約束してしまった部門より。
Anonymous Coward曰く、"「固定料金のIP携帯電話」というストーリーを覚えておいでだろうか。
「携帯にアダプターをさすだけで携帯がIP電話化し、どこにいくらかけても月額固定4500円!」夢のような不思議なサービスをぶち上げた「ジャパンメディアネットワーク(JM-NET)」。/.-Jにストーリーとして掲載されただけでなく、当時さまざまなメディアで取り上げられた。ところが、この「サービス」はその後大変な変遷をたどることになったのである。
この、メディアで報道されはじめた頃(2002年末頃)からJM-NET親会社「大盛工業」の株価は急騰しはじめた。当初は30円前後の額面割れ銘柄であったのが、なんと一時期100円超にまで数倍という値幅で上昇したのだ。
しかし/.-J掲載当時から既に「仕組みがわからない」「ありえない」などの意見が出ていたように、2003年3月、TBSがニュースの森やNEWS23などで「この技術は不可能である(疑問が残る)」と報道。それを受けJM-NETはTBSを提訴、親会社大盛工業もJM-NETをフォローする内容の発表を大々的に行い、TBS対JM-NET全面対決の情勢となった。"
"当時JM-NETの言い分はこうだった。「TBS報道の疑惑を払拭するため、公開技術立証デモンストレーションを行います。」しかしこのデモは何の証明にもならない小手先の誤魔化し(のようなデモ)であることが判明(ただの台湾からの国際電話だった)、さらに混沌とした情勢に。
そんな中、JM-NETは「4月サービスイン」の予定を「8月25日サービスインに延期」と発表。サービスの”謎”は、8月25日まで持ち越されることとなった。
そして運命の8月25日。JM-NETからOEM供給を受け「アダプター」の販売を行う(という触れ込みの)TTM-COMが、その代理店にアダプターを配布したことが明らかになった。そう、それが、あの、噂の「携帯を定額にするアダプター」である!早速このアダプターを入手して調べてみると、これがなんと既存の海外コールバックサービス用オートダイアラを大量に買ってきて、上からシールを貼り付けただけのものと判明する。もちろんこれは「IP電話」ではないし、そしてこれでは「定額サービス」なんて無理。使われれば使われるほど赤字額が拡大してしまう商品だ。なんでそんなものまで用意しなければならなかったのだろう…?
そう、謎の鍵はおそらく「株」。冒頭でも紹介したように、親会社の株価は一時期不自然な動きをしていた。そしてそれだけではなく、実は第三者割り当てや新株発行に関してもかなり不自然な状況になっていたのである。(発行済株式数が異常に増加している。つまりは新株がものすごい勢いで発行され、市場に流れているのである)
これは「新技術のベンチャー企業」に見せかけた、大型の経済詐欺事件ではないのか…?誰もがそう思うようになってきたこのタイミングで、ついにその親会社「大盛工業」が9月19日、IP携帯電話開発事業からの撤退[PDF]を発表した。
まだ、完全に全貌が明らかになったわけではない。JM-NETが「嘘をついていた」と確定したわけでもない。が、今後一気に展開する可能性が高いこの事案。初期に一度取り上げた(取り上げてしまった)/.-Jのみんなも、注視してみてはいかがだろうか。ここで取り上げなかった事もたくさんあります。さらに詳しくはまとめサイトを追ってください。[JM-NETモブデム事件] [関西インターネットプレス関連記事] [JMmobdemのあれこれ]"
状況証拠でお腹いっぱい(^^; (スコア:3, すばらしい洞察)
とりあえず、会社関係者で株の売買をしてた人間は、全員一回事情聴取するべし。
#AirH'にノートPC繋げてIP電話~とか言ってみるテスト
Re:んで、 (スコア:5, 興味深い)
今まで公判が何回かあったようですが、
・「8月25日にサービスインしますので、その時にすべて明らかになります」とか言っていたらしい
・そして8月25日に近くなってきたところで、JM-NETはWebなどの資料からごっそり(Mobdemについて)「IP携帯電話」との記述を削除
・で、8月25日に(TTMから)出てきたものはコールバックアダプタ。
…と、この段階で対TBS訴訟は敗訴確定なわけですが(TBSの報道は間違ってなかったわけですから)
注目の8/25後最初の公判(9/4 10:30~ @東京地方裁判所626号法廷)は
・JM-NET側の申し入れにより延期
という結果となっております(笑)
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/net/1061852817/493 [2ch.net]
親コメント
ウチにパンフがある…。 (スコア:2, 参考になる)
馬鹿馬鹿しいので見もしなかったけど通りすがりにパンフ渡されてしまった。
コンパニオンも知らずに片棒担がされてかわいそうだと思いましたよ。
mobcom [zdnet.co.jp]はどうするのかな?
これはやって出来ないこともないけど。
(商売になるとも思えないけど)
Re:ウチにパンフがある…。 (スコア:2, 参考になる)
> これはやって出来ないこともないけど。
無線LANのIPフォンだとCiscoが製品化 [cisco.com]しているよー。
もっとスマートだし。ビジネスに十分使えるやつね。
PCにECC Registeredメモリの利用を推奨します。
親コメント
うあぁ香ばしいぃ… (スコア:1, 興味深い)
大盛というより (スコア:1)
株式売却先を選定中とあるけど、こんなのの株を買ってくれるところってまともじゃないような気がするが。
掲載を見送った… (スコア:1, 興味深い)
Re:ここって (スコア:2, おもしろおかしい)
いや、こちらも大変アレなんですが。
ちなみに、ワイヤレスジャパン会場で
モッテルな会社の名刺を胸につけた人が、JM-NETな人に
「サービス開始できるのか?(゚Д゚#)ゴルァ!!」と
詰め寄っていたという目撃談もあります。
はたから見ていると
「どっちもどっち…」
という大変なんというか香ばしい光景だったみたいですが。
親コメント
目撃&証拠の品の数々をゲットしています (スコア:2, 興味深い)
ちなみに、最新判のjm-net(モブデム)のパンフレットの版下のコピーを持っています(^-^) 世の中に出るかどうかは不明 はっきりコールバック&1通話は最大6分と書かれています。 あと、この世に出る事のなかったttm(ホーダイクン)アペルバージョンのチラシの版下もあります。
親コメント
誰が訴えるの? (スコア:1)
それが事実だとしても、訴訟を起こせるのでしょうか?
