「着うた」配信で公正取引委員会が立ち入り検査 116
ストーリー by GetSet
業界の闇にメスが入るか? 部門より
業界の闇にメスが入るか? 部門より
Anonymous Component曰く、"「携帯電話の着うたの配信が、大手レコード会社によって不当に制限されている疑いがある」として、公正取引委員会が立ち入り検査を行っています(参考: 朝日新聞の記事 、 読売新聞の記事)
立ち入り検査を受けたのは、ソニー、ビクター、東芝EMI、ユニバーサル、エイベックスの大手5社などのレコード会社と、大手5社が出資している音楽配信会社「レーベルモバイル」です。
着うたの配信数は今年の7月には860万回にも達しているそうですが、国内の6割のソフト所有率を持つ大手5社が、レコード会社が持っている権利である著作隣接権を使って「レーベルモバイル」以外に曲を提供していないため、不当に他社の事業活動を排除し、価格相場の維持を図っている疑いが持たれているそうです。"
CD買ったら・・・ (スコア:2, 興味深い)
私的複製の範囲で「着うた」化して利用できるのが正当ではないか?
と、時々思うことがあります。
例えば、CDを持っている人が着うたをダウンロードして購入する
というのは著作権料の二重取りになるのではないかと。
もちろん、これは着うたの実体がオリジナル楽曲の単なる
劣化デジタルコピーであるからそう感じるのであって
打ち込みというアレンジがなされている着メロの時にはそのようには
感じていませんでした。
着うた、がヒットしている現状を鑑みるとその点について
疑問を抱かざる終えません。(誰もその点についてふれないし)
好き勝手着うたを作ることが出来れば、それは違法コピーの温床になる。
音楽CDの著作権は守られていないのだから、そこからの(著作権法違反の)
伝染を防ぐため、といわれてしまえばそれまでのものかもしれません。
一度皆様の意見を聞いてみたいです。
良い悪いはともかく出来まっせ (スコア:1)
ボイスレコーダー機能で録音した音を着信音にできるみたいですね。
単純にCDプレーヤーとアナログ接続して録音すれば
自分で着うたにできるでしょう。
携帯電話の本体のスピーカーの音質なんてたかがしれてますから
手間さえかければこれでOKでは?
Re:H"なら (スコア:1, 参考になる)
Re:H"なら (スコア:1)
対応してるのはau、Voda、TU-KAの現行機種ほぼ全て。特にauだと再生できる上限サイズが高い機種が多いのでなかなか遊べますよ。
Re:着うたって自作できないの? (スコア:1)
そのままでは「着うた」としては利用できません(一部機種を除く)。
恐らく、着うたとして使えるようにするためには、
ヘッダ部か何かに特殊なフラグを入れないといけないのではないでしょうか。
ドコモではどうなっているのか判りませんが...。
Re:着うたって自作できないの? (スコア:1)
人聞き悪いな (スコア:2, 興味深い)
けどまあ、問題とされているのは「独占」であることは納得できるわけで
じゃあ何で「人聞き悪い」のかと言うと、
「ヒット曲は、アーティストとレコード会社共犯で産み出すもの」
という現実があるからだ。
レコード会社にはマネージャーがいる。アーティストのスケジュールから生活管理、宣伝活動全般、手配、会社とアーティストとのパイプ役。
アーティストが余計なこと気にせず創作に専念できるのは、レコード会社の社員であるマネージャーのおかげである。
で、レコーディングとなればプロデューサーがつく。
アーティストの魅力を客観的に眺め、そこからヒット性を見いだし、レコーディングに付き合う。
インディの連中が金出してでも欲しがるこういう人たちも、多くはレコード会社の傘下で食ってる。
あとメディアの露出。CMやドラマとのタイアップ、映画での起用なんかもレコード会社と制作側の綿密なやりとりから。
あなたが好きな曲への思い入れは、あのドラマのあの場面でかかっていたから、
みたいなことがまるっきりない人は少なかろう。「その場面でかけてくれ!」
とかけあうのはレコード会社の社員の顔の広さや眼力がものを言う。
ここ日本で「ヒット曲」はこうやって生まれている。著作者たるアーティストだけの力では決してない。
連中がやる「独占」は、そりゃ悪いことだ。
しかし逆に、今だらだら上げた形のみえにくい職人芸が正当に評価されていない。
日本のレコード業界の問題は、JASRACなんかを除けばすべてこのことに端を発しているようにも思えるのだが。
