインサイダーの共犯になりますので、そういう意味でも
     「共犯者」として代理店を抱きこむわけです。

    第4レイヤー:架空の債権と新株発行 
     JM-NETの役割は第3レイヤーまででほぼ終了したわけですが、JM-NETには実は
     もうひとつ重要なミッションがあります。「大盛工業の株市場を市場として
     成立させておく」ことです。
     それまで債務超過状態で上場廃止一歩手前だった「誰にも見向きもされない」状態の
     大盛工業株、その市場をとりあえず生き返らせ、「怪しいながらもとりあえず市場が
     生きている」状態を保たせるために、JM-NETが「存在している」ことが重要なのです。
     何故ならば、市場が生きていれば、株が売れるから。
     ここから先は株価そのものはあまり重要ではありません。値がついていればとりあえず良い。
     どんどん大盛工業の新株を発行して、市場に流すだけで金が手に入ります。
     ※出所不明の「多額の債権」と引き換えに、かなりの株数の新株発行を
      オフショアにある資本金100ドル(ひゃくどる)の会社が手に入れてるのです。
      そしてその一方、発行済株式数は、JM-NET関連の話題が始まる直前(2002/11)から今までの
      わずか10ヶ月ほどの間に2.5倍になっています。
  • 「1、2、たくさん」となるのは、ゴブリン族だったと思います ;-)

    #ソードワールドのリプレイあたりが初出?
    --
    タブレット中毒者。
  • 7個のコメント が現在のしきい値以下です。