mhattaによる
2007年05月30日 13時00分の掲載
棄却ではなく却下部門より。
棄却ではなく却下部門より。
Sakkanen 曰く、
ここでもストーリーとなっていた アマチュア無線家など115名が高速PLC認可取消を求めていた訴訟であるが、 原告団のサイトによれば、5月25日、 東京地方裁判所がこの行政訴訟について訴えを却下したそうだ(第一審判決文[PDF]、それに対する原告団のコメント)。 電波法の規定に基づいて総務省の 電波監理審議会へ異議申し立てを行なうべきという判断とのことだが、 次の展開はどうなるだろうか。
関連ストーリー
この議論は賞味期限が過ぎたので、保存されている。
新たにコメントを書くことはできない。
電波望遠鏡 (スコア:5, 興味深い)
世界でも先を進んでいる日本の電波天文学が壊滅的な大ダメージを受ける、
ということで日本天文学会から抗議声明 [asj.or.jp]が出てましたが、
その辺の話の続きも聞きたいところ。
規制は多少でも強化されたんでしたっけ?
Re:電波望遠鏡 (スコア:2, すばらしい洞察)
親コメント
賛否はともかく規格乱立はどうか (スコア:4, 興味深い)
普及させたいのか売りたいだけなのかさっぱりわからんなぁ。
あれだけPLCを推進してた松下辺りに責任もって手綱引いて欲しいもんだが。
却下と棄却 (スコア:4, 参考になる)
裁判所的には、うちで扱う内容じゃないから文句は総務省に言えと。
却下=審議するまでもなく門前払い
棄却=争って負け
[udon]
Re:却下と棄却 (スコア:2, 参考になる)
親コメント
Re:却下と棄却 (スコア:4, 参考になる)
しかも、この事件では2004年の行政事件訴訟法の改正時に
十分議論されていなかった問題も絡んでいるので
行政法関係者には結構興味深い事件だと思う。
行政機関の行った処分(認可や認可取消処分など)に不服があるときは、
その処分に対して行政不服審査(この件だと異議申立て)をしても
すぐに裁判所に取消訴訟を提起してもよいけど(自由選択主義)、
電波法は、総務大臣の処分(この事件だと型式認定や許可)に対して異議申立てをしなければ、
取消訴訟を起こすことができないという特例(審査請求前置主義・異議申立て前置主義)を定めているので、
これが第一の例外。
行政不服審査(異議申立て)の結果に不服があるとき、裁判を起こせることは当然だけど
そこにも、原処分主義(これが原則)か、裁決主義(これ例外)かという問題もあり、
電波法は裁決主義という特別の制度を採用しているから、
これが第二の例外(原処分主義と裁決主義の詳細は省略)。
さらに裁判を提起するときには、地裁を経ずに、
すぐに東京高裁に提訴せよとしているから、これも特殊な規定
(もっとも公取関係などでこの制度がある)。
これと絡んで、電波監理審議会の議決が事実認定で裁判所を拘束することにしているから、
これも日本の裁判制度からすれば大変な例外。
いずれにせよ、裁判所に対する取消請求の部分は、
総務大臣に対する異議申立てを経ないでしたから
違法なので門前払い(却下)という結論。
(原告側が異議申立てを経なかったことについては、それなりの理由がある。
弁護士さんの名誉のためにもそのことは書いておく。)
ところで、2004年の行政事件訴訟法改正で
認可等の義務付け訴訟と差止め訴訟が新たに規定された。
この事件だと、形式認定や許可をやめさせたいから差止め訴訟。
差止め訴訟は、当然だけど、処分がなされない時点で起こすから
先にあげた異議申立てを先にせよという規定は適用されないはず
と原告は主張している。
ところが判決を読むと、
電波法上は、先に挙げたように
異議申立て->電波監理審議会の議決->総務大臣の決定->東京高裁の専属管轄を定め
しかも電波監理審議会の事実認定は裁判所も拘束するという特別な仕組みだから、
処分に対する異議申立てを先にすべきであって
差止め訴訟の対象外となるという裁判所の新しい解釈で、
差止め訴訟も門前払い。
アレゲなところでアレゲな行政事件を見つけた。
長くなって申し訳ありません。久々に書き込みできるネタでしたので…。
親コメント
そうか!もうBCIは気にしなくていいんだ! (スコア:4, 興味深い)
さっそく、リニアの注文だ!