なんとかそういうところをしっかり評価するしくみはできないものか。
Re:人聞き悪いな (スコア:2, すばらしい洞察)
その最たる物がavexがやってみせた「ボンバッヘ ボンバッヘ」ってCMを数ヶ月にわたって大量OAして強引にヒットさせた事例ですよね。
あるいは実際はヒットしていないのに雑誌やランキング番組で「大ヒット中!」ってやると、これがまた本当にヒットしちゃうわけです。
つまり我々消費者は純粋に音楽の善し悪しを見定める機会やセンスを大なり小なり失っている、あるいは失わされているわけです。
おっしゃる通りマネジメントは大事だし必要ですが、いきすぎればプロパガンダになってしまいます。
いま音楽業界が一番力を入れている事は、よいアーティストを捜したり育てたり、よい創作環境をあたえたり、よい作品を作らせるかではなく、
いかに効果的なプロモーションをするかです。
極上のアーティストを作り出すより、それなりに見栄えのいいコを見つけてきて、アーティストだって(曲作ってるって)ことにして、
それなりにキャッチーな曲を与えて、たくさん露出させてタイアップする事に必死です。
なぜならそっちの方がコストも安いですし確実に換金できるからなんですね。
Re:人聞き悪いな (スコア:1)
けど今の音楽業界のよいところは、有線やテレビで流れるような音楽以外にも
インディーズというかたちで「好きな人が好きな音楽を」広めるシーンが
それなりに形成されていることです。
今でこそ大手CDショップにインディー盤が当たり前のように並んでますが
'80年代くらいまでは考えられなかった。しかもそこからメガヒットが出たりしてるじゃないですか。
消費者が「洗脳」みたくされてる、というのは、だから考え過ぎじゃないかと思います。
それから、あなたには大好きなアーティストはいませんか?今やメジャーじゃなくても
それなりの連中は雑誌とかでよくインタビューされてますから
一度じっくり読んでみたらいかがでしょう?
さもなければナマでやってるところを覗きにいってみては?
あなたのコメント真ん中らへん、
「いま音楽業界が一番力を入れている事は」で始まる一文が、「スラドのプロパガンダ」にやられた結果だと分かると思います。
こんなこというと、「どっちが正しいんだ!」となるかと思いますが、
それを判断するのは自分です。このサイトでもソースなしの妄言は忌み嫌われますが
音楽ならなおさらですよ。是非、どっぷり漬かってみてから判断してください。
その上で同様の感想を持ったなら、似たようなストーリーは何度でも出るでしょうから
そこでそう発言して下さい。私も心してコメントします。
最後に私の経験をひとつ。
自分の好きな音楽ジャンルは、あまり一般の人が好きなものではないのですが、
それでもうちに遊びに来た奴に聴かせまくったりして、イヤな顔されたりしてたのですが、
あるとき、某アーティストの新譜を聴かせてやったところ
聴いた奴が口々に
「これはいいなー」
と言い出してびっくりしたことがありました。
プロモーションなど微々たるもんの、いわゆるメロコアのインディ盤。
しかしそのアーティストは、その新譜をもって一気にメインストリームに踊り出ました。
「やはり売れる曲には何かがある」
と、思わずにいられない瞬間でした。
こんなことが何度も起こるのがこの世界。
なので私はあなたの言うようにはっきりとは、とてもこの業界のことを語る気になれないのです。
まあオレバカだから、てのも多分にありますが。
Re:人聞き悪いな (スコア:2, 参考になる)
ACなんであれですが、最近問題になっている某レコード会社に長らく勤めた経験から自戒を込めて発言しました。
実際この会社はその方法論で大成功し、ボーナスが年30ヶ月以上出るような年が続いたりもしました。
それで、社内では「プロモーションに踊らされてCDを買い続ける大衆は愚民以外の何者でもない」という考え方がマジョリティであるようで、
経営陣からアルバイトまでそれを前提とした発言を平気でしているのを多く見聞きしました。はっきり言って同じ会社にいて吐き気がしました。
信じがたいかもしれませんが、それが現実なんですよ。
もちろん業界の中に少なからず健全な部分がある事もわかりますし、
すべてのアーティストを否定するつもりもありません。気に触ったならご勘弁を。
Re:人聞き悪いな (スコア:2, 興味深い)
このサイトに合わせました?
