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公衆電話が20年間で39万台に半減 111

ストーリー by mhatta
記念品のテレホンカードが余っているのだが 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、公衆電話が急速に姿を消しているそうだ。国内で初めて「自働電話」(公衆電話)がJR上野駅に登場したのは1900年。NTTが発足した1985年当時は91万台の公衆電話があったが、2006年3月末には半分以下の39万台に減った。駅や公共機関、店先などにあるものは、NTT側が委託契約を結んで置いているが、2002年からは利用額が月4000円に満たない電話は設置先に撤去を求めるようになり、減少に拍車がかかっているとのこと。テレホンカードの販売枚数は20分の1以下に激減。NTT東日本、西日本の公衆電話事業の赤字は2005年度に144億円に達している。

NTT東日本は「通話回数は毎年2割ずつ減り続け、下げ止まる気配はない。値上げも公衆電話離れを加速させるだけで、電話自体を減らすしかない」と説明する。一方で公衆電話は、地震などで一般電話や携帯電話が規制されても、つながりやすい「優先電話」の側面を持つ。NTTに義務づけられている「第1種公衆電話」(約11万台)の設置基準は、市街地なら500メートル四方、その他は1キロ四方に1台ずつ。それ以外は経営判断で撤去できる。

しかし、鉄道会社などは、ぽっかり空いた跡地の有効利用に頭を悩ませている。まとまって撤去されれば自動販売機やコインロッカーを置くが、ほとんどは狭すぎて使い道がないそうだ。

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  • by Anonymous Coward on 2007年05月07日 20時40分 (#1153725)
    >ほとんどは狭すぎて使い道がないそうだ。

    それならば「携帯電話チャージャー」とか「有料コンセント」とか置いてくれてもいいのになぁ。
    駅に堂々と電気を使えるコンセントがあるなら、喜んで使うよ。特に電池持続時間の短いノートPCを使っていたら切実ですし。
    # というか、新幹線で遊び倒したら電池がなくなっているから、そのときに仕事などで使いたくなった
    # ときに困るから保険の意味で、なんだけど(笑)

    案外利益率いいと思いますよ。

  • 撤去した後は、その近隣にある公衆電話の案内板とかを出しておいて欲しい。
    平気でMA局前にあった公衆電話ですら撤去しますから。
    初めて訪れる場所で、公衆電話が必要な状況で探すのって結構苦労しますから。(特にグレ電探す時とか)

    実際、深夜に携帯電話の電波も届かないエリアで峠の山道で車が故障し、ディーラーに連絡するのに沿道にあるのを記憶してて、そこに出向いたのに無くなってた…なんて事を実際に経験してます。
    他の車が通るまで、2時間ほど待ちました。まだ、初秋だったからよかったけど、これが吹雪く真冬だったりすれば…

    街中とかでも深夜の人通りの無い状況で、(電池切れや故障で)携帯電話が利用できない状態で、警察や消防に連絡手段が無いというのは、もし、その状況になったら怖いですよ。
    防犯、救命という視点で考えれば。
    --

    /* Kachou Utumi
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  • by Anonymous Coward on 2007年05月07日 20時36分 (#1153722)
    設置してくれてたらね。

    テレカの代わりに無線LANカ。(カードで無くてもいいか)
  • by KAMUI (3084) on 2007年05月07日 20時45分 (#1153728) 日記
    公衆電話の減少は不便だなぁと。

    「携帯持て」って言われりゃそれまでなんだけど、ツーリング先まで電話呼び出し受けたくないンですよ(笑)
  • まだ (スコア:2, 興味深い)

    by sayuporn (33927) on 2007年05月07日 20時51分 (#1153735) 日記
    半分しか減って無いのですね。体感ではもっと減ってる感じがしてました。

    維持費がかかるのであれば携帯でも1分40円ほど取ってるので値上げしてもかまわない気がします。

    # willcomが買い取って、ISDNの代わりに光回線でもひいてくれませんかねえ
  • 公衆電話運営専門の会社に分離して
    赤字分は全部ユニバーサルサービス料で補填すればいいじゃないか

    最低限の維持は法律で定められてるみたいなので、完全廃止の心配はないようです

    少なくとも緑&灰電話はほとんど使われないのに商用電源を消費しているので環境にやさしくないと思います

    ピンク&赤も非通話時でも多少は局からの電力(電話線での供給)を消費してるんだろうし

    環境のために稼働率の低い公衆電話は撤廃すべきですよ(笑

    といいつつ、自宅は非常(宅内停電)時を考えてIP電話への転換は拒否し続けています。
    • 最近のピンク電話 [ntt-east.co.jp]はAC100Vで稼動 [ntt-east.co.jp]してますよ。

      もっとも、ピンク電話(特殊簡易公衆電話)の場合はNTTじゃなくて、設置されている店舗運営者が設置しているのだから、撤去の対象にはならないけどね。
      --

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  • 携帯電話を持たせられない年齢の子どもを持つ親としては、
    子どもにテレカを持たせ、公衆電話の位置を覚えさせているわけで‥‥。
    何でも経済原理で判断するのはいかがなものかと‥‥。
    • 私も、小さい子のいる親ですが、街中では公衆電話があったとしても、設置状態が大人向けに配置されていると、使えなかったりとか…
      障害者の利用とか考慮された公衆電話ばっかりという訳でもないですから。