「■■が殺した」とは言ってないわけだし。
殺した人間が「○○を殺したのは、■■とは無関係だ」と訴えたら面白いけど。
親コメント
Re:要は (スコア:1)
~である と ~であるべき(だったらいいなぁ) っての。
[udon]
親コメント
Re:で、 (スコア:1)
管理者は基本的には発言に関して責任を持たなくていいと思います。
あきらかな中傷に何の対策もしなければ管理責任を問われるでしょうけど。
[udon]
親コメント
Re:要は (スコア:5, 参考になる)
正確には、いくつかのレイヤーがあるみたいです。
この構造が明らかになるにつれて実は「よくあるショボい詐欺」ではなく、
非常によく考えられたシステムであることがわかってきました。
※以下の内容は、あくまでも状況証拠から推理されたものであり、確認された内容ではありません。
第1レイヤー:消費者詐欺
架空の商品の予約を取り、金だけ集金してドロン、という
非常によくある詐欺です。非常によくあるだけに構造としても
わかりやすく、発覚すれば摘発もすばやいでしょう。が、この
レイヤーではそれほど「売り上げ」がありません。
実はJM-NETは事前予約を受け付けていましたが、予約者に対して
入金は求めていませんでした。これが、逆に「詐欺じゃないよ」という
主張の隠れ蓑になっています。
その一方で、TTMコミュニケーション(OEM販売先)はある程度の「予約金」を
集めています。TTMが「シール貼っただけ」の商品なんてアホなものまでを
準備してリリースしようとしたのはこのあたりにも理由があるみたいです。
全体的に、こういった上位層というか表面に出るレイヤーはTTMが担当している
模様です。その理由は後述。
第2レイヤー:代理店詐欺
JM-NET,TTMともに代理店を募集していますが、ここでもやはり「架空の商材」を
前提にした代理店詐欺が構成されています。が、JM-NETはここでもやはり
「商品の準備ができていないので、代理店の加盟金を取っていない」
つまり詐欺であればそんなことはしない、という隠れ蓑にしています。
そう、ここでも実際の集金団体は(表面上完全な別会社である)TTM。
TTMでは結構高額な代理店加盟金を集金しています。そしてここがまた
ひとつのポイントなのですが、代理店の契約はあくまでも「TTM取り扱いの
商品」に対する代理店契約であって、JM-NETのMobdemがポシャった場合は
あくまでもJM-NETの責任、JM-NETの責任で商品が用意できなかっただけ
だから、代理店はかわりにTTMの他の商材を売ってください、うちの
責任じゃないから詐欺じゃないよ、というような構造になっているのです。
※JM-NETは代理店加盟金を取っていないかわりに、他の会社への出資を
求めているという噂もありますが未確認です
第3レイヤー:インサイダーの共犯巻き込みと株価操作による利益
ここから先が実際の「この一件での売り上げ」を構成する本丸です。
この「架空の夢の商品」を大々的にぶち上げ宣伝することで、親会社である
大盛工業の株価の吊り上げにかかります。この時、上位の代理店に対して
「大盛工業の株価が上がる」という「独り言」を聞かせ、株を買うよう
内々に指示をします。
ここで高値で株を売り抜けることで多額の差益を得ます。それと同時に、代理店に対して
正確に「売り時」の指示をすることで、代理店に対してもまとまった額の利益を得させ、
「少々のことでは文句を言わない(儲かったんだから)」ように仕立てます。
もちろん下手したらモロにインサイダーの共犯になりますので、そういう意味でも
「共犯者」として代理店を抱きこむわけです。
第4レイヤー:架空の債権と新株発行
JM-NETの役割は第3レイヤーまででほぼ終了したわけですが、JM-NETには実は
もうひとつ重要なミッションがあります。「大盛工業の株市場を市場として
成立させておく」ことです。
それまで債務超過状態で上場廃止一歩手前だった「誰にも見向きもされない」状態の
大盛工業株、その市場をとりあえず生き返らせ、「怪しいながらもとりあえず市場が
生きている」状態を保たせるために、JM-NETが「存在している」ことが重要なのです。
何故ならば、市場が生きていれば、株が売れるから。
ここから先は株価そのものはあまり重要ではありません。値がついていればとりあえず良い。
どんどん大盛工業の新株を発行して、市場に流すだけで金が手に入ります。
※出所不明の「多額の債権」と引き換えに、かなりの株数の新株発行を
オフショアにある資本金100ドル(ひゃくどる)の会社が手に入れてるのです。
そしてその一方、発行済株式数は、JM-NET関連の話題が始まる直前(2002/11)から今までの
わずか10ヶ月ほどの間に2.5倍になっています。
親コメント
3以上で「たくさん」なので(Was:要は) (スコア:1)
#ソードワールドのリプレイあたりが初出?
タブレット中毒者。
親コメント