とにかく、現場にタッチしない人がそういう言い方してるならイヤですね。
本物のプロデューサーが「連中の耳なんてこんなもんかよ」なら話は分かりますけど。
プロデューサー、マネージャーに対する謝意の言葉はアーティストの口から
本当によく聞かれます。そのまま歌にしちゃうアホまでいます。
けど会社組織そのもののことまでは掴みようがありませんからね。
でも、「音楽で食える」ことのひとつの目安がメジャーである必要はあると思う。
あこぎなプロモーションだろうと、「音楽市場」そのものがなくなったらもう、どうしようもないですから。
例えばB'zですか。ホント、しょーもない音楽だと思いますが、彼らが宣伝してくれたおかげで
そのルーツである本物エアロスミスがオオウケしましたよね。
ゴリゴリのメタルチューンであるXのメジャーデビュー曲「紅」が、
コンビニにBGMとして流れて来た時には、その違和感に仲間うちで大笑いしました。
昔はいたようですが、「メジャーな音楽業界はくそ!なくなれ!」みたいなスローガンで活動する
インディのバンドも見掛けません。
全然毛色が違う音楽がメインストリームであっても、耳に届けばこっちのもんだ!
とバカみたいに信じて活動する若い連中のためにも
行き付く先であるメジャーは、巨大な世界であって欲しいと思いますよ。
いずれにせよ、興味深いコメントでした。
Re:人聞き悪いな (スコア:1)
CDが売れるとレコード会社も儲かるんだから、おっしゃる職人芸に対してレコード会社は利益を得ているんじゃないの?CDが売れないとレコード会社は損をするわけだし。
もし正当に評価されていないというのであれば、アーティスト側とレコード会社の力関係でレコード会社がまけているからでしょ。だから、アーティストはより媒体へのネゴなんかの職人芸をやすくやってくれるレコード会社を探すんでしょ。
CDが売れてレコード会社が一円ももらっていないなら、正当評価されていないということになるけど。
著作権問題 (スコア:1)
インターネットによる格安?の音楽配信も出来てきているし
レコード会社もこういうえげついやり方を考え直すべきじゃないかなぁ。
もちろん一番えげついやり方なのはJAS○ACなのは変わり有りませんが。
ほんと、一番の元凶だよね。。
#きっと、可能性っていうのはその辺に落ちているんだけど
#気がつかない物じゃないかなと思う。
なんでもかんでも、J○SRACのせいにする姿勢はいかが (スコア:1, 興味深い)
>ため、配信会社は200社以上、1000億円市場と言われるまで急成
>長した。 (元記事リンク先の読売新聞より) [yomiuri.co.jp]
ちゃんと許諾を与えてくれる分野については、JASR○Cの存在はありがたいはずです。
着メロとかカラオケとか。
JASRA○がなかったら、社員が作詞・作曲家相手にスタンプラリーしないといけないわけで。
もし、JA○RACがなかったら、今回着うたで起きたのと同じことが、着メロで起きた可能性があったし。
新しい分野への動き出しがのろいとか、金額的な問題とかはあるのかもしれませんが。>○ASRAC
本当はACにしたいけど (スコア:4, 参考になる)
著作権実務経験アリ、現在進行形でごにょごにょの人です。
原著作権者相手のスタンプラリーって、時間は少々かかりますが、所在さえ掴めていればそれ程苦ではありません。料金規定なんかも前例踏襲で問題出ること殆どないし。
実際文芸著作権については殆ど組織らしい組織がなくてもきちんと動いてる(笑)。
もっとも、音楽著作物の場合、実演権や原盤権の問題があって、窓口が一本化されていた方が何かと便利ではあります。各種補償金の分配とかもありますし(補償金を払う側は払う窓口さえあれば、払った後のことは気にしないことが多い。その辺きちんと分配されているのかという点については、元関係者なのでノーコメントとさせて頂きます)。
問題は、信託組織であるJASRACに著作権を一度信託してしまうと、著作権者よりもJASRACの主張が優先される(財産権が移る)ため、自分で作詞作曲した歌を自分のライブで歌うのにJASRACに許諾取って金を払うような、ちょっとなんだかなと思ってしまうような事態が発生することですね。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:本当はACにしたいけど (スコア:1, 参考になる)
コンテンツ提供者側からの視点で一つ。
一件一件の時間はそれほどじゃないように見えるかもしれませんが、これが例えば着メロうん千曲とかうたっているサイトだと結構な時間になると思います。
またJASRACのような団体が一括管理しない場合、スタンプラリーだけでなく金銭交渉も一人一人に対してやっていかなければならないなど、一件あたりの交渉時間が短いとは到底思えません。
音楽著作権管理団体がなくなれば所属レコード会社あたりがとりまとめをするでしょう。この場合一人一人と交渉するよりは大分単純化されるといえども、会社ごとの交渉という手間を考えると結構なコスト増をまねくのではないかと思うわけですが…。
