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IBMとRapportから「Kilocore」アーキテクチャのプロセッサ発表 14

ストーリー by yoosee
いつかポケットの中にスパコンが 部門より

maia曰く、"Japan.internet.com原文記事)によれば、IBMと新興企業Rapportは4日、IBMのPOWERアーキテクチャとRapportのKilocoreアーキテクチャを融合した「Kilocore1025」プロセッサを発表した。モバイル端末上でライブの高品位映像を、従来の 5倍から10倍のスピードで処理できるという。 応用例は色々考えられており、対象には携帯電話も含まれている。Rapportはこのプロセッサについて「スーツケース・スーパーコンピューティング」を標榜している。

Kilocoreは多数のプロセッシング・エレメントを備えた並列処理プロセッサで、既存の「KC256」プロセッサは 256個のエレメントを備えている。「画期的省電力プロセッサ設計」により、1W以下の消費電力で 25GBops (gigabyte operations/second) 以上の処理能力を実現しているという。KC256製品の登場は2007年の予定。
また「Kilocore1025」は 1024の 8bitプロセッシング・エレメントを PowerPCコアのローコストなシングルチップにまとめたものになるが、登場はまだしばらく先のようだ。こうした新技術を採用した未来の「Cell」プロセッサの登場も期待されるらしい。"

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  • by Anonymous Coward on 2006年04月06日 2時52分 (#916295)
    Pentium 4を上回る性能でASICやFPGAを駆逐 [atmarkit.co.jp]の記事にあるようなDAPDNAとかと同じような考えみたいですね。

    今回のKilocoreではコアを1024個という事なんですが、メモリアーキテクチャがどうなってるのかに興味がありますね。低クロックな8bitコアを大量に動かすという考え方ですから、1024個のうちどれ位が同時にストールせず稼働できるのかとか。
    • "Reconfigurable"って事から見ると、他のスレッドでも出ていますけど一昔前に流行ったニューロプロセッサみたく、
      1024個の8bitコアを「接点」の単位である程度自由に直並列に組み合わせることが出来るんじゃないでしょうかね?
      1024個を一気に並列に動かすというよりは複数を組み合わせてPPCコアでは時間のかかる演算をバックグラウンドで並列演算してプログラムの処理時間を圧縮するような感じでは無いかと。

      # メモリ周り、特にプログラム空間のキャッシングをどうやっているのか非常に興味が湧きますね:-)
      親コメント
  • > 未来の「Cell」プロセッサ

    未来の「コネクションマシン [wikipedia.org]」ってのはどないだ(w

    # 辰口(後に京阪奈)にあったのは、あれはCM-5だっけか?
    --
    trueOne
    • CM-5でしたねぇ。構成はそんなに大きくなかった. 64プロセッサだったかな。
      あほな並列ソートアルゴリズムをテストして 通信量を削減する工夫をしないとプロセッサが 多くなる程遅くなるという結果を出したのは 私です。
  • 8ビット全盛の頃の妄想 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年04月05日 22時34分 (#916127)
    そのうちチップが安くなって1ピクセル1プロセッサになったらレイトレーシングもリアルタイムでできるんだろうな~。
    と思いながら発光ダイオードでディスプレイを作ろうとかけ算をして泣いたっけ。

    #当時は赤で30円~100円
    #今時のマシンだとリアルタイムレイトレなメガデモとかあってびっくり
  • by Anonymous Coward on 2006年04月05日 22時24分 (#916116)
    kilocore1024ならわかるが、なぜ1025?
  • by Anonymous Coward on 2006年04月05日 22時41分 (#916133)
    数年経つとPBopsとかインフレ起きるんだろうなぁ
  • by Anonymous Coward on 2006年04月06日 0時17分 (#916234)
    Cellでも言われる話ですが、ここまで来るとソフト開発の基盤までしっかり提供されてないとプログラミングできませんよね。
    開発環境も提供するようですが、プログラムの自動的な並列化とかやってくれるんだろうか。マルチメディア用途だからやはりその辺りは自分でチューニングせざるをえない気がするけど。
    "dynamically reconfigured"という辺りが興味深い。Cellとの根本的な違いはこの辺りだろうな。
    • Re:開発環境 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年04月06日 12時29分 (#916509)
      たぶん,根本的に勘違いしてると思う.
      マルチコアプロセッサのCellと違って,これは多分リコンフィギャラブルプロセッサ(FPGAの発展型)だから.
      FPGAはシステム起動前に一度だけコンフィギュレーションして,動作中は構成が変わらないのに対して,
      リコンフィギャラブルプロセッサは動作中にも構成を変えられる.
      これが "dynamically reconfigured" の意味.
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月06日 0時45分 (#916246)
    以前NECがまったく同じようなCPU開発してた記憶があるが。
    • Re:ん? (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年04月06日 8時34分 (#916345)
      DRP [necel.com]ですね.
      他のコメントでもあがっているDAP/DNAと同じ,リコンフィギャラブルプロセッサです.
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年04月06日 9時55分 (#916410)
    一瞬、"Kill Core"かよ・・と。
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Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

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