      子供が電話で緊急に連絡取らないといけないほど危険な状況だったら、公衆電話まで移動する時間とかを考えれば、携帯電話ですぐに電話させた方が危険回避になると思う。
      auのジュニアケータイを家族割とかで持たせるのと、プリペイドケータイ持たせるのと、コスト的にもそれほど違わないんだったら、安全機能に金掛けると言う点では高いとも思わないし。(通話しないと仮定してですが)
      --

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      • > 設置状態が大人向けに配置されていると

        そうなんですよねぇ‥‥だから、公衆電話が無かったら交番へ行けとか、
        駅の窓口に相談しろとか、子どもに昔ながらの指示を出しています。

        家族の安全に対するコストを惜しむつもりはありません。
        ただ、私自身が携帯電話を嫌っている
        ――本体ではなく、日本の携帯電話ビジネスモデルが嫌い――
        ため、あのビジネスの裏表が理解できる年齢になるまで、
        子どもに携帯電話を持たせるつもりはありません。

        子どもには迷惑な話なのかもしれませんが‥‥。
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    • 近頃は外での一人歩きができるようになると携帯を持たせるようで・・・
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  • by earthlight (33637) on 2007年05月07日 22時39分 (#1153832)
    NTTのビジネスモデルの行き詰まりでしょうね。
    強気でISDNを売っていたし、
    Lモードとかいうのもあったし
    無線LAN関係のフレッツスポットとかも知名度はいまいちだし。

    どうも事業の安定度や定着度は低いですね。
    あの資金、有用に使えば凄かったろうに。

    ひかり電話とかでかなり戦略的に頑張ってますけど
    その他の部署で安定して収益がでる感じではないのでしょうね。
    PHSやポケベルを含め、いつの間にか多様なサービスの終焉が続いてます。

    未だにテレホーダイがあることに改めて驚いたり。
    windows95/98を現役で使うような家庭では現役なんでしょうか。

    公衆電話を減らすくらいならもっと減らすサービスがありそうなものですが

    若い会社だと商品開発に必死で、自社の強さである
    公衆電話の新型端末とか作りそうですが
    色々なところにガタが来ているのでしょう。

    大体、料金体系もサービスも他社つぶしで改善してきたような会社でした。
    競争が激化すると、動きが鈍い分辛いんでしょうかね。
    • ソフトバンクみたいなのがフツーという感覚だとそういう評価になるのもしかたのない話ではありますが、
      そもそも通信事業者というのは、通信という社会基盤を支えるという崇高な社会的使命があるわけで、
      さらにNTTの場合、NTT法という両手両足に鎖状態(例えば、東・西は県境越え通信サービスができなかったり
      とか)でやってきたことを考えると、まぁよくがんばってきたのではないかと思います。

      ようやく、ここへきてユニバーサルサービスの責任を分担したり、公衆電話をなくしたりと、他の
      [通信事業者]と同じ土俵に出てこれたわけですから、これからがお手並み拝見というところではないでしょうか。

      ただ、がんばるのはいいけれど、どうか品格まで失うのはやめて欲しい。

      親コメント
      • by earthlight (33637) on 2007年05月08日 10時30分 (#1154134)
        こう書いては失礼かもしれませんが、
        田舎の野原(主に山小屋とか)に行って電話があると
        ああここは文明社会に繋がってるな、と感じたモノです。

        何かあれば警察にも電話できるし、とりあえず電話ボックスの灯りが
        文明の灯りに見えた時代が確かにあったのだな、と。

        社会のインフラというモノもそういうモノだと思いますが、
        もっと感覚的に文明の恩恵を受けたように感じました。

        そういうモノが削られていくのだと思うと、
        一種文明が退行したかのような印象さえ持ちます。

        残す方向性の方が社会的使命を果たせると考えるのですが。

        インフラの設置は大変な時間と労力を要します。
        廃棄は比較的短時間だと思います。
        インフラの維持の価値を見いだせなかったのだとは思いますが
        そこに価値を見いだせるビジネスモデルを構築して欲しかったと思います。

        それをするにはNTTは小回りがきかないのかなとは思いますが。
        NTT事業全体で帳尻を合わせようとするからであって
        公衆電話部分だけで専業の会社を作れば
        そこで採算をとる発想に近づけるのではないかと
        思う限りです。
        親コメント
  • by unsignedint (7810) on 2007年05月08日 5時09分 (#1154047) ホームページ 日記
    数年前に出張で日本を訪れた際にコミュニケーションの面ではいろいろ参りました。
    公衆電話の絶対数が少なくなっているのもそうなのですが、それよりもっと参ったのはかける相手が携帯の場合、コインが大量に必要に。テレホンカードでもみるみる減っていくし。
    だからといってプリペイドも規制が強くなって入手しにくくなっているなっているみたいですし、だからといって海外ローミングをすると無茶苦茶高くなりますし。

    ちなみに公衆電話の絶対数が減ってきているのは米国でも同じで、最近では本当に見かけなくなりました。
  • by Anonymous Coward on 2007年05月07日 20時44分 (#1153727)
    オレンジカードのコレクションは、額面0でパンチ穴1個で取引されていたと
    聞きますが、テレカの場合切符の払い戻しのような形での換金方法がなかった
    ために、いまでも膨大な金額相当で滞留していることになります。
    (磁気)カード式テレホンカード対応の公衆電話機が実質使用不能に等しいほど
    姿を消した場合には、払い戻しに応じてくれるのでしょうか?
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