また、新規アーティストや新興レコード会社に対していちいち交渉をしなければならないともなると、残念ながら十分な会員増が望めない限りは、交渉開始をする動機になりません。
ただし、最近では規制緩和により、JASRACと競合するものとして第二JASRACと通称される団体も出てきています。
イーライセンス [elicense.co.jp]
JRC [japanrights.com]
ダイキサウンド [daiki-sound.jp]
が、これらは値段的に有利 [mext.go.jp]であるものの、コンテンツにまだあまり金銭的な魅力がないため、契約にはまだ蹈鞴を踏んでいる状態ですね。
ただ、このくらいの団体数であれば、それほど交渉やら申請のコストもかかりませんし、金銭的な魅力がでてくるとなれば十分契約対象として考慮できると感じています。
音楽著作権利用の申請書も、それほど変なところがないので、システム回収の必要も少なく見えますから、あとは売れるかどうかの魅力。ほんとそこだけです。
音楽配信に関するコンテンツパートナーの力なんてたいしたことは無いわけですが、売る側の視点から見てみると、JASRACによる一極支配を嫌うのならこのような団体に著作権委託しているアーティストを応援していくのが現実路線ではないでしょうか。
Re:なんでもかんでも、J○SRACのせいにする姿勢はいか (スコア:3, すばらしい洞察)
JASRACが集めた金が、適正に配分されていないと勘ぐられて
いるのが問題でしょう。
そう、社会保険庁とかと同じ。
Re:なんでもかんでも、J○SRACのせいにする姿勢はいか (スコア:3, 参考になる)
1.取れるところから取ろうする姿勢
2.どんぶり勘定・配分
・絞り取ろうとしているわりには,勘定や配分がざる
3.不明瞭な会計
4.独占的な立場を利用した,JASRACに有利な各種契約
・個人は相対的な立場が弱い
徴税請負人みたいな立場だから,1はまあ仕方がないとして,
2,3については,反感を買って当然でしょう.
2,3については,社会保険庁にもいえるな.
Re:少しは考えてくれと言いたい。 (スコア:4, 興味深い)
本人が作詞した歌の歌詞をエッセイに引用したら許諾を求められ、使用料を払わされたという実例があったりします。
シンガーソングライターが自身の歌を自分のライブで歌うには、JASRACの許諾が必要で、使用料を支払わねばなりません。
あるユニットさんが利用開発のための自己使用を求めたら、個々人は著作権者だがユニットになったら実演家になって自己使用の対象外だと言われたそうな。
というわけでして、「取れるところから取ろうする姿勢」にも些か問題があると、問題に直面している人間としては思ったりします。
Nullius addictus iurare in verba magistri
Re:少しは考えてくれと言いたい。 (スコア:2, 興味深い)
JASRACに提示し、分配金が0なのはオカシイと詰め寄ったところ一蹴された
ってお話があったな、そいあ。
ざるだなぁ。
でもないよ。 (スコア:2, 参考になる)
もっともらしく嘘を書かないように。
こちら [jasrac.or.jp]をご覧になれば判るとおり、BGMで流すのもネット配信もJASRACが窓口になります。
ただし、著作権者の信託範囲によってはJASRACに信託されていない場合がありますので、必ずしもJASRACで許諾が取れる場合ばかりとは限らないというだけです。
Nullius addictus iurare in verba magistri
思いつきのオフトピ (スコア:4, すばらしい洞察)
正規に流通ルートに乗っていない著作物を入手したとして
直接著作権料を払うことは可能なんでしょうかね。
著作権者に直接 書き留めなどで「著作権料です。
お納めください」とはらう。CD買うよりも安く
済むような。
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:思いつきのオフトピ (スコア:1)
Re:本当に損しているのはアーティストなのかも (スコア:2, 参考になる)
>それはともかくとして、JASRACの取り分が無くなってその分価格が
>下がったとしたらもっと安く音楽を楽しめたのでないのでしょうか。
調べてみました。
JASRACに行く料金はCD1枚につき、税抜き価格の6%で、3000円のCDだとだいたい135円くらい [cozylaw.com]。
年数枚だと500円強だな。
買うCDが直属のレーベルが出したものだとすると、買うCDが年に数枚程度なら、
たぶん、現金書留でお金をそれぞれに直接送るより安い手数料です。
(現金書留は封筒代込みで1通に付き500円弱なので)
#レーベルとアーティストの取り分割合とか
#流通そのもののコストに関する問題については
#JASRACと無関係につき今回無視します。
Re:本当に損しているのはアーティストなのかも (スコア:1, 参考になる)
ですが、本当にアーティストを応援したい場合は、
CDを購入するよりも、コンサート等に行くほうが
ずっと良いそうです。