現代版裸の王様? (スコア:4, すばらしい洞察)
どういうことかというと、PLCを使った事が原因で、どんな誤動作が起きても自己責任ということです。
実際、PLC販売側は「PLCモデム以外の他の電機機器との接続は保障外」と明言しています。
この保障外という言葉がクセモノで、ここでの意味を「PLCが正常動作しないよ」ととる人が多いですが、本音のところは「他の機器に何が起こるかわからないよ」の方が大きかったりします。
メーカー側から見ると、電源ラインに意図的に常時高周波ノイズを乗せられるような状況なんて想定外ですから、
「なんかあったらPLCメーカーに言ってくれ」としか言えない訳です。
また、PLCとの同時接続評価をしているところなんて殆どないでしょうから、問題が表面化することもありません。
当然PLCメーカーは余計な事は言いません。
よって、「誰も文句を言わないが、誰もがやばいと思っている」という非常にアレな状況に陥っているように見えます。
#電気屋・基盤屋の/.erにPLCについてどう思ってるか尋ねたい。
#今の3端とかデコデコの能力だと30MHz前後のノイズなんて問題にならないのかなあ…
#引き回し次第で死ねる気がするんだけど。
アマチュア無線と天文学者という、少数派の趣味の方ぐらいしか声を上げていない状態なため、世間に「よくわからない奴等が文句ばっかり言っている」という風に見られがちなのが、不幸の一端かもしれません。
趣味の王様も今は昔 (スコア:1)
障害を引き起こしてとんでもない結果を生んだら、一体誰が
責任を取るんでしょう。
ということで、ダメージを受けても痛がる人が少ないハムが
早めにオブジェクション唱えるのは、ある意味有効かなと。
あるいは、やっぱ人柱が出ないとダメですか?
--あたしも短波帯の免許受けてます
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:2, 参考になる)
無線機は使用しているのと同一周波数で妨害電波を受けたら、混信するのを防ぎようがありません.
PLCやってるデータ通信屋はいわゆる弱肉強食性のあるFM変調や外乱があってエラー訂正でカバー出来る
データ通信と短波で用いられてる振幅変調系の音声通信との区別がいてないんですよ.
(FM波は復調器の特性から原理的に混信しません)
まあ国は政策として、アマチュア無線なんてどうなってもいい、短波は業務通信でも使わせない、
短波のデジタルラジオもやならい、PLCやってる総合電器メーカーは短波デジタルラジオの研究開発は
やらないし欧州市場で短波デジタルラジオは販売しないと決めてるみたいですから、それはそれで
よろしいのではありませんか.
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:2, 興味深い)
対策されているものもあると思いますが、技術的にそれができないものだってあると思いますよ。
//ソリッドファイター完全版 [fukkan.com]復刊賛同者募集中/
親コメント
自分勝手な奴が多いからね。 (スコア:5, すばらしい洞察)
なのに、推進してる連中は、”自分さえ良ければ良い”なので議論がかみ合わない。
技術革新で安定した通信が可能になっている802.11シリーズの無線LANに比べて、
費用対効果で見合わないと思うのだが、それでも意地になって推進している人々がいる。
現代社会の縮図かもね。
無線やった経験のある連中でないと、中波、短波帯は飛びすぎることを感覚的に
把握していないから危機感の度合いが違う。
微弱と言え、電源線が平衡回路でなければ強力なアンテナがつながった状態に
なる上に電離層で反射される。
平たく言えば、飛行機の機内で無線機使いまくるのと実は大差ない。一人が微弱
だからと言って(そのときは問題なくとも)みんなで使えばどうなるの?という世界。
強力な単一妨害源(レーダー等)と違い、帯域全部に影響が出る上に、発信源も無数
になれば避けるのは事実上不可能。
国をあげて中波、短波帯を妨害しようという政策にしか見えない。あ、どこかのスパイ
が無線で連絡を取るのを絶つためか(笑)。そんな奴はインターネット経由でやるから
効果ないだろうな。
頼むから、電源線を同軸ケーブル(電波が漏れなくなる)にする対策をしてから、PLC
しろ、と思う今日この頃。
#普及すれば環境問題よりはよほど被害がはっきり見えるものになりそうだ
##たぶん無線LANの圧勝で終わるのでそれはない(笑)
親コメント
Re:なぜPLC反対派は定量的データが出せないのか? (スコア:5, 興味深い)
私は単なる傍観者。
AM波が聞きずらくなるなど電波環境が荒れれば、インターネットラジオにして
"あー、使いづらくなったねぇ"、と嘆くだけ。
電源に恒常的にノイズが入れば常時整流のUPS(デンセイラムダの製品がいいらしい)を入れて
"良い電源を得るにはお金がかかる時代だねぇ"、と嘆くだけ。あとはアース対策の強化か。
ADSLのリンクダウンや速度低下が激しくなれば、端末まで光ファイバーとなっている
光通信回線を引いて(よってVDSL不可)、"無駄にコストがかかるようになったねぇ"、と嘆くだけ。
身近に忍び寄る実害についてはお金で解決できる世界だろう。まぁ、そういう意味では私も
消極的ながら”自分さえ良ければ良い”人種ではある。しかし、他人に迷惑を掛けること
は日常生活でもこうした話でも嫌いだ。こんなこと一般常識の部類だと思うのだが。
ADSLやVDSLの通信に影響が出る点はあまりネット上で指摘されていない気がするが、まぁ徐々に
忍び寄るからだろうな。電源線から電話線はそもそも誘導受けやすいのだが。
ADSLやVDSLってほぼ完全に無線機と同等の機能を持っているのだぞ....。
ADSLがAM波の被りで速度が低下(or リンクダウン)するのに、AM波が聞こえずらくなるPLCが近く
にいるということがどういう意味を持つのかわからないのだろうか。AM波と違って干渉は全域に
渡る。
電波法の基本理念として、無線局であろうとも必要最小限度の通信電力で通信すること、という
ものがある。有線通信設備のくせに不要輻射垂れ流しというのは、”自分さえ良ければ良い”
という発想以外の何者でもない。
死人でも出ない限り変わらないだろうね、この国は。
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:3, すばらしい洞察)
もし、自分の家や近くの病院で、近隣住宅のPLCのせいで障害が出た場合、
まずは、「近隣でPLCを使っていることをどうやって把握できるのか??」
現実この部分がまったくクリアできていない。アマ無線や違法無線トラックならでっかいアンテナが立っているから、
まだ見た目でわかる。
だが、PLC近隣の電力線にノイズ垂れ流し。障害を受けたほうはそれがPLCによるものであることを知る方法すらない。
どこから来たノイズなのか知る方法は現状まったく整備されていない。
近くで不都合があったら総務省へと言っても原因究明の方法が無いので、悪魔の証明にすぎない。絵に描いたもちにすらなっていない。
よって責任を取るものが誰もいないのが現状。
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:2, 参考になる)
元々、委員会および認可自体もフィルター必須が前提であったはずなのですが、
マニュアルにすら書いてない。
というかフィルター付けるには電源工事が必要なのに、「工事不用」と言って売ってますから、
フィルターを付けない事を推奨してます。
フィルター工事必須で売るなら、近隣に迷惑かけないので有用と私も認めるんですが。
実際に近隣にノイズ(通信信号)が飛んでいるのは実験で確認されています。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-7_plc/PLC_July.htm [jarl.or.jp]
私はアマ無線やりませんが、アマ無線は特定できますよ。アンテナ建ってますから。トラックは移動するので無理ですが。
PLCと違って直接電源線にノイズぶち込んでるわけじゃないので、電波の来ている方向計ればわかります。
PLCの場合、電源線の中を計る必要がでてくるわけです。ノイズの来ている方向を計る手段がないのです。
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:2, 参考になる)
既存の短波無線や携帯電話とは、電波源からの距離や周波数が異なります。
公式に注意喚起 [pref.mie.jp]がなされてますんで、針小棒大は言い過ぎじゃないかと。
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:2, おもしろおかしい)
書かれていなかった場合、PL法違反になるのでしょうか。
# PLCだけに
親コメント
Re:趣味の王様も今は昔 (スコア:5, すばらしい洞察)
在宅医療として民家にあるのが現状です。
ブロッキングフィルタ必須ではない現状において、
近隣の家から受ける障害の回避は難しいといえます。
PLC装置は説明書を読まないような人でも簡単に購入でき、
そのままACラインに接続できてしまう装置です。
どのような文面による警告があっても、
一番読んでほしい人に限って微塵も読まないのは世の常です。
PLC導入前後の近隣調査や告知などはしないでしょう。
まして隣近所に在宅医療器械を使用している人がいるかどうか
を知る方法があるとも思えません。
にもかかわらず野放しです。
親コメント