(もっとも、コンサートを開いていればですが)
まぁ、レコード会社にもアピールしておかないと
イカンので、CD購入もそれなりに意味はありますが、
金銭的にはほとんど意味無いそうで……
#自分もJASRAC嫌いだしCDどまりなのでAC
Re:本当に損しているのはアーティストなのかも (スコア:2, 参考になる)
少し前まで、ユーミンのコンサートはコンサートだけでは赤字ぎりぎりで、
これをプロモーションにしてCDを売ってたはずだから。
もちろん、どの歌手でもTシャツだのステッカーだのの売り上げが
おいしいのは言うまでもないが、それはコンサートそのものではないしな。
ようするに (スコア:1, 荒らし)
正規に入手しようとすると金がかかるのが気に入らないと
JAS○ACに八つ当たりしているわけだね。
なにか問題が? (スコア:1, 興味深い)
独占的に楽曲を提供しているわけだけでは?
着うたを独自配信したいのなら、レコーディングスタジオを準備して
奴らの歌を録音すればいいんだよ。
「お前らの作ったソフトウェアをローカライズして売りたいからソフト売る権利をよこせ」
と言われても、契約を結ぶかどうかはライセンシーの判断次第でしょ。
Re:なにか問題が? (スコア:3, 参考になる)
要するに、著作隣接権を盾に、価格を高止まりさせて利益をむさぼってる、ということが問題なわけか。
#JASRACがまともな団体に見えてきたよ。
Re:なにか問題が? (スコア:4, 参考になる)
JASRACが問題視されるのは権利者側から見た場合の話で、
利用者側からみた場合は、結構便利な団体ですよ。
おかげで着メロみたいに安価で良質なサービスを提供できるわけですし。
利用者からみると、
1. 著作権料の支払いを代行してくれて、それが誰にでも利用できる。
2. 著作権料は楽曲によらず定額なのでシステムとして単純。
3. 放送、カラオケ、ネット配信などで、個別の曲について手続きしなくても、包括的に支払うことが出来る
4. 著作権料は結構安い
まとめて払うことができる
と、いいことずくめなのですが、これの裏返しで、権利者から見ると、
1. 独占的に権利をすべて取られてしまい、自前で許諾を与えることができない
2. 額をこちらで決めることができない
3. サンプリング調査を元に統計的に分配するため、弱小著作権者に不利
4. 著作権料が安く、そこからさらにJASRACのピンハネされるため、すごく実入りが少ない
ということになるわけです。
Re:なにか問題が? (スコア:1)
中小はコスト増と低価格化の中で苦しい運営を続けている [itmedia.co.jp]とあるので、
着うた以前から着メロの価格は下がっているような印象もあるな。
でも、逆にみていくとこの過当競争がいい状態だったのかどうかはちょっとわからない。
問題は共同出資会社であることじゃない? (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:なにか問題が? (スコア:2, 興味深い)
「独占的に楽曲を提供している」ことではなく、
「人気歌手の多くと独占契約を結び、利用件数が全体の7割にのぼる
という独占的な地位を利用した価格相場の維持」
が問題視されているようです。(まだ「疑いがある」段階ですが)
最近話題になっている音楽の著作権問題の多くとは、若干毛色が違う
様に思われます。
# まあ、おもいきり根っこの部分ではダブっているのかもしれませんが。
Re:なにか問題が? (スコア:1, 参考になる)
ダウンロード販売も何も関係ありません。
Microsoft と Adobe と Macromedia が
「今後は我々が共同出資した直営ソフトウェア販売会社でしか
Office も Photoshop も Flash MX も売らせません。
他の販売会社は潰れるか撤退して下さい。」
と、言い出したのと同じ何ですけど。
で、その 3 社が実際他の販売会社を潰せるだけの力を持っている、と。
Re:なにか問題が? (スコア:1)
>「今後は我々が共同出資した直営ソフトウェア販売会社でしか
>Office も Photoshop も Flash MX も売らせません。
>他の販売会社は潰れるか撤退して下さい。」
撤退して、他のソフト売ればいいのに。
OfficeもPhotoshopもFlashも互換性のある(か、変換すれば流用できる)データであって、
そうした互換ソフトの開発・流通まで規制しよう、って話じゃないのに。
Re:なにか問題が? (スコア:1)
いや、たとえ話ですから。
音楽に互換もくそもないでしょう。
カヴァー (スコア:1)
カヴァーを歌わせて、着うたにして売ればいい。
#カヴァーの着うたが売れないのなら、
#単にその歌手がへた、と。
近鉄 (スコア:1)
「金積まれたって売りたくないものは売りたくないんだよ」
#コピーされればされるほど単価が下がるのはわかりきってるんだから、
#コピーの量を調節して価格を維持しようというのは
#「悪行だけど」ありなのでは(ブランド物を例として考えると)?
Re:なにか問題が? (スコア:1)
この例えで現状を言うなら
「なお、Windowsはこの会社を経由したソフト/データ以外使用できません」
ってことでしょ?
Re:なにか問題が? (スコア:4, 興味深い)
不思議に思いませんか?
別に他の販売会社が「勝手に」売ろうとしてるわけじゃないんですよ?
著作隣接権とやらで、他の販売会社経由で販売したって使用料はちゃんと取れるはずなのだから。
もともと販路が無い、もしくは新しい販路を開拓するために、
特定の販売会社と契約して頼んで売ってもらってるだけです。
いわゆる「限定品」というのは
基本的に価格を吊上げるためにあるということをお忘れなく。
で、今回のケースでは、
既に市場で圧倒的力を持つレコード会社 5 社が
他の販売会社には(その販売会社が販売することを望んでいるにもかかわらず)販売させず、
5 社が共同出資した直営店でしか販売を許していないのだから、
「他社を『着うた』の市場から排除して独占状態にし、
不当に『着うた』の販売価格を吊上げようとしている。」
と、疑われる余地は十分にあります。
もしこれが弱小会社だったら、誰も文句はいいません。
市場が勝手に淘汰するでしょうから。
でも、今回は音楽市場で既に圧倒的力を持つ 5 社共同であることをお忘れなく。 誰が JASRAQ を叩いてるんですか?
受け売りすると (スコア:1)
大手5社、というのが重要では。厳しい目で見られて当たり前だと思うなあ
Re:なにか問題が? (スコア:1, すばらしい洞察)
でも歴史的経験から、資本主義のルールだけでは社会的に害悪になることがあるという見地から導入しているわけで。
資本主義の観点からのみ考えてたら独禁法違反がなぜ悪か理解できませんよ。
Re:なにか問題が? (スコア:2, 参考になる)
-- 涼しくなってきたけどスーツはやめよう
Re:なにか問題が? (スコア:1, 余計なもの)
がんばれ公取委 (スコア:1, おもしろおかしい)
公正取引委員会はがんばっているみたいなので応援しているぞ!
と思わせておいて (スコア:1)
これを利用してソニミュが反訴したりして。いやなら使うなって
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踏み込まれた会社見ると (スコア:1)
> 「ビクターエンタテインメント」「東芝EMI」
> 「ユニバーサル ミュージック」
全部パチモンCD 出してる会社。故意か、体質か?
#残り 5社はどうなんだろう?
何にせよ、少しは懲りてくれれば。
TomOne
Re:踏み込まれた会社見ると (スコア:1)
ある意味タイムリー? (スコア:1)
「R25」という冊子の今週号で、着うた(R)がトピックになっていました。
#今週号の見出しはこちら [r25.jp]。期間限定ですね。
記事によれば、この8月に中島美嘉が着うた(R)限定の新曲をリリースした(する?)とか。
いずれは携帯電話がiPodと競合するかもなんて記事を結んでいましたが、
そんな時期に、真実の是非はともかく、レコード会社にとってマイナスとなる
話題とあっては、かなり悩ましい事態でしょう。
#それにしても、"着うた"全てに(R)がついていたのには少し閉口。
#ぐぐってみたら、(R)は米国特許商標庁で登録されたと言う意味
#らしいですね。日本語で登録できるのかしら →米国特許商標庁
Re:日本のフェアユースを脅かす者 (スコア:1)